2012年11月6日火曜日

〜 室内栽培 〜 病害虫にも50℃温水マジック!?

いま、飲食店や奥様方のあいだで、とってもアリガタがられているのが、

「 50℃温水で野菜を洗う! 」

ですよね。
ちょっとシナびちゃった野菜でも、50℃のお湯に、だいたい2分つけておくとシャッキリ・パリパリによみがえるというウラワザ? です。

有名すぎるウラワザですのでバックリ説明すると、植物の気孔は水温50℃のときによく開き、それにつられて、養分と水分を吸収できる「クチクラ層」が、水分をさかんに吸収しはじめるので、しなびた野菜たちがパッツパツのパッリパリによみがえる! というものです・・・
もちろんワタシも日々やってます。おかげさまで「50℃のお湯」というものが、手でさわってだいたいわかるようになりました。



さて、ハナシはかわりまして・・・
去年から引きつづき室内栽培している、セレブなイチゴ「ももいちご」と同じ品種の「あかねっ娘」。

・・・ですが、今年はいまいち「育てるぞ!」てテンションがあがりません。


見た目は元気なんですが・・・













葉っぱをひっくり返してみると、

「ワタアブラムシ」が、ぎっっっしり!!!

このコたちは、ホントにしつこいんですよね〜。

ほっとくと、このコたちのオシッコに含まれる糖分を養分にするススカビ病が発生しやすくなります。









細胞を強化するカルシウムやケイ酸、はたまた「石けん+牛乳」などを葉うらにスプレーすると、多少減ったりもしますが、週末のたった一日だけでも加湿器の水を切らそうもんなら、アブラムシたちはそのスキにドドド〜ッッッと増えやがります。



農薬は使いたくないし「天敵農薬」はまだ届きません。イライラしながら、フト思い出しました。「今年の冬のニュースで、イチゴにお湯かけるといいって、いってたなぁ・・・」
バックリ調べてみると、50℃くらいのお湯を2分間、イチゴの葉っぱに散布すると、主にウドンコ病などのカビ病を激減できるそうです。

←大昔に壊れてしまったpHメーターです。pH値は、計れなくなってしまいましたが、水温はまだ測れるので、今は水温計がわりに使ってます。











ちなみにHANNAをはじめ、ほとんどのデジタルメーターは、熱湯につけるとイッパツで壊れるので、ゼッタイに熱湯には浸さないでください!!! ワタシは以前、熱湯でpH/ECメーターを壊して、泣いたことがあります。



ためしに、この50℃のお湯に、アブラムシだらけのイチゴの葉っぱを2分間ほど浸してみました。


すぐにプカプカとアブラムシたちが浮かんできました。











葉っぱのウラに必死にしがみついてるアブラムシが大半でしたが、手で軽くこすってみると、あっという間に葉っぱから離れていきます。これが通常の水温だと、手でこすったくらいではアブラムシたちは離れてくれません。











50℃のお湯に2分間ほど浸しながら指でアブラムシたちをこすり落としたあと、葉っぱを引き上げてみると・・・

ほぼ、いなくなりました!!!

いつもは水道水をジャージャー流しなからアブラムシたちをこすり落としてましたが、葉っぱが傷ついてしまう位までこすらないと、いなくなってくれなかったのです。









ワタアブラムシたちとの戦いに明け暮れ、ついに気力を失いかけていた日々に光が差し込みました!


ということで、53℃くらいのお湯を、アブラムシたちに噴霧スプレー攻撃してみることにしました。

アブラムシたちは、とくに出てきたばかりの柔らかな新芽がダイスキです。









葉うらにお湯をスプレーしながら、指で軽くこすってみると、いつもはガッシリとしがみついて離れないアブラムシたちが、次々に流れ落ちていきます。


これは快感!!!











アブラムシがビッッッッシリだった葉っぱも、お湯をスプレーししてみると・・・
アブラムシたちがいなくなって、こんなにスッキリ!

昨日から50℃温水スプレーを3度やってみましたが、葉っぱに高温障害は出ていません。
一説には、この温度の水を葉面にかけると、イチゴは抵抗力を自分でアップさせるんだそうです。











もちろんこのお湯スプレーだけで、すべての病害虫がゼロになるわけではありません。


それに、室内栽培の場合は、電気製品に水がかかってしまうと、ショートして火事や故障が起きてしまったりして危険だし、

葉っぱとちがって花は水濡れにとっても弱いので、花にかからないように気をつけないといけないし(イチゴの場合は、実った果実にお湯をスプレーしてウドンコ病を予防しているようです。)、

同じ箇所に2分間以上スプレーするのは、避けた方がいいと思います。

またグロウランプが消えたあと、湿度が高すぎると逆にカビの原因になってしまうので、グロウランプがついている間、きちんと換気したり、スプレーした後の苗にはファンで弱い風を当てて、早めに葉っぱが乾くようにするというケアは、ゼッタイ必要だと思います。




それでも今のところ50℃〜59℃のお湯を葉面にスプレーすると、ウドンコ病などカビ病を中心に、アブラムシやアザミウマ、ハダニの激減にも、一定の消毒と駆除効果があるそうです。(一説には54℃〜59℃のお湯)

薬剤を買いにいく時間がないけど、「 目の前のカビ病やアブラムシにアザミウマにハダニを、いますぐ、たったいま、お金をかけずに、なんとか激減させたい!  だって、ものすごくイライラする!!! 」という場つなぎ的な病害中対策には、とってもベストなのではないでしょうか???



ひとまず、まだまだ実験段階なので、もしも早々とトライされてみたいおヒトは、自己責任でドーゾ!  また、室内の湿度管理を怠ると、またたくまに病害虫は広がります!