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2022年5月12日木曜日

アボカドの芽生えと 大玉桃の摘果

 GWが過ぎると、一年の折り返しを迎える6月が目前にせまり、「年が明けたのは、ついこの間なのに・・・」と感じます。


国産のアボカドをおいしくいただいた後、ついうっかりココ培地にタネを撒いてみたところ、
芽生えました。いよいよ南国果実の室内栽培にトライすることになるかもしれません。




鉢植えの大玉桃が着果し、少しずつ摘果しています。最後の摘果をすませたら、袋がけをしようかなと思います。




以前は、ことごとく夏越しに失敗して何本も蒸れ腐らせていたホワイトセージでしたが、40Lの大きめな布製ポットに植えて大きく育ってしまえば、1メートル以上にもなる長い長い花茎(かけい)が 何本も毎年勝手に伸びだします。通気性の高い布製ポットは、雨量の少ない土地でよく育つハーブを 高温多湿な日本で大きく育てる強い味方です。




高温多湿が苦手で、蒸れに弱いイングリッシュローズの挿木苗も2年目を迎えました。
一人前に育つまでの3年間は、布製ポットで育苗するつもりです。


布製ポットでバラの幼苗を育てると、プラ鉢やテラコッタよりも根に酸素が行きとどき、梅雨の長雨や、水のやりすぎで枯らしてしまうリスクを減らせるので、新苗やバラ栽培ビギナーには向いていると思います。しかし、布製なのでポットを引っ張って動かしたり、傾けたときにポット内で培養土も動くため、ポット壁面と培養土の間に隙間ができて根を食べてしまうコガネムシが入りやすくなったり、土壌構造がもろくなって根がしっかり張らなくなるデメリットがあります。

そこで、布製ポットにバラの苗を植える場合は、植え込んだ後に培養土の表面をぎゅうぎゅうと押してしっかり圧迫して土を根っこに密着させ、定位置から動かさないようにすれば、培養土が押し固められて、しっかりと根がのびて張りやすくなります。しかしポットが布製である以上、スキマからコガネムシが入り込みやすいことに変わりはありません。そこでコガネムシが嫌う「ひのき」のウッドチップを培養土の表面やポットの周りにマルチングしたところ、かなりの忌避効果がありました。

布製のポットで3年以上育苗して、ちょっとやそっとでは枯れなくなったら、「ここに植えたい!」と決めた場所に地植えしたり好みのテラコッタなどに定植すると良いと思います。



さて、センチュウ退治と緑肥効果を期待してタネまきをした「大麦おたすけムギ」でしたが、うっかり秋にタネをまいてしまい、見事な穂がなびいています。おたすけムギの本来の栽培効果は、春にタネをまけば夏の終わりまで雑草を抑制してくれながら出穂せずにだまって枯れ落ちてくれる、というサイクルが正解です。





おたすけ麦と同じく緑肥の効果があるマメ科のクリムゾン・クローバー。勝手に芽生えて咲いてくれるようになりました。


2021年12月3日金曜日

植物園がたのしい12月。花はソト、野菜はウチのなかで。

 いよいよ12月に突入です。

木枯らしが吹く季節になれば、植物園のあたたかな温室を訪れない手はありません。

植物だけでなく動物たちとも触れ合えるアロハガーデン館山は、大のお気に入りです。




園内温室のそこかしこに植えられたパパイヤのすべてに、果実が大量に実っている様子を うらやましく、そしてうらめしく眺めて回りました。「完熟パパイヤが食べたい! 青パパイヤも欲しい! 売店で売ってくれていたら絶対買う!」と強く思いました。



関東でもガラスハウスがあれば、コウモリランもあっというまに巨大化するのかもしれません。



スターフルーツやモンステラの果実もタワワに実っていました。植物園の温室は、開花がすすむ真夏を過ぎた秋からが、実りのシーズンとなるようです。




極彩色にみえるインコたちも、ジャングルの中では保護色なんだと理解できました。



カピバラ親子です。種を超えてどんな動物とも寄り添う才能の持ち主だと、最近話題になりましたが、本当にその通りでした。



カピバラの子供の近くによって、しゃがんでみたところ、すぐさま寄ってきてリラックスします。近づいてみて初めてわかりましたが、カピバラたちは仲間どおしで「キュルルルル〜」とずっとコミュニケーションをとっていました。




