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2024年4月12日金曜日

パプリカが色づけば本格的な春のスタート

 晴れた日にはTシャツ一枚で外を歩けるほど暑くなり、初夏を思わせる陽気となります。

そんな日がつづくようになれば、室内で冬超えしていたビカクシダを屋外に出せます。ハンギングバスケットに着床させたビカクシダは、毎年毎年、確実に個体を増やしつつ大きくなります。

室内栽培のライトを完全にLEDへ入れ替えなければ室温があっという間に30℃を超えてしまいます。パプリカどもは加温なしでもどんどん着色がすすみ、収穫量が消費量をうわまわります。



今年の桜は気がつけばやっと満開となり、雨がつづき、葉桜がすすみ、気がつけば見頃のピークを逃し、不完全燃焼が否めません。




今年の早春に地植えしたバラは、無事にたくさん新芽をあげてくれましたが、バラゾウムシが大量発生し、新芽とツボミがチリチリに。ハナグモさえ現れてくれれば解決するので農薬はまかずに、しばし耐えようと思います。食害されてダメになった芽も、開花は遅れるものの、また展開しはじめて花がつくはずです。



毎年勝手に生えてくるカラスノエンドウに大量に発生するアブラムシのすぐ近くで、テントウムシの幼虫を見つけました。



昨年の春と秋に植えた宿根草が、開花してくれました。



今年のキング・プロテアは、ふたつのツボミが上がりました。年を越すごとにツボミがひとつ増えるペースです。


2024年2月29日木曜日

もうすぐ初収穫! 室内栽培のミニトマトたち

 本日2月29日は 4年に一度の うるう年にだけ訪れる日。

 次回のうるう年となる2028年、そのまた次の2032年、そのまたまた次のうるう年2036年、地球がどんどん健やかになるために必要な知識とスキルがつまった「アグロエコロジー」は工業型農業から、持続可能な有機農法への変換を提唱する書籍です。


「農業を学ぶということは 地球をまるごと学ぶということだったのだ」




生態系がますます豊かになる園芸や農業の在り方について知ることは大切だと思います。明日から まるっとこの本を実践することはかなりハードルが高くとも 咲きはじめた梅にあつまるメジロを愛でたり 沈丁花の香りを胸いっぱいに吸い込んだり という心の余裕を大切にしたいと思います。




人工の光と無機肥料で育てるハイドロポニックは典型的な工業的農法ですが、ガーデニングのビギナーが多いホビーのハイドロポニック栽培者の多くは、経験を積めば積むほどオーガニック栽培や自然農法に移行する人の割合がふえます。




ハイドロポニック栽培は、シンプルなルールさえ守れば誰もが確実に苗の繁殖と収穫ができる農法ですが、コストと手間がかかるのも事実です。植物への理解と育てる知識が深まれば深まるほど、ムダ、ムラ、手間をなくして、よりおいしく、よりカンタンに上手に育てたいと感じるようになり「水より有機培地のほうが根は好きなんだ」とか「いっそ土壌を健康にすればするほど、植物は勝手によく育つんだな」という気づきが生まれるからなんだと思います。



仕事場で毎年育てているハイドロポニカリーな室内秋冬栽培のミニトマトの甘さとおいしさに勝る市販のトマトにはいまだ出会えていませんし、広大な農地をGETして自然循環型農法をすぐに実践できるわけでもありませんが、いつの日か健康な生態系のなかで付加価値の高い野菜や作物をつくれるようになる未来を目指しています。

2023年12月27日水曜日

幼苗段階では最大限離すのが正解! SANlight EVO4 の設置

暑すぎる秋のせいで、秋冬トマトの種まきをしたのが先月でした。

新年まで1週間をきった今、ようやく育苗用のLEDから、SANlight EVO4をあてはじめました。

最新のグロウライトLEDが放つ光放射は、肉眼に映るよりも、はるかに、はるかに強いです。
200W以上のグロウライトLEDを幼苗にはじめて当てる時は、かならず天井ギリギリの高さで苗から距離をはなして設置し、調光は一番弱くします。これが鉄則です。




