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2025年3月12日水曜日

CANNA COCO培地 水やり管理〜 開花期〜

これまでの経緯で、CANNAルートプラグで発根させたミニトマトの挿し木をCANNA COCO培地に定植しました。その後ミニトマトが大きく育ち、開花期に移行しました。




ミニトマトの秋冬栽培は登熟するまで日数がかかるので、とても甘くなります。どなたに差し上げても「甘いっっっ! おいしい!! ホントにあなたが育てたの?」というお声をいただきます。



仕事の合間をぬって片手間で育てても、極ウマのミニトマトが無農薬で多収穫できる理由は、ひとえに最高品質の肥料と培地のおかげです。

 

しかしテキトーで気まぐれな水やりは、収量が減ってしまうだけではなく根を傷めてカビ病発生につながるので禁物です。ということで今回は、CANNA COCO培地栽培で開花期間の水やりポイントを紹介します。


開花期に入った植物は、養分のほとんどを花や果実に優先的に送ってしまい、根元にはあまり送らなくなってしまいます。すると次第に根が伸びなくなるので、水やりは積極的に与えます。
具体的には、生長期のようにCANNA COCO培地の表面が乾いてから水やりをするのではなく、CANNA COCO培地の表面が乾く前に水やりするサイクルになります。



他のココ培地とちがい、CANNA COCO培地は、ココ繊維本来の硬質多孔構造がちゃんと保たれているので根がポットいっぱいに張っていれば毎日水やりできます。パーライトを混ぜる必要はありませんし、特別な理由がないかぎり、CANNA COCO培地を100%使うことを強くお勧めします。

ただし、水やりの間隔を短くするほど花や果実は大きく生長できるのですが、CANNA COCO培地であっても常に湿った状態で酸素が少ない状態がつづくと、植物それぞれ持つ風味、糖度、そしてビタミンやテルペンなどの栄養価が低下することがわかっています。つまり収穫物の品質が下がってしまいます。

開花期のCOCO栽培で、根に酸素を適度に吸収させて最大限の多収穫と高品質を保つには、培地重量が 50%重量になった時に水やりをします。確実に酸素を供給することができます。

  • CANNA COCO培地を使った栽培では、水やりは液体肥料を希釈した培養液を与えます。フラッシングの必要がない限り、水だけを与えることは避けてください。毎回、ポットの底からしっかり排水させます。(排水率20%以上 = 培地量の40%以上の培養液を与える)

  • 培養液を与える量が少な過ぎて、排水量が不十分だと、肥料焼けなど生育トラブルが起こりやすくなってしまうので、しっかり排水させてください。

  • 受け皿にたまった排水は、ためたままにはせず捨ててください。

CANNA COCO培地には、専用肥料のCanna Coco A/B 肥料がおすすめです。肥料は生長期と開花期共通の Canna Coco A/B 肥料 だけでOKなので、とてもシンプルで簡単なうえにCOCO培地のバッファリング剤としても機能します。

植物それぞれの風味や栄養成分の品質をさらにアップしたいときは、生長段階にあわせて 即効性の高いCANNAの活力剤シリーズである Canna Boost, PK13/14(使い過ぎに注意!), CannaZym, Rhizotonic がおすすめです。

また、季節が変わっても乾くタイミングはあまり変わらないように、乾きの遅い冬は6Lから10L程度の小さめのポット、夏に水やりの回数を減らしたい場合は、17L以上の大きめなポットを選択する、という工夫も手間なくおいしくたくさん収穫するコツです。


2025年1月10日金曜日

Terra Professional 培土栽培。ファイナルポット定植から初めての水やり

 前回は、スターティング・ポット(1L)からファイナル・ポット(6L)への定植方法を紹介しました。
ファイナル・ポットに定植してから初めての水やりは、培地の表面がしっかり乾いてからおこないますが、その目安は定植した日から約1〜2週間後です。(あたりまえなのですが、夏場は乾くまでの日数が短くなり、冬は長くなります。)