さて、毎年この時期にこさえるのが、お歳暮がわりの寄せ植えです。
葉ボタンといえば、ドド〜ンとでっかく色鮮やかで、お正月的なイメージが強かったのですが、最近はクリスマスから年始まで飾っておけて、寄せ植えしやすいニュアンスカラーのミニ葉ボタンが主流となりつつあります。






今シーズンの室内栽培用ミニトマトとパプリカです。やっと発芽しました。ボーッとしていたら出遅れてしまいました。









2021年10月4日月曜日

晩夏のパパイヤとミシマサイコ

 緊急事態宣言が解除され、久しぶりに都内の美術館へお出かけできました。

東京都現代美術館で開催されている GENKYO 横尾忠則 展です。

宣言解除後、最初の週末ということもあってか、ものすごい人出でした。
それでも県外の美術館を訪れたのは約一年ぶりだったので、久しぶりにクリエイティブな空間を満喫できて、滋養の高い心の養分となりました。



こちらは撮影可の作品もあった

MOTコレクション

Journals 日々、記す 

特別展示:マーク・マンダース 保管と展示

 







さて、絶滅危惧種の薬草「ミシマサイコ 」です。

半年以上、ず〜っと花が咲いています。

いったいいつ種子を収穫したらよいのか、さっぱりわかりません。

いったん根付いてしまえば、とにかく丈夫なので、きっと来年も出てくると思います。

薬効が高いのは2年目の株から、とのことなので来年の葉っぱをお茶にしてみようと思います。

 



パパイヤの実がさかんに結実するようになりましたが、今年は植え付けるのが遅かったようで、すぐ黄色くなってしまいます。地球温暖化で台風が強力になったり、海産物がダメージを受けたりするわりに、熱帯フルーツ栽培は相変わらずの低収穫率ですこし損した気分です。







植物というのは不思議なもので「この植物は失敗なく育てる自信がついた。自分で増やせるし置く場所もないから、もう買わない」と思おうものなら、ちょっとした出先で格安品や処分品が売られているところに、割と高い確率で出くわしてしまうものです。


このビカクシダもそうです。お宮参りの帰り道に、なにげなく立ち寄った園芸屋さんで「我々を持って帰れ、そして増やしなさい。手頃な値段なんだから。」と語りかけてきたのです。

2021年9月10日金曜日

NTK ココ特有のバッファー機能 : Ep4 Season2  晩夏の実り

 雨の日が続いた今週でしたが、今日は久しぶりの青空です。

晴れた日には、土がまだ湿って柔らかいうちにツユクサなどの雑草たちを

ガシガシと抜く作業が待っています。


背の高いイネ科の雑草を抜き終わると、ブルーベリーの全身が久しぶりに姿を現しました。



8月に返り咲いたブルーベリーの花が実り、食べ頃に熟しています。



矮性パパイヤ「ベニテング 」が実りました。せめてソムタムにできるくらいまで大きくなることを心の奥底から願います。




ギッチリ咲いたホップ の毬花とミニバラのコンビネーションは、
9月ならではの光景かもしれません。






さて、CANNA Need To Knowは「ココ特有のバッファー機能」についてです。




ココ培地って土やピートモスとはちがうの? 

培養土用の有機肥料は使えるの? 

培養液にはpH調整は必要なの?

CANNA以外のココ培地だとカルシウムとマグネシムウ欠乏が出やすいからカルマグ剤は必須と聞くけど、それはなぜ?

市販のココ培地には、「洗浄済み(フラッシング)だから安心! 」ってよく書いてあるけど、ハイドロポニカリーに育てるなら「バッファリング処理」も必要と言われるのはなぜ?