LEDは発熱量が少ないので、放射熱が感じられず油断して植物にライトを近づけすぎて苗に生長障害が出てしまうケースが多いようです。光合成効率の高い光波長だけをピンポイントで放射できるグロウライトLEDの光は、実は思いのほか光の作用がとても強く、さながら快晴の雪山でギラギラと冷たく反射する太陽光のように強力です。


光の熱を感じないからと苗にLED本体を近づけすぎると、あっというまに葉が焼けてしまいます。それは雪山で楽しく滑っていると顔が日焼けしてしまうのと、まったく同じです。



LEDの光を一番弱くディミングした状態で、これだけ離して設置しても幼苗はスクスク元気に、最速で生長してくれます。もしLEDを近づけすぎたり調光を強くしてしまうと苗の葉が焼けたり、萎れたりなどの光阻害が必ずでます。4〜5日この設置で様子を見て、苗の葉が健康に育っているならばLED本体の位置をやや下げて、様子を見ましょう。生長期のあいだは調光レベルを最弱のままにします。花が咲いて果実が実りはじめてから、はじめて調光を1段階ずつ強くするのがベストです。






植物にとっての光のよしあしについては、こちらで説明したことがあります。

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。 その2

2023年6月29日木曜日

真夏日に実感。SANlight LEDのすごさ

 暑さへの耐性が、ダダ下りする一方のお年頃です。

気温が30℃を超えても、いまだ室内栽培できているのは、ひとえに栽培専用LEDシステムのおかげです。なにしろ植物栽培ライトの主流がHPSランプだったころは、毎年5月の大型連休前に強制終了となっておりました。HPSランプをはじめとしたHIDランプは、エネルギーを光に変換する効率がとても低かったので電力のほとんどが熱に変わってしまうんですねぇ。


光と栽培専用ライトについて詳しくはこちらで :

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。 その2


年中屋外で育てているビカクシダも、新たな貯水葉を展開し広げています。




思わず目をひく鮮やかなブルーのアジサイ、テマリ・テマリ。これから秋色に変化するのが楽しみです。





近頃、寝不足の原因はこの子です。この子の母猫のTNRもすませました。これから先住の兄弟猫たちと仲良くなれるよう、顔合わせをかさねていきます。








2023年6月2日金曜日

SANlight LEDで育つレア・プランツ

 6月になりました。今年の梅雨入りは、いつになるのでしょうか。
梅雨のあいだにあっという間に伸びる雑草に負けて行方不明になったり、溶けてしまったりで毎年ダメになってしまう宿根草が少なからず出てきます。

しかし、SANlight LEDで育てている室内栽培の植物たちには、梅雨や日照不足なんてことには関係なく、来る日も来る日もスクスク・スクスク育ったり伸びたり咲いたりしてます。



初挑戦のプロテア室内LED栽培。特殊な根っこを保つため肥料をあまり与えない方が良いプロテアたちですが、光合成効率のよいLEDで育てると生長スピードが早すぎて、思いのほか肥料不足になります。


とあるショップさんでGETしたビカクシダども、みるみる面白いほどデカく育ちます。


あまり大きな声では言いたくない気もしますが、リドレイですら貯水葉と胞子葉がバシバシでてきます。


200mmのネットポットに定植したグランデ。この貯水葉が金型にセットしたパイ生地に見えて仕方ありません。


そしてリドレイの貯水葉は・・・


↓キャベツにそっくり!

アウトドアでは、バラの開花がひと段落するとアーティチョークのツボミがひどい有様になってきました。株分けするか、摘蕾(てきらい)しないと大きなツボミにならないんですねぇ。来年はがんばります。



育てはじめてかれこれ10年近くになるチヌークホップ。

毛花がでてきました。




根っこが強いホップは、病害虫で枯れてしまうことはほとんどありませんが、だいたい6月いっぱいまで甲虫の「ハムシ」に葉っぱを穴だらけにされます。気温が30℃を超えるようになるとハムシの食害は見られなくなりますが、わずらわしく感じていました。
とある農業雑誌で「高菜を植えるとハムシがこない」という記事を発見し、4月ごろにホップのまわりに高菜のタネを蒔いておきました・・・

