2011年1月13日木曜日

一番果のイチゴたち、色づきました

今シーズンのイチゴたち、やっと一番果が色づいてきました。
もうちょっと玉伸びしてくれたほうが、うれしかったりしますが、とにかく寒すぎなので、培養液の水温は20℃くらにいしてから、あげてます。














ワタシにとってイチゴは・・・なんど育てても「わお上出来!!!」ということのない、むづかしい植物です。とくに、イチゴの花が咲いてから、とぉぉぉぉ〜にかく肥料濃度とチッ素のやりすぎに気を使います。

イチゴとココ培地はホントに相性がいいんですが、それでも、秋に短日処理をして開花期モードに入れたら、水耕栽培用肥料のチッ素が少ない開花期の肥料レシピを、これまた2倍に薄くしてあげないと、すぐに肥料焼けを起こします。かといって、チッ素をあげすぎなくても実が大きくならなかったりして、アミノ酸入りの有機活力剤が欠かせなかったりします。

ようやく花が咲いて、実が結実したら、すこぉぉぉ〜しずつ肥料濃度を濃くしていくんですが、新しい葉っぱのフチが少しでも茶色くなったり、イジケタたりしたら、レシピを4倍に薄めた培養液か、微量要素だけの活力剤でつくった培養液でココ培地を洗い流したりしてます。いつかの年には、葉っぱがいじけたままココ培地を洗い流さず、肥料タップシの培養液をあげつづけていたら、翌年までイチゴの実が拝めませんでした。

今トマトも育ててますが、根っこの丈夫な植物は、イチゴほど気むずかしくないのでホントラクチンに感じてしまいます。


朝の室温は13℃くらいしかありません。葉っぱも寝ちゃってます。イチゴはもともと春に実をつける植物なので、気温が高いほど、葉っぱがピーンッッと立って実もすぐに熟します。















グロウランプが点灯して数時間して、ようやく19℃くらいになりました。このくらい暖まると、ようやくイチゴの実のアマ〜い香りがしてきます。でも気温が低いほうが、じっくり登熟してオイシくなるので、ガマンガマンです。


こちらは、イナワラを根元にマルチングしたほうのイチゴです。














イナワラにはケイ酸とカルシウムが豊富だし、ユ〜ックリと分解されてくにつれ、CO2がでます。ちょうどCO2を吸う葉っぱの裏側にただよう感じになるはずです。
・・・でもまだ寒いので微生物も動きにくいし、イナワラの分解はさっぱり進んでません。


コチラは、マルチングなしてす。

ということで今のところは、マルチング有り・なしは、メキメキとした違いはございませんっ。












前回のトマトの植えかえの時、ついでにミニバラの「コーヒーオベーション」も、1年2ヶ月ぶりに植えかえました。ココ培地は、何度か再利用できるし、有機成分や微生物もよく効くのでバラやイチゴなんかのバラ科植物と、とお〜っっっても相性が良いんですが、さすがに植えこんでから1年以上経つと、微生物を入れてるせいもあってココ培地が細かく分解されすぎてきます。















ココ培地の分解が進みすぎて、細かくなると目詰まりして空気が少なくなりすぎて根っこが酸欠になっちゃったりするので、バラなどの宿根草は1年に一度は新しいココ培地に植えかえたほうがいいみたいです。
例えばムシ暑い真夏の間、バラたちには野外に避難してもらってるんですが、秋になって室内に入れる時、ココ培地には虫が冬越えのタマゴを産んでくれちゃったりしてるので、このタイミングで古いココ培地をすっかり落として、新しいココ培地に更新してあげるといいかもしれません。

(トマトや葉もの野菜なんかの一年草タイプは、1年以上植えっぱなしということがないと思うので、大きなポットに植えかえることはあっても、ココ培地をマルマルすっかり新しく更新する必要はないと思います。)