2010年5月31日月曜日

水耕栽培は「水」しだい?

ココ栽培のバラ達は、たとえ新苗でも培養土や路地植えのバラとくらべものならないほど、葉や新芽やツボミがドンドン出てきます。バラの枝をバッサリ切る剪定は、ふつうなら9月と2月だけですが、ココ栽培だと、ほぼ毎月弱い剪定したり弱い新芽をもぎとったほうが、よく咲いてくれるみたいです。


無農薬で育ててるので、根元の葉が密集してるトコロにはハダニやアザミウマがたまに出てしまいます。

虫たちは、ペラペラした葉っぱや古い葉っぱによく出るので、でたらすぐにやられた葉っぱをもぎとり、ヒョロヒョロした枝を剪定してしまうと、すぐにニョキーンと元気な新芽や葉っぱが出てきてくれます。
バラの栽培スキルが低くても、リセットがきくようでウレシイです。






それにしても、これからの季節、水耕栽培でアタマがいたいのが、気温・水温が高くなることです。
熱帯植物でもないかぎり、培地や培養液の温度が30℃とかになってしまうと、夏ヤサイでも暑さから身を守るために休眠したり生長活動をストップしたりします。

それは、歩くことができない植物の最大の防衛策が「ひたすらベストなタイミングを待つ!!」だからです。

「イセヒカリ」達は、

水温が22℃くらいになったら、

ガシガシと伸びて分ゲツしはじめました。












水温が高くなればなるほど培養液のなかにある酸素の濃度(=溶存酸素量)が減っちゃいます。特殊な環境で育つものを抜かして、ほとんどの植物にとって、うれしい水の温度は18℃〜22℃ほどで、新鮮な水なら22℃で8.7ppmほどの酸素が溶けてますが、肥料を溶かしたり、根っこが呼吸すると溶存酸素量は6.3ppmほどに減っちゃいます。

ちなみに、培養液の溶存酸素量は8ppmくらいあるといいようですが、水温が12℃上がると溶けてる酸素は1ppm減るそうです。


そこで、酸素バクダンともいえる「35%の過酸化水素水」を培養液に入れる方法が欧米のホビーガーデナーの間ではメジャーなんですが、「35%過酸化水素水」は日本だと劇物になるので、身分証明書とか使用目的がハッキリしてないとGETできません。

しかも微生物や有機活力剤にとってはダメージになるし、暑いところでホッタラカシにしとくと爆発することもあるので、無機肥料だけで育ててる場合だけOKですし、第一ワタシのようなウッカリ野郎は使わないことに決めました。
( ボトルには、爆発を避けるためにフタに小さなアナを開けてあるそうですが。)

そもそも多すぎる酸素は、ヒトにも植物にも猛毒なので、「35%の過酸化水素水」は培養液の全部の量に対して0.03%〜0.07%でじゅうぶんで、4・5日は効果がもつそうですが、皮膚や服や金属についたりすると、いろいろメンドウが起きたりして危険なので、化学ダイスキなヒト限定ウラワザかもしれません。

ちなみに、培養液の水温とECで気軽に「 溶存酸素量(DO) 」を計算してくれるアリガターイサイトは、こちらです。
※Temperature in ℃ = 水温 で、Salinity=塩分濃度なんですが、EC値でまあまあ正確なDO値がでてました。Pressure in mmHgは気圧のことで、海底とか富士山頂とかに、お住まいでないヒトは、760mmHg(ミリメーター水銀柱)のままでOKです。

2010年5月28日金曜日

やっかいな竹の驚異のパワー!!

こないだテクテクと散歩をしてると、竹林がありました。

とっても違和感があって、よく見てみると、なんと竹林に捨てられたデッカイゴミ袋が,宙に浮いてるんです。どうやら今年でてきた「タケノコ」が地面に捨てられたゴミ袋をつきやぶって生長して、5・6メートルほどの高さまでゴミ袋を持ち上げたようです。

「竹」のすさまじい早さの生長ぶりを目の前で見せつけられたわけです。「竹」が、どれだけあっという間に伸びてしまうかという逸話はたくさんあります。

家の床下から出てきた「タケノコ」が、一晩たったら屋根をつきやぶったとか、酔っぱらって寝てしまったヒトのネクタイが「タケノコ」にひっかかっていて、「タケノコ」があっという間に伸びてしまったせいで、首が絞まってお亡くなりになったとか・・・

「竹」は、めったに花を咲かせず、その開花周期は、なんと70年とも120年ともいわれてます。
なので交配はめったにせず、毎年根っこでガシガシと増えていきますが、ホントに根っこがつよくて切っても切ってもドンドン増えるし、陽当たりも悪くなるのでヤッカイ者扱いされてます。

そんなヤッカイ者の「竹」が、なんとオサレなiPhoneケースになってました!!
























