2018年7月31日火曜日

Can't Go Wrong with That! と言わしめたCMH315W。やっと日本上陸!


ついに日本でも、あのCMH315Wがリリースの日を迎えられたことを、
地味に、しかし、かなり熱く、よろこんでます。 

LUMii SOLAR 315 新発売です。








CMH? CDM? なによ? それ! 」とお思いの方もいらっしゃれば、「 CMHが出ちゃったら、もうHPSじゃないよな・・・どう考えても。 」という、お耳の早い方もいらっしゃるでしよう・・・

CMH、CDM、いずれにせよ、海外での評価が「Cant' go wrong with that!」と言われている通り、その栽培効果の高さとランニングコストの良さ、そしてハイエンドな栽培用LEDよりもリーズナブルな価格であるという事実と評価には、一点の疑いもないので、今後HPSランプにかわって、栽培用HIDランプの主流となっていくことは、ほぼまちがいないのです。

CMHCDMは、「CMH=セラミック・メタルハライド」、「CDM=セラミック・ディスチャージ・メタルハライド」の略で、どちらも同じ製品をさします。



そもそも、従来のなじみぶかい 「MH=メタルハライド・ランプ 」自体がフルスペクトル放射の太陽光に近い光でしたが、構造上の理由で放射束に限度があるうえに、MHランプひとつひとつの発光色に個体差ができてしまいました。「同じメーカーでも、このMHは青っぽい、あのMHは黄色っぽい・・・」といった具合です。

さらにMHランプの石英ガラス発光菅が、光らせる金属と反応を起こしてしまううため、経年劣化にも弱く、ランプ交換の目安は10,000時間程度でした。


そこで、発光菅を高圧、高温、金属との反応に強い素材である「セラミック」に変えたのが 「CMH 」です。発光菅をセラミックに変えると、具体的にどうなるのか、というと・・・


  1. 従来のHIDランプよりも、発光菅にもっと高い圧力をかけて高温にできるので、内部の金属をさらに強く光らせることが可能。もっと幅広い光のスペクトル範囲を高く放射できる。結果、HIDランプの中で、もっとも太陽光に近いフルスペクトルを放射できるランプの誕生となりました。
  2. CMHのセラミック発光菅は、経年劣化に強いので、ランプ寿命が長くなるうえ、寿命末期まで、ほとんど明るさがおちない。HPSやMHの1.5倍〜3倍長く使える。
  3. 結果として、HPSやMHよりも、少ないワット数と低いランニングコストで、同等かそれ以上の栽培効率がある!!!



ということになります。そしてCMHランプは、HIDランプ(ハイ・プレッシャー・ディスチャージ)の一種なので、CMH専用のバラストが必須です。


LUMii SOLAR 315 フィクスチャー

今回発売された、 LUMii SOLAR 315フィクスチャーは、CMHランプ315Wを点灯させるリフレクターとバラスト一体型のランプシステムです。 ランプにおけるフィクスチャーとは、一体型照明装置という意味です。 フィクスチャーはランプコードがないので、バラストとランプの間で、電力ロスが起こりません。







つまりフィクスチャーは、バラストが電圧不足にならないので、短寿命や故障を大幅に減らせるってことです。 バラストとランプ間は、短距離なほうが電力の損失は低くなります。


そして、なにより、本体が2.5Kg、50cm弱というポータブルなボデーのくせに、栽培効果と有効エリアはHPS400Wと同じです。




LUMii SOLAR 315 CDMランプ GROとPRO

CMHランプ315Wには、大きく分けて生長期用の4Kと、開花期用の3Kの二種類があります。4Kは青い波長が強く、さわやかな朝の光を感じさせる色で、3Kは、あたたかみのある夕暮れを感じさせる、赤みが強い光の色です。

CMHランプの特徴は、光合成に有効な400nm-700nmのPAR領域がとぎれることなく放射できるうえ、光合成運動にはダイレクトに使われなくとも・・・

  • 光合成促進 
  • 間伸びさせず、コンパクトでがっしりと育てる
  • ストレス耐性アップ
  • テルペン類、ビタミン類、抗酸化成分を始め、有効成分の生合成を促進
  • つまり、収穫のクオリティーが非常に高くなる

