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2024年5月7日火曜日

CANNA記事「ヴァーティカル農法」

CANNAオフィシャルサイトに「ヴァーティカル農法」の記事がアップされました。


ヴァーティカル農法、つまり垂直農法は、収穫を目的とする野菜やハーブを垂直に並べて育てる栽培システムのことで、LEDグロウライトと併用することで、日当たりの確保された広大な農地がなくても、屋内の限られたスペースで安心安全に葉もの野菜やハーブを生産できる農法で カナダやアメリカなど北米でも広がりを見せています。


香港でヴァーティカル農法を実践しているAgrician「THE FARM CLUB」は、自転車屋さん跡地をハイドロポニック・ファームに生まれ変わらせました。




Agricianは、CANNA AQUAとCANNAZYMの培養液で全ての作物を育てています。









ヴァーティカル農法のメリットは、あらゆる栽培スペースに対応できるだけでなく再循環式ハイドロポニック・システムを採用することで、使用する水の量を節約できます。



CANNA マスタークラス “ 再循環式ハイドロポニック・システムについて ”




ヴァーティカル農法をはじめ、NFTシステム、エアロポニック・システムなど培養液を再循環させる全ての再循環式ハイドロポニック・システム専用に開発され肥料がCANNA AQUAシリーズです。最初にpH調整をしておくだけで、培養液のpH値が最適範囲から外れません。











(再循環式ハイドロポニック・システムの基本的な管理方法の抜粋)

1m以上の丈に育つ野菜の栽培では、培養液は一株につき最低でも5ℓは必要ですが、培養液の濃度が低い場合と根の量が多くなりすぎるとpH値の変動が大きくなるため、一株につき10ℓ〜20ℓ確保したほうが、培養液のpH値がいっそう安定してトラブルが少なく管理が楽になります。

同じ培養液をくりかえし使用する再循環式システムなので、培地は、問答無用で、クレイ・ペブルスの大粒を使用します。 培地の使用量が多いほど、ドリップ回数を少なくすることができ、根の広い面積で空気を豊富に保つことができるので、このシステムのメリットが引き出されます。 


このシステムで、もっとも大切なポイント、ドリップ回数とドリップ時間、つまり循環ポンプを動かす回数と時間ですが、ドリップする分数と回数を最低限にとどめることが、このシステムの最大のポイントです。その目安は、季節と培地の量(体積)で前後しますが、1日あたり夜間を除く日中のみ3分間のドリップを4回!! これだけです。

苗が小さな頃は昼間に1日一回、ほんの数分だけ(培地がすっかり湿る程度の分数)、苗が大きくなるにつれてドリップ回数を増やしていきますが、基本的には、昼間の時間帯(ランプ点灯時間帯)に、1日4回だけ3分間だけのドリップで十分です。

下段のリザーバータンクに根が届くようになったら、リザーバータンクをエアレーションすることもあります。 エアレーションは培養液のpH値を上げるので、交換した翌日は、必ずpH値をチェックしてください。


培養液は、7日〜14 日に一度、必ずすべて交換してください。交換する日以外でも、培養液の量がMax時から25%〜50%減ったら、Max時の量になるまで培養液を継ぎ足します。 真夏に水分だけ蒸発してEC値が上がってしまう時は、水だけを継ぎ足します。


栽培開始から3〜4週間ごろは、苗のコンディションとグロワーのクセで、問題が起こりやすくなってくる時期です。クレイ・ペブルス培地の表面に肥料が白く結晶化しはじめたら、それは肥料を濃く与えすぎているサインです。 ドリップ部分が詰まりやすくなってもいるので、水か、CANNA Flashなどをシステム全体に回してクリーンにしたあとで、肥料濃度をうすめにして培養液の管理をしましょう。


スタンドアローンタイプのハイドロポニック・システムで頭が痛いのが、真冬の水温管理です。 真冬はサーモヒーターで培養液を温めることが有効ですが、スタントーアローンタイプは、ヒーターが根にダイレクトに触れて傷んでしまうことがあるので、爬虫類用の加温ヒートマットをシステムの下に敷くことがおすすめです。または、以前紹介した連結方法で、外部にリザーバータンク用バケツを設置して、そちらで加温したりpHやECをメンテナンスしたり、ということができます。


