2017年4月25日火曜日

ウォータータイマーで自動ドリップシステム

培地ふくめ100%植物由来の「Dirt Cake」は、我が家のネコどもに好評でした。
なんのちゅうちょもなく接近し・・・


















あっというまに食い荒らされていきました。めでたし。めでたし。





















さて、電池作動式のウォーター・タイマーで、トマトのココ栽培の水やりを自動化しました。詳しいセッティング方法はこちらで紹介しています :
http://www.tamaplantfood.com/product/organics/2051/
ランプ点灯時の室内温度が25〜27℃くらいで、夏日になると30℃を超えます。
6Lポットのトマト2株で、2日ごとに90分ウォーター・タイマーを作動さるプログラムで一度に約1ℓ の培養液がドリップされます。

























ウォーター・タイマーを使って自動ドリップするには、最適な間隔で植物が吸収する分だけの水分を与えることになりますが、それを決定するにはまず、1㎡あたり1日に何リットル培養液が必要かを知る必要があります。

以前紹介した通り、大きく育った植物は、その本数に関わらず1mX1m(培地使用量90L前後)の栽培面積で1日あたり4〜6Lの水分を消費します。
水やり3年。でもルールさえ知ればコワくない!


















CANNA COCO栽培の水やりルールですが:
生長期では与えた培養液の約70%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
開花期では与えた培養液の約60%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
収穫期は、与えた培養液の約70%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
というサイクルがメーカー推奨の管理方法です。

例えば、10Lポットのココ栽培で培養液3Lを水やりしたとします(ポット体積の30%量)。
ポットの底からの排水量が300ml〜600ml(3Lの10%〜20%量)だったとしたら、最適なタイミングで水やりできた、ということになります。
(ポッティング・ミックスは、生長期50%|開花期40%|収穫期50%で水やり)

なので1mX1mスクエアの栽培面積いっぱいに植物の葉が広がったタイミングでは、3〜5日ごとに約30Lの培養液が自動ドリップできるように、ウォーター・タイマーをセットすれば大きく外しません。





















ポットの底に培養液が浸りっぱなしにならないよう、排水システムを作るか、受け皿にたまった排水をすぐに捨てられるようにしてください。


自動ドリップする培養液量が決まったら、つぎにウォーター・タイマーをどのくらい作動させたらいいのか決めるために、10分あたりどのくらいの水がドリップできるかを事前に調べます。
ポットよりも高い位置にセットしたリザーバータンク - > ウォーター・タイマー- > ドリップホース + ドリッパーの状態で、ドリッパー全部を1L以上の軽量カッブにつっこんでから、ウォーター・タイマーを10分作動させてみて、何mlの培養液がドリップされるか確認します。こうすれば、ウォーター・タイマーを何分作動させればいいのか、答えが出ます。




















こちらは、メロンどものためにセッティングした、ウォーター・バッグを利用した自動ドリップ・システムです。

























4月の夏日に、メッキメキのびはじめました。



























ものの一週間で2倍の高さに!
前回失敗したのは、ランプ点灯時の乾燥と、ランプ消灯時の多湿、という負のスパイラルで病気が発生したせいです。今回は、24時間ファンで葉を動かし点灯時はきちっと加湿しています。









最初で最後のメロン栽培になる予感がしています。












2017年4月20日木曜日

春のお庭のケーキ。

気づけば日焼けしていた、というような夏日がつづいたかと思えば、どしゃ降りの春の台風がやってきました。おかげで春の花たちは本気モードに。ドバッと咲いたりしおれたり・・・

せっかくなので、よく咲いた花たちや、のび出した新枝どもをあしらって、「Dirt Cake」をつくってみました。ココ培地に麦を蒔き、発芽したらデコレーションスタートです。
























チョコレートスポンジのように見えるのはココ培地、クリーム部分はカラーサンドです。トップの草は、猫草にしているえん麦なので、このあと我が家のネコたちにささげます。


























寄せ植えにしくじったせいで、1月2月はほとんど咲かなかったビオラ。やっと満開になりましたが、この陽気でベロベロと伸びてしまうのが悲しいところです。


























ブルベリーの花がふくらみはじめると、かわいいクマバチがやってきてくれます。おかげで受粉は順調で、根元には小人用のコップのような白い花びらがたくさん落ちていました。


























イチゴの第一果房が咲いた頃は、へんに寒かったり雨つづきだったので、受粉がうまくいかずに、ひとつしか実りませんでした。

























今は、たのもしいクマバチが通ってくれます!


