このエコ・フレンドリーなiPhoneバンブーケースは、米国オレゴンの、「engrave」「TomitaDesigns」のコラボによるものだそうです。
このケースは、アーティスト達によってデザインされたもののなから選ぶこともできますし、オリジナルデザインのイメージでもカスタマイズしてくれるそうです。なによりうれしいのは、「ワールドワイドに発送してますよ!」とのことで、円高ドル安のいまならお買い得かもしれません。
しかも、このiPhoneケースが入ってたパッケージ自体がフォトフレームにもなってしまうというキメコマやかで、スゴすぎな商品力!!

ほとんど「竹害」ともいえるほどバンバン増える「竹」が原料ならば、環境負荷もないですし、iPhoneをお持ちのお父様に「父の日ギフト」としてもヨサゲです。

ちなみにワタシはiPhoneもってません・・・

ところで、実際にウラの竹林の処理にお困りのかたは・・・
切りたての竹を適当な長さにカットしてから火であぶって、ポタポタとでてくる液がものすごくカラダによいそうです。竹の驚異の生長の早さのヒミツは、なんといってもその酵素力の強さなんですが、竹はイネ科なので「ミネラル成分やシリカ」がとっても豊富だそうです。竹のエキスは肝臓や喘息にも効果があるし、このエキスを飲み水にちょっぴり混ぜてのんで良し、農作物にかけてよしやってよし! なんてマルチな活力剤なんでしょう!

5月のころ、3メートルほどにのびたタケノコのトップを1メートルほどカットすると、竹の節間に水が溜まるそうです。2・3週間して竹をゆらしてみて水がチャプチャプたまったら、竹をカットして中に溜まったミネラル豊富な「竹水」も、飲んで良し/かけて良し/やって良しだそうです。竹のなかにたまった水は、一ヶ月以上たって腐ったモノはもちろん飲めませんし、くれぐれもフレッシュなうちに利用するのがコツだそうです。

酵素・ミネラル・抗菌力が豊富なバンブーパワーで、ヒトも植物も元気になれるといいなと思いました。

2010年5月27日木曜日

健康なヤサイは、どこへ?

「雄性不稔〜ゆうせいふねん〜」、つまりオスの生殖能力がない奇形プラントを利用したF1交配は、米国カリフォルニアで花粉のでない赤タマネギがみつかったことがキッカケだったそうです。

花粉がでない赤タマネギと、健全な黄色のタマネギを交配させると、50:50の割合で赤と黄色のタマネギのタネができるんですが、その子どもたちは100%みーんな花粉がでない「雄性不稔」になります。
その子どもと、健全な黄色いタマネギを掛け合わせて・・・ということを何度かくり返していくと、色は完全に黄色だけど「雄性不稔」のタマネギが誕生します。こうしてF1品種に便利な雄性不稔の黄色いタマネギが大量にできてしまうというわけです。

米国では、こんなふうにトウモロコシとか、いろんなヤサイの「雄性不稔」のプラントを探し出して、F1品種の開発をすすめていったそうです。

そもそも花粉がでない「雄性不稔」の突然変異の植物は、どうやってできてしまうのでしょうか? 
それは

「遺伝子が活性酸素でキズついてしまうから」

だそうです。


しかもこの「異常な遺伝子」は父親からは引き継がれません。
植物でも動物でも、受精のときにオスの遺伝子は消滅してしまってメスの遺伝子だけが子どもに受け継がれるそうです。








なので、「雄性不稔」の異常な遺伝子をもつプラントと、正常なプラントを交配させると、子どもは100%異常な遺伝子をもった「雄性不稔」になってしまうということです。でも「雄性不稔」の異常プラントなんて、数千本にひとつでるかでないかという確率で、そうそうカンタンに見つかるものではないそうです。

でも、「雄性不稔」の親株がみつからないと、F1品種づくりはとても効率の悪いものになってしまいます。だからどうするかというと・・・

空気中のCO2をありえない濃度にあげると、普通なら交配なんてしない遺伝子がちがう異品種どうしが交配してしまうんだそうです。ちなみにワタシたちが呼吸している空気は、窒素が80%で、酸素が20%、そして二酸化炭素が0.03%=300ppmほどです。

その二酸化炭素濃度を5%=50000ppmまであげると、植物はあまりの異常事態におかしくなって「このさい誰でもいいから交配しちゃえ!」となってしまうそうです。この方法をつかえば、ダイコンの雄性不稔プラントと、正常なハクサイやキャベツが交配できてしまうので「雄性不稔」がゾクゾク! ということです。

そして50000ppmのCO2濃度では、ヒトや動物は昏睡状態になって、その後ご臨終となってしまうので、高濃度CO2でもヘッチャラな「ミツバチ」が交配に使われるそうです。

ヒトの細胞のなかの遺伝子=DNAは、活性酸素でキズついても修復機能がちゃんとあるので、ふつうならキチンと修復されて、また元気に細胞分裂を始めてくれます。が、大きなストレスを感じすぎたり紫外線をあびすぎたり発がん性物質なんかのせいで活性酸素が多すぎると、DNAが破壊されすぎて細胞分裂ができなくなっていって老化とか成人病など、いろんな病気へとつながっていってしまいます。植物はDNAが傷つかないように、アントシアニンとかカロテンとかの「抗酸化物質」をもっています。

