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2017年7月31日月曜日

7月も今日で終わりです。

ただいま、オンラインショップタマ・プラントフード製品か、送料無料になったご注文の方に、Tシャツ配布しておりますが、色、サイズともに残数にかたよりがでてきましたので、シティーグリーンをはじめ、インディゴ(青)、セメント(グレー)の3色、スリムフィットのメンズM、L のうち、ご希望があれば備考欄にご記載ください。







とくにご希望がない方につきましては、
「この色、このサイズがお似合いだわ、きっと。」
と決めつけてお送りしておりますので、どうぞご了承くださいませ。










さて、土曜日は電車がとまるほどのゲリラ豪雨にみまわれた川崎+横浜でした。
うっかり洗濯物を干しっぱなしでまんまと外出し、干す時の、何倍にも重たくなった洗濯物どもの後始末ほど惨敗感を強く感じさせるものはありませんでした。


しかし、先日収穫した室内栽培メロンを食べた後のタネをベシャッと捨て蒔いたところ、まんまと発芽してました。ゲリラ豪雨のおかげでしょうか?
F2品種となるので、大きく育てたところでどんなシロモノになるのか、不安しかありません。 F1ですら、あれだけ手間がかかったわりに、味が・・・









夏に育てるパプリカは、なんと生長がはやいんでしょう! 気分がいい!!!
秋冬の室内栽培は、花が咲いてから収穫まで3ヶ月以上かかりました。
それでも、実が色づくまで待てずに、緑色のままピーマンとしていくつか消化してしまっています。









寄せ植えなどに人気の「ユーカリ・グニー」は、苗で売られているときは、こぢんまりとしたハーブにしか見えないのに、夏はおどろきのスピートで伸びてボッサボサになります。買ったときは、いくらちっちゃくても、やはり樹木なんですね。
最近、小さな葉っぱしか出てこないな。と思っていたら、お食事中の犯人に出くわしました。










予想以上にデカくデカく育ちます、バケツ稲。









さかんな分げつとともに、そろそろ出穂(しゅっすい)しそうな太り具合です。
まわりの雑草をそろそろ本格的に刈り取らないと、カメムシにやられてしまうかもしれません・・・頭ではわかっているんですが、暑すぎるんですよね。





2017年7月12日水曜日

室内栽培メロン収穫しました。

この度の九州北部豪雨により、被害に見舞われた方に心よりお見舞い申し上げます。安心と普段の生活を一刻でも早く、取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。

日本は地形的にどうしても、これからの季節に自然災害がふえてしまうのですが、今現在もテロの脅威が続くヨーロッパの方からも、安否を気遣ってくれる言葉が届きました。自然災害による犠牲とテロによる犠牲、どちらも残された人々の心に傷あとと深い後悔を残します。

ここ数年・・・思い起こせば2011年以来、海外の方とかわすメールのやりとりのきっかけが「互いの国で起きた災害やテロを見舞うため」ということが、本当に多くなりました。
とくにヨーロッパでテロが多発した昨年から今年にかけて、「またか・・・本当に大きな問題だね。でも絶対テロには屈しないよ。」というやりとりを、一体何度したことでしょうか・・・




バケツ稲ども、元気にそだっています。




















この本のとおりに、土作りと肥料施肥をしているおかげです。
オーガニック栽培だろうと、無農薬栽培だろうと、化成肥料栽培だろうと、やっぱり完成された栽培マニュアルというものは、とても貴重です。







「マニュアルどおり」という言葉は、あまりポジティブにとらえられない風潮がありますが、農作物に関しては、長年の経験、研究、知恵、情熱などなどがいっしょくたになって、それを最高に洗練させたものが栽培マニュアルなので、もしそれが利用可能ならば、それを無視して自己流でなんとなく育ててしまうのは、あまりにももったいないと思います。

