2010年1月29日金曜日

エアロ・ガーデンの収穫

「 エアロ・ガーデン 」で育てていたサラダ菜をじょじょに収穫しはじめました。

肥料ぬきしすぎて、食べる部分がへりました。


でもうま味と苦みのバランスがよい味にしあがりましたよ。









収穫したあとの根もとです。

おつかれさまでした。

アンド

ごちそうさまでした。










ところで、市販の肥料にはいろいろなものがあって悩みますよね。

水耕栽培用に販売されているホビーグロウ用の肥料は、よいグレードで高めの肥料原料をつかっているので割高ですが安心感も大きいようです。

ほとんどの水耕栽培肥料は、野菜用に考えられているんですが、植物の種類によって「 アンモニア態窒素 」と「 硝酸態窒素 」のうち、好きな窒素のタイプが少しずつ違うようです。
レタスやイチゴなんかは「 アンモニア態窒素 」がわりと好きなようですが、それがなければがんばって「 硝酸態窒素 」も吸います。トマトやホウレンソウなどの野菜の多くは「 硝酸態窒素 」のほうが好きなようです。でもお米は「 アンモニア態窒素 」しか使えません。

育てたい植物の種類がどちらかわからない時や、いろんな野菜や果物を培養液やココ培地など水耕栽培で育てたい場合は、「 アンモニア態窒素 」と「 硝酸態窒素 」の両方が入っている肥料を選んだら無難かもしれません。「 トマトひとすじ!! 」でしたら「 硝酸態窒素 」だけを窒素源に使っている肥料のほうがいいかもしれません。

培養液のpHがどんどん下がってしまったり、逆に上がってしまうような時があります。それは条件や生長サイクルによって吸いたい肥料要素が変わるので「 肥料成分のどれかを食べ残していて、それが酸性かアルカリ性か 」でpHが上がったり下がったりするようです。
また「 アンモニア態窒素 」と「 硝酸態窒素 」の両方が入ってる肥料だと、どちらが好きかで吸う窒素がかたよるので、pHが上がったり下がったりしてしまうそうです。



2010年1月28日木曜日

ココ栽培のイチゴを収穫

イチゴは熟すのをまちすぎると、酸味がなくなってあんまりおいしくなくなると最近やっと理解できたので、土曜日の満月まで待たずに、今朝3つほどイチゴを収穫しました。
写真は「 ジャンボいちご・まんぷく2号 」です。
大実イチゴも、ふたつ収穫しましたが、写真を取る前に待ちきれずにうっかり食べたり計測器で計ったりして、なくなりました。

そしてなんと、大実イチゴの糖度は22でした。うまかったーー!


一方で、このまんぷく2号は糖度14でした。
昨年秋は、まんぶく2号のほうが糖度が高かったのに、
大実イチゴ大逆転です。

それにしても穫りたては風味がさわかやで、
ほんとにおいしいです。







「 ジャンボいちご・まんぷく2号 」のココ栽培です。
次の花芽が顔をのぞかせています。

イチゴは根が弱いのですが、寒い冬の時期なら根がじゅうぶん張ってしまえば、濃いめの培養液でも比較的平気みたいです。
(といってもピークで0.8ほどの薄さですが)







開花後期の培養液レシピと、PK肥料だけの培養液を交互にあげています。有機活力剤は毎回たっぷりいれてあげています。

トマトの水耕栽培生産者さんは、冬場はEC値を4ほどまでに高くして、糖度をあげる技術が一般的だそうです。肥料成分は水温が高いほどよく溶けます。根っこが水をあんまり吸わない冬ならば、EC値を高くしても肥料ヤケは起きにくいですよね。
逆に5月以降になった時、冬の培養液をイチゴにあげてしまって、あったかい日に一気に萎れたりしました。( このまんぷく2号は、まさにその被害者です )

ところで、肥料よりも有機活力剤を多めの割合にした培養液の方が、ココ培地でも水耕栽培でも、水やりの翌日すぐに新芽が出たり花芽が出たり、ずいぶんと調子がよさそうな気がします。根っこは、やっぱり有機成分もちゃんと吸ってるんだと思いました。

