2019年2月8日金曜日

CMH315W やLEDは 思った以上に光が強い。

LUMii SOLAR CMH315W 3Kで育てているパプリカども、葉っぱにマグネシウム欠乏的な症状がでました。






CANNA COCO培地 + COCO A/B肥料のコンビネーションで、自動底面給水システムGoGroで育てているので、培養液の問題ではありません。



















葉っぱに生育障害が出た原因は、パプリカの茎頂部分と LUMii SOLAR CMH315W 3K の距離が近すぎたからです。 いままで使っていたHPS400Wの感覚で、CMH315W を30cmから40cmくらいの高さで照らしていましたが、HPS400Wよりも光の作用がはるかに強いようです。 

強い光で植物が光障害を起こすと、葉緑素が破壊されるので マグネシウムが欠乏して葉っぱが黄変したり、ひどいときは葉っぱが白く色抜けします。 葉緑素の分子構造の核となるミネラルがマグネシウムだからですね〜。

そして、分子構造はそのままに、葉緑素の核となるマグネシウムが、鉄にかわっただけで赤い血液になるってのは、チョ〜有名なお話ですね。





あわててCMH315W フィクスチャーを パプリカの茎頂部分から80cmの高さまで離しました。


























それと同時に、パプリカどもにマグネシウムを多めに吸わせる必要があるので、まずは即効性のあるエプソム塩を葉面スプレーしてから、培養液にカルマグルトをプラスしてリザーバーにセットしました。 緊急性が高いマグネシウム欠乏には、まずはその原因を取りのぞいた後で、エプソム塩の葉面スプレーがいちばん効果があります。





CMH315W で育てていて、ベックラすることは光の作用が強いことだけではありません。
近紫外線から緑色の波長があたると、パプリカどもが、ぜんっぜん徒長しません。ガッシリとコンパクトなまま、たくさんの花が咲いてキッチリ結実しました。




















ということで、光の波長と植物の生長の関係が解明されいていくにつれ、植物栽培専用のランプどもは、年を追うごとに確実に進化しつづけています。

LUMii SOLAR CMH315W 3Kや、SANlight S4W LEDのように、従来よりも電力密度が高いランプ機器は、ワット数が少ないわりに光の作用が強いので、距離をとったほうがよいです。 LUMii SOLAR CMH315W 3Kの場合、植物から60cm以上の距離をキープしたほうがいいです。