それに、根張りを多く元気で健康に育てられれば、与えた肥料ほぼすべてが植物に吸収、同化されるので、土壌や収穫物に残留するリスクも、とても小さくなります。

残留農薬や残留肥料を気にかける人がとても多いのですが、安心な肥料やフラッシング剤を探すより先に、元気に育てるほうが手っ取り早い・・・ということになります。





室内栽培メロン、収穫しました。
なによりもこの私自身が、栽培マニュアルの大切さを身にしみて理解したばかりです。
今回は実ってから、湿度を上げるタイミングが遅すぎました。今度はがんばります・・・もしまた育てることがあればですが。






















その点、ミニトマトの丈夫さといったら、神々しいくらいです。
去年こぼれた種から勝手に発芽したトマトですが、フサナリ、スズナリ状態です。
葉っぱが白く汚れているのは、炭酸カルシウムをばら撒いているからです。
炭酸カルシウムの葉面散布は、露地栽培の野菜には欠かせません。クセになるほど丈夫で元気に育ちます。



























むらがっていたテントウムシダマシも、姿を消しました。カルシウム散布との関係はハテナです。

























マンゴーの果実が大きくなってきました。もっと大きくなっている果実もありますが、果実専用ネットがないので、使わなくなったキッチン三角コーナーのネットをかぶせて、しのいでいますが、あまりにも見た目が美しくないので写真は載せられせません。



























雨がパタリと降らなくなってから、ひまわりどもが咲き始めました。
景色はもう夏本番! でっす。















2017年6月22日木曜日

ハイドロポニカリーな栽培と自然農法。

昨日6月21日は、2017年の夏至でした。
帰り道にどこか寄り道したくなるのは、夕方6時を過ぎてもまだまだ明るいからでしょうか?

夏至になる頃から、太陽光があたる量が多くなって地球があたたまってくるそうで、晴れれば夏日、雨の日は春に逆戻り、と気温や湿度の変化が大きい今日この頃です。

植物たちの生長スピートが突然早くなるので、天候によって培地が乾くスピードにものすごくムラがでます。水やりの回数やサイクルが変わりやすかったり、幼苗は、たった一日目を離しただけで枯れてしまった! というトラブルが起こりやすい時期です。

 ・・・ということで、まだ続いているメロン栽培。昨日は熱を逃す、今日は保温、なんてその日の天気に合わせて日々管理が変わります。

























ところで、

「 有機栽培や不耕起栽培など自然農法的なメソッドを、ココ栽培ポッティング・ミックス栽培で実践したいな! なんかヨサゲだから。どーなのかしら? 」

というようなご質問を定期的にいただきます。このような育て方をすると、いいことだらけなんじゃないのかしら? とのことですが・・・



  • 「 できるだけ水を与えないほうが、高品質な果実がとれる。 」
  • 「 できるだけ肥料を与えないほうが、培地に力がついて植物が丈夫に育つ。 」
  • 「 できるだけ葉や根をカットすると、果実に栄養が集中したり、植物の危機意識が発揮されて丈夫になる 」
  • 「 できるだけ栽培期間を長くして、根をたっぷりと張らせて育てる。 」



















しかし自然農法的なメソッドは、ココ栽培やポッティング・ミックス栽培などの
ハイドロポニカリーな室内栽培には、残念ながら意味がありません。



その理由は、そもそも家庭用のココ栽培などハイドロポニック栽培用肥料や培地は、ムダな成分や物理性だけでなく、健康被害につながるマイナス要素をゼロにすることに全力を注いで作られています。


その配慮は、とくに免疫が低下している人などを中心に向けられていて、健康に不安がある人でも、安心、安全、効率的、そしてカンタンに植物を育てられるよう作られています。 


つまり、ココ栽培やポッティング・ミックス栽培で自然農法のメソッドをムリヤリねじ込まなくても、健康的で安心、安全、しかもおいしい、というメリットは共通しているからです。