冬に室温を温められない時は、夜間にも、ヒーターや加温マットなどであたためた培養液を1時間に一度数分だけドリップさせて、根と培地をあたためます。このままだと根が酸欠気味になってしまうので、夜明け(ランプ点灯時)から4時間くらい、ドリップを止めて根に酸素を吸収させる工夫が必要です。


2023年8月4日金曜日

CANNA マスタークラス “ 再循環式ハイドロポニック・システムについて ”

 信じられないほどの猛暑とともに、8月に突入です。


暑さがテッペンになる日中、猫たちはクーラーの効いた部屋でグッスリと寝ています。



CANNA マスタークラス・シリーズ
今回は不活性な培地と再循環式ハイドロポニック・システムについてです。


再循環式システムについてのについてのメリット、デメリットや具体的な栽培管理方法については、こちらで説明したことがあります。

季節にあわせて選ぶ、使う。ハイドロポニック・システムその3 再循環式ドリップシステム


暑い暑いといってはいても、そんなに悪いことばかりではありません、
今年の春に出たプロテアのツボミが開きました。数年前に半日陰で育てていた時は、もっとツボミがつきましたが、タバコガの幼虫に全て食われました。ギラギラとした日当たりの良い場所で管理した方が、食害を受けず無事開花するようです。




栽培難易度がかなり高いフペルジア。一番枯らしてしまいやすい冬さえ超えてしまえば、こっちのものです。水切れにさえ注意して、真夏は直射日光を避けてシダが育ちやすい環境においてあげれば、新たな葉が展開します。




「え〜と、どういうことかな?」
今年になってから、パパイヤを一度も食べていないにも関わらず、生ゴミを処理するためのミミズコンポストの箱から、パパイヤが生えてきました。




パパイヤの種は年越しするんですねぇ。このまま放置しておくと、あっというまに低木ほどの高さに生長してしまうし、実をつけても冬を越せるわけもないことも知っています。




ということで「え〜と、どういうことかな? どうしようかな?」という言葉しかでてきません。
ちなみに、生ゴミが分解されるミミズコンポストから勝手に生えてくる植物は、めちゃくちゃよく育ち、勝手に果実を実らせる、という事実を過去に経験したことがあります。







2019年10月25日金曜日

キャナ アクア・ヴェガ と アクア・フローレス日本語版そして、2019年室内秋冬栽培

クレイペブルス培地を使った、培養液再循環式ハイドロポニック・システム専用肥料である、CANNA AQUA ヴェガとフローレスの日本語字幕版ができました。

培養液の成分が、ダイレクトに結果に直結するハイドロポニック栽培では、与える肥料のグレードが、収穫物の量、品質、そして安全性そのものを左右します。

ハイグレードな原料を使用した「CANNA AQUA ヴェガとフローレス」は、不純物をふくまないことはもちろん、ぼう大な栽培データに基づいて肥料成分比率がデザインされているので、培養液のpH値が暴走しないだけでなく、とにかく吸収性が高いので、生長スピードの速さや、花つきと実つきのよさが格段に変わることが、目で見てハッキリとわかります。












さてハナシは、やや斜めに変わりまして、2019年の秋冬(しゅうとう)室内栽培はじめました。今年は、いつものミニトマト「千果」と、ひさびさの再会「あかねっ娘」でスタートです。 pHull Spectrum 315W フィクスチャーには、生長期に最適なCMHランプ4200Kを点灯させています。
























これだけ距離を離してもイチゴやトマトの発芽苗は絶好調!!!
イチゴの葉っぱは、光を受け取ろうとバンザイ状態。 そして、従来のMHランプと育ち方がちがいすぎて、思わず笑ってしまうのがトマトのフタバです。フタバがでかく、まあっっったく徒長しません。



















