2019年12月24日火曜日

Happy holidays 2019!!!






今年も残りわずかとなりました。

せわしい年末ではありますが、どなたさまもお身体にお気をつけて、

心おだやかに良い年明けをお過ごしになられますようお祈り申し上げます。

Wish You Were Here...







さてさてさてさて、何かと言い訳をつけて後回しにしていたイチゴ苗をファイナルポットとしての140mmネットポットへと、やっと定植しました。1Lサイズのスターティング・ポットココ培地には、もうすでにかなりの根が回っていて、ちょっと遅すぎた感があります。








イチゴ苗は、根元のクラウンと呼ばれる部分で酸素をたくさん吸収するので、クラウンを埋没させないように、ココ培地へと定植しました。







定植してから2日後の朝の様子です。 葉つゆがでています。







植えかえ後の朝方に葉っぱの先から水分がでているのは、根の活力が高く植えかえ成功の目安です。根が夜間のあいだにも活発に水分を吸収するので、過剰になった水分を葉っぱから排水させるためです。





葉つゆは、生長期にはよく見られますが、開花期になるとあまり見られなくなります。

その理由は、花が咲いて果実が実ると、植物は花や果実に養分や水分を優先的に送るので、根っこに届く養分は生長期よりもずいぶん減ります。となると、根っこの生長がとまり、新たな根が育ちにくいので生長期よりも培養液の吸収がスローダウンするためです。

このようなサイクルから、生長期には、根っこを最大限に生長させておかないとならんので、ココやポッティング・ミックスでは水やり控えめ+ゼッタイに葉っぱや根っこにダメージを与えてはいけないわけで、開花期に移行したら果実の肥大とともに、水やり回数多めにせねばならないわけですねぇ。





2019年12月18日水曜日

2019 SANlightQ6 LEDとpHull Spectrum CMHの秋冬栽培

フル・スペクトラムCMH315W 4200Kランプで育てているのは、ジャンボピーマンです。 となりで点灯させているSANlightQ6W LED215W の温白色光が強すぎて、これっぽっちも白色に見えてませんが、4200Kランプの光は、青色波長がメインの白色です。








CMHランプ4200Kは、300nm〜800nm(近紫外線から近赤外線)の範囲すべてを放射するフル・スペクトルな光です。夏野菜は、紫外線から青色領域の光で徒長のないコンパクトな生長はもちろん、実は花芽形成も促進されるので、生長期の初期からCMHランプ4200Kの光が効果的です。


























そのとなりの、ハイエンドな栽培専用LED SANlight Q6W 215Wで育てているのは、毎年定番のミニトマトどもです。

























トマトは、収穫できる頃になるとツルが2m以上になって、日々の誘引作業が追いつかなくなるので、このくらいの丈の時が一番かわいく思えます。



















ジャンボピーマンとミニトマトの間に挟まれているのが、イチゴ「あかねっ娘」です。ハダニがでましたが、2度の薬剤散布と55℃温湯スプレー、そして細胞強化効果の高いクリスタル・アップ活力アップのスーパースライブの葉面スプレーのローテーションで、カンペキに駆除できました。ハダニは、薬剤を使いすぎるとすぐに耐性をつけてしまうので、農薬ではない活力剤の葉面スプレーをこまめにおこないイチゴの免疫力を引き出すことが大切です。

イチゴどもは、近日中にネットポットに定植して、天井からハンギングで育てます。ミニトマトやジャンボビーマンの株間につるして育てれば、グロウランプの光がムダなく活用できます。

























木々の紅葉が、例年よりも遅かった2019年です。



















たびかさなる台風や天候不順で、今年の花き類は、やや出荷が遅れたものもあるようでした。「お花も野菜も、それはそれはよく育つ! しかも抗酸化成分の含有率が多い野菜に育つよ!」が自慢のソイルレス・ポット用培土 CANNA Terra ポッティングミックス培土 で寄せ植えをつくりました。植物検査のために封を開けて、売り物にならないものを活用しています。





















やさしく、やわらかなイエローピンクが、春の訪れを楽しみにしてくれています。




































年が明けて正月気分が終わり、2月になると咲きはじめる梅をかわきりに、ご近所の花木たちが、まだ寒々しい風景の中で、桃、桜・・・と、はなやかに花を咲かせていくのをうれしく眺めながら「去年の暮れに桃のひとつでも植えておけば、いまごろ家でも花が楽しめたのに・・・」と毎年思うのでした。
とはいえ、季節を感じる花木アレコレを植えられるスペースのあるお庭をもつお家というのも、かなり少なくなっている気がします。




ふと気がつけば、増えているキング・プロテアも冬じたくを終えました。アッパレなことに、今年の秋に順調に育っていた一株を枯らしてしまったおかげで、「ゼッタイにしてはいけない! キング・プロテアのお約束」がひとつ増えました。
