なので「雄性不稔の女性化した」プラントには、ある意味で「破壊した遺伝子を修復する自己治癒力のないチカラがない」ってことにもなります。で、ワタシ達は食べ物の栄養素を吸収して細胞分裂なんかにつかっていくんですが、その食べ物のなかのDNAだってもちろん吸収してカラダをつくっています。

・・・ストレス社会といわれる現代では、ありとあらゆる健康法や美容法があります。そのほとんどで口をそろえて言われてることといえば「あなたの身体は食べるものからつくられています。」なんですよねぇ。



2010年5月26日水曜日

やっぱり大切、種のハナシ。

4月すえに開催された東京インターナショナル・フラワー&ガーデンショーで講演なさっていた「 野口種苗 」さんが、最後に「次回は川崎で講演をやります」と言うのをけっして聞き逃したりはしませんでした!

ということで先週の日曜日、ウチから歩いて15分のトコロが野口種苗さんの講演会場という奇跡にクラクラ・ワクワクしながら、しかとおハナシを拝聴してきました・・・主催してくださった(社)かわさき福祉・保育研究所さま、心よく部外者の希望者を受け入れてくださって、ほんとうにありがとうございました。

野口種苗さんは埼玉県にあるタネ屋さんで、ミヤマコカブをはじめとして日本の固定種/在来種のヤサイや穀類の種を販売していらっしゃいます。

前回、野口種苗さんについてふれた時に、固定種/F1品種/GMO(遺伝子組換え)作物のメリットとかデメリットとかをツラツラと覚えていたことを書きました。









毎日お買物にいくスーパーや八百屋さん、ホビーガーデンのためにセレクトするおヤサイの種、そのどれもがすべてと言い切ってよいほどF1品種、つまり一代交配種のヤサイや作物たちです。

F1品種とは、かけ離れた土地でそだった同類の植物どうしを交配して、親の優性遺伝子だけをあわせもった新品種が誕生することです、が!

まずまずビックリだったのが、世界ではじめてF1品種を誕生させたのは、なんと日本だったそうです。大正13年、埼玉農事試験場で日本伝統種の黒い色のナス「真黒茄子(しんくろなす)」と、東南アジアからわたってきた青い色のナス「青大丸茄子(あおだいまるなす)」をかけ合わせ、じょうぶに育ってたくさん実をつけるナスができたそうです。
その後、トマトやスイカなどの交配が実現していったそうです。

当時の人工交配でF1品種をうみだす方法は、ツボミから雄しべを抜き取ったり雄花だけを取りのぞいたりと、とてもベーシックなものでした。つまり健全な生殖能力をもった健康なヤサイから、どちらかの雄を連れ去って受粉させていました。

ところが、最近のF1品種は、雄しべをわざわざ取る手間のいらない、
「雄性不稔(ゆうせいふねん)の、プラントで交配させる」
つまり雄しべも雌しべもいっしょにつく種類の植物なのに花粉がでない「オスの生殖能力がないオカマな奇形」を交配させているそうです。

それがもしかしたら「地球規模の多種多様な生物の少子化につながってるかもしれないから、ちゃんと調べた方がいいかも! タネ屋だからわかるんです。」と野口種苗さんは訴えます。

そういえば、ミツバチの女王蜂がタマゴを産まなくなってきて、生産者のかたが作物の受粉作業に困ってるとききますし、スズメだって世界規模でナゾの減少をしてます。

なによりヒト! 世界規模で男性の精子の数がへってきていて、ココ5年間、毎年ワースト記録が更新されてしまっているそうです。専門家は「これは工場などから出るケムリや廃棄物のなかの女性化作用のある環境ホルモンのせいだけじゃなく、もっと直接的に摂取しているものに原因があるようです。」と分析しているそうです。

その原因が、雄性不稔で交配させたF1品種のヤサイにあるかも・・・ってことですが、なぜなんでしょう?

2010年5月25日火曜日

【 わたしの部屋は植物工場 】

グリーン情報ご発刊、
大好評に発売中な園芸専門誌「 Garden Center 」。

仕入れるヒトのための情報誌なのですが「お店をまわってもドンピシャなものがナカナカ見つけられない!!」なんていうマニアックなエンドユーザーなヒトには、タマラナく濃ゆい情報満載です。



今月号の特集はズバリ!