などなど、この動画をサラッと見れば、これらの疑問への答えがスルスルッとわかります。



2021年9月3日金曜日

NTK 植物に重要なカリウムについて : Ep3 Season2 今年も咲いたパパイヤ の花

 「なつよ、あばよ〜〜〜〜!」

と、叫びたくなるような肌ざむい日々でスタートした9月。


やっとパパイヤの花が咲きました。しかしもう9月、今年も完熟パパイヤは収穫できなさそうです。





今年プランターに植えたチヌークホップの根茎は、ギッチリと毬花がつきました。60L以上の大型プランターなら、ホップ はちゃんと育つことがよくわかりました。それと肥料グイのホップを一年目からたくさん咲かせるには、肥料を切らさないことがポイントですよね。





さて、PK肥料の与えすぎは禁物ですよね。
とくに根が培養液に浸りっぱなしのDWCなど 湛液型ハイドロポニック栽培では、アンバランスな培養液や高いEC値が生長障害の発生に直結します。

カリウムは、植物にとって重要な栄養素のひとつです。開花期に移行した植物は、カリウムの要求量が増えます。カリウムが植物にどのような働きをするのか、効果的な与え方について説明します。




2021年1月29日金曜日

冬のパパイヤと、ココ培地のケカビ

 寒い日がつづきますが、日差しにまぶしさを感じるようになりました。一雨ごとに春が近づいてきています。



耐寒性パパイヤは、すべての葉っぱが霜にやられてしまいました。

主茎は茶色くなっていないので、だましだまし春まで持ちこたえれば新芽が芽吹いて復活しそうな気がします。



肥大したパパイヤの根本は、周囲が30cmを軽く超えています。




真冬も葉を落とさずにいてくれるホワイトセージ とドドナエア・ホップブッシュ(Dodonaea viscosa hopbush)。ドドナエアのような鮮やかな葉色のカラーリーフは花数が少なくなる真冬に大人気ですが、ご近所で3mほどまで大きく育っているドドナエアを目にします。





タネから育てている実生栽培のビオラ。



紫色のツボミがでてきました。どんな柄に展開するのか楽しみです。





ラナンキュラス、スカビオサ、ニゲラの切り花が届きました。育ててもいますが、花の大きさや鮮やかさは、やはり生産者さんにはかないません。外出を控えなければならない今、部屋の中に花を置いただけで、思いのほか気分転換になりました。

しばらく愛でてから、ドライフラワー や押し花にします。







昨年秋にGETしたバラの挿木苗どもです。CANNA COCO培地とCOCO A/B肥料で管理しています。室内は気温が低めで、湿度が高いのでCOCO培地の乾きが遅く表面に白カビがでますが、悪さをするカビではありません。また根の生長や活動が活発な時は、ここまでケカビは出ません。





いわゆるケカビは、COCO培地のような有機植物繊維で湿度が高い環境で発生します。肥料培養液を与えていると、なおさら栄養源となります。ケカビはコウジ菌とおなじく、さまざまな酵素を分泌できて、ウドンコ病のように生きている植物の細胞には繁殖できないため病原菌ではありません。

たとえば硬いCOCO培地の繊維は、セルラーゼという酵素で分解し糖類に変えて養分にします。COCO培地の角ばった繊維が丸みを帯びて植物は根を伸ばしやすくなるなどのメリットもありますが、それはCANNA COCO培地に限っていえることです。

一般的なヤシガラ培地のように蒸気殺菌しなくてもよいほど清潔な環境で製造しているため、ヤシガラ繊維本来の硬さと多孔質が保たれたまま製品化されています。さらにヤシガラ培地の製造に不可欠なフラッシング(アク抜き)だけでなく、過剰なカリウムなど海水由来のミネラルを調整するバッファリングがしっかり施されています。

つまりCANNA COCO培地は、一般的なヤシガラ培地のようにパーライトを加える必要がなく、繊維がやや分解されはじめた再利用時のほうが根張りがよいほどです。


とはいえ、COCO培地でトマトや夏野菜など短期収穫できる果菜類を育てる場合は、根の生長と水分の吸収が早く、バラのように一ヶ月近く培地が乾かないということはあり得ません。環境とポットのサイズが最適ならば、生長期で最長で2週間、開花以降は栽培期間が進むにつれ3日前後ごとに水やりが必要になります。


