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2024年8月2日金曜日

チヌークホップのグリーンカーテン

毎年暑さにウンザリお疲れモードになっているこの時期、ついつい見過ごしがちなホップのグリーンカーテン。チヌークホップの毬花たちがタワワとなっていました。

猛暑と雨不足がかさなった去年は、夏バテにかまけて水やりをさぼってしまい立ち枯れ状態となってしまいましたが、今年は3日に一度のペースで水やりをおこないました。


風通しと日当たりに恵まれた地上4メートルあたりのホップの毬花はアロマが強く、みごとに玉伸びしてくれていました。






これから数週間おきに、暑さにまけずホップ収穫がつづきます。






2023年8月23日水曜日

スーパー酷暑の夏。元気になった植物と、そうでない植物。

 まだまだウンザリする暑さがつづきますが、日差しとか、風の吹き方に夏の終わりを感じられるようになりました。

それにしても今年の夏は本当に暑かった! 「どんなに水やりをしても、キュウリがとことん育たない!!!  トマトが赤くならない!  こんなの初めてだ!」という声をよく耳にしました。

10年以上ここで育てているカスケードホップでさえ、立ち枯れに近い高温障害がでたのは初めてです。



毛花がまったく肥大せず、茶色く枯れてしまいました。


葉っぱが水不足になったせいで肥料濃度が高くなり、茶色く焼けてしまう現象が多く見られました。




近くにバラの鉢植えがあるホップは、ほぼ毎日水やりをしていたため、例年通りたくさんの毬花を実らせています。また、このあたりには使い終わったCANNA TERRA ポッティング・ミックス培土をいつも捨てているので、ホップの根元には保水力が非常に高いピートモスが堆積しています。今年のような酷暑では、土壌の保水力がどれだけ高いか、で家庭菜園の勝敗が決まります。



屋外の植物たちが苦戦している今年の夏、アフリカや東南アジア原産のコーデックスや多肉植物どもが、夏休みの間にクーラーのない室内で、オ・ド・ロ・キの生長を遂げていました。




GETしてから一年以上、ウンともスンとも変化しなかったステファニアがやっと芽吹きました。同時にGETしたステファニアは、とっくに丸々とした葉っぱを展開させていたので、「こっちはもう死んでるね。大きすぎる植木鉢に植えたりするから、いけないんだよ。」などと言われても「いやいや枯死したんなら、しぼんでくるはずだよ。塊根に張りがあるから、まだ望みはあるよ。」と半信半疑で言い返していた甲斐がありました。




栽培難易度マックスのブルゲリと、生長速度がおそいパキポディウム グラキリスが自分史上最速、最大に生長しました。



とはいえ、ここまで夏が暑くならないと、ガンガン生長しないかもしれないと思うと、やや気が遠くなりました。




2023年6月2日金曜日

SANlight LEDで育つレア・プランツ

 6月になりました。今年の梅雨入りは、いつになるのでしょうか。
梅雨のあいだにあっという間に伸びる雑草に負けて行方不明になったり、溶けてしまったりで毎年ダメになってしまう宿根草が少なからず出てきます。

しかし、SANlight LEDで育てている室内栽培の植物たちには、梅雨や日照不足なんてことには関係なく、来る日も来る日もスクスク・スクスク育ったり伸びたり咲いたりしてます。



初挑戦のプロテア室内LED栽培。特殊な根っこを保つため肥料をあまり与えない方が良いプロテアたちですが、光合成効率のよいLEDで育てると生長スピードが早すぎて、思いのほか肥料不足になります。


とあるショップさんでGETしたビカクシダども、みるみる面白いほどデカく育ちます。


あまり大きな声では言いたくない気もしますが、リドレイですら貯水葉と胞子葉がバシバシでてきます。


200mmのネットポットに定植したグランデ。この貯水葉が金型にセットしたパイ生地に見えて仕方ありません。


そしてリドレイの貯水葉は・・・


↓キャベツにそっくり!

アウトドアでは、バラの開花がひと段落するとアーティチョークのツボミがひどい有様になってきました。株分けするか、摘蕾(てきらい)しないと大きなツボミにならないんですねぇ。来年はがんばります。



育てはじめてかれこれ10年近くになるチヌークホップ。

毛花がでてきました。




根っこが強いホップは、病害虫で枯れてしまうことはほとんどありませんが、だいたい6月いっぱいまで甲虫の「ハムシ」に葉っぱを穴だらけにされます。気温が30℃を超えるようになるとハムシの食害は見られなくなりますが、わずらわしく感じていました。
とある農業雑誌で「高菜を植えるとハムシがこない」という記事を発見し、4月ごろにホップのまわりに高菜のタネを蒔いておきました・・・

高菜は、さすが害虫の忌避効果があるだけあって、いつのまにか大きく育ってました。



高菜の効果ですが、ホップへのハムシの食害はゼロにはなりませんでした。しかし例年と比較すると食害がかなり減ったことを実感しています。



一方で、今年も天高くのびて咲いたホワイトセージの花。アブラムシだらけでアップではお見せできません。



この季節、多くのおウチの植栽で日に日に色鮮やかに大きく開くアジサイたち。「玄関先で咲く鉢植えのアジサイは、きっと母の日のギフトなんだろうな。今年はこんな色目のアジサイをよくみるな」、と毎年ニヤニヤして眺めています。


