2010年10月28日木曜日

ココ培地を植えかえました

今年はじめての木枯らしが吹いた昨日、ココ培地で育てているイチゴの根がポットいっぱいに伸びてはみ出してきてしまったので、ひとまわり大きなポットへ植えかえをしました。














STEP : 1
新しく植えこむポットの底が隠れるていどに、大粒のハイドロボールを敷きつめました。
 ポットの底の方は水分がたまりやすいので、ハイドロボールを敷くと排水性と含気性がよくなるので、根っこがハッピーになります。














STEP : 2
ハイドロボールの上には、さらにココ培地をポットの1/3〜半分ほどの高さまで入れました。このココ培地はパーライトなどがいらないタイプのココ培地です。
そしてスプレーでココ培地に水を含ませました。

植えこむ前に培地を水でしめらせる意味は、

乾いたココ培地に植えつけると、根っこの水分がココに吸いとられてダメージを受けちゃうからです。







これは、土での栽培も同じですよね。苗を植えこむ前に、あらかじめ土を湿らせておくのは、植えかえ時のトラブルを減らすコツのようです。


STEP : 3
古いポットからイチゴの苗を抜きます。
まずイチゴの茎を二本の指で支えながら、ポットをひっくり返しました。

二本の指で根元の茎を支えれば、

茎や葉っぱが折れたりチギレちゃったりということもありません。

そしてポットの底のフチを指でググッと押して、苗を押し出しました。

ポットの底から根っこがはみ出してる場合は、根っこがちぎれないように、ゆ〜っくり・ゆ〜っくりポットから引き抜きます。



イチゴの根っこが、

ポットのカタチそのまんまに張ってました。













STEP : 4
ひとまわり大きなポットのまんなかに、引き抜いた苗をそぉ〜っと置いたあと、まわりのスキマにココ培地を足して埋めていきました。ポットがココ培地でいっぱいになったら、指でココを軽く押さえて根っこになじませてスキマにはココ培地をさらに足しました。



STEP : 5
最後に、根っこの活力剤をうすめた培養液をたっぷりとあげて、根っこが新しい培地にスムーズに伸びて活着がよくなるようにします。ちなみのこの「リゾトニック」は葉面散布した方が根っこが早く伸びます。














仕上げにポットの底からじゅうぶんしみ出るくらいまで、根っこの活力剤の培養液を水やりしました。
念のために2〜3日はベース肥料を薄めにして「根っこの活力剤メインの培養液を水やりしたり葉面散布したり」しようと思います。葉っぱから吸われた活力剤は、実は葉っぱでは使われずに、ズイズイ〜ッと根っこへと送られて、新しい根っこの材料となります。なので、葉面散布すると根っこがのびるんですね〜。















ちなみに!!!

今回はウマく植えかえられましたが、例えば根っこが張りすぎててポットから出てこなくて仕方なく根っこの先を切ってしまったり、根っこが茶色く傷んでいたりすることも多々ありました。そんな時は、植えかえた数時間後に葉っぱがしおれてしまうこともあります。

根っこのダメージが大きくて水分を吸えなくなって、葉っぱから蒸散する水分のほうが多くなってしまうからなのですが、根っこのダメージが大きな時は、ギラギラの直射日光やガンガンに強い光を避けて、だいたい一週間ほどは曇りの日のような環境で養生させてあげています。そしてもちろんこの間は、根っこの回復を助けるために、有機活力剤メインでベース肥料なし or 少なめの培養液をあげてたりしています。

これは、ナニカが原因で根っこが茶色くなってしまったときも同じで、根っこにトラブルが起きてることに気がついたら、まずは強い光を避けてベース肥料をストップして新芽がでてくるまでは根っこの活有機活力剤をたぁっっっぷりとあげたり葉面散布して根っこの回復を最優先にしてます。