2016年7月20日水曜日

梅雨から夏へ。今年初のホップの収穫

まだ梅雨があけない関東です。



























とはいえ野を歩けば、そこかしこにセミの抜け殻が見つかります。

























雨が2日降らなかった週末を選んで、今年初のカスケードホップ収穫をしました。今年は、春に新芽をたくさん摘んでツルの数を少なくしたおかげか、大きなホップが穫れました。























ホップのグリーンカーテンを内側から見ると、こんな感じです。

























2週間前、収穫直前のホップ

























↓今朝の同一人物です。熟すにつれガクがふわっと広がり、内側のルプリン量も増えていきます。



























開けっぱなしにしておいた、倉庫の高窓から、カスケードホップのツルが侵入してしまい、そこにひときわ大きなホップが!
「高くて手が届かない、穫れない!」、
となると、ますます何が何でも収穫したくなるのが不思議です。高枝切りバサミを持ち込んでワクワクしながら、いざ収穫!










































わ〜い! やっとこさのGETです!  ホップのツルは、地上6メートルくらいまで伸びてまして、トップにいくほど、大きな花穂(かすい)が実ってます。

























「さわるな危険!!!」 さわると強烈に痛い、イラガの幼虫がちんまりとくっついてました。
























このように、無農薬でも元気に育つし収穫もできるほど丈夫なホップですが、イモムシ、毛虫は、よくつきます。ホップのお手入れや収穫の時は、長袖と軍手がマストアイテムとなります!

エンジョイ! ホップハーベスト2016!

2016年7月12日火曜日

DIF。昼夜温度差でいろいろ変わる。

・・・ということで、24時間前からの 最高 | 最低 温湿度 がわかる温湿度計が、一回り大きくなって帰って来ました!



















本日より、オンラインショップで合計一万円以上お買い上げの方 

または、

TamaPlantfoodの製品どれかをお買い上げの方、

差し上げますので、単4電池ふたつをご用意して、到着をお待ちください!!!
(数量に限りがあるため、お一人様ひとつまでとさせていただきます。)





なぜ温度は大切なのか、といえば・・・

ホップの毬花を大きくしたり、おウチで育てているトマトや夏野菜を甘くおいしくしたりするために、役立つ栽培のコツはイロイロイロイロありますが、そのひとつに

「昼夜温度差=DIF」

という処理方法があります。


「DIF」= 昼の温度 - 夜間の温度

ということで、「DIF」Differentの略というシンプルな由来です。

昼間の温度と夜間の温度の差が、植物の生長や果実の品質に大きく影響する、という作用を利用した栽培技術です。昼の温度よりも、夜の温度が高くなると草丈が伸びるのを抑えるので、コンパクトな苗に育ったほうが有利な花き施設栽培で利用されてます。
これはとくに、春に育つ花で効果が大きいそうで。
http://www.greenhousegrower.com


より10℃気温が低い = -10℃ DIF

の気温が同じ = ℃ DIF

より10℃気温が高い = +10℃ DIF

こんな言い方をするそうです。


とはいえ、DIFの反応は植物の種類や品種で、反応がマチマチな部分があるようで、DIFをうまく応用するには、正しい知識と経験が必要だと思います。

ということで、夏野菜など収穫目的の栽培でDIFを応用するには、昼の平均温度より夜の温度を低くしたほうが、果実が大きくおいしくなる、ということはハッキリしてます。





〜 昼間に、葉っぱの光合成運動でつくられた糖類が、夜間の温度が下がると、葉っぱから花や果実へと送られるんだけど、夜間の温度が下がらないと、葉っぱでつくられた糖類が、収穫物に送られる量が少ないから、肥大しににくなるよ。

ところで生長期のはじめだけ夜間温度を高くすると、草丈が徒長しにくくなってコンパクトになるよ。〜

かなりバックリ意訳すると、そういうことを説明してくれています。


昼夜温度差の理想は、一般的に室内栽培なら10℃までで、それ以上夜間温度を低くすると結露がたくさん出てくるので、「夜を寒くすると、糖度が上がってもっとおいしくなるかもしれないけど、結露はカビ病が出そうで心配だよね」、ってことになります。

そんなこんなで、夜間温度を下げられる環境でも、そうでなくても、いずれにしても夜間も送風をつづけたほうが、非常にベターです。