2023年6月29日木曜日

真夏日に実感。SANlight LEDのすごさ

 暑さへの耐性が、ダダ下りする一方のお年頃です。

気温が30℃を超えても、いまだ室内栽培できているのは、ひとえに栽培専用LEDシステムのおかげです。なにしろ植物栽培ライトの主流がHPSランプだったころは、毎年5月の大型連休前に強制終了となっておりました。HPSランプをはじめとしたHIDランプは、エネルギーを光に変換する効率がとても低かったので電力のほとんどが熱に変わってしまうんですねぇ。


光と栽培専用ライトについて詳しくはこちらで :

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。

〜 SANlight 2017〜 植物の都合で光を見てみる。 その2


年中屋外で育てているビカクシダも、新たな貯水葉を展開し広げています。




思わず目をひく鮮やかなブルーのアジサイ、テマリ・テマリ。これから秋色に変化するのが楽しみです。





近頃、寝不足の原因はこの子です。この子の母猫のTNRもすませました。これから先住の兄弟猫たちと仲良くなれるよう、顔合わせをかさねていきます。








2023年6月16日金曜日

梅雨は勝手にいろいろ育つ・咲く季節

やっと晴れた! と思えば、逃れられない蒸し暑さがおそってきます。

雨で植物どもの手入れができない日が、ほんの2、3日続いただけで見て見ぬふりをしたくなるほど雑草どもが生いしげりやがる季節です。


水が好きなバラどもは、つぼみを次々に上げて返り咲きます。

 


ひん死状態だったブラック・ティー。5月にはあまり咲かず、今年初めての開花ピークです。


ブラック・ティーの葉ウラにはハナグモが住み着いてくれました。葉かきをしようと近づくと、葉のウラにシュタッッッッ!と隠れます。


「植えてよかった、植えといてよかった宿根草」のトップ10に入るロシアンセージ。
毎年夏のさかりに茎が茶色く枯死して、蒸れくさったかと思うと、翌年必ずビシバシ伸びて紫色の花を咲かせてくれます。


キング・プロテアの理想的な開花サイクルを今年はじめてよく理解できました。
株自体はわりと耐寒性が高いので、関東以西なら屋外で冬を越せますが、昨年の秋に出たツボミは先月茶色く枯れてしまいました。つい最近出たつぼみはグングン大きく肥大しているので、秋に出たツボミは冬の間に摘蕾(てきらい)しておくべきで、春以降に出たツボミだけ咲かせたほうがいいのだと思います。


西洋アジサイリ品種シティ・ラインシリーズのアムステルダム。肥料ぐいで、肥料をこまめに与えるほど、鮮やかにたくさん咲きます。去年は秋色アジサイを楽しむために晩秋まで咲かせていましたが、よく咲きます。3年以上同じ鉢のまま植え変えせず室内栽培で出る培養液の廃液をたまに薄めてあげているだけです。
鉢植えのアジサイは水切れが早いので、底面給水トレーがわりにラウンドソーサーを敷き、鉢底に水を溜めるようにしています。


「植えっぱなしでもコンパクトにまとまる寄せ植えに最適な宿根草」のトップ10に入ると今年わかった「キャッツテール」「ガウラ」「カレックス」のくみあわせ。なるべく手間もかけず、季節ごとの植えかえもせず、植えっぱなしでもだらしなく見えない寄せ植えこそ、アーバンガーデニングの目指すべき姿だと思います。




一方で、地植えでも放置厳禁だと思い知ったアーティーチョーク。2メートル近くそびえる草丈に咲く、花の群生はすさまじい存在感があります。


ルリタマアザミの花が上がってきました。これの花もあざやかな紫色に変わります。



蜜源植物のブッドレアは、咲きはじめの今時期にもっとも大きくて香りの強い花を咲かせます。晴れた日は、次から次にチョウチョや蜂がやってきます。お盆時期にも、たくさんのチョウチョがやってくるので「帰ってきた ご先祖様はどれかな?」状態になります。




「ひさし をかして おもや を とられる」というコトワザがあります。
親切にした恩を仇で返されるという意味ですが、このホップがまさにそれです。バラのためにセットしたオベリスクでしたが、いつの間にかツルバラは消え去り、チヌーク・ホップ棚にかわりました。



