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2022年2月7日月曜日

梅が咲く頃。植えかえで春を先取り

 日が暮れて、あたりが暗くなっていても、ただよう香りで梅が咲いていることに気付かされる2月です。





ハンノキが植えられた公園の池で、大きなカメラを構えた人たちが一斉にレンズを向けていたその先には???



カワセミです。



市街地の公園の落葉した枝に止まっているカワセミを見られなかった年はありません。近所の川沿いのよう壁にへばりつくカワセミを目にすることもよくあるので、「コサギより、ちょっと珍しい程度の野鳥になってきたな。」と感じます。



この時に見つけたカワセミは、クチバシが上下とも黒っぽいのでオスだったようです。

カワセミのメスは、下のクチバシにの黄色い部分が多いそうです。




さて、2月4日の立春もすぎ、枯れ葉だらけの景色にも飽きてきました。昨年の春にニギニギしく植えた多肉たちも、年をこすと茎をニョロニョロとヘビのように伸ばし、プランターはスカスカに。多肉の植えかえをリフレッシュさせるのはとても簡単です。多肉のカット苗をスキマにポンポンと置くだけ。





多肉のカット苗が手に入らない時は、ポット苗を使いますが、プランターが小さいと根鉢がジャマしてギッシリと植えることができません。





そこで多肉のポット苗は、地上部だけパッツンと切ってカット苗にしてしまいます。
カットした後に根が残っているポットは捨ててしまわずに、そのままにしておくと、生長期の季節になれば、また再生してきてくれます。




寒さに弱い多肉は根を凍らせないために水やりを控えるか、春以降になれば、ほぼ確実ににこの方法で再生栽培ができます。







2021年10月4日月曜日

晩夏のパパイヤとミシマサイコ

 緊急事態宣言が解除され、久しぶりに都内の美術館へお出かけできました。

東京都現代美術館で開催されている GENKYO 横尾忠則 展です。

宣言解除後、最初の週末ということもあってか、ものすごい人出でした。
それでも県外の美術館を訪れたのは約一年ぶりだったので、久しぶりにクリエイティブな空間を満喫できて、滋養の高い心の養分となりました。



こちらは撮影可の作品もあった

MOTコレクション

Journals 日々、記す 

特別展示:マーク・マンダース 保管と展示

 







さて、絶滅危惧種の薬草「ミシマサイコ 」です。

半年以上、ず〜っと花が咲いています。

いったいいつ種子を収穫したらよいのか、さっぱりわかりません。

いったん根付いてしまえば、とにかく丈夫なので、きっと来年も出てくると思います。

薬効が高いのは2年目の株から、とのことなので来年の葉っぱをお茶にしてみようと思います。

 



パパイヤの実がさかんに結実するようになりましたが、今年は植え付けるのが遅かったようで、すぐ黄色くなってしまいます。地球温暖化で台風が強力になったり、海産物がダメージを受けたりするわりに、熱帯フルーツ栽培は相変わらずの低収穫率ですこし損した気分です。







植物というのは不思議なもので「この植物は失敗なく育てる自信がついた。自分で増やせるし置く場所もないから、もう買わない」と思おうものなら、ちょっとした出先で格安品や処分品が売られているところに、割と高い確率で出くわしてしまうものです。


このビカクシダもそうです。お宮参りの帰り道に、なにげなく立ち寄った園芸屋さんで「我々を持って帰れ、そして増やしなさい。手頃な値段なんだから。」と語りかけてきたのです。

2021年5月28日金曜日

初夏の花々と昆虫ホテル

5月にしては雨降りが多い今年、生い茂った葉っぱをかき分けてみると、摘果をさぼっていたオオダマアカツキの桃がグイグイ大きく肥大していました。




5月に咲く花のなかで、思いがけず存在感をます植物のひとつは、なんといっても「セリ科」ではないでしょうか? 冬の間、薬味やハーブとして活用してきたパクチーやイタリアンセロリ、そしてフェンネルなどセリ科の植物は、プランターや限られたスペースでは脅威を感じるほど、縦にも横にも広がって線香花火のような可憐な花を咲かせます。


欠点といえば、セリ科の花は、ガツガツ消費できるほど食べやすいものではないということでしょうか・・・勝手にタネが落ちて、勝手に翌年芽生えることを期待します。

 