2010年1月27日水曜日

ベランダの葉ものたち

梅のつぼみも、だいぶほころんできましたが、まだまだ寒い日が続きます。

昨年から、ベランダでプランター栽培しているレタスやらホウレンソウです。
日々の食材にしつつ、間引いているので、プラントどうしが近すぎてワシャワシャです。

エアロ・ガーデンでは、まあっっったく育たなかったレタスです。真夏だったので多分水温が高すぎたせいかとは思いますが、ベランダでほぼ放置栽培で、ここまで元気がいいと、ちょっとヘコみます。

しかも肥料らしい肥料はぜんぜんあげてないんです。







冬は育つのが遅いですがアブラムシとかハダニとかぜんぜん出てこないので虫にやられるよりもうれしいです。













こちらは、ホウレンソウです。これも間引きつつ収穫してます。

このホウレンソウにも元肥をまったくあげてません。
かわりに有機活力剤を葉にたっぷりとスプレーしてます。
肥料をあげてないと葉が小ぶりになるみたいですが、味にエグ味がなくて生でバリバリ食べられます。
( 小ぶりなのは日当りが悪いのも関係ありそうです )





外で育てていると思うぞんぶんに葉面散布できるのが快感です。

有機資材からは炭酸ガスも放出されるので葉に厚みがでて旨味も強くなりますよね。
しかもこのプランターには、真夏の間トマトが植えられていました。土を足しただけなのでプランターで不耕起栽培状態です。


これは根強いファンをもつ「 ホワイト・セージ 」です。



実生から数株ほど育ちましたが、日本の夏は大嫌いなようでバタバタと枯れてしまいました。
水をあげすぎても、やらなすぎても真っ黒くなって枯れてしまいます。
風通しのよいポジションのプラントしか生き残れませんでした。
根気づよく何年も育てていけば、いつかは帰化するんでしょうか?







見元園芸さんのビオラです。色が鮮やかで見ているだけで心が和みます。
冬は土がなかなか乾かないので、水やりは一週間に一度でOKです。
「 あーラクチン!! 」と思っていたら、最近雨がふらず乾燥気味なのと昼間があたたかいので気がついたら、しおれていたことも多々あります。














冬は、夜間に水が凍ってしまうので夕方の水やりはご法度ですよね。
結局忙しい日の朝に限って、しおれていることにバタバタと水やりとなってしまいます。

早起きすればいいことなんでけど・・・

2010年1月26日火曜日

酪農とふれあえるトコロ

動物たちに会いたくなるとついつい足を伸ばしてしまうのが、厚木インターから宮が瀬方面へ向かったところにある「 服部牧場 」です。

こちらは牧場なのですが経営者さんのご好意で、牛舎にも自由に出入りできるボーダーレスなトコロで、いっぽうで動物を怒らせて攻撃されてケガしても自己責任です。




人なつこいブタもウロウロ・・・









午後の日だまりに
なかよく
討ち死に状態。








入場も無料だし、ホームメイドのジェラートや無水トマトカレーなどオイシイものも充実していてハラペコで来てしまっても平気です。なので風がつめたい冬でも、週末は親御づれでにぎわってます。














売られているエサを手にしていれば、ダレでも動物たちのアイドルです。














「 服部牧場 」ではキャンプやバーベキュー、シープドッグの調教、撮影場の提供など様々なイベントが楽しめるようになってます。
都心からも近いのに、かぎりなくリアルな牧場体験ができるのが魅力です。

2010年1月25日月曜日

水耕栽培タイニー・ティムの肥料ぬき

水耕栽培はだれでも簡単に野菜を育てられるし、はじめて野菜を育てるひとでも、路地や土での栽培よりも立派な野菜がたくさん穫れるのが、おおきな魅力です。
いっぽうで、過剰な肥料の吸い過ぎがいろいろと悪さをするのも事実ですよね。

エアルーム・トマトの「 タイニー・ティム 」を年末に食べてみたら・・・なんか味がエグくてショックでした!! そこで、味がおいしくなるまで肥料ぬき用の有機活力剤と水だけで肥料ぬきをすることにしました。