「わたしの部屋は植物工場」

です。










米国では、植物を栽培することに高いヒーリング効果があることが認められていて「ガーデニング療法」なんてものもちゃんとあります。あのブリトニー・スピアーズも復帰前に、その「ガーデニング療法」をおタメシになっていたそうで・・・それだけメジャーだってことみたいです。

日本でも、お外でのガーデニングはもちろん、観葉植物やサボテンなどを インテリアとして、はたまたペットとしてお部屋でそだてるのは、とってもメジャーです。


ところで、わが国日本の働きザカリな世代のあいだでは、お部屋で観葉植物やサボテンを愛でるだけでは満足できず

「どうせ育てるんなら、喰えるものも・・・」


と昨今の不景気も手伝って、トマトやハーブなんかも室内で作付けしちゃうツワモノさんが増えてます。






ところが、建て込んだ住宅街のマンションやアパートの室内やベランダには、ほんのちょっとしか日が当たらないので、夏の食材に最適なトマトや枝豆などの強光性植物は、満足にそだちません。


そこで本格的に植物をそだてる育成ランプ「 グロウランプ 」なんかの助けを借りて、

野菜やハーブを健やかに育てつつ、日々植物とのコミュニケーションも楽しんでしまうわけです。











「アーバン・ガーデン」にはまる20代〜30代のヒトビトは、圧倒的に首都圏にお住まいになってますが、「 ゆくゆくは自然豊かな場所へ移り住んで田舎暮らしして、田んぼや畑をおもうゾンブンやってみたいなー」と希望を抱いてるヒトがとっても多いようです。( ワタシもそのひとりです。)

・・・ところで「Garden Center」のおハナシですが、今月号に広告をださせていただきました、ということです。ご担当者様、ステキな記事と楽しいお時間、ほんとうにありがとうございました!!

2010年5月24日月曜日

5月の散歩

土曜日は初夏をおもわせる暑さでした。

多摩川をテクテク歩いてるヒトたちは「 あついーっ!! 」と叫びながら羽織ってきた上着をことごとく腰にまいたりリュックにしまいこんだりしてました。

この季節の多摩川は、いちめんにクローバーなんかが咲きそろっていて、まるで花のカーペットが敷き詰められてるようです。












しばしクローバーを見ていると

テントウムシを見つけました。

「おーっ! いたいたー」

なんてよろこんでると・・・







テントウムシ、

ココにもいました。














っていうか、どこにでもいます。ものすごくいます、テントウムシ。











クローバーの葉裏には、

テントウムシの幼虫。














いまにも羽化しそうなテントウムシのサナギ。














いま多摩川は、テントウムシ・パラダイスです。
ホビーガーデンでアブラムシにお困りの方は、多摩川へどうぞ。



ちなみにテントウムシは、

成虫よりも、

幼虫のほうが食欲旺盛です。








クモもいました。

カマキリやクモは、プラントを食害しにきた虫を食べてくれます。

農薬をつかわず木酢液などで害虫対策をすれば、

家庭菜園でも、あっというまに増えてくれます。







ところで散歩の気持ちよいこの季節、カモもたくさん見かけます。このカモは水面に首をつっこみながら「グワッ、グワワワッ」とヒトリゴトを言っていました。















カモを見つけると、すかさず周囲にヒトがいないことを確認してから、ついつい「グワッ、グワッ、グワーッ」と低い声でしゃべりかけてしまうタノシミがあります。草むらに身をひそめて話しかけると、だいたいミンナ気軽に返事をしてくれます。

水族館のペンギンはヒト慣れしてるので、「グワーグワー」と目の前で話しかけても、「ブワーッ」と、ものすごい大音量で返事してくれます。たまに係員さんがびっくりして見に来てしまいますが・・・。

2010年5月21日金曜日

多肉たちのいろんな生長

うちのハオルチアたちは、あいかわらず花がドンドン咲いてます。

イチバンでかいのが食べられるサボテン「サラダ菜」です。たまに水やりの時に、ちぎれてしまった葉っぱをつまみ食いしてます。抗酸化物質が豊富なので日焼けした時なんか、いいかもしれません。
いままでは、花が咲きにくい品種ばかり育てていたので、ウレシイのと同時に「やっぱ育て方がウマいから咲くのかな?」などとミノホド知らずな気持ちも抑えきれません。

ワタシの栽培スキルのおかげではないのは、よくわかってます。
単にあったかくなって酵素が動いたおかげです。


オブツーサという透明感あふれるハオルチアです。
「サラダ菜」につられるように花が咲きました。

ワタシは残念なほどモノ忘れがひどいので、
GETしたときの品種タグは、捨てられません。









大きな「サラダ菜」の株からちぎった挿し芽で、

あっという間に生長した

「サラダ菜・ジュニア」です。

この挿し芽は、冬の寒いときでもすぐ発根しました。







ブルゲリです。


毎日見てるので、大きくなってくれてるのかどうかは分かりませんが、このブログを追ってみてると、ガンバって大きくなってくれてるのが分かりました。








先日「国際多肉協会」の会長さんにお会いしたときに、ブルゲリのベストな管理方法についても、すかさずお訊ねしました。するとアフリカの現地で自生している「野良ブルゲリ」の写真を見せてくれながら、
「現地のブルゲリはねぇ、ペッチャンコでカサカサにひからびてる状態で自生してるんですよ。だから日本だと水のあげすぎで梅雨に枯らしちゃうの。」
・・・なるほど、写真を拝見するとほんとにぷっくりキレイにふくらんでるブルゲリなんてひとつもありません。

