2011年3月7日月曜日

ココ栽培、半年後のイチゴたち。

雪です、もう3月だというのに今朝はあっという間に一面が雪化粧です。そして改めて思うと、2011年も、もう3月なんですね〜。

これは去年の11月のイチゴの様子です。
GETした時に、

いっっっちばん

小さかったイチゴの苗は、












こんなに大きくなりました。HPSランプの下で撮影してるので、こんな色目です。今では葉っぱのコンディションが、いちばんヨサゲな苗に生長しました。まだ花は咲いてませんが・・・
















そして、これは「あかねっ娘」、徳島県のコピーライトでは「ももいちご」として流通しているイチゴの苗で、去年の11月末にGETしたての時の様子です。












今、一番花が咲いてます。

短日処理してから3ヶ月目で開花です。












これは、もうひとりの「あかねっ娘」です。2つの「あかねっ娘」と、スタートが不調だった「めちゃウマッ!いちご」のココ培地表面には、去年そだてたお米のイナワラを根元にマルチングしてます。














なんとなく・・・ですが、ココ培地の表面にイナワラをマルチングしてるイチゴの苗の葉っぱのほうが、全体的に緑色がうすくて「縁焼け=ふちやけ」が少なく、葉っぱの老化が遅いような気がします。これらの葉っぱのコンディションからいえば「チッ素が効きすぎてない」ってことになるんでしょうか。





↓ これから下のイチゴの苗たちは、イナワラなしです。














ランプの色で、葉っぱのチガイがイマイチ変わりにくいと思いますが,マルチング有りの苗と比べると、縁焼けの葉が多くて、下葉の老化が早いようです。














これもイナワラなしです。ちょっと葉っぱの緑色が濃いかな? という感じです。


先日紹介した「だれでもできる養分バランス施肥(せひ)」の著者、武田さんによれば、「堆肥=たいひ」などを土壌表面にマルチングしたほうが、土壌表面の水分の蒸発がすくなくて、地中の気相率と液相率が安定するので、根っこはコンスタントにバランスよく肥料養分を吸収できるそうです。
なので、ココ培地のような固形の有機培土にマルチングすると、根っこがチッ素ばかりでなくウマミや元気のもとになるカルシウムや,微量ミネラルなんかもシッカリ吸うようになるから、チッ素過多にならずにすむのかな?と思いました。

そして、イナワラをマルチングしてるココ培地の方が乾きが遅いので、培養液の節約にも効果があるかもしれません。でも、いまのところイチゴでしか試してないので、トマトなんかの根っこが強いヤサイならどうなの? とか、ムシ暑い梅雨とか真夏はムレたりしないの? ということは、まだ分かりません。

ちなみに、葉っぱの若さをキープする作用があるのは「サイトカイニン」という植物ホルモンです。「サイトカイニン」は根っこでつくられて葉っぱへ送られるので「根っこに元気がないとサイトカイニンもつくられないぞ」ってことで、葉っぱの元気度は「根っこの元気度」の目安でもあるそうでっす。

「堆肥のマルチング」についてですが、「堆肥」ってのはご存知の通り、おもに枯れ葉や作物を収穫したあとにでる「残滓=ざんさい・ざんし」とか、家畜やヒトの下肥などなど有機物を積み上げたものを定期的にかき回したりして、温度を下げたり空気を入れたりしながら、発酵させて分解をすすめたものです。ということで室内で使うのは、ちょっとハードルが高いので、ワタシは「自分で育てた無農薬でカビがでてないイナワラ」を使ってみました。( 主婦のかたがたは、売ってるイナワラをお湯でゆでたりして、消毒してからホビーガーデニングに使ってらっさるようです。)