2014年4月24日木曜日

ココ培地でのポット栽培。ドリップシステムに挑戦!

さて、消費税がつるつるっと8%に値上げされてから、まるまる3週間過ぎました。その準備やら駆け込み需要やらで、3月からずっとあわただしかった空気が、ようやく落ち着いてきたように感じます。



秋からスタートさせた「イチゴの室内栽培」。培地の乾く速度がゆ〜っっっくりな冬のあいだは、2週間ごとに一回くらいのペースの水やりで間に合ってました。
しかし、季節はすでに春。しかも、5月のゴールデン・ウィークをすぎると、恐ろしいほどに乾くのが早くなり、水やりの回数が増えていきます。
4月も、あと一週間をきりました。ここいらへんで、頭のスイッチを切りかえておかなかったばっかりに、GWの連休明けに別人のように枯れはれたイチゴを目にするハメになるのです。


・・・と、いうことで、栓をひねれば、あとは勝手に水やりをやっといてくれる、「ドリップ・システム」をココ培地栽培のイチゴたちにセットアップしてみました。


























ドリップ・イリゲーション(点滴灌漑)というのは、農作物への水やりを、ホースでジャージャーと豪勢に与えるのではく、ポタポタとシズク状にして、ゆ〜っくり、ゆ〜っくりトロトロと水やりをする方法です。

これはたしか、水が貴重な中東イスラエルで「 貴重な水を、とにもかくにも一滴もムダにすることなく作物に与えなくては、農業がなりたたない!」というニーズから生まれた灌漑方法だったと思います。実際にイスラエルって国は、砂漠のなかにありながら、栽培技術と農業用資材ともに、非常に非常に優秀な農業大国で、世界中のハイドロポニック・ガーデナーさんたちは、知らず知らずその恩恵にあずかってるってことが少なからずあります。

で、ドリップ・イリゲーションのメリットとは・・・
ジョウロやホースのように、水量が多く流れが速い水は、土のなかであっというまに通り道をつくってしまい、水の使用量が多い割には、しっとりいい感じに土全体に水が潤わないけど、ポタポタと滴る水滴は、ジワリジワリと水が染みわたる範囲を広げていくので、最低限の水の量で土全体がむらなく潤いやすい、ってことのようで、実際やってみると、その通りです。


と、いうことで、早速、室内栽培用ドリップ・システムの説明です。ここでは、たかだかタタミ一畳程度、8株用の室内栽培ドリップ・システムのセッティングなので、電力を使わず、ホームセンターでGETできる給水コック付き水タンク20Lを養液タンクにしました。水タンクの給水コックにピッタリサイズの散水ホースを見つけてつなぎ、ポットよりも高い位置に設置して、そこから各ポットへドリップするシステムにしました。


まず、メインのドリップ・ラインを通します。ドリップ・ラインってのは、培養液や水を流すホースのことで、ポリエチレンパイプや散水用ホースなどガーデナーが使いやすい材質をチョイスします。

一般的に農場や庭などでは20mm(3/4")以上の径のホースが使われることが多いのですが、室内など規模の小さなドリップ・システムでは、13mm(1/2")径ホースをメインのドリップラインにして、「スパゲッティ・チュービング」なんて呼ばれる3mm〜6mm(1/8"〜1/4")の細いチューブで、各ポットへ分岐させるのが一般的です。

↓中央の黒いホースは内径13mmの、材質がHDPE製のいわゆる「ポリパイプ」というものを使用しています(劣化に強いですが、ものすごく固くて、加工のたびにイチイチ奥歯が折れそうになるので、やわらかい散水用の塩ビ製ホースのほうが楽です)。







メインのドリップ・ラインの片端は、水タンクの給水コックにつなげます。(もう片一方は、13mmホースエンドなどを使って、ふさぎます。)
ちなみに、メインのドリップ・ライン内径は13mmなので、水タンクの給水コックにはつなげられません。その辺は、柔軟性のある塩ビホースを間にカマすとか異径継手つかうとかして各自工夫してください、ということになります。



























今回は、この13mmポリパイプに、等間隔に4つの穴を空け、ひとつの穴から2つのポットに、計8ポットへドリップできるようにしました。
ホースパンチチューブパンチで4mm径の穴を空けて、6mmチューブを各ポットまで分岐させるためのドリッパー・マニホールドをガシッと取りつけます。※ホースにパンチで穴を開けるときは、イッパツで決めないと、この穴から水がチョロチョロと漏れだす(つまりムダがでるってことです)原因になるし、やり直しがききません。ホースは長めにGETしておくのが安心です。