だいたい一週間前にタイニー・ティムを収穫しがてら、トマトの果汁の「 硝酸イオン 」を計ってみたら・・・780ppmでした。食べると後味に強いエグ味を感じました。














そして、今朝穫れたトマトの果汁の硝酸イオン濃度 = 210ppm。
味にはエグさがなく旨味が感じられました。
でも、質のよい有機肥料をつかった露地栽培のトマトは硝酸濃度が0!!という結果もあるそうです。ちなみに残留肥料濃度にキビシいヨーロッパでは、硝酸イオン濃度が2000ppm以上ある野菜は流通させてもらえないそうです。















これが肥料ぬきしている「 タイニー・ティム 」トマトの様子です。
葉数がめっきりとへり、ハゲ山的な感じです。
トマトの実が、重たそうに目立ちます。






一方こちらは、肥料ぬきせず「開花後期 (=生殖生長 ) 」用のレシピをあげつづけているタイニー・テイムです。

葉が青々としげって新芽とツボミがさかんにでてきています。










「 硝酸イオン濃度 」が高いプラントは、病気や害虫にやられやすくなったり、収穫物にアクが多くなり日持ちが悪くなったり味にエグ味が強くなったりするそうで、育成中の作物の健康診断、収穫物の安全性や品質の目安にされているようです。
ただ、同じプラントでも計測する時間や部位で、この「 硝酸イオン濃度 」はずいぶんと変わってしまうそうです。なので「 硝酸イオン濃度 」は、同じような部位を同じ時間帯で計るのがよいらしいのです。

また、満月のころの植物は芯どまりしやすいので窒素を多めに与えると聞きますが、この月の満ち欠けも、硝酸イオン濃度と関係あるのでしょうか?
「 満月に収穫するとおいしくなる 」のは、そういうことからなのでしょうか?
ちなみに今週末は満月ですね。

まだまだ調べたいことがたくさんあります。

2010年1月22日金曜日

有機 V.S. 無機 ? ハイドロ V.S.土 ??

昨今のオーガニックブームで、ちょっと肩身のせまい感がつのる「 化学肥料 = 無機肥料 」ですが、その功績と世界に与えた影響の大きさについては、知れば知るほどびっくりです。
ものごころついた頃から肥料といえば「 化学肥料 」があたりまえで、有機肥料といえば「  臭い肥料=糞尿や堆肥 」という貧しい印象しかありませんでした。

以前にもちょこっとふれましたが、20世紀に化学肥料が世界で広まってから、たったの100年で人口は16億人から63億人へと4倍ちかくも増加したそうです。( 農地面積は世界でたったの1.2倍にしか増えていないとのこと。)

チリでグアノが発見されてから19世紀の間に硝石・カリ鉱石・リン鉱石が発見され肥料源へと利用されていったそうです。

当時、肥料の原料になる天然資源をめぐって、国どうしの対立や侵略・戦争がたくさん起きてしまったそうです。
むずかしいことはわかりませんが、今でいう石油やレアメタルなどの資源争奪戦みたいなものでしょうか?






21世紀になった今でも「 化学肥料 」がなくては世界の人口の多くは、瞬く間に食料不足になってしまうかもしれません。化学肥料全部を有機肥料に変えようとしたら、食べられるものまで肥料にしなくちゃっていう変なことにもなりそうです。

ところで、水耕栽培の先進国アメリカの専門雑誌「 GROWING EDGE 」に、「 Tomato Hydro or Dirt ? 」という特集がありました。( 残念ですが現在は休刊です )



Hydro( 水耕 )大好きな大学の先生が、馬糞堆肥を使ってDirt( 路地栽培 )でトマトを育てているご近所さんとお互いのトマトを交換しているうちに、「 ホントは、どっちがおいしいのかな? 」と比べてみたくなってみたとのことです。








彼の学生さん9人に「 味・風味・果肉の質・色 ・香り」のポイントで「 Hydro or Dirt ? 」で、どちらがいいと思うか投票してもらったそうで、結果は・・・・