そ・れ・は! 「土の酸度を下げるためにイオウ粉をつかったら、決して石灰資材を与えてはいけない!」です。考えてみればあたりまえ、イオウと石灰がひっついたら、プロテアの根が苦手とする石こう(硫酸カルシウム)になってしまうからですね!!! 枯らしてやっと理解できた NGルールが、またひとつ身につきました。




ここまでして、お気に入りの植物どもをついつい育ててしまう理由を考えるにつけ、きっとヒトが植物を選ぶのではなく、植物がヒトを選んでいるのでしょう。

「オマエ、ワシらの種を育てよ! 増やせよ! そして広げよ!」

かの有名な、植物による人間の洗脳工作です。





来年の春も、テントウムシなどの益虫に庭の花々を守ってもらうために、今月から虫たちの越冬ハウスを設置しました・・・が、暖かな室内に取り込んだエアプランツやアガベたちの植木鉢からテントウムシがワラワラと這い出して部屋のカベづたいに歩いているのを目にしますので、どうやら設置するタイミングが遅すぎたようです。

2019年12月11日水曜日

年の暮れを感じる色彩、紅葉の赤。

12月になると、仕事場に向かう道すがら、目を引くようになる「ノイバラの赤い実」です。








「バラの実は、食べられるんだってさ」、と耳にしましたので、一粒つまんでいただいてみました・・・「食わずにすむなら、食わんでもいいんじゃないかな?」正直な感想です。








毎年この時期に、ひときわ目を引くドウダンツツジの紅葉。スズランのような花から紅葉する様子まで、同じツツジ科のブルーベリーとそっくりですが、生垣で燃えるようなオレンジに紅葉したドウダンツツジを見ると、ついつい「いいなあ。うちに一本ぐらいあったっていいんじゃいのかなぁ・・・いやいや、もう植える場所がない!」と、脳内で押し問答をくり返すことになります。








夏から秋にかけて、わがもの顔で空き地を占領する「セイタカアワダチソウ」も、すっかり枯れて、タネを飛ばすばかりとなりました。









「おっ! ヤマノイモの葉っぱかな?」







この葉っぱをたどって見上げると、ツバキの木々のコズエ高くまでツルが登っていました。地中深く掘って、どんなイモができているか見ることができるならば、正体がわかるのですが、正直まだヤマノイモ科の見分け方には自信がありません。







去年の今頃に「ムカゴ」を蒔いた場所からは、今年の春にツルツルと元気に葉を伸ばしていましたが、まわりにあれこれ植えすぎて、気がつけば姿を消していました。「ヤマイモの家庭菜園、今季こそ真剣にやってみようかなぁ・・・でもイモが1m以上に育つのに、何年かかるんだろう・・・」道ばたでヤマノイモのツルを見つけるたびに、とりとめもなく考えてしまいます。

やっぱり半年以内で収穫できる野菜の方が、ゴールがはっきり見えるので、せっかちなワタシにあっているようです。

2019年12月4日水曜日

師走の根菜栽培と 匠のシクラメン

毎年9月をすぎたら、あっという間に年末! と感じるのですが、いよいよ12月に突入しました。その年のしめくくりとなる12月は、お世話になった方々へお贈りするお花選びが恒例となっています。

今年選んだお花のうちのひとつは、千葉県成田市の大栄花園さんがおつくりになったシクラメン「プリマ・ドンナ ゴールド」です。





























19世紀ヨーロッパのマドモワゼルを彷彿とさせるフリルと色彩に、しばしウットリと魅入ってしまい、差し上げるのが惜しくなる前に先方へお届けしました。




























さて、固定種の大根どもは順調に育っていますが、雨降りがつづいて間引きがおろそかになり、どこから手をつけていいのか、わからない状態に。



















生長がおそい苗を間引きするうちに、冬越しの準備にはいるテントウムシをめっけました。ここにも・・・あそこにも。





























これは、バブリング・プライマーで発芽させたヒヨコ豆どもです。発芽直後は、ナメクジに食われましたが、それを乗り越えた苗は順調に育っています。

























ハトウガラシを収穫するために蒔いた「伏見甘長トウガラシ」でしたが、順調に実っています。収穫せずそままにしておき、落ちた種が来年たくさん芽生えることを期待しています。 落ちた種から勝手に育つ苗は、親株がその土壌にすでに順応しているので、手間いらずで収穫できることに、味をしめているのです。







ついうっかり収穫しわすれていたジャガイモは、いつしか種イモとなり、年々なんにもしなくても大きく生え広がっていきます。使い終わったココ培地や炭酸カルシウムをたまにバラバラと撒くくらいで、世話らしい世話はまったくしてません。




















「ズボラ家庭菜園」の強力な助っ人となってくれるのがクローバーやオーツなどの「緑肥」です。今回は、土壌中に豊富な糖分をおぎなってくれる「ソルゴー」も蒔いてみました。



















