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2026年6月16日火曜日

バケツ稲と、益虫がたくさん集まる無農薬ガーデン


玄米を発芽させて育った水稲。「バケツがない、ようリンがない、土がない、時間がない!」とグズグズして中苗(ちゅうびょう)まで育ってしまいましたが、先週末にやっとバケツに定植しました
。バケツ稲栽培のスタートです。定植したとたんに葉が次々と展開していますが、放置されたバケツに生えた雑草にしか見えず、誰かに抜いてしまわれないか、ちょっと心配しています。プランツタグをつけようと思います。


今年もプロテア「リトル・プリンス」のつぼみが上がってきました。

プロテアは種子繁殖では遺伝的に同じ株にならないため、同じ花から実った種子をまいても、育った株の花色や花形、大きさなどにはばらつきが出ます。なのでこの花から採れた種子を蒔いても、まったく同じ花は咲きません。

「リトル・プリンス」(Protea cynaroides ‘Little Prince’)は、南アフリカのAgricultural Research Councilが選抜したキングプロテアの園芸品種です。この名前で流通する苗は、最初に選抜された一株を起源とし、その特徴を保つために挿し木でクローン繁殖されたものです。


高々と伸びたローズマリーの茎先に、カメムシをGETした「シオヤアブ」が止まっていました。「ムシヒキアブ科」のシオヤアブは、ガーデニングを楽しむマダムにとって憎むべき大敵、カメムシやコガネムシ、そして「ハバチ」、はたまたスズメバチまでもを捕食してくれるチョー益虫です。

 


そのうえ「シオヤアブ」には毒はなく、攻撃さえしなければ噛まれることもありません。そうです!  「シオヤアブ」は、無農薬栽培の強い味方です! ちなみにシオヤアブのオスのお尻には名前の由来になった白い毛束がついていて、メスのお尻にはついてません。なのでこれはメスです。


そして、咲き始めたばかりのロシアンセージでは「ササグモ」がじっと何かを狙っていました。「ササグモ」は、多くの根強いファンをもつ「ハナグモ」の一種です。


肉食性のササグモは、農作物に甚大な被害をもたらすウンカ、「バナナ虫」とも呼ばれる「ヨコバイ」、そしてバラをこよなく愛するマダムの最大の敵「ハバチ」などをたくさん捕食して食べてくれます。ササグモさん、がんばれ〜!!!


3cm足らずの小さな花に、はてしない宇宙を感じる「ルリタマアザミ」。そのつぼみにも益虫がいました・・・いえ、これは害虫「カスミカメムシ」でした! 残念!



本当の益虫は「ヒメハナカメムシ」です。
「ヒメハナカメムシ」は、アザミウマやコナジラミ、ハダニなど数で勝負をかけてくる、それはそれは手強い害虫どもを食べてくれる「益虫」です。







2026年5月11日月曜日

バラの季節です! 京成バラ園と半日陰のバラ対策

今年もバラの季節がやってきました。今回は、関東最大級のバラ園である京成バラ園に足を運びました。


生産終了となったパット・オースチン。気温が高い春の花はすぐ開いて散りやすく花持ちがあまり良くありませんが、とにかく大好きで我が家では「ほぼ食品原料でできたスプレー式農薬のみを使用する」減農薬で育てています。(カプリン酸グリセリル、ソルビタン脂肪酸エステル、 ヤシ油脂肪酸グリセリドなど)


バラの減農薬栽培はカンタンではないので、耐病性が高い品種を選ぶことなどがポイントですが、何よりキッチリ・しっかりした生産者様の大苗を選ぶことがとても大切だと思います。このパット・オースチンは「コマツガーデン」さんからGETしました。大正解でした。


「危険な農薬や消毒なしでこれだけ咲いてくれれば、大満足!」と毎年思います。



とはいえ、3年以上待つ覚悟があれば、たった15cmの挿し木苗からスタートしても、ほぼほぼ無農薬でバラを咲かせることはできます。半ツル仕立てにしたグラハム・トーマス(ジュード・ジ・オブスキュア だと思ってましたがちがいました)が、半日陰の不利な栽培環境でもよく咲いてくれます。


イングリッシュ・ローズは、もともと「半日陰+鉢植え」という劣勢環境でもたくさん咲いてくれる優秀な品種が多いのですが、無農薬栽培にチャレンジした最初の頃は3株ほど枯れ死なせてしまいました。