ということで、たかが315W・・・という固定観念はキレイサッパリぬぐい捨てて、幼苗時はランプまでの距離を こんなにも離します。 MH やHPSランプと同じようにセッティングしてしまうと、紫外線UV-AとUV-Bも放射するCMHランプは、葉っぱを傷めてしまいます。
























近紫外線から近赤外線までのフル・スペクトラムな光は、植物のやる気・本気スイッチを、完全にONにしてくれます。 今年は、何年かぶりに採れたての夢のようなオイシサのイチゴを味わいたいと、心の奥深くから期待してます。

2017年5月30日火曜日

季節にあわせて選ぶ、使う。ハイドロポニック・システムその3 再循環式ドリップシステム

今年もバラの香りただよう季節となりました。平塚の「花菜ガーデン」では、バラの開花がピークを迎えていました。6月にかけては、そろそろクレマチスたちも咲きそろう頃でしょうか?

























夏のハイドロポニック栽培の大敵、「 根が酸欠! 」を解決するハイドロポニック・システム栽培の具体的なマニュアルをご紹介していますが、本日は再循環式ハイドロ・システムのなかのドリップ・システムです。



















例えば、再循環式ドリップ・システム「ジェミニ」は、システムを連結させたり、外部にリザーバータンクを設けたりしない「スタンド・アローン型」のシンプルなシステムです。 培養液を蓄えた下段のタンクの中に循環ポンプがセットしてあって、タイマーなどを使ってポンプを作動させて、定期的に培養液をくみあげて植物に培養液を与えて育てる、という、説明を読むよりも見た方がはるかにわかりやすい、なので、だれでもDIYでつくりやすくもある、ハイドロポニック・システムです。

























再循環式ドリップ・システムの人気がとても高い理由は、構造がシンプルで、栽培効率がとてもよく、栽培難易度が高いパプリカだって、たぁっっっくさん収穫できます・・・しかもおいしく。







しかし、再循環式ドリップ・システムで、たくさんおいしく収穫するためには、マニュアルをきちんと理解しなければ、前々回ピックアップした、DWCシステム と大差のない結果となってしまいします。

まずは、このシステムの特徴とメリットから・・・


  • すべてのハイドロポニック・システムのなかでは、ランニングコスト(肥料と水の使用量)は、中間くらい。
  •  構造がシンプルなので、DIYでもカンタンにつくることができる。
  •  DWCやNFTなど、絶え間なくポンプが動いているシステムと比較して、栽培管理や培養液などのメンテナンスがカンタン。
  • 管理と手入れは、週に1〜2回ほど。
  • 収穫率が非常に高い。

再循環式ハイドロポニック・システムは、根に空気をたくさん保つことができるように、保水性が低くすき間がたくさんできる培地を使用します。つまり、大粒のクレイ・ペブルスがもっとも適しています。培養液をドリップする時間と回数は、ピーク時で4時間に一度、3分間ほどだけなので、根に酸素がとても豊富になります。

つまり、たいていは、根が常に培養液に浸っている状態ではないので、DWCシステムにくらべて培養液の減りや、pH、EC値が変化しにくい特徴もあります。また、夏バテや根ぐされ病にもかかりにくい栽培システムです。

















ちなみに「 培地にロックウールを使うのがオランダ風 」という認識が世界的に定着していますが、ドリップ用パーツが豊富なオランダのハイドロポニック栽培のほとんどがドリップ・システムで、以前はコスト面の理由から、ほぼすべてのシステムでロックウール培地が使われてきました。

そして、大きなロックウール・スラブと高圧ポンプを使用して、培養液を再循環させないRun-to-Waste(掛け流し式)のドリップ・システムを使うのが商用施設栽培用で、

主に低圧のポンプを使用して、小さな再循環式ドリップ・システムを使うのが家庭用、てな感じで、オランダのドリップ・システムは使い分けられてましたが、今日では家庭用ドリップ・システムにはクレイ・ペブルスが定着していています。
ドリップ・システムでロックウール培地を主に使うのは、掛け流し式ならOKですが、再循環式で使ってしまうと、保水力が高すぎるだけでなく培養液のpH値をあげるのでベリーベストではないね、という認識が一般的です。