定植してから約1〜2週間たつと培地の表面が乾いてきます。この日から更に1、2日待つと、あきらかにポット重量が軽くなっていることが確認できます。定植してから初めての水やりの時だけ、表面が乾いてからさらに1.2日ほど待ってから水やりをすると、植物の根は水分を求めてポット全体に伸びようとするので、根の生長を促進することができます。2回目以降の水やりは、培地の表面が乾いたら水やりをしてください。


気温と湿度が最適な環境であれば、1㎡あたり1日に消費する水は幼苗の段階で3L前後、大きく育ってからは4L〜6Lです。 なので、最適な環境で生長も順調であれば、定植直後は1〜2週間で水やりが必要になるまで乾き、ポット全体に根が張ってからは4日〜6日で水やりが必要になるまで乾きます。

【注釈】エアロポット6Lは1㎡あたり12個置くことができます。最適な水の量は、6Lのポットひとつに対して2.4〜3Lです(排水率20%)。与えた水量の少なくても50%が乾いたら水やりのタイミングです。夏野菜の場合、昼夜あわせて気温が30℃以上になると蒸散量が増えるため、4~6日ではなく2~3日ごとの水やりが必要になることがあります。一方で、15℃以下では水やりのしすぎに注意し、なるべく気温を上げる工夫が必要です。※日数や水の量は、あくまでも目安ですが生長トラブルが起きた場合に、原因を知るためのヒントになります




じわじわ、ゆっくり、ゆっくりと水やりするのがコツです。必要な培養液量の目安はポット容量の40%です(エアロポット6Lに対して培養液2.4Lほど)。 20℃前後に温度調節をした水に、根の活力剤CANNA Rhizotonicと、酵素活力剤 CannaZym を希釈した培養液(水1L : Rhizotonic 4ml, CannaZym 2.5mlの割合)をゆっくりと与えてください。
Terra Professional培土erra Professional培土には、植えてから1~2週間分の肥料があらかじめ配合されているので、まだ肥料は与えません。活力剤のみで培養液をつくりました。ある程度根が伸びてきたら酵素活力剤 CannaZymを与えることをおすすめいたします。



ポットの底からしっかり排水されるまで 水やりをしてください。目安としては、与えた水やりの 20%以上が排水されるまでです。


排水された水の量からも、水やりタイミングが適切であったかどうかがわかります。最適なタイミングで水やりすると、エアロポット6Lに対して培養液2.4Lを与えた時、排水量が500mlほどになります。排水量がこれより少ないと水やりが遅かった、多いと水やりが早かった、という目安になります。


2024年2月20日火曜日

香港のハイドロポニック農法ベンチャーAgrician 「THE FARM CLUB」

 Agrician の「THE FARM CLUB」では最新式バーティカル・ファーミングを実践しています。



ZipGrow垂直栽培専用システムに葉もの野菜や果実を植え、CANNA AQUA VEGACANNAZYMの培養液で育てています。 CANNAは、Agricianの創立者であるジャック・レオンのバーティカル・ファーミングとのコラボレーションをおこなっています。

2022年5月27日金曜日

キャナザイムの働きが実感できる 2ステップ・テスト

美容ピーリング剤の役割は、古い角質を取りのぞくことで、きめが細かくやわらかで水々しい素肌を保つことです。

キャナザイムは、いわば根のピーリング剤です。根の素材であるセルロース、ペクチンは糖分からつくられた食物繊維で、キャナザイムには、この繊維を分解する効果があります。

キャナザイムの酵素群は、枯死した根の繊維を溶かして、糖分とミネラルに変えます。古い根が分解された糖分とミネラルは、植物の根と微生物が養分として再利用できます。培地内に残る古い根をすみやかに分解すると、根ぐされ病の発生を抑えるだけでなく空気のスキマをつくり根の酸素量を増やすので、植物の健康にとって非常に重要なことなのです。


この動画で紹介する、誰もが手軽に実践できる2ステップ・テストでは、紙とペクチンを溶かしてしまうキャナザイムのシャープでパワフルな効果を実感することができます。


あなたの酵素活力剤には、この効果がありますか?


(酵素には、様々な種類があり、その働きはキャナザイムとは同じではありません。酵素活力剤は、その効果で選ぶこともポイントです。)