ここで、「自然栽培」について、ザクッと説明してみると・・・

農薬は使わない! 時には畑を耕さず、またまた時には肥料も入れず、生えてきた多種多様な植物も刈り取らず、パッと見た感じ耕作放棄地にみえることもある自然栽培のメリットは、本来の自然な地球のサイクルで作物を育てるから、有用菌も死なないから土壌の団粒化が促進されるし、病害菌への拮抗作用も大きくなるし、作物に過剰な残留肥料が残らないし、いろんな植物が混在しているから、作物だけが虫にやられてしまうこともない、そもそも作物が肥料過多にならないから、虫もそんなにつかないけどね。っていうか、根が養水分をもとめて深くたくましく伸びる、張るから丈夫で健康に育つし、植物本来のピュアなおいしさで、高栄養価な作物がとれるし、環境を破壊することもないから、いいことだらけ!!!


























実際に自然農法は、人類が半永久的に農業を継続できる、数少ないすぐれた農法のひとつです。しかしその偉大な農法が可能な理由は、土壌にたくさんの無機物だけでなく有機物が含まれていて、さらに植物、昆虫、微生物、あらゆる菌類などか、一生懸命生きたり死んだりしていくことをくり返しているので、それらの生命の営みのおかげで保水性や保肥性だけでなく、大きな浄化作用を持っている、という、とても複雑な物理性のおかげです。

さらに、、最近の研究でわかった植物のすごい能力、
「植物の根は、腐ったばかりの大きな有機物とか、水に溶けない肥料でも、自分で溶かして肥料にしちゃうんだよね。すごいね。」
とあいまって成立できるんだと思います。





一方の、ココ培地やポッティング・ミックス培土には、優れた保水性や保肥性はありますが、培養液を含み保ち、すみやかに根に吸わせるために加工またはミックスされているので、水溶性の専用肥料なしでは植物は生長できません。
ココなどのハイドロポニカリーな有機培地には、健康な土壌が持つ多種多様な物理性はないので、肥料や水を与えなくてもいい、など自然農法的な育て方はできないのです。


















そのため、私たちは各商品ごとの正しい栽培マニュアルをつけて販売しています。

2017年6月5日月曜日

天空のポピーと、栽培テーブルのおそうじと底面吸水。

今年も見頃を迎えました、埼玉県秩父市皆野町の「天空のポピー」
本格的な梅雨になるまえに、パパッと行ってきました。






























カラッと晴れたこの日、ふと景色を見わたすと「おっ、ここはまるでトスカーナみたいだな・・・行ったことないけど。」 ここからほど近くの道の駅「みなの」では、名物手打ちうどんや、わらじカツ丼が食べられます。主力メニューではないと思いますが唐揚げもとってもおいしかったです。




















最寄りのインター「花園」から降りてすぐにある「道の駅はなぞの」、「JA花園直売所」、「花園フォレスト」周辺は、スイーツと 花卉、野菜苗、多肉、サボテン、庭木、果樹・・・つまり植物が大充実で、私のココロをつかんで離しません。スイーツバイキングも魅力的ですが、なによりも掘り出しプランツたちがざっくざくで、ドッキドキです。
シンボルツリーにもできる大きさのオリーブときたら、こちらの価格の1/3ほど!
行こうと決めた一週間前からワクワクがとまらないので、勝手に「スイーツ・プランツ街道」と命名しました。




















さて、栽培室の温度が30℃近くになる今日この頃ですが、温度と湿度に気を配るだけでなく、落ちた花や葉っぱなどのきれいに取り除くことも、病害虫トラブル予防の大切なケアです。

咲いては散っていくメロンの雄花どもが栽培テーブルに降りしきり、こびりつき・・・見た目も美しくないので、ざばぁ〜んと、流してしまいたい!!! というとき便利なのが「ラウンド・ソーサー」つまり受け皿です。



















例えば、アブラムシやウドンコ病などが出てしまったときや、葉面スプレー好きな人は、壁面をふき取ったり、栽培テーブルの汚れを洗い流してサッパリさせたくなると思いますが、酸欠知らずのエアロ・ポットの場合、洗い流した水がポットの底から吸収されると、ヤダナ! という感じがします。
























そんなとき便利なのが「ラウンド・ソーサー」です。やや深めの「ラウンド・ソーサー」の上にエアロ・ポットを置いておけば、栽培テーブルを洗い流した水を吸い込む心配もなくストレスレスです。
























エアロ・ポットと「ラウンド・ソーサー」をいっしょに使い始めるのは、栽培スタートからでなくて、開花後に果実が肥大してきて、水やりが週に2回〜3回ほどにふえて忙しくなってきたときからです。 



ざばぁぁぁっと水を流し終わって、栽培テーブルの輝きがもどってきました。あ〜、スッキリ!!!



