高い場所に設置した20Lサイズの養液タンクの給水コックを開き、培養液を流してみると、マニホールドからフツフツと培養液があふれ出てきます。

























いずれにしても、どこかしらでチョロチョロと漏れだすことは、なにかしらきっと起こるので、栽培テーブルに流れた水が排水タンクに集まるようにするなど、床に滴り落ちないような、システムにしておく必要があります。
↓ズバリこのシステム! でなくても、こういう要領になってるシステムがいいねってことです。























ドリッパー・マニホールドに、4mドリッパー2分岐をのっけてみると、ピューピューッと培養液が左右に分かれました。


















 ドリッパー・マニホールドに、4mドリッパー4分岐をのっければ、培養液はもちろん4方向に分岐するので、このひとつの穴から4つのポットに同時水やりができるってことになります(分岐させる数が多くなるほど、水圧が下がるので、注意してください)。




































6mmチューブの先端にドリッパーをとりつけます。今回は最もシンプルな、4mmドリッパーチューブホルダーの組み合わせにしました。



















ドリッパーをとりつけたチューブホルダーをココ培地にプサッと差し込み固定して、培養液を流すと、ドリッパーからポタポタと培養液が滴り落ちはじめました。ちなみに、「ドリッパー/dripper」のことを「エミッター/emitter」と呼ぶこともありますが、同じもの、と理解してもほぼ問題ないです。

























「ところで、ドリッパーつけないとダメなの?」、というオオチャクな意見も出てきそうなもんです。いけないこともないですが、ドリッパーをつけないで培養液を流すと、このようにドクドクと流れることとなり、水の通り道ができてしまい培地全体に染み渡りにくくなり養液のムダが多くなります。「じゃあポットの下に受け皿を置いて溜めてしまえばムダはないんじゃない?」とか思いつく場合、そのへんは各自、たのしく存分に工夫なすってください。



























・・・ということで、水タンクの給水コックを開けば、8つのポットにポタポタと培養液が勝手にドリップされます。今回このドリップ・システムでは10リットルの培養液がなくなるまで、だいたい3時間かかりました。時間はかかりますが、どのポットもキチンと培養液が行き渡ってました。(手で持ってみて手応えをほとんど感じないほど乾いたら、ポット容量の約20%〜30%の培養液を与えます。または、排水量が与えた培養液量の10%ほどになればOKデス。)





























ところで、

いくつものポットに同時に水やりをするシステムで悩むのが「生長する勢いの違いで、乾くのがおそいポットがでてくる。」ってぇことです。または「ココ培地とポッティング培土、両方つかってる。」ってぇこともあります。そういう時は、ドリッパーの手前にインラインコック(止水栓)をはさんでおけば、キュッとひねって培養液のドリップを止水できます。


























最後に、ドリッパーにはいろんな種類がありますが、その選び方をカンタンに。
4mmドリッパーは、価格が安いんですが、ポットを置く位置に高低差があると、ドリップにムラがでやすくなります。あと、長期間使うと必ず目詰まりしてくるのでメンテナンスは必須です。なので、あまり広くない栽培スペース、多すぎないポット数でのドリップ・システムに向いてます。




















4mmドリップホルダー、スティック型のこのドリッパーは、6mmチューブにつなげて培地に挿すだけで培養液をドリップできます。これも水圧が下がるとドリップされにくくなるし、目づまりもするので、そんなに広くない栽培スペースのホビーガーデニング向きです。


























さいごにPCドリッパー。このPCとはパソコンにつなげるんじゃなくって、「水圧セルフ調整機能」の意味です。農場など広大でデコボコとした場所にドリップラインをひいて、培養液や水を流しても、ドリッパー内部で水圧を調整してくれるので、坂のテッペンのPCドリッパーでも、坂の下のPCドリッパーでも、どこでも吐水量が同じになるっていう機能がついたドリッパーです。
















ドリップイリゲーション・システムでは、「 水や培養液を何ヶ月もず〜っと流していると、成分がガビガビに固まったりして、ドリッパーが目づまりを起こして、水がドリップされなくなって作物が枯れる! 」というトラブルが起こることは珍しくないので、「ドリッパーがつまりを起こしてないか?」というチェックが必須だったのですが、このPCドリッパーってのは、内部の詰まりを自分で吐き出す「セルフクリーニング」というありがたい機能がついています。