「 Hydro 」が好き・・・9人中5人
「 Dirtが好き」・・・・9人中2人
「引き分け」・・・・ 9人中2人

Hydroは、色・味・風味で勝ち
Dirtは、香りと果肉の質で勝ち


とのことでした。水耕栽培で育てた作物は水っぽいし日持ちが悪いとはよく聞きますが、一方で糖度も高くなるし土臭さがない風味の強い作物になると思います。

化学肥料は過剰施肥がいちばん大きな問題になっていると思いますが、じつは有機肥料も撒きすぎれば同じことが起きます。ただ、植物はもともと土の中の微生物と肥料のキャッチボールをしながら進化してきたので、化学肥料だけでは補えない栄養もあるし有機成分の方が、根っこが増えやすいそうです。

個人的には 「 有機 」 も「 無機 」も使えるココ培地が好きです。

2010年1月21日木曜日

グリーン・ゼブラの水耕栽培

水耕栽培で育てているエアルーム品種の「 グリーン・ゼブラ 」です。

グロウランプ( HPS )で育てているので、トンネルのなかで撮影したような色合いです。


















昨年の夏に、同じ品種のトマトをトマト用の培養土でベランダで育てました。
夏の間は、柿の木の葉が一面にしげって、ベランダにはほとんど日が射さないので「 ちゃんと育つかな? 」と心配でした。
案の定、結果は「 ツル系トマトか? 」と思えるほど、ひょろひょろと、か細くしか育ちませんでした。9月頃にやっと花がささやかに咲いたっきりで、肝心の実は拝めませんでした。

なので今回はリベンジです。

「 グリーン・ゼブラ 」というトマトは、日本ではまだまだめずらしいので、なんとしても味わってみたいのです!!
と、言いつつメインのグロウ・ルームではイチゴたちが幅を利かせていて、昨年末は十分な光にあててあげられずにいました。

もう数ヶ月もすれば早いところでは夏野菜の苗が市場に出まわる頃となってしまいます。

それまでに、あのシマシマ緑色の「 グリーン・ゼブラ ・トマト」をなんとしても収穫したいと思います。










うまく管理すれば今年いっぱいコンスタントに収穫できるかもしれません。挿し木でもふやせますし。

今回は培養土ではなく水耕栽培で育てているので、ベランダでの栽培とは比べる気にもならないほどに生長がはやいです。それにしても光量がじゅうぶんにあたると、こんなにも違うものかと驚くばかりに節がつまってガッシリと育っています。

植物にとっては光も栄養なんだなと、つくづく感じます。

2010年1月20日水曜日

大寒ですが・・・

今日、1月20日は1年でもっとも冷え込む「 大寒 」ですが川崎はあったかいです。

昨日からの寒さがゆるんだスキに、自宅の「 木瓜〜ボケ〜 」のツボミがいっきにふくらみました。この頃に咲くボケやウメはバラ科なんですが、葉っぱより花が先にでてくるのって、ほんとにおもしろいと思います。サクラも花が先にでてきますね。














室内で育てている水耕栽培の野菜たちも元気です。
「 エアロ・ガーデン 」のサラダ菜は、タンクの中が根っこでビッシリになりました。


名残惜しいですが、
今日からそろそろ収穫準備に入ります。

肥料ぬきをはじめました。










培養液に浸かっていない部分の根っこは、根毛がフサフサと発生してます。培養液を取りかえる時に根全体が水に浸かってしまうので、いったん根毛は消えてしまいます。
が、有機活力剤を培養液に入れていると、だいたい数日後ぐらいから少しずつ根毛が復活しはじめます。














ふわふわとした産毛のような「 根毛 」は、酸素・リン酸や微量ミネラルなどをさかんに吸収するので窒素の固定化や新陳代謝が促進されて、花つきや実の質がよくなったり味や風味をよくしたりしてくれます。

でも、肥料過多や水温が高すぎたり低すぎたりして根っこに元気がなくなると「 根毛 」がでてこなかったり、すぐに茶色く変色したりしてしまいます。
無機肥料( =化学肥料 )だけあげていると、根毛が発生しにくかったり根っこの分岐がすくないといわれていますし、実際に育てていてそんな気がします。

有機活力剤をあげていると、培養液のタンクの中でフワフワと泳いでいる根っこも「 ヘリンボーン柄 」みたいにどんどん分岐するので見ていておもしろいです。

2010年1月19日火曜日

Fungi!! フンガス!! ワンダフル!!

