2011年2月23日水曜日

子どもは遊ぶの大好き! 植物も同じでした

最近メジロたちが、めっきりウチに遊びにきてくれなくなったと思っていたら、近くの梅の花に夢中らしいです。
甘い香りと蜜で、昆虫や鳥や爬虫類たちに花粉を運んでもらおうとする植物の知恵のひとつです。

なるほどなるほど。植物はかしこいんだな! と思っていたらこんな動画を見つけました。



イタリアの植物神経学者「ステファノ・マンキューゾ博士 Stefano Macuso」が、あのゴアさんの講義で有名な、TEDで、講義した様子です。

アホがバレない程度に、この講義の内容をバックリと説明すると・・・

「ノアの箱船」に植物が乗っけてもらえなかったことを話のマクラに、人類がいかに植物の存在を軽んじて、その知能がながいこと理解されてこなかったか・・・なんて感じで講義は始まります。

ルネッサンス時代の書物では、地球上に存在するモノのなかで、もっとも知能が高いのは・・・「学のある人間」とされてます。ところが博士によれば、植物には動物よりも優れた感覚を持つそうです。例えば、「root apex = 根端」とよばれる根っこの先端は、50種類もの化学物質を識別できるそうです。

そして、いつぞや紹介したDavid Attenborough博士が、自身のドキュメンタリー番組のなかで、海原で遭遇したクジラを前に感動とともにコメント、
「クジラは、地球上でもっとも大きなイキモノです・・・」にステファノ博士は反論します。
「それは完璧にマチガイでーす! セコイアなど高さ50メートルにもなる樹木と比べれば、クジラなんて小人みたいなもんでーす!!! 」・・・あ〜、その通りですね。学者さんでさえ、目の前にある、まぎれもない事実をつい忘れてしまうことがあるんですねぇ〜。


かの、アリストテレスは「魂を持つもの」の定義として、「動くもの」と「感じるもの」と述べてます。そこで博士は、04:30くらいから「ハエトリグサ」が、ナメクジが葉っぱに触れたのを「感じて」、パクッと「動いて捕らえる」様子を紹介します。
ここでひと言、「すまないね、ナメクジくん。」











はたまた豆の苗の葉っぱが太陽の光を追いかけて、ダンスしてるように動いたり、ヒマワリの幼い苗は、まるで動物の子どもたちがジャレ合うようにクネクネと遊んでいるそうです。

・・・植物は動いたり、感じたりするどころか、遊んだり、眠ったり、昆虫や鳥、爬虫類とコミュニケーションさえしてるんですね!

そして、1880年に植物学はビッグバンをむかえます。ダーウィンが「植物の運動力」という本を発表したのです。

















この著書の中の、ひとつのセンテンスでは、「植物は、あたかも下等動物のようなふるまいをする」とダーウィン。

確かに植物の根端がのびていく様子は、まるでヘビの動きそのものです。



そして、おハナシは、根の驚異のネットワーク力に進みます。
「一本のライ麦には、どのくらいの根があるか?」
根の草本数は : 13,815,672本
根の根端の数は : 11,483,271本
トータルの長さは : 622キロメートル
総面積は : 237平方メートル
にもなるそうでっす!!

根が張り広がる様子は、まるでインターネットとおなじです。植物は地中ひろく複雑に「根ットワークス」ともいうべき「根」を張りめぐらせて、生き残ろうとするそうです。
さらに植物の計算能力などを活用すれば、植物と機械を組み合わせた「ハイブリッド・ロボット」もできてしまうそうなんですねぇ〜。


ということで、高等動物である「ニンゲンさま」は、ようやく生き物として認識もされてこなかった「植物たち」の知能と感度の高さに、気がつける時代になった・・・ってことなのでしょうか???

最後にステファノ博士は、先ほどの「気の毒なナメクジ」が、ハエトリグサから無事にデロデロと脱出したクダリで、このスバラシイ講義をシメていらっさいます。
オサレですね〜!!