次に、このシステムのメリットを最大に引き出すマニュアルです。

  1. 1m以上の丈に育つ野菜の栽培では、培養液は一株につき最低でも5ℓは必要で、一株につき10ℓ〜20ℓあるとGoodです。

  2. 同じ培養液をくりかえし使用する再循環式システムなので、培地は、問答無用で、クレイ・ペブルスの大粒を使用します。 培地の使用量が多いほど、ドリップ回数を少なくすることができ、根の広い面積で空気を豊富に保つことができるので、このシステムのメリットが引き出されます。 

    栽培開始から3〜4週間ごろは、苗のコンディションとグロワーのクセで、問題が起こりやすくなってくる時期です。クレイ・ペブルス培地の表面に肥料が白く結晶化しはじめたら、それは肥料を濃く与えすぎているサインです。 ドリップ部分が詰まりやすくなってもいるので、水か、CANNA Flashなどをシステム全体に回してクリーンにしたあとで、肥料濃度をうすめにして培養液の管理をしましょう。


  3. このシステムで、もっとも大切なポイント、ドリップ回数とドリップ時間、つまり循環ポンプを動かす回数と時間ですが、ドリップする分数と回数を最低限にとどめることが、このシステムの最大のポイントです。
    苗が小さな頃は昼間に1日一回、ほんの数分だけ(培地がすっかり湿る程度の分数)、苗が大きくなるにつれてドリップ回数を増やしていきますが、基本的には、昼間の時間帯(ランプ点灯時間帯)に、1日4回だけ3分間だけのドリップで十分です。


  4. 下段のリザーバータンクに根が届くようになったら、リザーバータンクをエアレーションすることもあります。 エアレーションは培養液のpH値を上げるので、交換した翌日は、必ずpH値をチェックしてください。

  5. 培養液は、7日〜14 日に一度、必ずすべて交換してください。交換する日以外でも、培養液の量がMax時から25%〜50%減ったら、Max時の量になるまで培養液を継ぎ足します。 真夏に水分だけ蒸発してEC値が上がってしまう時は、水だけを継ぎ足します。

  6. スタンドアローンタイプのハイドロポニック・システムで頭が痛いのが、真冬の水温管理です。 真冬はサーモヒーターで培養液を温めることが有効ですが、スタントーアローンタイプは、ヒーターが根にダイレクトに触れて傷んでしまうことがあるので、爬虫類用の加温ヒートマットをシステムの下に敷くことがおすすめです。または、以前紹介した連結方法で、外部にリザーバータンク用バケツを設置して、そちらで加温したりpHやECをメンテナンスしたり、ということができます。

    冬に室温を温められない時は、夜間にも、ヒーターや加温マットなどであたためた培養液を1時間に一度数分だけドリップさせて、根と培地をあたためます。このままだと根が酸欠気味になってしまうので、夜明け(ランプ点灯時)から4時間くらい、ドリップを止めて根に酸素を吸収させる工夫が必要です。











ここまで説明したように、再循環式ドリップ・システムは、4時間に一度、3分間しかポンプを動かさないので、ポンプの作動熱で培養液の水温があがってしまう、ということは起きませんが、真夏に太陽光やランプの熱での水温上昇をふせぐために、リザーバー部分にファンで風をあてるか、リザーバータンクを外部に連結させて日陰や室外に設置する、という方法が有効的です。


























また、ここまでの説明を、並々ならぬ忍耐で読み進んでくだすった方なら、お気づきだと思いますが、再循環式ドリップ・システムのキモとなるパーツは「 循環ポンプ(水中ポンプ) 」の大きさです。 吐出量が大きな循環ポンプを使うと、次のようなメリットがあります。
  1. 培養液が、ブシュ〜ッとすごい勢いでドリップされるので、さらにドリップ時間を短縮できるし(1分)、酸素量も増える。
  2. 水圧が高いので、再循環式ドリップ・システムで大きな課題となるドリッパーの目詰まりが起こりにくくなる。
吐出量が1000ℓ/h(1時間に1000ℓの水を吐き出せる)以上の大きなポンプは、吐出口が15mm以上のホースにしか対応していないものがほとんどなので、ドリップホースに内径13mmホースを使ってる場合は、あらかじめレデューサーが付属しているポンプを選ぶと、困りません。 また、大きなポンプは周波数が50Hzと60Hzに分かれてしまうので、このようなことにあらかじめ注意して選んでください。