イギリス国営放送BBCの「 ネイチャー・ドキュメンタリー 」のなかで、David Attenboroughさんという学者さんのシリーズもののひとつ、

「 The Private Life of Plants 」

という植物の生態を特集したDVDがあります。

残念ながら日本では公式発売されていないため字幕なしですが、画像だけでも植物のマイクロな世界にどっぷりはまること請け合いです。
私が一番好きなパートが、すでにYoutubeにアップされていたのでご紹介します。

まだまだナゾが多い真菌類ですが、このDVDを見るとますますキョウミがわきます。
キノコシーン抜粋です。

2010年1月18日月曜日

梅が咲いてます。

明後日は「 大寒 」です。一年でもっとも寒さがきびしい頃となります。

近所の森林公園にでかけました。「なんかいいニオイがするなー」と思っていたら、
「 ロウバイ〜蝋梅〜 」が満開となっていました。香りのわりに咲いている姿が地味なので、「 なんのニオイだ? 」と、キョロキョロしちゃいますよね。














そして、梅も負けじと咲きはじめてました。なんの梅かは、チェック忘れました。














都心の森林公園でも見かけるようになってきた「 カワセミ 」がいました。この日はカメラを忘れて携帯で撮影しましたが、扱いが苦手でこのような写真しかとれませんでした。

( 緑色の輪のナカに、ささやかに収まっています )

2010年1月15日金曜日

新月のころの生長

作物は月の満ち欠けのリズムで管理すると楽だよ、と聞きました。

満月の頃は種まき、挿し木、収穫。若い苗は生長がとまりやすいから窒素を多めにあげる。虫も満月に産卵するから、その3日後のふ化する頃に薬剤をまくと一番効果がある。

新月の頃は逆で、植えかえ、剪定。収穫を迎える頃の野菜は花が咲きにくかったり実がつきにくかったりするから収量が下がらないようにリン・カリを多めにあげる。虫ではなく病原菌がでやすいからカルシウムやなんかを葉にまくといい。

はたしてお月様の光があたらない室内栽培でも同じなのかな? と思いますよね。
今日はちょうど新月ですが、うちのイチゴたちは「 うん、そうだよ。同じだよ。 」というかのような生長を見せてます。

ハイドロ・システムのイチゴです。
今週は培養液はまだ交換してませんが、
「 新芽 〜しんめ〜」がピロ〜ンとでてきてました。











こちらは、ちょっと痛々しい生長障害気味のココ栽培の「 ジャンボいちご 」です。
葉っぱのヨゴレは「 ハーピン・タンパク 」です。

このコにも新芽がでてます。
おととい培養液をあげたので、その影響もあるかもしれません。








ウドンコ病にたかられていた、「アンティーク・レース」です。


前回の新月の頃に「 苦土石灰 」をまいて応急処置をしました。

今週になってからモシャモシャッと新芽がでてきました。
植えかえてから、ちょうど根が増えてきた頃だと思うのですが、やっぱり新月と関係ありそうです。
今ついているツボミが満月のころ咲いたら、お月さんの動きと連動してるってことになりそうです。





月の光があたらなくても引力的なもので、植物体内の水分が上に引っぱられたり下に引っぱられたりして、生長の仕方に影響するのかなと思います。
一番大きな要因は、たぶん温度だとは思いますけど・・・( 生長活動すべてに酵素がかかわってます。酵素は温度で動きが変わります。 )

でも、夜間の暗さは大切です。「光害〜ひかりがい・こうがい〜」なんて言われますけど稲や菊など短日植物は夜間に一瞬でも強い光があたると花数が少なくなってしまうそうです。逆にホウレンソウなど長日植物に夜間光があたると、とっととお花を咲かせようとしてしまうので食べられなくなってしまうそうです。
トマトなど、夜の長さに関係なく開花する中間植物でも、夜は真っ暗にした方が花芽分化がすすみ着果もいいと聞いたことがあります。

