お盆が過ぎると、暑いながらも日差しに秋の気配を感じるようになります。
ホワイトセージの花が茶色く熟してきたので、長く伸びた穂の枝を刈り取って、種子を収穫することにしました。
刈り取ったホワイトセージの穂を適度に乾燥させるために、2〜3日段ボールに入れておきます。部屋中に、良い香りが充満します。
樹脂でべたつく穂をザリザリと手でこすると・・・
ゴマよりも、ちいちゃな種子がでてきました。
ホワイトセージの種子は発芽率が低く、昨年まで自然落下させていましたが芽が出たことがありません。今大きく育っているホワイトセージは、たしか冷蔵庫でしばらく保管していたものを秋に播種したはずです。発芽適温範囲の18℃〜21℃で種まきする前に、いったん低温で休眠させたほうが発芽率が上がるのか、情報を探してみましたが見つかりません。
ただ、ホワイトセージはムレに弱いので、種子は春蒔きよりも、秋蒔きのほうが翌年の梅雨がくるまでに、ある程度大きく育って夏に枯れるリスクが減らせると思っています。
ホワイトセージ以外にもミシマサイコなど発芽がむずかしい植物を、実生から育ててみて、いつも思うことがあります。種子の鮮度が1番のポイントだとは思いますが、「芽が出るときは、ほっといても出るんだよなぁ。出ないときは、とことん出ない。」