ブルゲリは、ひからびちゃっても休眠してるだけのようです。乾かし気味に管理して梅雨を超えさせてみようかと思います。

ちなみにアフリカへ野良ブルゲリを見に行った時、なんとブルゲリをガメちゃったヒトがいたそうで「もうブルゲリツアーはやらない」と、会長さんは残念そうにおっしゃってました。

やっぱしルールを守ることは、とっても大切ですよね。

2010年5月20日木曜日

神代植物園の多肉展示会

「国際多肉協会」さん主催の、神代植物園での多肉展示会が、今年も開催されました。

そもそもマニアックな多肉の世界に足をとられ、はまっていったキッカケが、かれこれ数年前に、この展示会とぐうぜん遭遇してからでした。

若いもの順に、ズラーッとならべられたおなじ種類の多肉です。なんだか成長アルバムでも見ているような気がしました。














多肉の魅力は、なんといっても長生きするのに、大きくならないことです。ウマく管理すれば室内でもOKなので、庭やスペースのとれないマンションなどでも楽しめます。まさに「アーバン・ガーデニング」の定番アイテムです。

樹齢39年のご高齢な多肉、気配がもはや仙人か妖怪です。














モチモチしてます。トゲのないキモカワいいサボテン。
この子吹きディフューサは、20cm以上に育ってました。




こういう小動物、

たしか、どっかで見たような気がします。











デロデロしてます。

かなり大好物なビジュアルです。

妖怪というより「怪獣」です。













展示会の主催は「国際多肉協会」さんです。
次回の展示会は、最大の「多肉のビッグイベント」五反田TOCビルで6月6日に行なわれるそうです。ちょーレアな多肉・サボテンやお値打品が期待できそうです。
こちらの協会の会長サマは、おびただしい専門知識をお持ちなうえに、とても気さくで説明がお上手なので、多肉の管理にアタマを悩ませているヒトも、いろいろと目からウロコな体験ができると思います。















ちなみにこの日、めでたくGETした「世界一小さなサボテン、松露玉(しょうろぎょく)」です。この多肉をチョイスしたら「タダモノじゃないな」と言われてしまいましたが、ワタシはただの「多肉ファン」です。ご期待にそえずスミマセン・・・
この「松露玉」は、花がついて種子ができても「実生は、まずムリ、ムリムリ」と繁殖不可能の太鼓判をいただきました。ははは・・・
ひとまず、がんばって魔の「梅雨シーズン」を乗り越えてゆきたいと思います。

2010年5月19日水曜日

Grow Your own Rice! 微生物のチカラ

ロックウール培地とココ培地の水耕栽培の「イセヒカリ」たちは、すったもんだ頭を迷わせながら育ててますが、なんとか順調です。















室内田植えからだいたい60日後の7月末に「 出穂日(=花芽分化) 」のハズなので、今月の終わり頃から短日処理をして開花サイクルへ入れようと思います。開花サイクルにいれるまでは、ひたすらEC値は低く活力剤は多めにして、コンパクトにそだててい(るつもり)ます。


ペットボトルのヤッツケ植えのイセヒカリの方が、全体的に大きく育ってます。ペットボトルの高さの分、グロウランプに近いのと、培養液温度が2〜3℃高いからだと思います。
水稲は肥料食いなので根っこの耐塩性が高く、EC値が濃くても平気な植物ですが、いまの所はEC値を高くするより、光量を多くあげたほうが生長促進になってるようです。



コケがビッシリ張ったロックウール培地とペットボトルの培養液なんて、すぐにpHが7.0以上になってしまいます。それでも1日に1cmくらい培養液が減ってます。
日本の水稲ってホントに丈夫です。どうりであれだけ炭水化物たっぷしのタネモミをマルマルと実らせることができるはずです。

でもpH値がすぐに上がってしまうのも不安だし、毎日pHダウン剤を入れるとEC値が高くなって生長が遅くなる気がします。だからといって毎日培養液を交換するのもメンドクサイです。



















とくにpH値がメキメキと上がってしまうのは、フタがなくて培養液が光にさらされているイネたちです。昨日培養液を交換した時に、ためしにEC値を低めにして微生物資材をたっぷり入れてみました。

今朝培養液のpH値を計ると6.0〜6.5の範囲で、いままでより上がってません。いつもよりEC値も下がってました。どうやら肥料を食べてくれたようです。














水耕栽培で微生物を使うには、いろいろとコツがいるのですが、生き物なのでとにかく活性化するまでは、しばらく時間がいります。水分が多いと活性化しづらい微生物も多いのですが、それでも微生物資材を使いはじめたばかりでも効果があるのは、微生物の代謝物が培養液中の養分を溶かしてくれたり、固まってしまった余分な肥料塩基を食べてくれたりして、根っこにやさしい培養液にレベルアップしてくれるからなようです。