試行錯誤した結果、ERは高温多湿に弱いので、鉢植えにしてエアコンの室外機の上や、風が通る場所においたり、ファブリック製ポットに植えて根域の通気性を保つようにしたら、花つきが良くなりました。

そしてなにより、悪条件のバラ管理に農薬よりも効くものが!!! 
それは「っす。」そうです「お酢」でっす。


ありがたいことに「お酢」は、病害虫の防除だけでなく、光合成の代わりをしてくれるんですねぇ(室内栽培にはNGです)。日照不足の時など農作物に「酢酸」はとてもよく使われています。

散布のしかた
時間帯 – 日が弱い早朝または夕方。急に晴れた直後は避ける
方法 – 霧状にして葉裏まで軽く湿る程度。滴らせない
散布方法 – 連続曇天中は 2–3 日おき×2–3回 → 光が戻れば停止
余った液 – 通路や株元に流せばミネラル溶解効果も活用

日照不足リカバーには(曇天が続き根が弱ったとき)
4–5 %(一般食酢) 30–50 倍 70–100 倍 濃いほど根の修復向き
10 %(農業用酢) 70 倍前後 140 倍前後 酸度換算式で調整
15 %(高酸度酢) 110 倍前後 200 倍前後 例:15÷4.2×30 ≈ 110 倍

応用例
卵殻+酢 → 酢酸カルシウム
  • 100倍液で葉面散布すると、生理落果や葉中硝酸が減った報告 。
  • 高酸度酢60倍でトマト樹勢回復 – 曇天で弱ったハウストマトが持ち直した実例 。
  • 育苗の徒長抑制 – 30–40倍液を苗期に散布して締まりを良くした事例 。
  • 使う前に ― “足す前に止める”
  • 排水・過湿の改善 – 水はけが悪いままでは酢も効きません。
  • 小面積で試験 – 品種や気温で感受性が違うため、必ず数株から。
  • 濃度超過に注意 – 5倍以下は除草レベルで作物も枯れる 。
酢は「万能薬」ではなく、曇りが続くときだけ一時的に炭水化物を補う道具です。
排水・透光・過肥を見直したうえで、上の目安を参考に少量試してみてください。



これは生命力が強いけど、すぐ土に分解されて優秀な有機肥料になる「コンフリー」です。紫色の花がとてもキレイで「ナチュラル・ガーデン」の植栽にもおすすめ。ザバザバ増えるけど、ジャマくさいところで生い茂ったらブチブチ葉っぱを切って大事な花木の根元にマルチングするとあっという間に分解され、草木は無肥料でスクスク育ちます。不耕起栽培にも酷暑対策にも、一株庭に生やしておくと後悔しない宿根草です。



今年はマイヤーレモンの花がおっそろしいほど咲きました。家の中まですばらしい香りで満たされるほどです。



2025年6月17日火曜日

6月に咲く花々と梅雨の石灰防除

 先週梅雨入りしたばかりなのに、今日は35℃近くまで気温が上がりました。湿度が高い梅雨時期の猛暑日は、いったい誰を幸せにするのでしょうか?

昨年秋に植えて花ざかりとなったルドベキア・サハラです。それでなくてもジメジメとした気候で夏日などになると、せっかく咲いた地植えの宿根草の根元が黒く蒸れくされてダンゴムシ牧場と化すので石灰防除をしました。カルシウムは、植物も丈夫にします。


石灰資材の粉末は目に入ると危険ですが、消石灰や生石灰は特に危険です。炭酸苦土石灰やカキガラ石灰がおすすめですし、ゴーグル、手袋、ガーデンエプロンは着用したほうが安全です。冬は草木灰の加里をバラバラ葉にまいて手が真っ黒になり、夏は手を真っ白にしなから石灰をまいてますが、ざっくり施肥&防除をやるとやらないとでは草木の育ち方に大きく差が出ると思います。



ゼッタイに寒さで溶けてしまったと残念に思っていた「コロカシア・イルストリス」、植えていた場所とは全然ちがうところから再生しました。葉色が美しく、とても人気の高い観賞用サトイモです。根が太らずシュウ酸が多いので食べられません。