高菜は、さすが害虫の忌避効果があるだけあって、いつのまにか大きく育ってました。



高菜の効果ですが、ホップへのハムシの食害はゼロにはなりませんでした。しかし例年と比較すると食害がかなり減ったことを実感しています。



一方で、今年も天高くのびて咲いたホワイトセージの花。アブラムシだらけでアップではお見せできません。



この季節、多くのおウチの植栽で日に日に色鮮やかに大きく開くアジサイたち。「玄関先で咲く鉢植えのアジサイは、きっと母の日のギフトなんだろうな。今年はこんな色目のアジサイをよくみるな」、と毎年ニヤニヤして眺めています。


毎年それはそれは魅力的なアジサイ品種を見つけるのですが、もう植える場所がありません。なにしろ今までGETしたアジサイたちが 年々大きくなるのです。



こぼれダネで発芽して、あっという間に花が咲いたネメシア。
うれしいハプニングです。

宿根草のジギタリスが今年も咲いてくれました。



7年前に苗を植えてから、今年はじめて開花した「キンリョウヘン」。たしかミツバチを呼ぶために植えたと記憶してますが、それからクローバーだのブッドレアだの蜜源植物をたくさん植えたので、ミツバチ、アシナガバチ、クマバチ、ハバチ、そしてスズメバチが毎年やってくるようになり、ハチ不足を感じたことは一度もありません。


5月の連休スタート2日目で脱走して、死ぬほど心配させられたムスメ猫。
彼女がいる毎日がうれしくてしかたありませんが・・・

本人は、そんなことお構いなしです。「おいで!」と呼ぶとゴロンゴロンと床を転がりダダッとロケットダッシュで去っていくのがお約束。

彼女が緑地で迷子になり帰ってこなかった間中、ずっと心配そうに落ち込んで隠れていた兄弟ネコ。



シャム系のミックスネコはオシャベリが多い特徴があると聞きますが、どちらかというと遠吠えのような雄叫びを上げながら家中を歩き回る兄弟ネコ。


この子の雄叫びが偶然スマホに入っていたので、くり返しその声を再生しながら緑地で迷子になったムスメ猫を探すと、秒殺で「ミャア! ミャア!」とヤブの中から返事を返してくれて、見つかりました。

もっともこの子自身も、再生された自分の声に反応して「オゥワァ! オゥワァ! 」と叫んでいたので誰の声でも反応するようです。

室内飼いのネコちゃんがもし迷子になってしまったら、Youtubeなどにアップされているネコの声を再生しながら探せば、居場所を見つけられるかもしれません。

2023年4月4日火曜日

CANNAマスタークラス・シリーズ「培養液のつくりかた・ パート2」は、BIOCANNAの培養液づくり

 CANNAマスタークラス・シリーズ「培養液のつくりかた・ パート2」

BIOCANNAなど天然のヴィーガン肥料で培養液をつくる時のポイントを紹介しています。



オーガニック肥料の肥料成分は、有機成分とくっついていてイオン化していないので、EC値を計測しても、実際の肥料の濃度ではありません。このビデオでは、水温はきちんと計測していますが、EC値を計測していないことがBIOCANNAでの培養液づくりのポイントです。


さてさて、カラーピーマンたちのライトをSANlight EVO4-100にチェンジしました。
季節が春をむかえ、室内の温度も20℃前後に上がるようになったので、光放射が強くムダなく光が届くSANlight にしてもパプリカどもが光負けしないようになったからです。それでも80cm以上離して、調光100%にしています。LEDの光は植物に対して作用が強いので、寒い時期ほど葉っぱに光阻害が起こりやすく、冬から春にかけての時期は、ライトと植物の距離や調光レベルに、かなり気をつけるようにしています。


冬に夏野菜を育てると、乱形果ができやすいです。中央のピーマンも、ふたつの花がくっついて果実になり、2倍の大きさになってしまいました。



GoGro自動底面給水システム」は、培養液をためて植物に吸収させるので、培養液の保管ができないBIOCANNAは向いていません。COCO培地と無機ミネラル肥料の培養液が最適です。




SANlight EVO4-100調光100%にきりかえてから、プロテアどもは一層元気に大きくなりました。


とくにネリイフォリアは、新芽がどんどん分岐してトップが4つほどに増えました。