微生物資材ははじめて使う時だけ濃いめにすると、効果が早いようです。さらに有用菌の多くは、紫外線で死んでしまうので、培養液に光があたらないようにするか、ランプ消灯前にあげるのが効果的だとのことです。

2010年5月18日火曜日

世界1「セクシー」な禁断の種子

「フルーツ・ハンター」という本には、ものすごく気になる果実がたくさん登場します。

作者であるカナダ人ジャーナリストのダム・リース ゴウルナーさんが、いろんなめずらしい果物を味わうまでのエピソードや、フルーツ・フリークな人々の集まり「北アメリカ果物探検家協会」や「国際希少果実振興会」のスゴい度や、果物密輸業者、果物交配家、果物泥棒、果物警官そして果食主義者などなどとの交流をつづった本です。



















この本を読むと、無性にフルーツが食べたくなります。パパイヤ、マンゴーはもちろんドリアンまでもが食べたくてしかたなくなりました。トロピカルフルーツは、産地で完熟を食べるのがなんといってもサイコーです。

が、産地に足を運んで、どんなにお金をつんで口にできない禁断のフルーツというものがあるそうです。



  〜「 アムは自分のおへそから腰、太腿のあたりを円を描くようになぞりながら「淑女の果実」のことを知っているかと聞いてきた・・・ 

この果実はオオミヤシといって、あるカルトで崇拝の対象となっているのだが、インド洋のなかほどにあるセーシェル諸島のプララン島とキュリーズ島のみ自生し、現地ではココ・デ・メール(海のヤシ)とよばれている・・・
「淑女の果実」は実在するばかりか、植物界のなかでも群を抜いてセクシーな果実だった・・・
最初、彼は味見をするのは無理だといいはった。「ふたりとも撃ち殺されちまう。法律で禁じられてるんだから」〜




どうやら、この「オオミヤシ」っていうのは、世界一、大きくて重たくて熟すのに7年もかかってオイシくてイヤらしい絶滅危惧種なフルーツということだそうなんです。

オオミヤシは売買がキビシく禁止されているので密猟者や密売者が後を絶ちません。それでも年間でたった1769個のオオミヤシしか熟さないので、オオミヤシを密売したって生活はなりたたないほどだそうです。

日本では「オオミヤシ」または「フタゴヤシ」、学名は「Lodoicea maldivica」、英語では「Coco De Mer」とか「Double Coconut」と呼ばれているようです。
興味のあるヒトは、「オオミヤシ」、「フタゴヤシ」、「Coco De Mer」、「Double Coconut」でイメージサーチしてみてください・・・
オオミヤシの雄花・雌花なんてもう「秘宝館」の世界です。

ちなみに私の住む川崎には、ものすごいお祭りがあります・・・






2010年5月17日月曜日

葉面散布でリカバリー

春になってしまえば、外にいるイチゴたちの出番です。

待ちに待った一番果です。

無農薬で育てているので、イチゴが色づいてくると、

ダンゴムシとかナメクジが穴をあけてしまってないか、

毎朝ドキドキしながらチェックしてます。






朝,花の水やりをしていると、「ブーン、ブーン、ブーン」と、いろんな音程でいろんな角度から羽音がします。今朝は、ものすごくちっちゃな花アブがいました。ふとももが花粉でパンパンになってます。














ミカンの花が咲きそろってきました。このミカンの木は、日当りの少ないポジションにいるので、手をかけないと花芽がたくさんつきません。














ミカンの新芽や花にはアブラムシがいっぱいついてきました。でもこのミカンの木は、散歩するヒトや小学生がたくさん通る道にあるので農薬は使わないようにしてます。














ところが放っといても、テントウムシとかヒラタアブの幼虫やら、クモやらがアブラムシを食べにやってきてくれてます。














イチゴの実がなるのを手伝ってくれるミツバチやらクマバチやら、アブラムシを食べてくれるテントウムシやら、バッタを食べてくれるカマキリやらの益虫がいっぱいやってきたり、ミカンの木につく病害虫が減ってきたり、ミカンがちゃんとなるようになるまでには無農薬管理をはじめてから数年間かかりました。

それでもこのミカンの木には、いちばん大事な朝に太陽があたらず光合成がすくないし、アブラムシに葉汁を吸われて養分が減ってしまうので、午前中にはリン・カリやカルシウムを薄めたものや、アミノ酸やら酵素やら有機酸がはいった活力剤を葉面散布して、足りない養分をおぎなうようにしてます。たまに夕方には、微生物資材やら天然の植物ホルモンが入っている活力剤を葉面散布してます。

葉っぱにたまった硝酸や亜硝酸をタンパク質へと固定するための養分を葉面散布でおぎなってあげると、すこしくらい虫がついててもぜんぜんヘッチャラだし花芽もたくさんつくし、結実もいいです。なにより、アブラムシがそれほど広がらなくてすみます。
ただ注意することは、葉面散布で養分をおぎなうと、根っこはいつもよりたくさん肥料を吸収するので、元肥を切らしたら肥料不足になることもあるそうです。

