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2020年5月13日水曜日

半日陰でもバラをあきらめない! ソーラーLEDとAdvanced Amino

コロナさえなければ、あちらこちらの植物園にバラをめでに出かけていたはずですが、それができませんでした。不要不急の外出をひかえる大型連休だったので、写真ばかり撮る毎日でした。


 近所の緑地では、クリムゾンクローバーとフラックス・フラワーが一気に咲きそろいました。






緑にかこまれているおかげで、外出自粛のストレスはあまり感じません。ミツバチや蝶が遊びにきてくれますし・・・







しかし花々が多いあまり、招かれざるお客様にも、しばしば遭遇。



このヘビとは、一悶着ありました。木の枝にかけてあったシジュウカラの巣箱に侵入するところにでくわし、なんとか阻止したのです。







一方、敷地内にある室外機の上に、何年も放置してあった別の巣箱でシジュウカラが産卵しました。「こんなところで抱卵するの?」と思いつつ見守ってましたが、ある日チラッと覗いてみると、巣穴から4つほど見えていたタマゴがない!!! 親鳥も帰ってこなくなっていたので、巣箱をそっと持ち上げると、アオダイショウの子ヘビ(?)がおなかをふくらませて休んでいたのです。シッポをそっとつかんで、ミミズ箱のあたりに移動してもらいましたが、翌日また室外機の上で休んでいたので、巣箱を安全な場所に移動させて、子ヘビのことは、もうそっとしておくことにしました。









さて冬の間は、ほんの2〜3時間しか直射日光が当たらない場所で、バラを育てています。

だから「 バラが好き! でもいまいち育たない!!!  手をかけてる割に育たない!!! 」なんですよねぇ〜!!! 何年もそんな状態がつづき、「いっそHPSグロウランプ400Wを防水仕様にして、バラに照らしてみようか・・・でも、まぶしすぎてご近所迷惑だよなぁ・・・」

そんなときに見つけた情報が「アフリカのケニアは、標高が高く日照時間が長いので、コーヒーもバラも、高品質に非常によく育つ。」でした。たしかにケニアのコーヒーは、抗酸化成分が多く健康に良いし、味も大変良いということで、今世界的に注目されています。

「たとえ弱い光でも、ほんの数時間でも光をあてれば、半日陰のバラたちは変わるかもしれない!」と思いつき、昨年秋からソーラーLEDスポットライトで、バラたちを照らしています。








日が暮れると、ソーラーLEDスポットライトが点灯しはじめて、こんな景色になります。光合成効率を思えば、白色LEDがよいのかもしれませんが、なんとなく雰囲気がでないので、電球色LEDをチョイスしました。
天気の良い日は、3時間ほど点灯しフェードアウトしていきますが、曇りや雨が続くとあまり強く光りません。






ちなみに12色の光がでるRGBタイプは、好みの光の色に設定してもすぐリセットされて、いつのまにか12色の光が照射されてしまい、昭和のデスコ状態となるので、それが好きでない場合は、電球色(3K)や昼白色(4K)など単色を選びましょう。






ソーラーLEDポットライトを利用した補光栽培の効果ですが、なかなか良い感じです。ほぼ1日、半日陰の場所にある、2年目苗のバビロンローズと、3年目のレディオブシャーロットは・・・





頂芽優勢なバラは、ほっとくと一番高く伸びた茎にばかり栄養が送られてしまうので、あえて根元の近くにソーラーLEDライトの光が当たるようにしています。






黒点病の殺菌以外は、無農薬で育てているため、ツボミが上がりはじめると、いつも葉バチに食い荒らされて葉数がへってしまいます。かといってバラ科はチッ素肥料に敏感なので、液体のハイドロポック用肥料を与えてしまうとホルモンバランスが崩れて開花を妨げてしまいます。
「体力をつけさせて、光合成効率をUPさせたいなら、マグネシウム、リンカリ、そして光吸収したあと同化がはやいアミノ酸だ!!!」ということで、週に二回のペースでAdvanced Amino +Advanced PKのコンビネーション、Advanced Amino +Advanced silicaを葉面スプレーしてみると・・・






ブラインドが多発して、芽を摘みまくった半日陰のピエールドロンサールから、新芽が次々と勢いよくあがりはじめました。 






昨年、切り花から挿木繁殖させたケニアローズにも、ツボミがつきはじめました。
Advanced Aminoは、吸収性が非常に高いアミノ酸なので、無機チッ素で与えた時のように、植物が同化するために糖分やミネラルを消耗させることなく、すばやく細胞やエネルギーに同化させることができます。Advanced Aminoは、バラ以外でもとにかく反応が早く、幼苗や挿木の根の生長促進だけでなく、開花からは光合成量を増やす効果があります。なので、建物が密集するベッドタウンなど、半日陰のあまりよくない条件で、バラやネイティブ・プランツなど日当たりを好む植物を育てたいときは、とても強い味方になります。