ポンプを動かすタイマーは、Flood&Drain システム同様に問答無用で「分きざみで電源のOn/Offができるデジタルタイマー」をチョイスしてください。





























ということで、再循環式ドリップ・システム「ジェミニ」のようなシステムで、「ドリップ回数多すぎるかも? 」「 ドリップ分数が長すぎなんじゃない? 」など、根と培地が湿りすぎている時は、ほとんどの根が茶色くなってしまったり、茎がほそぉ〜くひょろひょろと徒長生長している、開花しても結実しないで雌花がポロポロ落ちていってしまう、などの症状が出ます。




























また、再循環式システムにあってない培地や肥料類を使っていても、嫌気発酵してpH値が8以上にグングンあがってしまったり、夏は酸欠で根が茶色くボロボロと変色して、生長がとまったりします。 
逆に冬は、枯死した根をそのままにしすぎていると、好気発酵を起こすので有機酸がつくられてpH値が4.0以下に下がり過ぎてしまいます。


ということで、DWC、Flood&Drain、再循環式ドリップをはじめ、エアロポニック、NFTなど、培養液を再循環させるあらゆるハイドロポニック・システムには、Dutch Formula CANNA AQUA肥料がおすすめです。

再循環式システム専用肥料「 CANNA AQUA Vega 」、「CANNA AQUA Flores」は、培養液のpH値が最適範囲からはずれない肥料設計になっています。CANNA AQUAシリーズをはじめ、CANNAのすべての肥料は、重金属や軽金属、過剰な吸い残し成分、の心配がないので、収穫時期の残留肥料の心配も、あ・り・ま・せ・ん!!!!


2016年12月28日水曜日

「去るサル」に、トリを務めるトマトたち。

2016年、今年のお正月はとてもあたたかく、毎年恒例の初詣での列にならぶ時間が、まるで苦にならなかったことを、つい先日のように感じます。

2017年の三が日も、比較的おだやかなお天気になるとの予報で、なによりです。


さて、DWCシステム「エアロス」と、再循環ドリップシステム「シェミニ」で、ミニトマト栽培にトライしています。スッキリとコンパクトに育っていて、果房が大きくなるのが楽しみです。排水バルブを活用して、ふたつのシステムのリザーバーから排水が同時にできるようカスタマイズしています。イッツ・オーサム!っす。

























こちらは毎年恒例のココ栽培とポッティングミックス栽培の、同品種のミニトマトどもです。今回は9月のまだ暑い時期から栽培をスタートしたため、生長期に徒長気味になってしまいましたが、現在はとてもとてもとてもとてもオイしく実っています。
ただツルが徒長してしまったので、トップを摘芯して、わき芽をのばす、ということをくり返して、なんとか草丈を抑えています。

























収穫したてのミニトマトよりも、摘んでから一日置いたほうが、わずかに残るエグ 味が抜けて甘みと旨みがますんだなぁ・・・ということを今回学びました。トマトに含まれるアルカロイドやトマチンなど苦味を感じさせる毒成分が、一日置くことで多少なりとも抜けるからかもしれません。

























おやおや? 新たに発芽苗が!!!