室内栽培での植物生長と月のリズムとの関連性は、観察しはじめてからまだ間もないので、これからいろいろと試していこうと思います。

2010年1月14日木曜日

横須賀・ソレイユの丘

南仏・プロヴァンス地方の香り漂う緑の丘「 ソレイユの丘 」に行ってきました。
横須賀の荒崎海岸近くの風通しのよい丘の上にある施設で、子どもも大人も楽しめるところです。( ペットは入場できないようです。入場は無料ですが駐車場が1000円かかります。 )
この施設内のビニールハウスでトマトとイチゴを育てているので、定期的に見学に行ってます。














イチゴは、高床ベンチシステムです。


思ったより葉っぱがでかかったです。
子どもの顔くらいありました。












何種類ものトマトは、すべてロックウール栽培です。
全体をとった写真がなくてわかりづらいですが、全長で3メートルくらいになってました。












ココを訪れるもうひとつの楽しみ、動物たちとのふれあいです。
「アメリカン・クォーター・ホース」というカウボーイがよく乗っている馬たちや、かわいい牛たちがいます。


この子牛は愛想が良くて、私の顔面のニオイをかぎまくっていました。鼻息が甘いニオイがして、かわいかったです。





でもどうやらお目当ては、100円で売られている「ニンジンをもってこい」ということらしかったです。

施設内のハーブ園では春から夏にかけていろいろなハーブが楽しめます。お弁当を広げるのにおススメな場所なんですが、頭上をひっきりなしに「 トンビ 」が飛びかっているので、盗られそうでこわいです。

( ちなみにこの写真は、初夏のベストなシーズンのハーブ園です )














ソレイユの丘をでて、その辺をぶらぶらすると「荒崎海岸」にでます。冬に来たのは始めてでした。「 鵜-う- 」が魚をGETしていました。














この辺りはほとんどが畑で、夏はスイカ・冬は有名な三浦大根がズラーーーっと作付けされてます。夏は道ばたでウットリするほどおいしいスイカの直売がおこなわれていたり、近くの漁港では通年を通して新鮮な海の幸も手に入ります。
漁を終えた漁師さんたちが道ばたに集まって一杯やってたりなんかして、和やかでほんとにいい場所です。

2010年1月13日水曜日

ココ栽培のコーヒー・オベーションとイチゴたち


昨年の秋から育てているミニバラの「コーヒー・オベーション」です。
にょきーんと新しいシュート( 太く長い枝 )が一本でてきました。
自宅の同じバラは接ぎ木してある苗で、ひとつのトップにたくさん咲く房咲き( ふさざき )です。

このコはまだ一輪咲きです。少ないながらもコンスタントに花が咲いてくれる愛嬌のよいコです。






こちらは現役2年目の「 大実イチゴ 」です。このコは、わりとタフで手がかからないので存在を忘れがちです。ふと気がつくと、いつの間にか実がいっぱいなっていたりして、うれしくなります。

お手軽CO2添加法、「 重曹とクエン酸 おそうじ」をほぼ毎日やってしまっています。( シュワシュワーがおもしろくてたまりません。 )



そのおかげか、葉っぱや実がひとまわり大きくなってきたりクラウン( 根もと )がますます充実してきたりしてます。
とにかく、なんか元気です。

でもそのせいで湿気が実のあたりに溜まってカビてしまわないように、茶色くなった古い葉を残して湿気取りをしてもらってます。








「 ジャンボイチゴ・まんぷく2号 」です。
これも現役続行テスト中です。

大実イチゴよりも根っこが弱いらしく濃い肥料をあげられないので、なかなか手のひら大の実にはお目にかかれません。
でも、2週間ほどまえに「 ハーピン・タンパク 」を葉面散布してから大きな実が期待できそうな立派な花芽がつきました。





はやく手のひら大のイチゴができるといいなー、と楽しみにしています。

2010年1月12日火曜日

たまらなくおいしいビール


植物とは関係ないのですが、私はビールが好きです。
「ビールのプールで泳いでみたい・・・」ささやかでおおきな私の夢です。

無濾過の地ビールが大好きなのですが、さすがに地ビールでは毎日飲むには勇気のいるお値段。そんななか手頃なお値段で、とびっきりおいしい手作りビールを飲ませてくれるお店を見つけてしまいました!! 
「 Craft Beer Moonlight 」さんです。

