2022年8月26日金曜日

鉢底のジメジメを解消して、根を健康に保つポット・スタンド35

 まだ薄ぐらい早朝、ひぐらしの「シンシンシンシン・・・」という鳴き声で目が覚めるようになりました。酷暑もすぎ、日に日に晩夏の気配が色濃く感じられます。


実生の国産アボカドですが、管理をサボって1株が瀕死状態となってしまったので、急いで液肥や活力剤を与え、復活してきました。さらに根の活力をアップさせるために、エアロポットの排水性をさらに高める「ポット・スタンド35」を使ってみました。「ポット・スタンド35」は、重たいポットを置いても真ん中がたわまないうえ、高さが低いので強風が吹いたときポットごとパタンと倒れてしまうこともありません。ウッドデッキやコンクリートなどの上で使うと、鉢底の通気性を確保して、根っこを蒸れや熱から守ります。



使わない時は、重ねてしまえる省スペース! 雨降りな日が続いても、根が酸素不足にならず安心です。さらに耐重量が25Kg!


プランターをウッドデッキの上に直置きすると、どうしても床板の腐食が気になります。かといって、アイアンのポットスタンドだと高さがあるので強風で倒れたり、クニっと曲がったスタンドの猫足にホースを引っかけて鉢を倒して割ってしまったり、かといってクルクル巻けるプランターボードなどに鉢を直置きすると、長さがジャマだったりと、ストレス満載でした。

ポット・スタンド35」は、タテXヨコ35cmなのでプランターの数に合わせて増減できます。または、使ってないポットや園芸用土などを放り込んでおくのに便利なウッド・ボックスなどの下に敷いても、木材の腐食を防ぐことができてナイスです。


チヌーク・ホップを這わせているパーゴラの下で、メキメキと大きくなったビカクシダ ども。

本来、野生のビカクシダは高い樹木に着生しているそうで、ジメジメした地面に近い場所で生息する害虫には弱い面があるそうです。


「なんか日に日に葉がちぢんでる!」と思ったら、貯水葉が虫に食われていました。

このリドレイを着生させた水苔からは、大量のホオズキカメムシがでてきました。ビカクシダを食害したのはカメムシではありませんが、鉢ごとバケツの水に沈め、退散いただきました。ビフルカツムやネザランドは、リドレイほど派手に食い散らかされたことがないので、玉レタスのような貯水葉のやわらかさと、半日陰という置き場所のせいでワラジムシの食欲が湧いたのだと思います。

貯水葉が消え去ったリドレイたちですが、まだ新芽が元気に動いているので、気長に回復させます。



収穫したホワイトセージの花茎から、けんめいに種子を分離させています。いろんな網目で種子だけ採取しようとしてますが、チットモはかどりません。その過程で、ホワイトセージの樹脂がついた、こまかな葉がたくさん落ちます。



これがまたホワイトセージの香りが凝縮された、とても良い香りです! すかさず小さなリネンのサシェ袋に入れて、クロゼットに吊るしました。この香りがする服でも着れば、怠惰な性格が少しは浄化されるかもしれません。





横浜市の緑化推進財団法人さまに差し上げたホップです。新横浜駅にほど近い坂道で、大切に育てていただいています。とてもうれしいです。



道すがら「あっ!ホップがある!」と気づかれる方もいらっしゃったとか。ホップが結んだご縁です。

2022年8月19日金曜日

ホワイトセージの種子を収穫しました。

 お盆が過ぎると、暑いながらも日差しに秋の気配を感じるようになります。

ホワイトセージの花が茶色く熟してきたので、長く伸びた穂の枝を刈り取って、種子を収穫することにしました。




刈り取ったホワイトセージの穂を適度に乾燥させるために、2〜3日段ボールに入れておきます。部屋中に、良い香りが充満します。




樹脂でべたつく穂をザリザリと手でこすると・・・



ゴマよりも、ちいちゃな種子がでてきました。





ホワイトセージの種子は発芽率が低く、昨年まで自然落下させていましたが芽が出たことがありません。今大きく育っているホワイトセージは、たしか冷蔵庫でしばらく保管していたものを秋に播種したはずです。発芽適温範囲の18℃〜21℃で種まきする前に、いったん低温で休眠させたほうが発芽率が上がるのか、情報を探してみましたが見つかりません。