2016年5月20日金曜日

赤パプリカの収穫と、インドアプランツたちのころもがえ。

あさって日曜日は満月だし、気がついた時に収穫しないと一週間ほど放ったらかしになってしまうので、再循環システムGEMINIで育てている赤パプリカを収穫してみました。









黄色やオレンジ色のパプリカにくらべると、今回は赤いパプリカが一番じょうぶで育てやすかったように思います。花が咲くのも早く、気がつけば収穫できるほど色づいてくれてる・・・といった感じです。同じ条件で育てていても、黄色やオレンジ色のパプリカの方が、花付き、実付きに時間がかかりました。



























去年の10月にパプリカ栽培をスタートさせてから、8ヶ月。
「 配りまくっても、まだこんなに! どうやって食べよう?」と、ややボーゼンとするほどの量のパフリカを収穫できたおかげで、強制的にパプリカ料理のレパートリーが増えました。
























穫れたてのパプリカは、新タマネギなどとともに、極薄にスライスしてドレッシングをかけるだけでも、おいしいのですが、それが三日つづくと、さすがに「うっ、パプリカ臭がつらい・・・ごめんなさい。」となります。
少ない手間で一番おいしかったのは、パプリカと牛バラ肉の味噌クリームソースパスタでした。レシピを語れるほどのスキルはありませんが、パスタは平打ちと相性が良いと思いました。

ニンニクみじん切り、うすくスライスしたパプリカと、刻んだ牛バラ肉に火を通したら、生クリーム1カップ、、塩とコショウ、そして「お味噌」を大さじいっぱいほど入れて、味噌がダマにならないように全体をよくなじませて、うであがったパスタをからめると、チーズを加えなくても、不思議とチーズの風味とコクがでます。
まったりした生クリームと牛バラとの旨味に、パプリカの酸味がほどよく、食べ終わるまで幸福感がつづきます。





そんなふうにパプリカ料理のレシピをあれやこれや考えている時に、めっけてしまった紫色のじゃがいも「パープルシャドー」の食べ忘れ。ちょっとまえに「いいや、埋めちゃえ。」と地中に埋め込んだところ、ふと気がつけば紫色の花が咲くまでになってました。
まんまと収穫までこぎつけることができたら、棚ぼたものです。



























室内で一緒に暮らしていた植物たちの衣替えをして、気分転換してみました。
最近よく咲いてくれるようになった蘭のために、
「せまいスペースで花を愛でるには、吊るしてしまうのがベスト! 」
ということで、にわか知識でプラントハンガーをこしらえました。胡蝶蘭といえばゴージャスな花の代名詞ですが、ささやかなに咲く蘭はナチュラルな山野草を感じさせるので好きです。

























パプリカと同じ時期に実生栽培をスタートさせた「亀甲竜」たちも、大きく肥大してきたので、プラ鉢から素焼きポットへ衣替えしました。





















5年前に、ある日突然発芽して出現した烏羽玉も、ひとまわり大きな鉢へとうえかえました。5年たっても、まだ2cmくらいの大きさです。

























2016年3月31日木曜日

パプリカ? カラーピーマン? 収穫マックスです。

桜が咲きはじめました。すがすがしい風が吹く3月も今日でおわりです。

日差しがメキメキと明るさをますにつれ、お部屋が殺風景に見えはじめ、やけにグリーンが恋しくなる季節でもあります。

ガラスの花瓶や空きビンに、アイスランドモスとエアープランツを詰めこめば、お部屋で春の新緑をめでている気分になれます。うつわのチョイスはともかく、とってもスキルレスなテラリウムです。




















さて先週末から、パプリカの収穫がつづいてます。完熟してから収穫するので、スライスすれば、生でもバリバリ食べられます・・・とにかく甘い!




















先週、収穫するときのフラッド & ドレイン・システム「タイタン」の様子。
タイタンSでは、オレンジとイエローのパプリカを育ててますが、正直HPSランプの下だと、どれが黄色なんだかオレンジなんだか、サ・ツ・パ・リ、わかりませんでした。



















R-DWCシステムでは、赤いパフリカだけ育ててます。品種のせいでしょうか?
赤いパプリカは全体的に、オレンジや黄色よりもサイズが一回り大きくなりました。


















収穫のとき、枝をボッキリと折ってしまいました。
























最近、急に暖かくなってきたので、暑苦しいHPSランプをMHランプにチェンジして、さらにNCCSシステムでランプ出力を50%ディミングしました。気温がジェットコースター的にコロコロ変化する季節の変わり目には、ランプの位置を変えたりランプ自体をチェンジしなくても、ランプ出力をWin PCで調光できるのでNCCSはホントに便利です。
