とはいえ、PC機能付きだからといって、いつナンドキでも絶対に詰まらない! とはいえないので、メンテナンスが多少ラクチンになる、ってくらいの感じかと思います。


PCドリッパーは、栽培スペースが広かったりポット数が多い場合に向いていますが、PCでないものよりも高い水圧が必要なので、流量が大きな循環ポンプや加圧ポンプを使った方が確実です。


この流量の計算方法(ポンプサイズの決め方)ですが・・・
1時間に4リットルをドリップできる(4L/h)ドリッパーを10コのポットに取りつけたい場合 :  4L/hX10コ = 40L/h必要・・・となります。

が、これはかなりバックリ能天気な計算方法で、何ヘクタールという広大な農場でのドリップ・システムの設計では、ホース径のチョイスからはじまり、かなり綿密な計算が必要になります。



2014年4月22日火曜日

水耕栽培トマトの収穫ピークと、いろんな開花ピーク

去年の秋から栽培をスタートさせたフラッド&ドレイン・システム栽培のミニトマトたちは、収穫のピークを迎えています。



















自分で育ててみて、つくづく分かることと言えば、「ついに収穫できる時がきた!!! とおもったら、いっきに持てあますほどに穫れてしまう。生食では追いつかないので、もうすでに、てっとりばやく大量のトマトを一度に調理してしまえるトマトソースしか思いつかない状態になる」ということでしょうか? 



























さて、ソメイヨシノが散り終わり、その後を追うように満開になっていた八重桜も、ここ数日の雨で花びらを落としてきました。




















しかしまぁ、春の花々というのは、なんとやわらかくデリケートな花びらと色合いをしていることでしょうか・・・毛穴レスで透き通るようなお肌の乙女に、よくにあう可憐な色合いです。
季節ごとに咲く花々の色彩が、日本独特の美意識に深く影響しているのがよくわかります。




















「ワタシは、天才だろうか?」と勘違いするほど、たっっくさんの花を咲かせてくれる「クレマチス」。蒸し暑い夏をブジに超すことが最大の課題です。


























ブ〜ンッッッと、花にハチが・・・と思えばハエでした。ハエも花の蜜を吸うんですねぇ。「ウンXなんかに、たからずに蜜だけ吸っていれば、バイキン扱いされずにすんだものを! 」と思います。

























ハエに受粉されてイチゴが実ったとしたら・・・? と、ふと思いながら見つめてしまったイチゴの花々。でもマンゴーの受粉なんかは、ハチを使うと経費が掛かるので、ハエが大活躍! と聞きます。もちろん衛生管理のもと育ったハエだそうです。




























しかしワタシの場合は、野良なハエが勝手におウチにやってきて、手も足も洗わずに受粉をしていってくれてたようです。ついでに、我が家が面した歩道には、お散歩中のワンちゃんの落とし物が置き去りにされてることも少なからずあるので、ハエにしてみたら我が家は「春の味覚のビュッフェ」状態っていうことになりそうです。


























ち・な・み・に、動物のウンXをパワフルに分解してくれる効果をもった植物が「アケビ」です。アケビのまわりにウンXをザクザクとスキ込んでしまえば、あっというまに肥料に変身してくれるというわけです!  アケビのパワーを発見した人は、スゴいっ! ですね。

アケビは、たくましいツル性の植物で、日当りがよいとグリーンカーテンができるほど、よく育つし、実ればもちろん食べることもできるし、アケビのツルで編まれたカゴなんかは風情があるので人気があって、よいお値段もします。
高速道路の中央分離帯でさえ、すきあらばフサフサと繁殖しているのをよく見かけます。ちょうど今ごろ、雌雄別々の花が咲いているころかと思います。

2014年4月15日火曜日

満月、発芽、防虫対策。

今日は満月で、皆既月食です。残念ながらニッポンからは見られないそうですが、ネット中継で米国での月食の様子が見られるとのことです。
http://weathernews.jp/eclipse2014/


さて、春だし満月だしあったかいし、今日はなんとなく気分が浮き足立つような感じがしますが、そ・れ・は・害虫たちも同じなので、室内栽培のイチゴたちは「ワタアブラムシ」だらけになってます。





