( お店の許可をいただいて撮影しました )











こちらは生粋のビール屋さんでCOD( セルフサービス )システムです。

酵母がそのままはいったペイルラガーは、きめ細かな泡と香りがたまりません。
また、こちらのビターを飲んで始めてビターファンにもなりました。














ビール酵母がそのまま入っているのでビタミンなどが豊富で身体にもいいし、悪酔いしません。こちらのお店は、小田急または南武線の「 登戸 」駅からテクテク歩いて10分ほどの商店街にあります。もともと「 地方で問題になってるシャッター街 」を活性化するアイデアとして、小ロットでおいしい地ビールづくりはいかがですか? との意向で始められたそうで
各地で取り入れられているとのことです。

ほんとうにいいもの、おいしいものは、人の心を動かす力があると、私も思います。

2010年1月8日金曜日

大ヒットの水耕システム" AERO GARDEN "

アメリカでミリオンセラーとなった、ホビーグロウ用水耕システムの
" AERO GARDEN 〜エアロ・ガーデン〜 "です。
循環式の水耕システムで、高さを調節できるグロウランプと一体式になってます。
このランプの高さには限界があるので葉もの野菜やハーブ、タイニー・ティムなど矮性のトマトなどを育てるのにぴったりです。
昨年秋から「 エアロガーデン 」でサラダ菜を育てています。ほんとは真夏から幾度となく他の種類のレタスを実生から挑戦しましたが、夏の暑さがたたって失敗をくり返しました。











そのためレタスに対して、すっかり苦手意識が根づきました。家のベランダで放置してるレタスは何ともないのに・・・
このサラダ菜は根ぐされもせず、ここまで育ちました。

あーよかった。

このサラダ菜の根っこの様子です。ふつう水耕栽培では「 根毛 」が出ないといわれています。ちゃあんと、「 根毛 」が発生してます。
「 根毛 」は、リン酸など肥料成分を吸収したり植物ホルモンをつくり出す大切な役割をします。













水耕栽培専用の液体肥料と有機活力剤をあげています。水耕栽培では、無機の肥料( =化学肥料と呼ばれてます )しか意味がないと考えられていました。

でも根っこは、分子の大きい有機成分もちゃんと吸えるし、むしろそっちのほうが好きな場合もあるし、たくさん収穫できるし、なによりも「 水分と肥料が過多でおいしくない・日持ちが悪い 」などの水耕栽培作物のデメリットをカバーできることがわかって、いろいろと常識が変わってきてるんですよ。

「 根毛 」は有機成分があると出るんですが、根っこが水にすっかり浸っている状態では発生しません。このエアロガーデンのように循環型ハイドロ・システムだと培養液につかっていない根っこの部分には「 根毛 」がちゃあんとでるんです。
その辺も考えられてデザインされているとしたら、さすがハイドロポニックス発祥の地、アメリカの大ヒットシリーズだけありますね。
首都圏の各家庭に一台ある勢いで売れたそうです・・・ほんとかどうか、わかりません。

2010年1月7日木曜日

メジロたちとツボミ

今日は、七草がゆの日ですね。お正月のあとに胃腸を休めるための風習です。家のまわりには、七草のひとつ「 芹 」がたくさん生えてくるので、一草は確実にGET可能です。



ハイドロの循環システムで育てているエアルーム・トマトの「 グリーン・ゼブラ」です。
気温が低いので育ちは遅いですが、害虫も寒がって出てこないのでストレス・フリーです。
そろそろグロウ・ルームにうつして本格的にグングン育てようと思います。
育てる楽しみも大きいですが、実が収穫できなければ、さみしいですよね。







新しい年が明ける頃、ますます寒さが厳しくなるとメボしい食べ物がなくなるようで、このところ毎朝「 メジロ 」がエサの催促に遊びにきます。


若干のカメラ目線がニクいです。










うっかり傷んでしまったミカンやリンゴの切れハシを柿の木の枝にさしてあげると、ささやくような「 ピーピーピーピー 」という鳴き声とともに、あっというまにやってきます。


