2017年4月3日月曜日

花見とベルギービール。

冷たい雨でスタートした4月。まだ開かない桜をうらめしそうに眺めながら、ヨコハマへ足を運びました。

「港の見える丘公園」に来たのは、高校生のとき青春18切符でおとずれた以来・・・この日は曇り空でした。せっかくのキレイな花々がもったいないので、空を快晴にしてみました。
































パシフィコ横浜では「2017 日本フラワー&ガーデンショウ」が開催されていました。
「愛でるためのガーデニング」は、品種のセレクトの見事さ、しつらえ方あしらい方、カラーコーディネートのどれもがプロフェッショナルで、さすがに見応えがあります。






























ガーデニングのトレンドを反映して、多肉やエアプランツの寄せ植えもたくさんありましたが、個人的にはやはり「見て楽しむ、食べて味わう」トマトのクライミング仕立てに目を奪われます。
























「あえて咲かせた」ルッコラと、お花の寄せ植え、こちらも心惹かれました。


























快晴であったなら、桜咲く空の下で数々の観光目所だのチャイナタウンだのをテクテクと散策しながら、風向めいびな景色たちをカメラにおさめて帰路につけたはずですが、それは叶わなかったので、早々に帰宅し、とっておきのビールを味わいました。

「デュンケル・ヴァイツェンボック」
句読点の位置が正しいのすらわかりませんが、ややスモーキーな香りがする小麦のビールです。

























古くからヨーロッパの修道僧によって作られてきた「トラピストビール」。
どちらもコクと甘みがあって味わい深く、心だけでなく空腹までが満たされました。こんなビールを毎日飲める暮らしがあるとすれば、それは私にとって間違いなく「楽園」を意味します。


























問題は次の日です。日本の大手メーカーのビールはどれも、ソツがなく上品で味のバランスがとてもいいことを実感していますが・・・あんな素晴らしいビールを飲んでしまった翌日は、メジャーなビールの味が、それはそれはうすく・・・うっす〜く味気なく感じてしまうのでした。各ビールが目指しているゴール自体がちがうので、比較するべきではありませんが、やはり手間ひまがかかったものというのは、お金では買えない価値があることには間違いありません。