ただ、害虫なんてヒトの都合で「害」がついちゃっただけなので、すこしくらいついても「まぁいいか」と思うし、植物も「食べられちゃうから、丈夫にならなくちゃ!」とがんばってくれるんだと思ってます。

なにより、一番こわいミカンの敵は虫や病気ではなく「人間」です。去年はやっと9コのミカンが大きく実ったのに、ふと気がついたら2コしか残ってませんでした。
思わずミカンをもぎってしまったヒトは、もう味さえも忘れてると思いますが、楽しみごともぎ取られてしまったワタシは、ずーっと忘れませんかーらーねー・・・

ということで、野や山に咲くレアな草花や、ヒトんちの木になってる果実の乱獲はゼッタイにやめましょー。

2010年5月14日金曜日

Grow Your own Rice! 分ゲツ?

4月末にロックウールに田植えした「イセヒカリ」の5番目の葉がでてきました。5番目の葉がでてくると、同時に茎が分かれてる「分ゲツ」がはじまるそうです。

見た目はまだまだそのへんに生えてる雑草で、道ばたに生えてたら100%ひっこ抜かれると思います。











ひときわ大きく育っているイネは、

根元の幅が太くなってきました。

ちゃんと分ゲツしてくれるか、

ドキドキしてます。









ココ培地のペットボトル栽培の「イセヒカリ」です。
表面に「藻」がでてます。たぶん「アオミドロ」ですが「 煎れたての抹茶か ? 」っていうくらい泡立ってます。「アオミドロ」は藻類、植物プランクトンなので葉緑素をもってて光合成します。グロウランプが点灯すると表面から細かな酸素の気泡がでます。














「アオミドロ」自体は、水稲には悪影響がないみたいです。水稲を不耕起栽培している田んぼでは米ぬかなど有機物をまくと「アオミドロ」がたくさんでて雑草の発生を抑えられたり、イトミミズやタニシなどが増えて生態系が豊かになってメリットがあるそうです。

ロックウールの表面にもビッシリと生えてしまったんですが、pH値がガンガンあがるようになりました。

それでもイネは元気なので、あまり気にしてないのですが「アオミドロ」が光合成してるせいで培養液の二酸化炭素を使いこんで,pH値がガンガン上がることとなってしまいました。







小さなため池などで同じ現象が起こるそうで、水面でpH値がひときわ高くなり水底のほうがpH値が低いのが特徴だそうです。
この水耕栽培システムでも、まったく同じことがおきていて、水面でpH値が7.8くらいで水底では7.2くらいでした。なので、とりあえずフタをしてアオミドロ増殖を防ぐことにしました。



イネとは関係ありませんが、

最小タイニー・ティムは、元気に育ってます。

これから梅雨、病気にやられないか心配です。










病害虫にやられやすくなる植物には葉っぱに「硝酸や亜硝酸」がいっぱいたまってしまったからなんですが、逆に言えば「窒素」が多すぎて「窒素を同化してタンパク質をつくるための素材が足りなくなってる」ってことなんです。

「窒素同化」って言うのは、簡単にいえば吸った窒素をタンパク質にして生長したり生長するために必要なものをつくるってことなんだそうで、アタマのイタくなる長くてフクザツな「ウンチャラ回路」とかのプロセスをへて、植物はせっせと窒素同化をしてます。んで、窒素固定のために必要な素材が吸えなくなって硝酸と亜硝酸が葉っぱにたまっちゃう時というのは、

ムチャな室温と水温と湿度
ムチャに多い酸素と二酸化炭素
多すぎるか足りなさすぎる照度
ベラボーに適正値からはずれたpH値とEC値

などなどのせいで、根っこがいたんだり、葉っぱの穴を閉じちゃったりして、必要なものが吸えなくなっていたりってことです・・・

2010年5月13日木曜日

「病害虫」意外とでてる? 水耕栽培

「 無農薬、有機栽培の野菜はちょっと割高だから、おウチで育ててしまえ!! 」と水耕栽培や室内栽培などのホビーガーデニングを始められた方は多いのではないでしょうか?

水耕栽培なら、はじめてヤサイをそだてるヒトでも

面倒な肥料の比率なんかを気にしなくても

いがいとカンタンに育てられるので

人気がありますよね。







でもでもずーっと同じトコロで室内栽培などしていると、意外と同じ病気や害虫になやまされたりしませんか?

コイツは循環システムのイチゴにへばりついてる「アブラムシ」と「オンシツコナジラミ」です。春になるとイチゴにでます。ちなみに葉っぱの上にクモの糸みたいな薄いベール状のものがかかったら、それはクモではなくて「ハダニ」です。ウチには、こいつもたまに出ます。










イチゴの新芽には「アブラムシ」です。

アブラムシが多くなってくると、

だいたいコナジラミもやってきます。

相性がいいんでしょうか?