ラウンド・ソーサー」があったほうがいいのは、おソウジのときだけではありません。

ココ栽培でドリッパーで自動水やりすると「ドリッパーの都合で、全部の株に均一に水やりされてないっぽい」、「ドリップされる速度が早すぎて培地全体に培養液がいき渡らないうちに、ドリップが終わってしまう」とか、配置しているポジションによって「ランプの真下だけ、ファンの風上だけやたら早く乾いてしまう」、など不満足感がつのる場合も「ラウンド・ソーサー」があると便利です。


あっというまにドリップが終わってしまう場合や、乾きの早い株だけに「ラウンド・ソーサー」をセットして培養液を溜めぎみにして吸収させてあげれば、こういった不満足感を解消できます。
私の場合は、開花期に気温が高くて湿度が50%以下になってしまうときだけ、「ラウンド・ソーサー」に培養液を少し残して、やや底面吸水気味に管理しています。

気温が高く湿度が低かったこの週末、「ラウンド・ソーサー」に200ccほどの培養液を残して夜を過ごさせました。今朝、「ラウンド・ソーサー」をセットしていたメロンだけ、ひとまわり大きくなっていました。


























この底面吸水気味の管理は、あくまで果実が肥大する時期に培地が乾きすぎてしまうときだけで、生長期にやってしまうと根が増えなくなってしまうので、絶対にやらないことにしています。また、軽くて空気がたくさん含めるココ培地以外では、底面吸水気味の管理がマイナス面につながることが多く、あまり栽培に慣れていない人々は、避けたほうが無難な栽培方法です。























2017年5月11日木曜日

GW連休から大活躍! ウォーター・タイマーで自動ドリップ栽培!

秋から冬の間、わりと順調だった室内栽培は、たいがい5月の連休で雲行きが怪しくなってくるのが毎年恒例のこと(空調がないので)。

それはゴールデンウィーク中にほぼ必ずやってくる「夏日」のせいです。
気温が28℃くらいになる夏日があると、PIPERクールチューブでランプの熱をグロウスペース外に出すようにしても、室温は28℃ちかくまで上昇してしまいます。

となると、ココやポッティング・ミックス栽培では培地がカラッカラに乾いて、せっかく咲いた花がダメになったり、ハイドロ・システムでは水を吸いすぎて、ベロベロッと徒長してなんだか情けない姿になったり・・・で、一気にモチベーションが下がってしまうのです。



 しかし今年は、ちがいました。ココ栽培をオートドリップ化したおかげです。
室温が高い日が続いても、日々水やりを勝手にしてくれるので、トマトたちはストレスなしで元気でした。
バックリとしたセッティング方法は:
http://www.tamaplantfood.com/product/organics/2051/
で紹介してます。



























オートドリップのキモは、この「PLANT!T ウォーター・タイマー」です。電池式なので電源のないお庭でもOKです。5月になるまでは、二日ごとに90分間ドリップさせるようプログラムしましたが、GW連休前に1日に20分ドリップされるようプログラムを変えました。



























培養液がポタポタと出てくる「4mmドリッパー」は、循環ポンプを使ってドリップさせれば、1時間でだいたい2ℓドリップできますが、現在のように重力でドリップする場合は、1時間で700mlほどしかドリップされません。
しかし、トマトのココ栽培6ℓポットふたつでは、24時間に一度20分間のドリップでまかなえています。
