赤いパプリカを育ててるR-DWCシステムは、NCCSで調光できない安定器でHPSランプを点灯させているので、暖かい日はモワッとした空気のままです。
























同じ部屋では、再循環システムGEMINIでも赤いパプリカを育ててますが、一番デカくそだってます。いちばん大きなサイズのパプリカが実ったのも、この再循環システムGEMINIでした。





























2015年12月3日木曜日

ハイドロ栽培のパプリカたち。花が咲きました。

R-DWC(連結式のブクブク水耕システム)と、循環式システムのグロウルーム全体の様子です。左側がR-DWCシステム、右側が循環式ドリップシステムGEMINIです。










まずは、R-DWCハイドロポニックシステムで育てているパプリカたち。葉っぱが青々、のびのびと広がってゲンキです。

























しかし、問題は「花」。一番花のつぼみは、落ちやすく結果的に開花したのは、他の種類のハイドロポニック・システムより遅くなりました。









再循環式ハイドロシステムGEMINIで育つパプリカは、葉っぱがミゴトに光の方を向いてます。








GEMINIで育てているパプリカは、だいたい1週間ほど前に花が咲きました。根っこはとっくにリザーバータンクのなかの培養液に届いたので、R-DWCのエアーをもう一つ分岐させて、エアレーションをはじめました。









R-DWC、再循環式ドリップ、そしてフラッド&ドレイン・システムのなかで、一番早く花が咲いたのは、もちろんフラッド&ドレイン・システム「TITAN〜タイタン〜」です。

密植ぎみですが、徒長せずゲンキに育ってます。



























フラッド&ドレインで育つパプリカの苗は、ふたっつ花が咲いてます。






ということで、やっぱり根っこが培養液に浸りっぱなしになるハイドロポニック・システムよりも、一日に5分を6回ほどフラッドさせて、短時間しか培養液に浸らないフラッド&ドレインの方が、根っこに酸素が多いのでガッシリ育ち、早くガッツリ多めに花が咲きます。





一方、グロウランプをMHランプからHPSランプへチェンジしました。
体育館カラーになりました。










室外に置いたファンとクールチューブPIPERアルミダクトでつなげて、外の空気をグロウルーム内に引き込んでます。PIEPRのガラス菅は素手でさわれるくらいの、ほんのり温かい温度まで下がります。グロウルーム内の過剰な湿度も下げてくれて壁面の結露もなくなります。








これから室温が10℃をしたまわる寒い時期がやってきます。グロウルーム内の温度と湿度のコントロールはかかせません。

夜間は、室内か培養液(または両方)を18℃以上に加温しつつ、ファンをあてて室内の湿度を下げることがベストです。

室温と培養液とにも加温ができない場合、朝グロウランプが点灯してしばらく経つと葉っぱがシオれることがあります。培養液が冷たすぎて根っこが吸えないのに、ランプの熱で葉っぱから水分の蒸散が続いてしまうせいです。

かといって、ランプがついてからすぐ温めた培養液を与えると、トマトなんかは果実が割れやすくなってしまうので、ランプ点灯後30分ほどたってから(または葉つゆが消えた頃)、フラッドなりドリップなり水やりとともにCO2をあげるのがベターです。


培養液は加温できるけど、室温は加温できない場合は、20℃前後にあたためた培養液を夜間一時間に一回15分以内だけフラッドさせたりドリップさせて、ランプがついてから4〜6時間はフラッドやドリップをとめてしまって、根っこに酸素を吸わせると根腐れ防止の対策になります。







ちなみに、植える場所がなくて10cmサイズのロックウールに植えたっきり放置プレーのパプリカたち・・・ケナゲに花を咲かせてます。ロックウール培地のみで培養液をかけてあげるだけのシンプル栽培でも、もちろん野菜たちは育ちます・・・このとおり・・・ちょっと小さいけど・・・