これらのうれしい効果が高いUV-A、UV-Bの近紫外線300nm-400nmの範囲から、IR赤外線830nm-1000nmの範囲までをバランスよく放射できます。植物は太陽光の下で進化してきたので、赤と青の光だけが強い光を受けて育つよりも、UV、IR、さらに緑色の光があったほうが、健康によく育つうえ、果実の栄養価や品質が向上し、さらにさらに不思議なことに収穫期間が短くなります。

【 注意 】
発光菅からは、刺激の強い危険なUV-Cも放射されますが、CMHの外装は二重ガラス構造なので、危険なUV-Cをカットしてくれています。とはいえ、CMHの点灯中はランプを絶対に直視しないでください。





開花期用3K=3200ケルビンの色温度の LUMii SOLAR PRO は、HPSを思わせる光の色です。PAR値、PPF値ともにGROよりも高いうえ、栽培効果が高いスペクトルを放射するので、実は生長期からも使えます。フルスペクトル放射できるCMHなので、ほとんどの人が3Kしか使わないことも事実です。





























一方、生長期用4K=4200ケルビンの色温度の LUMii SOLAR GRO は、MHを思わせる光の色です。 生長期に適しています。






























最後に、CMH315Wランプ含め、LUMii SOLAR 315 のメリットを、まるっとまとめると・・・


  1. CMH315W X 1台で、1mX1mスクエアをカバーする、HPS400W相当と考えることができます。つまりHPSよりも、消費電力とランプの発熱量を20%-30%減らすことができるので、コストを抑えられる上に安全性が高い!  さらになんと! HPSよりも熟すまでの日数が短縮できます。
  2. 一般的には、HPS1000Wの代わりは、CMH315W X 2〜3台が妥当とされています。 しかしCMH315Wは、栽培エリアが広いほど、そして台数が多いほど、HPSランプよりも栽培効果がますます高くなります。 HPS1000Wの場合、高熱によるダメージやロス率に加えて、火災などの危険性の高さや、スイートスポットとなる照射エリアの狭さ、そして空調や電気代などのランニングコストなど、総合的に比較すると、CMH315W X 2台で、収穫率と品質の高さで勝ります。 
  3. 劣化に強いCMHランプは20,000時間とランプ寿命が長いうえ、しかも寿命末期まで、明るさがほとんど落ちません。 HPSランプの場合、半年から一年で交換しなくてはならないことを考えると、 CMHは2年から3年、交換しなくてすみます。(4年間交換しなくてもいいよ、という人もいます。) CMHランプの光放射低下率は低く、使用合計10,000時間で10%以内、20,000時間で20%以内。
  4. LUMii SOLAR 315 フィクスチャーは、とにかく軽くてコンパクト。一体型なのでバラストも長持ち。
  5. LUMii SOLAR 315 フィクスチャーは、PRO/GRO以外の市販のCMHランプ315Wを点灯させることができます。
  6. 現在、使用しているHPSランプの一部をCMH315Wにチェンジするだけで、CMHの効果が実感できるはずです。



とはいえ、SANlight LEDは、HIDやLEDの垣根を超えて、
あらゆる面で最高スペックの植物育成ランプです。




ちなみに、CMHがなぜ、CDM、はたまたLECと呼ばれているかの理由ですが・・・

CMHは、主に北米内で使われていて、MHランプを連想させやすいから、だとも思います。 北米では、LEDと字面が似てる理由から、LEC = ライト・エミッティング・セラミックと好んで呼ぶ人もいます。

CDMは、イギリス含むヨーロッパ圏内の呼び名で、栽培用CMHランプを完成させたヨーロッパのとあるメーカーの登録商標でもあります。
例えば、高圧ナトリウム灯は北米を中心にHPSランプと呼びますが、それはナトリウムが英語では Sodium=ソディウム というからです。
一方、ナトリウムはドイツ語なので、ヨーロッパではHPSランプのことをNDL=ナトリウム・ディスチャージ・ランプと呼びます。そこで、CMHよりCDMのほうが、新たなHIDランプの一種として、関連させやすかったのだと思います。

日本は、ソディウムではなくナトリウムと呼ぶので、ヨーロッパにならってCMHでなく、CDMと呼ぶべきなのかもしれませんが、「ナトリウムのことをソーダとも呼ぶしなぁ・・・MHによせたCMHのほうが、なじみやすいかなぁ・・・」と迷うところです。