ワラワラと発芽ラッシュを迎えた「ホワイト・セージ」たちもアブラムシだらけ。「君たちは共生してるのかい?」と思うほど、ホワイトセージにはアブラムシが必ず出現します。
あまりにも増えすぎて、危機感を感じる時は、53℃の温水スプレーでアブラムシたちをシブキ飛ばしてます。




























無事に真冬をこした「アルガン・ツリー」。先月末くらいから、新芽が伸びはじめました。




























アルガンの後ろにあるバニラの木からとった「バニラの挿し木」たち。目標はもちろん「バニラ・ビーンズ」の収穫目的です。「枯れずに育ったとして、収穫できるのは、3年後くらいかなぁ〜」とぼんやり思いますが、中高年の大特権である「あっという間に毎年正月が来る」感覚のおかげで、気がつけば初収穫! な感じで収穫までこぎ着ければ、と思います。





























年齢を重ねていくと、月日が早く過ぎる感が、ドンドン増すと思うのですが、脳みそはひとつなので、「レアな植物」にしか手をかける意欲がなくなってくる。というイヤらしい現象が起きつつあります。

ホワイトセージ、アルガンツリー、バニラ、そしてこの多肉のウバタマ。ホームセンターはおろか、園芸店でさえ見かけることが少ない、はたまた日本で見つけることも困難な植物たちが、ついつい増えてしまいます。


























だいたい2年前の↑の同一人物の様子です。2年で・・・たったこれしか大きくなってませんが、そこがまた魅力です。





























室内栽培のミニトマト「千果」たち。春の陽気のせいで、トップが徒長しまくりです。このように、誘引してもしてもキリがなくなってくると・・・「あ〜、ちょっと飽きた気がする、切りたい! バッサリと切りたい!」となってきます。それでも3段目くらいまで完熟がすすんできました。

























花粉症でもないのに、目や鼻がムズムズするのは、空気が乾燥している日が続いているからです。グロウルームでさえ、湿度が53%しかありません。ガンガン加湿していても、なかなか70%以上をキープできません。


















フラッド&ドレイン・システム「タイタンS」のグロウ・トレイ内は、こんなかんじです。10段目の花が咲くほど、収穫量は豊富になりましたが、トマトの根っこたちはクレイ・ペブルス培地内だけにしか張ってません。これがハイドロポニックのスゴさ、かと思います。


























さて、これから5月にかけて、あらゆる草木の花が咲き、今年の収穫にむけた準備がちゃくちゃくと始まります。ひとまずブルーベリーのツボミが日に日に膨らみつつあります。
バラの木には、オオシロなんとかハバチ?(・・・覚えられません。)がタマゴを産みにやってきていました。孵化するころを見計らって、ハバチの幼虫たちも、53℃くらいの温水スプレーでガンガン吹き飛ばしていこうと思いますが、バラの花が咲き終わると「花も終わったし、も〜食べられてもいっか!」と根負けしていくのが常です。



























花や草木は、誰よりも早く季節の変化を知らせてくれます。ビオラたちは、ニョロニョロと茎が伸びはじめ、数日目を離すと、あっというまに水切れを起こしてしまいます。

2014年4月11日金曜日

桜が散れば、庭シゴトに追われる毎日。

まだ開いていないツボミもたくさん見えていた4月はじめの週、「明日こそ、いよいよ見頃だな?」とほくそ笑んでいたところに。・・・冷たい雨が桜の花びらも、お花見気分も、吹き飛ばしてしまいました。








スッキリ晴れわたった青空が、桜色に染まったのは結局、満開直前だったこの日だけでした。その次の週はもう、夕立は降るわ、ついでにミゾレは降るわ、であっという間に路面が桜色になってしまいましたね。



















昨年の秋に発芽したホワイトセージの苗たちは、冬のあいだベランダでゆっくりゆっくり育っていましたが、桜が開く陽気になったとたん、アブラムシはいっきに増えるわ、土はすぐ乾くわで、毎日なにかしら緊急の庭シゴトができてしまいます。

















↓去年の12月の時の同一人物です。こうして比べてみてはじめて、大きく育ってるのが実感できました。


























柿の木も新芽がどんどん広がっています。最近スズメたちが、この木のちかくで巣づくりしているのが、わかりました・・・というのも、ハンギングバスケットのヤシ繊維をワシワシとムシッては、持ってくところを毎朝目撃しているからです。ヤシの繊維はよほど丈夫なのか、カラスにも人気があって、たびたびハンギングバスケットに穴を開けられています。




