Advanced PKは、リン酸とカリウムなので花芽を増やし、鮮やかに大きな花を咲かせる効果があり、Advanced silicaは、ストレス耐性を強化させて、病害虫だけでなく多湿、乾燥から葉っぱの健康を守ります。PK肥料とシリカは結合しやすいので、葉面スプレーでは、Advanced PK と Advanced silicaを一緒に混ぜないで、数日あけて交互にスプレーしていくと効果がよくわかります。 日没ちかくか曇りの日に、葉っぱの裏側を中心にAdvanced Aminoと一緒にスプレーしてください。植物は、根っこからも葉うらからも、アミノ酸を好んで吸収しようとするので、一緒に与えたリン酸やカリウム、シリカも効率よく吸収してくれます。

*光合成をしない花びらには、葉面スプレーはいっさいNGデス。


宝石をまとったように、美しい雨あがりのバラたちです。







ソーラーLEDスポットライトとAdvanced Aminoたちの葉面スプレーをつづけているキング・プロテアも順調に育っています。








仕事場では、つるバラ「ラレーヌ・ヴィクトリア」が、咲きそろいました。







驚いたのは、ホワイトセージのすさまじい生長ぶりです。
高温多湿で蒸れると、すぐ根腐れするサルビアやセージは、ひとつのポットで1株を大切に大きく育てるよりも、密植したほうがよく育つことがよくわかりました。






ということで、花々と野の生き物たちと猫どものおかげて、ちっとも退屈することなく、オウチ時間を楽しむことができた大型連休でした。











2020年3月27日金曜日

咲きみだれる3月の果樹たちと、室内栽培のジャンボピーマン。

東京オリンピック2020の延期が決定したものの、新型コロナの影響がおもいのほか長引きそうで、収束どころか封じ込めすら、できる気がしなくなってきました。

毎朝メールをひらけば、「新型コロナの影響にともなう業務の遅延につきまして」的なお知らせが多々届きます。中国の港でコンテナが止まっているため、ヨーロッパ各港では、深刻なコンテナ不足が起こっているとのこと。

「荷物の発送が遅れそうだし、後回しにしてきたことを今月中にやっつけてしまおう!!!」ということで、オンラインショップのサーバOSのアップグレードをおこないました。ご不便をおかけしまして、申し訳ございませんでした。


さて、桃の木のおふたりが満開になりました。昨年届いたときは、2年苗だったので今年で3年苗となります。花粉が多く、自家受粉しやすい「白鳳」と「あかつき」です。






「あ! ミツバチが来た!!! 受粉してくれるかな!!!」と喜んでいたら、あっというまに飛び去ってしまいました・・・なぜ?








ミツバチたちは、めでたく満開を迎えた「ミヤマコカブ」の菜の花に夢中になっていました。

 





ミヤマコカブは自家採種できる固定種なので、もちろん種がとれたらうれしいのですが、ミツバチたちにおかれましては、できれば桃の花の受粉をまっさきにしていただきたい気持ちでいっぱいです。







こちらも満開をむかえているブルーベリーたち。サザンハイブッシュ系のブルーリッジです。「こんなに咲かせちまって、大丈夫なのか?」と不安な気持ちになるほど、たくさんの白い花を咲かせています。







おなじくサザンハイブッシュ系の「サンシャイン・ブルー」の花は、ピンク色をしています。今年こそ、ヒヨドリどもに横取りされる前に、収穫していこうと思います。







秋冬(しゅうとう)室内栽培では、ジャンボピーマン「とんがりパワー」が収穫をむかえています。まったく摘花をしなくても、大人の手のひらほどの大きさのピーマンが収穫できました。開花初期(ツボミが見えたとき)にTama PK、そして後半にはトップ・ブルーマーであるアドバンスドPKで仕上げました。






普通のピーマンよりも苦味が少ないので、生で食べてもおいしいです。千切りにして塩もみしてから、ヌクマム+お酢+砂糖+チューブのにんにく少々とあえ、刻んだピーナッツをほおりこんだソムタム的なサラダにすることにハマっています。
トマトやパプリカなど完熟させて収穫する夏野菜は、一般的なグロウ・スケジュールの通り開花から5〜8週間ほどですが、ピーマンやキュウリのように青いまま収穫する夏野菜は開花から1〜3週間ほどになります。