相棒がやってくるのをじっと待ってるところです。
いつも二羽そろってから食べはじめます。












夜に散歩すると、顔が痛くなるほど寒い季節ですが近所の桜にはもうツボミがついていました。

春が待ち遠しいです。

2010年1月6日水曜日

お掃除ついでにCO2添加

年末の大掃除のついでに、かねてから試したかったエコなCO2添加方法を実験してみました。

ココ培地で野菜や果物を育てる場合も水耕栽培と同じ培養液をスプレーや「じょうろ」なんかであげますが、どうしても水受けトレイの溝が排液で茶色く汚れてしまうので歯ブラシなんかでキレイにします。が、メンドクサイので、ついつい放置でした。

年末の大掃除特集で大活躍の「 松居一代さん 」のエコ掃除方法・・
「 重曹 」と「 クエン酸 」を使えば、なんと「 炭酸ガス 」が汚れを浮かせて地球にやさしく簡単にきれいになると知り、「 そりゃあ一石二鳥!! 」とさっそく試してみました。














トレイ上の白いものが「 重曹 」です。
ふつうは重曹に、半量程度のクエン酸粉末を振りかけて水で発泡させ、その後流します。

粉末どうしだとムダが多くもったいないので、クエン酸は水に溶かしてスプレーで少しずつ重曹に振りかけてじわじわと発泡させました。
松居様のおかげで重曹が大流行して安く買えるようになったためバサバサ使えます。しかしクエン酸はまだまだお高目だし、水に溶かせば重曹の半量もいりません。

クエン酸水をスプレーしていくとシュワーっと発泡し炭酸ガスが発生します。














家庭用CO2メーターというものがあったで、炭酸ガスがどのくらい発生するのか試してみましたよ。
クエン酸水散布前です。CO2=980ppmです。














クエン酸水をまいてから・・・あっというまに2230ppmです。














さらにクエン酸水をまき続けたら・・・ Hi 表示に!! このCO2メーターは5000ppmまで計測できます。

室温も2℃上がりました。
プチ地球温暖化です。










クエン酸水は酸性なので、ちょうどスプレーのノズルのお掃除にもなりました。一石三鳥ですね。

「 炭酸ガス=CO2 」は下に溜まるのでファンをまわして葉に吸わせますが、密閉しないと10分くらいで散ってなくなってしまいます。CO2が逃げないように工夫すればもっと長持ちすると思います。水受けトレイには重曹が溶け残ってしまいましたが、翌日にクエン酸水をスプレーした後で計ったら、ちゃんと炭酸ガスがでてました。

炭酸ガスは1500ppm程度が一番ベストだそうです。( 多すぎると植物にも人にも危険!! でも重曹とクエン酸程度なら、よほどのことがないかぎり危険な濃度にはならないと思います )

植物は一日中CO2を欲しがってるわけではなく青色光が多い午前中に太陽を浴びて葉の葉孔が開くと「 CO2吸うぞー 」となります。夜は要りません。なので朝日がのぼってお昼くらいまでのタイミングに1500ppmほどあれば十分なのです。
また、CO2は炭素源なので、吸われた後は水と反応して炭水化物になって葉に蓄えられます。なのでもしも窒素や微量ミネラルが足りないと炭水化物からタンパク質へと合成できなくなります。
ただ水耕栽培では窒素が多すぎるくらいなので、その心配はないと思います。むしろ窒素が残りやすいので作物の味がマズくなったりアクが多く日持ちが悪くなったりすることが多いです。ちょうどいい量のCO2添加は窒素過剰を解消してくれるのでオイシくなるし、とっても意味があると思います。

長日植物と短日植物でも炭酸ガスをあげるタイミングはちょっとちがうそうですよ。長日植物は生長段階がくっきりと分かれていないので、根がしっかりはって肥料をたくさんあげられるようになったらコンスタントにCO2をあげていいそうですが、イチゴなど短日処理で花芽がつくものは、花が見えはじめた「 開花初期 」にあげるのが一番効果があるそうです。

で、カンジンのトレイのお掃除ですが、なかなかきれいになりましたー。