毎年それはそれは魅力的なアジサイ品種を見つけるのですが、もう植える場所がありません。なにしろ今までGETしたアジサイたちが 年々大きくなるのです。



こぼれダネで発芽して、あっという間に花が咲いたネメシア。
うれしいハプニングです。

宿根草のジギタリスが今年も咲いてくれました。



7年前に苗を植えてから、今年はじめて開花した「キンリョウヘン」。たしかミツバチを呼ぶために植えたと記憶してますが、それからクローバーだのブッドレアだの蜜源植物をたくさん植えたので、ミツバチ、アシナガバチ、クマバチ、ハバチ、そしてスズメバチが毎年やってくるようになり、ハチ不足を感じたことは一度もありません。


5月の連休スタート2日目で脱走して、死ぬほど心配させられたムスメ猫。
彼女がいる毎日がうれしくてしかたありませんが・・・

本人は、そんなことお構いなしです。「おいで!」と呼ぶとゴロンゴロンと床を転がりダダッとロケットダッシュで去っていくのがお約束。

彼女が緑地で迷子になり帰ってこなかった間中、ずっと心配そうに落ち込んで隠れていた兄弟ネコ。



シャム系のミックスネコはオシャベリが多い特徴があると聞きますが、どちらかというと遠吠えのような雄叫びを上げながら家中を歩き回る兄弟ネコ。


この子の雄叫びが偶然スマホに入っていたので、くり返しその声を再生しながら緑地で迷子になったムスメ猫を探すと、秒殺で「ミャア! ミャア!」とヤブの中から返事を返してくれて、見つかりました。

もっともこの子自身も、再生された自分の声に反応して「オゥワァ! オゥワァ! 」と叫んでいたので誰の声でも反応するようです。

室内飼いのネコちゃんがもし迷子になってしまったら、Youtubeなどにアップされているネコの声を再生しながら探せば、居場所を見つけられるかもしれません。

2023年1月16日月曜日

新年のホップ便り。「虹之麦酒」が届きました。

 大変うれしいご報告とともに、最高のクラフトビールが届きました。

広島県三原市の秦農場さんの畑で、100%無農薬でお育てになられている小麦とホップでできた
クラフトビール「虹之麦酒」です。

瀬戸内の希少な在来種のもち麦と紫小麦、そして数年前にこちらから嫁いでいった数本のアロマホップ3種カスケード、センテニアル、そしてチヌークを大切にお育て、株分されて、ホップ畑を拡張なさり、麦、小麦、そしてホップすべて100%自家製の原料でお造りになられた瓶内発酵のクラフトビールです。

 


さっそく、うれしく頂いてみると、まずびっくりしたのは爽快なホップの香りの強さです。100%国産ホップのクラフトビールで、ここまでホップのシトラス芳香が強烈なクラフトビールと出会ったことがありません。はじめて収穫されたホップでできたビールを贈っていただいた2018年よりもアロマと旨みが段違いで進化しています。 

100%国産のホップを使用して、ここまで香りが高いクラフトビールは、他にはないと断言できます。ホップがほのかに香る・・・などのレベルではなく「ゲップがホップ」のレベルです。すばらしいですねぇ、いいですねぇ。

そして希少在来種のもち麦をメインに使っていらっしゃるだけあって甘味が強くマロやかですが、かといってホップのアロマとビターが効いているのでキレがよく、重くなく、とても飲みやすいです。しかし「ビールが苦手な人でも飲みやすいビールです。」とは、決して言いたくありません。むしろ「ビールが苦手な人にはモッタイナイ! 私が飲んであげる! 」って感じです。

秦農場さんが100%無農薬栽培でお育てになった麦とホップでできた「虹之麦酒」は、昨今の輸入原料の不足と値上がり問題を解決できる答えではないでしょうか? 雨が少ない瀬戸内では、夏場の水やりが最大の勝負どころだそうですが、見事なホップをお育てになり、熱意が常識をくつがえしました。


そうです! 熱意は常識をくつがえす、ことを信じて、ネイティブプランツを代表するプロテアの室内栽培はつづいています。


室内栽培に切り替えてから展開した葉っぱが、どの株も1.5倍〜2倍くらい大きくなっています。


ちなみにプロテアやバラをはじめとした観賞用の花き栽培は、屋外で栽培されていた苗を購入して育てはじめることがほとんどだと思いますが、外にあった苗を室内栽培にすると手に負えないほど病害虫が繁殖することが多々あります。

野菜やハーブなど収穫を目的とした栽培の場合は、屋外で育てていた苗を絶対につかわないことが室内栽培の鉄則のひとつですが、観賞用の植物であれば、残留農薬を心配しなくてもよいので、オルトランなど培養土に混ぜこむ農薬を適量まいてから室内に入れることがベストです。ちなみに、幅広く病害虫の駆除効果が高いオルトランは、益虫であるミツバチなどの蜂類にも強い毒性があるので、私は屋外のバラには使わないようにしています。



私がバラやハーブを無農薬で育てなくてはならない理由はもうひとつ・・・
キャットニップです。



コヤツらにとってみたらキャットニップは、私がクラフトビールを楽しみにする気持ちとおなじ。小さなご褒美を農薬フリーで与えたいと思うからです。




つい先日、落下して口元にケガをしてしまいましたが、キャットニップで少し気分転換できたようです。やっとスリスリしてくれました。



ほぼほぼ家庭内ノラネコの次男も、めずらしく逃げ去りませんでした。



雑草が枯れて、すっかり見通しがよくなった緑地に集うキジバトやシジュウカラに熱い視線を注ぐ二人の背中。暖かい日差しが降りそそぐ春が待ち遠しいです。