4mmドリッパーだと、チンタラ水やりすぎる!」という場合は、「4mmドリップホルダー」ならば、「PLANT!T ウォーター・タイマー」での重力ドリップでも、はるかにたくさんの量をドリップできます。

「4mmドリップホルダー」は、ホースの水量をせき止めず、ほぼそのままの水流でドリップするので、スラブ状のロックウールやココ培地のように大きな培地を使う施設栽培システムか、または、ブルーベリー栽培など地面に直接差し込んで水やりしたい場合に向いています。

「4mmドリップホルダー」のデメリットは、培養液があっというまにチョロチョロと培地を素通りしていくので、ところどころ表面がまだ乾いている、という状態になりやすいです。かといって、ドリップ時間を長くすると今度は培養液の消費量が多くムダがでやすくなります。

ということで、重力をつかった自動ドリップには「4mmドリッパー」がおすすめです。
吐水量を増やしたい場合は、ひと株につき最高4つくらいまで「4mmドリッパー」を増やす手もありますがドリップチューブが何本もあると、じゃまくさくなります。

* だからといってひとつのポットで「4mmドリッパー」と「4mmドリップホルダー」を一緒に使うことはしないでください。「4mmドリップホルダー」から培養液がどんどんドリップされる一方、「4mmドリッパー」からほとんどドリップされないので、詰まりやすくなったり、ポットごとにムラが出ます。

あと、高い水圧で使用しないと意味がない「ドリッパー・スティック」、「PCドリッパー」も重力ドリップには向いていません。




さて、こちらは、メロンどもです。


























ゴールデンウィーク中にでかい雌花が、たくさん咲くようになりやっと受粉してきました。


















これも多分、受粉成功です。
























花びらの付け根の黄色い部分が日ごとに花房全体に広がっていき、全体が黄色くなった雌花は受粉失敗です。
この雌花は受粉に失敗したのか成功したのか、まだ経験不足でわかりませんが、ひとまず受粉できた雌花たちの肥大を促すように日中は湿度を高めに、夜間は加湿なしで保っています。








2017年4月25日火曜日

ウォータータイマーで自動ドリップシステム

培地ふくめ100%植物由来の「Dirt Cake」は、我が家のネコどもに好評でした。
なんのちゅうちょもなく接近し・・・


















あっというまに食い荒らされていきました。めでたし。めでたし。





















さて、電池作動式のウォーター・タイマーで、トマトのココ栽培の水やりを自動化しました。詳しいセッティング方法はこちらで紹介しています :
http://www.tamaplantfood.com/product/organics/2051/
ランプ点灯時の室内温度が25〜27℃くらいで、夏日になると30℃を超えます。
6Lポットのトマト2株で、2日ごとに90分ウォーター・タイマーを作動さるプログラムで一度に約1ℓ の培養液がドリップされます。

























ウォーター・タイマーを使って自動ドリップするには、最適な間隔で植物が吸収する分だけの水分を与えることになりますが、それを決定するにはまず、1㎡あたり1日に何リットル培養液が必要かを知る必要があります。

以前紹介した通り、大きく育った植物は、その本数に関わらず1mX1m(培地使用量90L前後)の栽培面積で1日あたり4〜6Lの水分を消費します。
水やり3年。でもルールさえ知ればコワくない!


















CANNA COCO栽培の水やりルールですが:
生長期では与えた培養液の約70%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
開花期では与えた培養液の約60%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
収穫期は、与えた培養液の約70%を吸収したらポット体積の30%量を水やり
というサイクルがメーカー推奨の管理方法です。

例えば、10Lポットのココ栽培で培養液3Lを水やりしたとします(ポット体積の30%量)。
ポットの底からの排水量が300ml〜600ml(3Lの10%〜20%量)だったとしたら、最適なタイミングで水やりできた、ということになります。
(ポッティング・ミックスは、生長期50%|開花期40%|収穫期50%で水やり)