これはマンゴーの木なんですが、主幹の表面がマダラになってしまったのは、去年の夏にアザミウマとハダニとホコリダニによってたかってやられたせいです。

節目にある白っぽいものは、

「アオバハゴロモ」の幼虫がいたところです。

数年前、ウチのミカンの木に大量発生したヤツを、

仕事場まで持ってきてしまったようです。








害虫や病気がでると1秒でもはやく、なんとかしようと焦ってしまいますが、無農薬でガンバルと決めた以上、アイツらにやられやすくなる原因を知れば、農薬を使わなくても最小限の被害でなんとかできるかもしれません。

その原因とは、「窒素がたまりすぎちゃって、ヒトでいえばメタボ状態」ということです。

植物にとって「窒素」はいちばん食べたいゴハンなので、ガシガシと吸いますが、吸った窒素が余ってしまうと「硝酸」や「亜硝酸」に変えてから葉っぱに大切に溜め込みます。

「硝酸」や「亜硝酸」がたっくさん葉っぱに溜まりすぎるのが植物メタボの状態で、葉っぱが薄くなってしまいます。
病気や害虫は「硝酸」や「亜硝酸」が大好物なので、それを溜めこんだ葉っぱが柔らかくなってるんですから、まるでハラペコな時に「格安食べ放題の焼き肉屋さん」を偶然見つけちゃった的な感覚かもしれません。

とくに窒素成分が吸収しやすい水耕栽培だと、メタボになりやすいみたいで、一度虫や病気が出ると手がつけられなくなることもあります。

この葉っぱに溜め込んだ「硝酸」や「亜硝酸」をどんどんタンパク質へと合成していく
「窒素固定」という代謝をぐんぐん進めてあげれば病気や害虫がつきにくくなります。もし、病気や害虫がついてしまってもリカバリーがすぐできるので、被害がたいしたことなくてすむんですが、、そのコツって、なんなんでしょう・・・

2010年5月12日水曜日

アリンコ牧場の季節

スキさえあれば、いたるトコロにメキメキと雑草がおいしげるこの季節・・・

アリたちは忙しそうです。

なぜなら・・・

アリ牧場のシーズン到来だからです。
いろんな雑草のトップには、

なにやら黒いカタマリが・・・


もちろんアブラムシです。











アリンコたちは冬のあいだ、ごていねいにアブラムシのタマゴを自分たちの巣に持ち帰り「越冬」させて、春が来てタマゴか孵ればアブラムシたちをターゲットの植物のトップへと運びます。
これはギシギシ系の雑草にはびこっていた「 アブラムシ牧場 」です。










アリンコたちがアブラムシを飼う理由は、もちろん「糖分」をもらうためです。
アブラムシは植物の汁を吸ってミネラルや養分を補給して糖分はプクッと尿と一緒に排泄します。
コレと同じ黒いアブラムシが、うちで無農薬で育てているバラとかミカンとかニンニク!にまで、それぞれの新芽やツボミにビッシリとついています。






アリンコたちは、アブラムシを大切に飼育します。アブラムシに汁を吸われすぎて植物の元気がなくると、アリンコは、ほかの元気な植物へとアブラムシたちをセッセと運ぶんだそうです。

それだけじゃありません。これから繁殖期をむかえる昆虫にとって、アブラムシは栄養豊富なエサになるので、彼らを狙っていろんな昆虫がやってきます。テントウムシやクモ、そして私が大好きな「ヒラタアブ」の幼虫も。アブラムシたちを守るのもアリンコにとっては大切な仕事のひとつです。
ヒラタアブのジュニアとアリンコたちとの闘いの現場に遭遇しました。














ウチのバラを観察していると、クモやテントウムシがバラについたアブラムシ目当てにやってくるんですが、アリンコが威嚇するとすぐ逃げてしまってます。

ところがこのヒラタアブJr.は、アリンコが威嚇したって上に乗っかったって全然ヘッチャラ。アリンコは迷惑顔( ? )で追い払うのをあきらめてました。














ヒラタアブJr.は、テントウムシやテントウムシの幼虫よりもはるかに多くのアブラムシを補食するといわれていますが、このシブトさのおかげかもしれません。
ちなみにこれが「ヒラタアブ」の成虫で、オトナになるとエサは花の蜜に変わります。














無農薬でホビーガーデンを楽しむ方のなかには、アブラムシ対策にアリンコを全滅させてしまうこともあるそうですが、巣の外でいそいそと働くアリンコはお年寄りばかりだし、仲間を大切にする性格なので、水にはまってずぶ濡れになったりケガをしたアリンコがいると、みんなでケアしてあげてる現場をなんども目にしました。
そんな一面を知ってしまった以上、問答無用でアリを殺すのも気が引けてしまいます。

とはいえ、これから害虫最盛期シーズンです。
無農薬でも虫や病気がつきにくくなる予防策はいくつもあるんです・・・