ただ、ホワイトセージはムレに弱いので、種子は春蒔きよりも、秋蒔きのほうが翌年の梅雨がくるまでに、ある程度大きく育って夏に枯れるリスクが減らせると思っています。

ホワイトセージ以外にもミシマサイコなど発芽がむずかしい植物を、実生から育ててみて、いつも思うことがあります。種子の鮮度が1番のポイントだとは思いますが、「芽が出るときは、ほっといても出るんだよなぁ。出ないときは、とことん出ない。」


2022年8月3日水曜日

CANNA JAPAN 更新記事 ココ培地のトラブルの解決方法

耐えがたい 酷暑がやってまいりました!
先月末までは、「あ、このくらいの暑さなら、なんとかクーラーなくても乗り越えられそうだな。電力ひっ迫で、節電しなきゃいけないみたいだし・・・」などと、ナメたことを思っていましたが、無理ですね。日中は、クーラーなしでは人も我が家のネコどもも身の危険を感じるほどの暑さです。


しかし夜になれば、タヌキも子育てする緑地から涼しい風が吹いてきます。朝夕二回の掃除では拾いきれないほど、大量の落ち葉を散らす近所の雑木林は、斜面のがけ崩れを防いでくれるうえ、殺意を感じるほど強力な日光をしっかり遮ってくれます。落ち葉や虫が迷惑だと伐採するケースが多いようですが、酷暑の日ですら夜明け頃には肌寒く感じるほどクーラー効果が高いのです。




さて、CANNA JAPANオフィシャルサイトに、「ココ栽培のトラブル解決方法」記事がアップされました。



ハイドロポニカリーな栽培方法のなかでは、もっとも歴史が浅いココ培地ですが、発売されると同時に評判が評判を呼び、とてつもないスピードで定着し、世界に衝撃を与えました。

ココナツの殻からできたCANNA COCO培地は、ココの繊維に目に見えない小さな穴がたくさん開いているために、高い保水力だけでなく、空気もたくさん蓄えられます。しかも硬い硬い硬い、とにかく硬い難分解性の植物繊維なので、分解がとても遅く、長期間保水性と通気性を保てるのが特徴です。




CANNA COCO培地だけのメリットは「ココ栽培のトラブル解決方法」記事を読めば、よくわかる通り、一口にココ培地といってもCANNA COCO培地ほどのクオリティーは、簡単には見つけられません。

その理由は、製造されるCANNA COCO培地のすべてが、同じ品質になるようバッチごとに成分調整するバッファリング剤を調合し、品質試験をおこなっているからなんですねぇ。



CANNA COCO培地の突出した栽培効果の高さの秘密は、もうひとつあります。
果実のカラでできたCANNA COCO培地は、天然繊維であるがゆえに、ロックウール培地のように成分が半永久的に変化しない、ということは不可能です。

栽培期間が長くなるほど、CANNA COCO培地特有の保肥性や、pH緩衝作用は劣化してしまい、これがココ培地特有の栽培トラブルにつながります。そこで、保肥性とpH緩衝作用を復元してくれるバッファリング剤が CANNA COCO A/B専用肥料 というわけです。

特に、CANNA COCO培地を再利用するときは、CANNA COCO A/B専用肥料 は欠かせません。ココ培地にカルシウムとマグルシウムを正しく吸着させ、EC値、保肥性、pHバッファリング作用を修復します。





CANNA COCO培地を常に修復し、最高のコンディションを保ってくれるCANNA COCO A/B専用肥料とのコンビネーションがベリーベストです。