植えてから一年に一本ずつ主茎が増え、今年はやっとツボミが5つあがりました。リトルプリンスです。



40Lの大きめなファブリック製ポットに植えてます。真夏の水切れとカルシウムの与え方さえ注意すれば、関東でも屋外で冬越しできます。



手前はホワイトセージの花穂(かすい)です。4月ごろに3cmほどの太い花茎(かけい)がボキッと折れて地面に伏してしまいましたが、折れた花茎から見事に花が咲きました。カリフォルニアの自生地の画像を見ると、ホワイトセージの群生はクリーピング(地這い)状態で広がっているで、主茎がボキッと折れて生え広がるのが自然な姿なのかもしれません。



今年も咲きました。ハイドランジア・アムステルダム。日当たりを好む西洋アジサイは葉の色が濃くて厚みがあり、がっしりしてます。日陰でもよく育つ耐陰性が高めの日本原産のガクアジサイとヤマアジサイは葉の色も厚さも薄く、しなやかな感触です。西洋アジサイなのか日本アジサイなのかわからないときは、葉っぱで判断できるそうです。



昨年秋に植えたスカビオサ「Ace of Spade」は、思いのほかヒョロヒョロと徒長しましたがきれいに咲きました。












2025年5月1日木曜日

誰もがグリーンフィンガーになれる5月

 いよいよ5月です。5月と言えばツツジですが、2025年の今年はツツジの花の大当たり年です。野でも山でも里でもそのへんの路肩でも、今年のツツジは見事に咲きそろっちょるのです。とにかく今年のツツジは本当に見事です。

さて、Tシャツ一枚で歩く人をちらほら見かける陽気になると、さまざまな花が競うようにどんどん咲き進みます。ひとえに厳しい冬をじっと耐えた草木たちの生命力の賜物なのですが、庭の主にしてみれば、「誰かに見せたい、自慢したい」、という気持ちを抑えきれなくなるのも無理はありません。


「植えっぱなしなのに毎年勝手に咲いて、しかも二度見するほどゴージャスな花がいい。」というズボラな私とローメンテナンスなお庭の守護神「ラナンキュラス・ラックス」。



地植えでもよく咲きますが、雑草の方が生長が早いと埋もれて溶けてしまうので、最初の1〜2年は、鉢植えで管理して大きな株に育ったら地植えにすればマチガイなく見事に咲いてくれると思います。



秋から冬のあいだ、お店で花が落ちてお安くなった「宿根ネメシア」を見つけたら必ず連れて帰るようにしています。春になると、GETした時とは別人のように咲きこぼれるからです。


花々の背景を彩るギボウシは、おそらく「金星」かなと思います。今年初めにご近所さまにガツッと株分けしていただいたのを浅く植えただけですが、葉が見事に展開しました。


7年前に植えてからというもの、植えっぱなしで毎年咲いてくれる「西洋オダマキ レッドホワイト」。庭木の根元とか、日当たりが悪い場所でも、何年も入れかえずにカピカピになった土が入ったプランターで文句も言わずによく咲いてくれる天使のような存在です。



バラとのコントラストがよいアジュガ。どんなに植えても、なぜか梅雨になると溶けて消えるので、今年はこれで見納めだと思います。




昨年秋に緑肥で蒔いたクリムゾン・クローバーが今年も咲きました。雑草どもの繁殖を押さえてあたり一面に咲く様子は本当に天国のような景色ですが、ここまで咲かせるためには、毎年タネまきせねばなりません。

クリムゾン・クローバーとハルジオンのコントラストは、絵本の世界に入りこんだ気分になれるので毎朝ウットリと見入ってしまいます。



この時期、どこかのオタクで満開になった「モッコウバラ」が滝のように景色を彩る頃、つるバラ「アメジストバビロン」も咲きはじめます。痩せた土だと花つきが悪くなりますが、日当たりと風通しさえよい場所に植えれば害虫や病気にも強く、無農薬でも必ず咲いてくれます。

いっせいに咲くクリムゾン・クローバーを押しのけて、花を力強く展開してくれます。



そして先日、昭和14年から自給自足の暮らしを実践なさっている村におじゃまさせていただきました。この村の暮らしは、かれこれ90年も続いていることになります。




到着した時は雷鳴とどろく大雨でしたが村民の方にお話を伺っている間に、キラキラとした太陽が戻ってきました。


この日はちょうど、文化財として保存されている都電の塗装がおこなわれていました。雨上がりのキラキラとした新緑とこの車両がある景色は、おとぎ話の世界そのものでした。


最後は大山阿夫利神社の本社への登山道の途中から見える富士山。冬が終わったこの時期は、関東の低山に登り、ひと汗かいて心と身体のリフレッシュをすることにしています。