2009年11月16日月曜日

雑草というなかれ〜その2〜

気づけば11月、秋も一気にグングン深まり深呼吸すると冬の空気のにおいがします。野の草たちが,まだ緑色で元気なうちに写真に収めておこうと思います。

本日の「The・ど根性」シソです。

こちらは、散歩していて発見したよそ様のシソですが、自宅の庭でも昨年にシソの種を撒きました。にっくきダンゴムシに食べられてボロボロの完敗でした。でも今年の春に、こぼれた種から勝手にいっぱい芽が出てきてダンゴムシにもやられてません。たった一代で環境に適応してしまうすごいヤツです。

雑草の代表格「ギシギシ」、タデ科です。

この写真のギシギシはまだ若いですが、実がギッチリとつく様子はまさにギシギシ。
この雑草もやっぱり生薬になります。根を羊蹄根-ヨウテイコン-といい皮膚病や便秘に効くそうです。葉はおひたしや和え物で食べることもでき、乾燥させてお茶にしても生薬と同じ効果があるようです。
こちらも雑草中の雑草「セイタカアワダチソウ」です。
セイタカアワダチソウは「できればご遠慮願いたい雑草」という悲しい評判です。根からの分泌物は他の植物の生長を阻害し連鎖障害を起こします。でもそれが過ぎれば、自らが出したアレロパシーのせいで自分たちの繁殖もストップしてしまうようです。
さらに悲しい・・・
一度根づくと駆除にも一苦労なので、ちょっときらわれ者のセイタカアワダチソウですが、なにかよいトコロがないか?とガンバって探してみました。

・・・ございました!!

花が開ききらないツボミの状態のセイタカアワダチソウを10センチくらいに切って乾かし、ネットなどに入れて薬草風呂にすると,大変よいそうです。

雑草のひと言で片づけられてしまう強い植物って、乾かしてお茶にするかお風呂に入れるかで、なにかしらに効いてしまうのでは? とも思えてきました。