そして今年のホワイトセージ は、花茎が一層デカく長く伸びました。花茎の長さは、どれも1メートル以上あります。





昨日までの雨で、四方八方にしだれまくっていたホワイトセージ の花茎をなんとか立たせて誘引していると、アシブトハナアブがホワイトセージの花にしがみついていました。



一方で、これは2年前にGETしたアジサイ「アムステルダム」。10cm足らずの草丈だったアジサイは、立派に大きくたくさんの花を咲かせてくれました。




「あれはなぁに?」とよく尋ねられる木製のノッポな家は、ハナアブなどのためが越冬するための避難場所、「バグ・ハウス」とか「ビー・ホテル」とかそんな名前で呼ばれています。




そしてこれはヘアリーベッチの花、土を耕して肥やすために育てる緑肥とよばれる植物のひとつです。






「ハナアブ」「ビー・ホテル」「アムステルダム」そして「緑肥」。
農業大国オランダでは、ミツバチをはじめとした野生のハナアブの個体数が減少、絶滅する速度が加速していて、農作物の生産量に深刻な打撃となりつつあったそうです。



そこで、何らかの理由で巣を失った孤独なミツバチのために「ビー・ホテル」を設置しようという活動や・・・




バス停の屋根の上にワイルドフラワーを植栽し、ミツバチたちが疲れたら羽を休めることができる「ビー・ストップ」を設置したり・・・



街中を飛んでいるミツバチたちが、ふんだんに蜜にありつくための「ハニー・ハイウェイ」とよばれる花の植栽を街中に増やす活動によって・・・



今年の春「ミツバチを数えよう!」というボランティアの活動を通して、1940年代から減少の一途をたどっていたミツバチの個体数が、安定したということがわかったそうです!





ということで、今からでもヘアリーベッチやクローバーなどの緑肥の種をまけば、雑草の抑制にもなるし、これから花数が少なくなる真夏に向けてハナアブたちのレストランにもなります。SDGsが叫ばれる昨今、除草剤を撒き散らすよりも未来志向なのではないかと思います。



2021年1月7日木曜日

謹賀新年 2021年 本年もよろしくお願い申し上げます

 謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中はひとかたならぬご愛顧に感謝いたしますとともに 

皆々様のご多幸とご健康を 心よりお祈り申し上げます

本年も変わらぬお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます




多くのことで先が見えなかった2020年が過ぎ、

新たな年を迎えることができました。

誰もが安心して好きな場所で好きな人と心ゆくまで

楽しい時間を過ごせるようになるまで

まだまだ年月が必要ですが、

こんなときこそ植物たちの声に耳を傾けて向き合っていけたら、と思います。



新年を迎えた日 うっとりとする香りで振りかえり

春を感じさせてくれたロウバイの花のように

厳しい時期の中にあっても、温かな心を持ちつづけたいと願う

2021年のスタートでした。

 

2020年11月20日金曜日

秋の実りの景色

 今週は、11月とは思えない暖かな陽気となりました。

もはや小春日和というより小夏日和とでもいうべき暑さでした。




緑肥「グリーン・ソルゴー」がベロベロと出穂(しゅっすい)し、満開となりました。丈はかるく2m以上あります。

ソルゴーは糖用ソルガムともいい、ソルガムのシロップは甘さだけでなくミネラル成分も豊富だそうで。煮詰めるのは大変なので、炊き込んで食べようと思います。





とにかくデカく育つパパイヤとグリーンソルゴー、

大陸原産の草本のワイルドな遺伝子を感じます。





時期的に、そろそろ冬の緑肥種子を播くリミットが迫ってきています。
ホップのまわりを中心にヘアリーベッチ、レンゲ、クリムゾンクローバー、そしてフラックスシードを撒きます。



緑肥の種子はいろいろありますが、クリムゾンクローバーとフラックスシードのコンビネーションは花を咲かせたときのコントラストが美しく、特に大好きです。




カタツムリ達も、そろそろ越冬のための場所を探し始めたようです。




昨年末に育てはじめたレモンの木も収穫の時期を迎え、今年はじめて花を咲かせたストレプトフィラは脇から子株がでてきました。




なにより秋の訪れを感じさせるのが、今年の春生まれた子ダヌキたちです。この日は三匹姿を見せました。



身体つきはすっかり一人前ですが、まだあどけない瞳をしています。
目が合えば一目散にダッシュで逃げていくので、苦労して隠し撮りしました。





一方、カメラを向けるとひたすらタヌキ寝入りの我が家のネコども。




日没後に、タヌキたちがウラの林を走り抜ける足音が聞こえると、
ダン! ダダダダ!!!と階段を駆け下りて見張りに行きます。




夜中の見張り役は息子ネコたちに丸投げして、ぐっすりと寝る母ネコと娘ネコ。

ネコたちの世界でも「男はつらいよ」なのでしょうか?