なので1mX1mスクエアの栽培面積いっぱいに植物の葉が広がったタイミングでは、3〜5日ごとに約30Lの培養液が自動ドリップできるように、ウォーター・タイマーをセットすれば大きく外しません。





















ポットの底に培養液が浸りっぱなしにならないよう、排水システムを作るか、受け皿にたまった排水をすぐに捨てられるようにしてください。


自動ドリップする培養液量が決まったら、つぎにウォーター・タイマーをどのくらい作動させたらいいのか決めるために、10分あたりどのくらいの水がドリップできるかを事前に調べます。
ポットよりも高い位置にセットしたリザーバータンク - > ウォーター・タイマー- > ドリップホース + ドリッパーの状態で、ドリッパー全部を1L以上の軽量カッブにつっこんでから、ウォーター・タイマーを10分作動させてみて、何mlの培養液がドリップされるか確認します。こうすれば、ウォーター・タイマーを何分作動させればいいのか、答えが出ます。




















こちらは、メロンどものためにセッティングした、ウォーター・バッグを利用した自動ドリップ・システムです。

























4月の夏日に、メッキメキのびはじめました。



























ものの一週間で2倍の高さに!
前回失敗したのは、ランプ点灯時の乾燥と、ランプ消灯時の多湿、という負のスパイラルで病気が発生したせいです。今回は、24時間ファンで葉を動かし点灯時はきちっと加湿しています。









最初で最後のメロン栽培になる予感がしています。












2017年2月13日月曜日

メロンのココ栽培。ドリッパーのセッティング

2月1日に、10Lポットへ定植したメロンたち。



















その10日後の先週金曜日に、ポット全体の重さが3.56Kg、定植時の約35%ほどまで軽くなり、3Kg以下になるまで待ちたいとこでしたが週末前なので水やりすることにしました。





苗をスターティングポット(育苗ポット)から、ファイナルポット(収穫まで使用するポット) に定植したあと、いつもより少々よぶんに乾き気味にして、初めての培養液を与えることは、ものすごく重要です。

ハイドロポニカリーなココ栽培やポッティングミックス栽培での水やりルールは、「与えた培養液の50%がなくなったら水やり」が鉄則ですが、定植したての場合ポット全体に根がまだ伸びていないので、いつもより少し乾き気味になるまで待ってから水やりしないと、根が増えません。

植物は、花や果実をつけると根が伸びなくなるので、生長期に食い気味で水やりをしてしまうと根量がふえないまま花や果実がついてしまうので、開花期に根の劣化が大きくなってしまいます。




んで、今回は非電化オートドリップ・システムをこしらえました。
まずは、メロン4株に対して、6mmチューブと、4mmドリッパー12コをご用意。




















市販されているポータブルなウォーターバッグ20Lサイズをご活用です。
グロウルームの天井に、リフレクターヨーヨー(耐重量10Kgほどまで)でウォーターバッグを吊り下げました。バッグの先端にマニホールド16吐口をつなげて、合計16本のドリッパーがセットできるようにしました。
リフレクターヨーヨーなら、バッグに培養液を入れる時に、背が低い私のためにグィ〜ンと下げることができるし、ドリップされていくと軽くなったバッグが自然に上がっていくのでバッグやチューブに液残りもできません。コリャ、便利 !!!

























COCO A/B、Cal-Magurt、Crystal-Up、Fish-Boneで、EC値1.0mS/cm、pH値5.8の培養液を10L強つくりました。



今回は、1つのポットにドリッパーを4つセットしました。これならココ培地全体に均一に培養液をいきわたらせることができます。「ムリなく、ムラなく」が大好きなニッポン人には、1株に対して4つのドリッパーなら満足できる気がします。



















ポタポタとひとしずく、ひとしずく、ゆっくりと培養液がドリップされます。約10Lの培養液をドリップし終えるのに、約1時間半かかります。ザブザブンと時短で培養液を水やりするよりも培地全体に確実に培養液がいきわたるし、光合成が一番ピークな時間帯にさしかかるようにドリップをスタートさせれば、光合成量がさらに増えてベリーグットです。