バラの代わりに、たくさん毬花をつけてくれたので、「まぁホップでもいいかな」と言い聞かせています。



2023年6月2日金曜日

SANlight LEDで育つレア・プランツ

 6月になりました。今年の梅雨入りは、いつになるのでしょうか。
梅雨のあいだにあっという間に伸びる雑草に負けて行方不明になったり、溶けてしまったりで毎年ダメになってしまう宿根草が少なからず出てきます。

しかし、SANlight LEDで育てている室内栽培の植物たちには、梅雨や日照不足なんてことには関係なく、来る日も来る日もスクスク・スクスク育ったり伸びたり咲いたりしてます。



初挑戦のプロテア室内LED栽培。特殊な根っこを保つため肥料をあまり与えない方が良いプロテアたちですが、光合成効率のよいLEDで育てると生長スピードが早すぎて、思いのほか肥料不足になります。


とあるショップさんでGETしたビカクシダども、みるみる面白いほどデカく育ちます。


あまり大きな声では言いたくない気もしますが、リドレイですら貯水葉と胞子葉がバシバシでてきます。


200mmのネットポットに定植したグランデ。この貯水葉が金型にセットしたパイ生地に見えて仕方ありません。


そしてリドレイの貯水葉は・・・


↓キャベツにそっくり!

アウトドアでは、バラの開花がひと段落するとアーティチョークのツボミがひどい有様になってきました。株分けするか、摘蕾(てきらい)しないと大きなツボミにならないんですねぇ。来年はがんばります。



育てはじめてかれこれ10年近くになるチヌークホップ。

毛花がでてきました。




根っこが強いホップは、病害虫で枯れてしまうことはほとんどありませんが、だいたい6月いっぱいまで甲虫の「ハムシ」に葉っぱを穴だらけにされます。気温が30℃を超えるようになるとハムシの食害は見られなくなりますが、わずらわしく感じていました。
とある農業雑誌で「高菜を植えるとハムシがこない」という記事を発見し、4月ごろにホップのまわりに高菜のタネを蒔いておきました・・・

高菜は、さすが害虫の忌避効果があるだけあって、いつのまにか大きく育ってました。



高菜の効果ですが、ホップへのハムシの食害はゼロにはなりませんでした。しかし例年と比較すると食害がかなり減ったことを実感しています。



一方で、今年も天高くのびて咲いたホワイトセージの花。アブラムシだらけでアップではお見せできません。



この季節、多くのおウチの植栽で日に日に色鮮やかに大きく開くアジサイたち。「玄関先で咲く鉢植えのアジサイは、きっと母の日のギフトなんだろうな。今年はこんな色目のアジサイをよくみるな」、と毎年ニヤニヤして眺めています。


毎年それはそれは魅力的なアジサイ品種を見つけるのですが、もう植える場所がありません。なにしろ今までGETしたアジサイたちが 年々大きくなるのです。



こぼれダネで発芽して、あっという間に花が咲いたネメシア。
うれしいハプニングです。

宿根草のジギタリスが今年も咲いてくれました。



7年前に苗を植えてから、今年はじめて開花した「キンリョウヘン」。たしかミツバチを呼ぶために植えたと記憶してますが、それからクローバーだのブッドレアだの蜜源植物をたくさん植えたので、ミツバチ、アシナガバチ、クマバチ、ハバチ、そしてスズメバチが毎年やってくるようになり、ハチ不足を感じたことは一度もありません。


5月の連休スタート2日目で脱走して、死ぬほど心配させられたムスメ猫。
彼女がいる毎日がうれしくてしかたありませんが・・・

本人は、そんなことお構いなしです。「おいで!」と呼ぶとゴロンゴロンと床を転がりダダッとロケットダッシュで去っていくのがお約束。

彼女が緑地で迷子になり帰ってこなかった間中、ずっと心配そうに落ち込んで隠れていた兄弟ネコ。



シャム系のミックスネコはオシャベリが多い特徴があると聞きますが、どちらかというと遠吠えのような雄叫びを上げながら家中を歩き回る兄弟ネコ。


この子の雄叫びが偶然スマホに入っていたので、くり返しその声を再生しながら緑地で迷子になったムスメ猫を探すと、秒殺で「ミャア! ミャア!」とヤブの中から返事を返してくれて、見つかりました。

もっともこの子自身も、再生された自分の声に反応して「オゥワァ! オゥワァ! 」と叫んでいたので誰の声でも反応するようです。

室内飼いのネコちゃんがもし迷子になってしまったら、Youtubeなどにアップされているネコの声を再生しながら探せば、居場所を見つけられるかもしれません。