人々の視線が桜の花に集中する代々木公園では、モミジがなんともかわいらしい花をつけていました。



























同じく代々木公園のハーブガーデンでは、アップルミントたちにまぎれて、ホップが新芽を伸ばしていました・・・今はまだどれがホップなんだか、分からない感じです。





























この葉っぱがついたツクシンボみたいなのが、ホップの新芽です。気温が20℃以上になると、新しいツルが一日のうちに何十センチもベロベロ伸びます。

























ちなみに、生命力の強いホップにも、害虫はやっぱりつきます。アブラムシとか、ハダニとか、イラッとはさせられるけど人体に悪影響のないヤツラではなく、ムカつくニオイを出すマルカメムシとか、あっという間に葉っぱを喰い尽くす「タバコガ」の幼虫だとか、触るとビリビリッとしびれる「イラガ」の幼虫とか、なんともアグレッシブなやつらに好かれます。それでも放置しておくと、タバコガの幼虫なんかは、アシナガバチとかカマキリとか、シジュウカラなんかの小鳥たちに食べられてしまうことも多いので、自然に食物連鎖ができていく経過を見るのも楽しいモノです。




さて、フラッド&ドレイン・システムで昨年の秋から育てているトマトたち、そろそろ手が付けられなくなってきました。グロウルーム天井ちかくのスキマから、トップがニョキニョキと伸び出てしまってます。ひとまずは、トップ(茎頂部)をランプの下まで降ろさなければ光があたらないので、葉かきして茎だけになってる根元の茎をおもいっきり床面に引き下げて、トップ全体にまんべんなく光があたるように誘引しています。

























ところで、収穫するのは、果たして早朝がいいのか? 夕方がいいのか? 意見が分かれるところです。ビタミンやリコピンなどの栄養面から考えると、エネルギーの消耗が少ない日の出前のほうがヨサゲなんですが、「無機窒素が、アミノ酸などのウマミや重量のもとになる有機窒素へ変わるのは光合成している間のはず・・・」と、考えがまとまりません。

ということで、朝と夕方にあたる時間帯に、グロウルームで完熟したミニトマトたちを食べくらべてみました。

まずランプ点灯30分前のミニトマト4つばかり糖度を測ってみると「8」。味は「ゼンゼン酸っぱくない。でもそこまで甘くもない。可もなく不可もなく・・・」


























つぎに、グロウランプが消える1時間ほどまえに、同じくらい完熟していたミニトマトをいくつか、試してみました。糖度は「8」で変わりません。ところが、味の方は朝よりもエグ味がなく、食べやすかったです・・・とはいえ、たった一回試しただけではなんとも心もとないので、今後も機会をつくり食べくらべていこうと思います。

それにしても、COCO培地とTERRA培土で育てたミニトマトのほうが、ダンゼン味が濃かったな〜


ちなみに、水耕栽培でそだつトマトは、皮がしっかり厚くなることをひさしぶりに思い出しました。(トマトは、水が多いと皮がかたくなると言われています。)

2014年4月1日火曜日

「ハイドロポニックス&オーガニックス」ミニ冊子2014できました。

3歩あるけば「春」が見つかる、どこでも見つかる。歩かなくても「春」だと分かる、そんな陽気がつづくようになりました。

























ほんの2ヶ月前は、この雪景色にホンロウされていたことなど、すっかり忘れてしまいます。



















川崎市内を流れる川ぞいの桜並木。ひときわワタシの目を引いたのは、バキッと折れた桜の枝が見事に花を咲かせていたことです。先月の雪で折れたのでしょうか???
























このような、植物のはかり知れないソコヂカラを見せつけられるたびに、とっても感動します。謙虚に植物から学ぶキモチを忘れずにいれば、カレラは折に触れていろんなミラクルを見せてくれるような気がします。


・・・さて、ハイドロポニック冊子2014年版つくってみました。水耕栽培の培地やシステムの使い方から、ココ培地やポッティング・ミックス栽培での水やり、培養液の作り方、気温や湿度、室内栽培用ランプについて・・・などなどハイドロポニック栽培のポイントをズバッとまとめた「 Hydroponics & Organics 2014 」です!



























オンラインショップにて、お買い上げのかた限定でプレゼント中で〜す!!!