2011年2月9日水曜日

ココヤシ培地のプチ実験〜その1〜

水耕栽培と土壌栽培・・・そのまんなかのメリットを活かせるのが「ココヤシやピートなんかの有機培地をつかった養液栽培」かと思います。ココ栽培のメリットは、水耕栽培の培養液をそのままあげられるし、有機質の培地なので根っこがパワフルに育ちます。しかも水耕栽培と同じか、それ以上に早く丈夫に植物が育つっていわれてます。
なので、はじめてココ栽培にトライするヒトでも、水耕と同じくらいカンタンに植物が育てられるんですね〜。でも、ココ栽培のポイントを押さえれば、もっとさらに育てるのがカンタン・タノシくなるはずです。

その「ココ培地」ってなんなんのさ? については、過去にガンバって書いたことが何度かありますので、そちらでドーゾ。


ということで、ココ培地についてカンタンな実験をやってみました〜。今回は、「ココ培地の三相分布」についてです。


「三相分布」ってのは、カンタンに言えば「土壌や固形の培地に、どんだけ空気・水・固まり・・・つまりスキマがあるのかな?」というもので、「気相率・液相率・個相率」なんつ〜数字で表します。

土壌の三相分布がとっても大事な理由は、果てしなく根っこに影響があるからでっす。

それによって、肥料の吸収から水の乾きぐあいまでが左右されるので、結果的に植物の生長から作物の量からデキまで、大きく大きく影響していく要素のひとつです。

ところが、培養液で育てる水耕栽培だと酸素も水分もゾンブンに与えられるので、「三相分布」なんちゅ〜もんを気にする必要がほとんどなかったんですが、有機質の「ココヤシ培地」では、チョッピリ気にしてみることにしました。

そしたら、「気相率・液相率・個相率」は、わりとカンタンに自分で調べることができるようなので、さっそくトライしてみました〜!!!

STEP : 1

まずは、水やりをして底から滴らなくなった状態の「ココ培地」を

キッチリ100ml分とって、重さを量ります。

ビーカーの重さ141gを抜かすのを忘れてたので
222g-141gでココ培地100mlの重さは81gでした。

やっぱし土より軽いです。







STEP : 2
つ〜ぎ〜に〜、

熱したフライパンで、ココ培地の水分をとばします。
ひたすら「オカラ」を煎る時と同じです。

ちなみに、ココ培地を煎っていくと、ほのかにココナッツの甘〜いネットリした香りがしてきました。

あ〜! 南国の海にいきた〜い!!!







STEP : 3
ココ培地の水分が飛んで、カラッカラになりました。















STEP : 4
乾かしたココ培地の重さを

計ります。

14グラムでした。













さてさて、次回につづきます。