間引きの宿題を放置してしまった「ミヤマコカブ」。土がまだ湿ってやわらかいうちに、間引き作業を済ませたいと思います。




2019年11月25日月曜日

フルスペクトルCMH315Wでの秋冬栽培と秋の寄せ植え




さて、その「フルスペクトラムCMH315W」で育てているミニトマトです。 ランプから苗のトップまで、今は80cmほど離しています。







エアロポット17Lへ定植しました。ここからだいたい7日〜14日後、ポットが軽くなって水やりのタイミングがきたら、自動底面給水システム「GoGro」へセットすることになります。


















一方で、イチゴ苗「あかねっ娘」は、ハダニが発生したので消毒しました。 市販のハダニ用農薬と、55℃くらいの温湯防除を交互で2度ほどくり返して、ようやく改善しました。
























さて、いよいよ本格的にビオラの流通がはじまった11月。ヘタの横好きではありますが、毎年お世話になった方への年末ごあいさつがわりの寄せ植えをこしらえました。



































バラは、ゆっくりときく緩効性肥料の方がトラブルなく育つのですが、葉数が少ないけどついたツボミを咲かせたいときや、冬眠前に葉数を増やして根を充実させたい秋の季節などに、ハイドポニック用の液体肥料を薄めに希釈して与えると、週ごとに葉数が増えてきて、かなり回復します。


2019年11月19日火曜日

KURKKU FIELDS フォーエバー

今年は、ふたつの大きな台風が千葉を襲ってから、遊びに訪れるのは申し訳ないかな? となんとなく思っていましたが、「多少なりの復興応援したい!」との想いが募った「クルックフィールズ」を訪れてみました。

木更津北インターを降りたら、「クルックフィールズは こちら」的な看板がありますが、見のがした場合は、道沿いにふんだんに出てくる「かずさアカデミアパーク」の看板をたどれば、ほぼ迷うことなくクルックフィールズにも、たどり着けます。






お天気に恵まれたこの日、気持ちよくパーク内をお散歩できました。歩道はきれいに整備されていますが、坂道を登りたくなったり、駆け出したくなる景色が広がっていますので、履きなれた運動靴がよいです。







園内レストランで 食べたシフォンケーキは、香料やアイシングでごまかす必要のない素材のよさを活かした、いわば園内園消の極上安心スイーツ。もちろんGETして帰りました。 養鶏卵特有の、モワッとした臭みがまったくなかったです。






それにしても、シフォン工房ショップ内部の壁がステキすぎて、ここに住みたい! と強く強く思いました。左官マイスター「久住 直生」氏による壁だそうです。








「手づかみでお召し上がりください。」シフォンケーキのおいしさの秘訣は、クルックフィールズ名物でもある、レモンイエローの黄身をした平飼いのニワトリタマゴと、ブラウンスイス牛が出す牛乳だそうです。もちろんタマゴもお土産にGETし、卵かけご飯を全力で楽しんでいます。








「 あのキバツで思い切りのいいドット柄は・・・美術館や、表参道のハイエンドなカバン屋さんのディスプレイで見たことがあるぞ。 」水玉柄といえば、アーティスト「草間彌生」さんです。 この広い空の下で、違和感がないところが、さすが草間ワールドです。







このミラーキューブのオブジェも「草間彌生」さんの作品だそうです。「水玉は、イッタイどこ?! 」と思うお人は、入場料をお支払いのうえ、この建物の内部をご覧くださいまし・・・草間ワールド全開です。









どちらかというと、このオブジェが、ものすごくシュールで気になりました。 噴水としての機能を果たしながら、この存在感。









パーク内のパーマカルチャーマップ。 人の営み、オーガニック・ファーム、酪農、小川、ビオトープ、そして森と自然が、互いに養分をキャッチボールして命が循環するんですねぇ。そして電気は、ソーラーパネルによる再生可能エネルギーでした。







先進国と呼ばれる国々では、都市部でこういったパーマカルチャーのコンセプトを部分的に取り入れる「Urban permaculture〜アーバン・パーマカルチャー〜」のムーヴメントが広がりつつありますね。 







テントウムシや蜂など益虫を越冬させるための「バグ・ボックス」。小さめのものを複数置くことがポイントだそうです・・・さっそく私も設置しようと思います。









パーク内で、もっとも惹かれた「タイニーハウス・ビレッジ」は、宿泊施設です。「いつか作るぞ、マイ・タイニーハウス!」と心に強く決めました。







ということで、クルックフィルーズに到着するまでの道中に、そこかしこで台風の傷跡を目の当たりにもしました。 青いビニールシートで覆われた屋根の家はたくさんありましたし、街路樹や植林された針葉樹も、引きちぎられたように、なぎ倒されていました。
風景のなかから台風の傷跡がすっかり見えなくなるまでには、10年では効かないと思いますが、被害に遭われた方々が「あの年は、たいへんだったねぇ〜」と笑って言えるようになるまでは、この台風被害のことを忘れずにいようと思います。