2010年11月4日木曜日

被災地で活躍する 浄水ボトル

キレイな水に恵まれてる日本にいると、安全な飲み水がものすごく貴重品だということに気がつきにくいのですが、地球に住んでいるヒトの38%は衛生的な水を飲めないそうです。
とくに、そんな国々で戦争や天災などが起きてしまうことになると、国どうしの関係とか国自体で十分な救援能力がなかったりで、水環境の悪化から被災地の人たちは、さらに命の危険にさらされてしまいます。

そんなわけで、英国のマイケル・プリチャードさんが考案したカーボンフィルターをつかった浄水システムが、大地震で被災してコレラが蔓延していまってるハイチやパキスタンで活躍してるそうです。「ライフセーバー・ボトル」という浄水ボトルは、15ナノという細かさのフィルターで病原菌を漉しとって汚染された水をタチマチ安全な飲み水に変えてくれるそうです。




石炭を高温蒸気で処理した活性炭には、真菌/細菌/ウイルスなんかの微生物よりもちっちゃなナノレベルのすき間ができるうえ、活性炭ならではの強力な吸着力があるので浄水器から空気清浄器まで、いろんなトコロでいろんなモノをキレイにしてくれていますね。















ところで、ライフセーバー・ボトルが水をキレイするのにかかる時間ですが、マイケルさんがデモンストレーションしている動画をみていると、キタナい水が飲めるようになるまで、たった数秒です。



そして、デモンストレーションにつかっている「ライフセーバー・ボトル4000」は、本体が£116.94( 消費税ぬきだと£99.53!! )で円高の今なら12,000円ほど。4000リットルの水を処理できるそうです。しかも交換用のフィルターは4本セットで£18.95。

クリスマスに長い休日をとる欧米では、これからが旅行シーズンだったりもします。そして冬休みにはあったかい東南アジアやインドへ格安旅行したいヒトにピッタリな「LIFESAVER bottle 4000UF Traveller Starter Pack £142.85」なんていうおトクなセットもあります。4000リットルの水を処理できるカーボンフィルターが4本ついてるので、2人で旅行に行って1日20リットルも使ったとしても、800日は現地の水でOKってことになります。

日本までの送料が、だいたい40£で日本円だと5,000円くらいなので、このスターターセットで2万円ほど。


これさえあれば、ガンジス川の水でも生きられそうです。そっち方面の旅行が好きなダレかへのクリスマスプレゼントってのもナイスかもしれませんね。

ちなみにお買物の際に被災地へボトルを一本プレゼントできたり、パキスタンへの募金もこのサイトからできます。