「地味な色だね」去年だれかにそう言われた記憶とともに、一年間植えっぱなしだったラナンキュラスが今年も咲きよみがえりました。


























冬にテキトーに種を蒔き、育ち、ボキッと収穫したレタスは、茎から新芽が出てきてくれました。基本的に「放置」「植えっぱなし」「なんか勝手に生えてくる」を目指す栽培を心がけています。

























先週収穫したレタスの茎からでた新芽は、もうこんなに大きくなりました。

























一年に一度しか咲かない桜。管理がむずかしい盆栽の桜が咲いた時の、自尊心の満たされレベルは、ハンパないです。
























二日も晴れた日が続けば、あっというまに水やりどきになります。バシャバシャ水をやっていると、土の中からシュポッッッッ・・・とトカゲがあわてて出てきました。



















2017年4月10日月曜日

FLOP 2017! お花見させてくれない桜たち。

やっと桜が開いてきたと思ったら・・・毎週末いまいちなお天気な、今年のお花見事情。
満開の桜咲く河川敷では、にわか雨のなか、テントとタープを設置してお花見を強行なさってたご一行様も見受けられました。


先週晴れた日、桜はまだ八分咲き程度でしたが、やはり青空のほうが桜は映えます。


















花びら一枚すら、まだ舞うことのない日でした。




















宅地開発がどんどんすすみ、このような大きな桜並木が、ずいぶん減ってきました。
歩いてすぐ見られるこのスポットは、とても貴重です。





















































根元近くに生えてきた桜のひこばえ。どちらもソメイヨシノですが、樹がちがうと花の色もちがいます。









































ソメイヨシノが咲くあいだは、他のどんな花も存在感が薄くなりがちですが、年に一度しか見られない花たちが毎週のように咲いていきます。


















「花よりダンゴ」という通り、赤く食べごろになったイチゴを見つけたテンションの高さは、さすがの桜もかないません。

2017年4月3日月曜日

花見とベルギービール。

冷たい雨でスタートした4月。まだ開かない桜をうらめしそうに眺めながら、ヨコハマへ足を運びました。

「港の見える丘公園」に来たのは、高校生のとき青春18切符でおとずれた以来・・・この日は曇り空でした。せっかくのキレイな花々がもったいないので、空を快晴にしてみました。
































パシフィコ横浜では「2017 日本フラワー&ガーデンショウ」が開催されていました。
「愛でるためのガーデニング」は、品種のセレクトの見事さ、しつらえ方あしらい方、カラーコーディネートのどれもがプロフェッショナルで、さすがに見応えがあります。






























ガーデニングのトレンドを反映して、多肉やエアプランツの寄せ植えもたくさんありましたが、個人的にはやはり「見て楽しむ、食べて味わう」トマトのクライミング仕立てに目を奪われます。
























「あえて咲かせた」ルッコラと、お花の寄せ植え、こちらも心惹かれました。


























快晴であったなら、桜咲く空の下で数々の観光目所だのチャイナタウンだのをテクテクと散策しながら、風向めいびな景色たちをカメラにおさめて帰路につけたはずですが、それは叶わなかったので、早々に帰宅し、とっておきのビールを味わいました。

「デュンケル・ヴァイツェンボック」
句読点の位置が正しいのすらわかりませんが、ややスモーキーな香りがする小麦のビールです。

























古くからヨーロッパの修道僧によって作られてきた「トラピストビール」。
どちらもコクと甘みがあって味わい深く、心だけでなく空腹までが満たされました。こんなビールを毎日飲める暮らしがあるとすれば、それは私にとって間違いなく「楽園」を意味します。


























問題は次の日です。日本の大手メーカーのビールはどれも、ソツがなく上品で味のバランスがとてもいいことを実感していますが・・・あんな素晴らしいビールを飲んでしまった翌日は、メジャーなビールの味が、それはそれはうすく・・・うっす〜く味気なく感じてしまうのでした。各ビールが目指しているゴール自体がちがうので、比較するべきではありませんが、やはり手間ひまがかかったものというのは、お金では買えない価値があることには間違いありません。