2020年2月21日金曜日

LEDやCMHなど強い光ストレスを解決! Advanced Hydro 新発売

19世紀アメリカが輸出するリーズナブルな農作物に対抗しようとドイツやフランスが鎖国的な農業政策をとったなか、オランダだけは「よ〜し、安いアメリカ産が売れるから輸入してあげるけど、ワシらの国は、もっと安くたくさん農作物つくれるようにするもんねぇ〜!!!」としたたかに、したたかに農業技術の研究、開発、そして教育をシステム化し、「農業大国オランダ」と呼ばれる、現在にいたるとのことです。


そしてご存知の通り、日照時間が短いオランダでは、
Assimilation Light(炭酸同化促進照明)
とよばれる栽培用ランプによる補光栽培がさかんです。










Assimilation Light(炭酸同化促進照明)」??? 光合成効率のよい光を放射する照明のことですが、ようするに「グロウランプ」です。

そしていま「グロウランプ」のメインストリームは、一昔前のHPSから、フルスペクトルな光を放射できるLEDやCMHランプとなりつつあります・・・が、植物にたいして作用が強い光のため、自然光やHPSランプのときにはあまり見られなかった光阻害症状がでやすくもあります。

フルスペクトルなLEDやCMHは、光合成効率が高いので、花付き、実付きはパーフェクト、しかし葉が傷む・・・葉緑素は刺激の強い光で壊れやすいため、とくにLEDの光は、葉っぱを変色、変形させやすいことが知られています。












農業大国オランダが、この新たな問題をスルーしたままにするはずがありません。 

ということで、「アドバンスド・アミノ」、アドバンスド・シリカ」、「アドバンスドPK」の3つがアドバンスド・ハイドロポニックスからニューリリースされました。



アドバンスド・アミノは、ひとことでいえば、今話題の「バイオ・スティミュラント」。吸収性がそれはそれはよい水溶性のアミノ酸が、ストレスを受けた植物をすみやかにリカバリーして、内側から元気に健康にします。









アドバンスド・シリカは、ものすごい高濃縮でピュアなケイ酸活力剤なので、10,000倍希釈でOKです。しかもアルカリ処理していない食品グレードの「オルソケイ酸」なので、肥料のバランスを壊したりせず、ものすごく吸収性が高いのです。


ケイ酸活力剤は、ご存知の通り、pHull Spectrum CMH315W」の光に含まれる近紫外線を受けた植物は、紫外線ダメージから細胞を守ろうとしてビタミン類、テルペン類、アントシアニン、フラボノイドなどの抗酸化成分をさかんに生産します。「ケイ酸」がこの働きを促進するので、「アドバンスド・シリカ」は、CMHランプとの相乗効果が非常に非常に高いのです。










葉っぱに光ストレスがでてしまっていたジャンボピーマンに「アドバンスド・アミノ」と「アドバンスド・シリカ」を与えて見たところ、あっというまに効果がでました!!! 
pHull Spectrum CMH315W」の光の作用で、すこし葉っぱが疲れ気味だったジャンボ・ピーマンに昨日与えたところ、茎間がすくっと伸び、葉っぱも元気になりました。











アドバンスド・アミノ」とアドバンスド・シリカを与える前の画像を撮影しておかなかったことが悔やまれます。「ちょっと葉っぱがお疲れぎみだから、試しにあげてるかな〜」くらいの軽い気持ちだったからです。

なので、正直こんなに早く効果がでるとは、思っておりませんでした。 












葉の色が悪くなると、「カルマグが足りない!!!」と思われがちですが、葉緑素のもとはタンパク質・・・つまりアミノ酸なので、植物が葉緑素をたくさん生産できるようにするためには、アミノ酸を補ってあげることが近道なのですねぇ。しかも、アミノ酸ならなんでもいいわけではなく、吸収されやすい低分子化されたアミノ酸がベリーベストなので、「アドバンスド・アミノ」は、LEDやCMHなど、いまどきの栽培効果が高いランプに最適なのです。とはいえ、症状がでている時はカルシウムとマグネシウムも不足するので、カルマグルトなどの、いわゆるカルマグ資材も与えた方がよいです。







そして、つぎに「アドバンスドPK」です。 重金属や軽金属など不純物が入っていないピュアなPK肥料というのは、じつはものすごく少なく、オランダ国以外のメーカーでは、ほとんど見つけられないのが事実です。











ハダニにやられて、伸び悩んでいたイチゴどもに「アドバンスドPK」を与えたのが今週の日曜日のことでした。昨日「あれ?  目に見えて葉が立ってない?」と気がつきました。







花芽も大きく太りました。「不純物が入っていないPK肥料は、すぐ効果がでるんだ!」と再確認できました。






ジャンボ・ピーマンの花がワンサイズ大きくなり、実ったピーマンもサイズアップしてきました。「不要な成分が入っていない=高吸収」 与えてからすぐに目でみて効果を実感できるのは、感動です。