2010年9月6日月曜日

ミツバチ・フォーエバー!!

早朝のミツバチたちが、ポーチュラカの花に夢中でした。

ポーチュラカは、ひとつの株にいろんな色の花が咲いてくれるし、じょうぶだし、土にさせば簡単にふえてくれるし、ズボラなワタシにはつよい味方です。














足にガッツリと「花粉だんご」をひっつけたミツバチ。太い足がかわいく見えるのって,死ぬほどウラヤマしいんですが。
















ところで



現在スーパーに行ってGETできるヤサイたちは、遺伝子に異常を起こさせて花粉をださなくなったプラントを配合させてつくった「F1品種」も少なくないそうです。昔の交配方法は、雌雄同種のプラントの花のツボミから花粉をぬきとって雄性がない状態にして、異品種と交配させてF1をつくってたので、もちろん遺伝子は正常だったそうです。

で、日本古来のヤサイの種を守りつづけている野口種苗さん
「現在生産されている、ほとんどのヤサイたちが雄性不稔の異常遺伝子をもつF1品種であることと、雄性不稔のオスミツバチが増えてきて女王バチがタマゴを産まなくなったことと無関係ではないかもしれない」
と心配されていました。


「ヒトのものが、よく見えちゃうタチのハチ」

どこの世界もおんなじですね。













野口種苗さんは、雌雄不稔のF1ヤサイとミツバチ減少の因果関係は、ちゃんと調べてみないと結論はでないと、おっしゃってました。
ただ、それは当てずっぽうな理論ではなさそうです。

というのも、植物も、動物も,もちろんワタシタチ人間も、日々新しい細胞をつくり出して成長したり子孫を残したり病気とたたかったり若さを保ったりして、生命をつないでます。















んで、新しくできる細胞の中心が「DNAとRNAをひっくるめて核酸」なんですが、遺伝情報やらが入ってるその「核酸」は命のモトと言えたりします。そしてその大事な大事な「核酸」は、1からせっせとコシラえてもいるんですが、ヤサイやら肉やらの食べたもののなかの「核酸」を一部再利用したりしてショートカットで新しく細胞をつくってもいるそうです。

そんなわけで、遺伝子が異常を起こしちゃってる「F1品種」や、ガン細胞をつくるウイルスやガンマ線あててつくった「GMO遺伝子組換え」のヤサイ作物の安全性をうたがう声があがるわけです。

GMO作物を反対する理由はもうひとつあって、どうやら「種会社にすすめられて、高いカネダしてGMO蒔いたけど,遺伝子が不安定でぜんっぜん収穫できなかったじゃあないかっ!! 」という生産者さんの声を、種苗会社がスルーしたことでもあったらしいです。

そして、野口種苗さんがおっしゃってたことに深く納得してしまいました。

ノルウェーに種子銀行ってのができたそうですが、本当にそんなもの必要でしょうか?ひとつの苗がたくさんの種をつけて地面に落ち、それがくり返されて植物の品種は絶えることなく存続します。それができなくなっている今が異常なのであり、それをなんとかしなくては・・・」

ですよね〜。