果菜類の栽培で、環境が最適なのにCOCO培地の表面にカビや藻類が出る時は、水やりのしすぎ、または肥料が濃すぎるなどの要因で、根が培養液を吸収する量が少なくなってしまっていることが考えられます。サーキュレーター などで空気を動かして、根が吸収できる酸素量を増やす工夫が必要です。


2020年12月22日火曜日

冬至に咲く花々とパパイヤの終わり・・・

今週は冬至でスタートしました。
そして昨夜から今日にかけて400年ぶり、800年ぶりともいわれる天体ショーがくり広げられました・・・が気がつけば肉眼で観察できるという日没直後はスッカリ見逃してしまいました。12月22日より「風の時代」がスタートするそうです。「風」といえば「カラカラに乾燥」を連想してしまうお年頃ですので、季節がら肌とお部屋にいっそうの保湿を心がけたいと思いました。


それにしても先週末から今週にかけてベックラするほど冷え込む日がつづきました・・・「耐寒性」といえどもパパイヤには酷すぎる寒さだったようです、かわいそうに。



パパイヤが春に復活することを心から願うばかりですが、一方で寒さなんてヘッチャラに花を咲かせたボリジ。何年も前に植えたボリジの苗の こぼれ種が咲かせた花の、さらに こぼれ種 の こぼれ種・・・もう一世代くらいいくかもしれません。ホントに丈夫なハーブです。




可能なかぎり放ったらかしで、その辺にテキトーに花を咲かせたいマダムには、ボリジはマックスでおすすめしたいハーブです。

そしてズボラさんにはチョット敷居が高いイメージがつよいバラですが、「フラワーカーペット・ローズ」は、そんなマダムにも大変におすすめです。日当たりさえ良ければ、横に広く長く生え広がるカーペットローズで、さらに枯れる気がしない丈夫なバラです。「フラワーカーペット・ローズ」の頑丈さは、「モッコウバラ」の手入れ入らずで満開に咲く丈夫さを連想させますが、「モッコウバラ」とはちがい春だけでなく秋にも花を咲かせます。
赤いバラは、オレンジ系のバラなどに比べると丈夫なイメージがありますが、「フラワーカーペット・ローズ」も、この「スカーレット」という赤い品種が一番よく枝が伸びて丈夫なようです。





これから花を咲かせる予定の育苗中のビオラども。ビオラは咲いてナンボですので、即効性の高いハイドロポニック用の液肥で主に育てています。



寒さのせいか、葉がロゼット状になってきました。どんな色の花を咲かせるのかがわかるのは、来年の早春ごろかなと思います。




じつは、「サクラソウ」にはやや苦手意識があります。「ゼンゼンちがうよ!」と言われそうですが多摩川の河川敷にたくさん咲く「ハマダイコン」に見えて仕方ないからなのですが、そんなサクラソウの一種「プリムラ・ジュリアン」は大好きです。





pHull Spectrum CMH315W 4200Kで育てている「カラーピーマン」が、一番花を咲かせました。カラーピーマンは赤とオレンジを育てたことがありますが、バラとおなじく赤いカラーピーマンの方が丈夫で実つきがとても良かったな、という記憶があります。







ミニトマト「千果」の一段目の花房がいくつか実り始めるころは、グロウ・ヨーヨーで誘引をしなくては倒れてしまうほどの丈になります。






SANlight  Q6W Gen.2は、天井から10cmの位置に固定点灯でOKなので、それはそれは楽ちんです。ディミングレベルはいまも60%のままですが、これからはミニトマトのほうがドンドン勝手にグロウランプに近づいてくれるので、トマトのツルがもっと伸びた時に床面が暗くなったと感じるようになるまでは、光を強くするつもりはありません。






さてシイタケは二度目の収穫を迎えました。ここで菌床をドボンと水に浸して十分に吸水させてからビニール袋にいれておくと、またニョキッとシイタケが育ちます。ほぼ360°ワサワサと収穫できる一度目とちがい、すくない数がポツポツと生長した方が質の良い肉厚で大きなシイタケが収穫できます。