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2025年7月16日水曜日

THE 「コダヌキ」 of 2025

 ということで今年もちゃんと産まれていました、コダヌキども。緑地の坂道を全力で駆けまわっていたかと思えば、小鳥の水飲み場のためにつくったバードバスに足をつっこんで水浴びを始めたりと見ていて飽きません。

本当は4匹いますが、警戒心の強い子は父母タヌキにビッタリくっついて行動していて、なかなか姿を表しません。



この子はアップで見ると、渋い大人顔です。



兄弟なのに顔つきがまるで違います。この子は臆病ながら好奇心に勝てず、初対面となる私の姿をじっっっっと見ていました。


毎年6月から7月になるとタヌキの夫婦がコダヌキを連れて姿をあらわすので、多分4月〜5月ごろに生まれるのだと思います。ヤダケとヤブマメがワサワサしているところに天然のトンネルをこさえて暮らしています。


危険を感じると、このトンネルにスポンッと逃げ込み、数メートル離れたところから突然ズバッと姿を表します。


ワタシがはじめてコダヌキに気がついたのはつい数日前でしたが、今思えばネコたちは夜になると、窓から暗闇に包まれた緑地をジイーーーーッと見つめていました。「ずいぶん前からあいつらはいるぞ。何をいまさら驚いているんだ?」とでも言いたげです。


それでもコダヌキたちが奇声をあげて野原を駆けまわりはじめると、興味深くその様子を眺めています。



モワッとした梅雨時期あるある、ですが、観葉植物から突然生え広がるキノコ、「コガネキヌカラカサタケ」です。




ある日、とつぜんニョキニョキと生えてきて黄金色のカサを広げることから、幸運が訪れる縁起がよいキノコという人もいるそうです。毒があるので食べられませんが、みなみなさまに幸運が訪れますように。



2024年10月24日木曜日

2024年キノコ展であふれんばかりのキノコに会う

COVIDのせいで、ここ数年行けていなかった筑波実験植物園のキノコ展に足を運びました。
(現在キノコ展は終了していますが、植物園には入場できます)



まずは園内敷地に自生していた巨大な「シロオニタケ」がお出迎えしてくれました。
この存在感は、なかなか出会えません。


栽培キノコの展示テントには、それはそれはウマそうな菌床栽培のキノコどもがずらり。圧巻でした。




ブナシメジの群れ。





ヒラタケシメジ・・・たしか、たぶん。




重厚感あふれるカーテンのようなエリンギ



モリモリとしたキノコたち。




「原木シイタケ」対「菌床シイタケ」の比較もできる。





栽培キノコ達を心ゆくまで愛でたので、園内をテクテク散策していると、なんと自生キクラゲに出会いました。室内で過保護に育てているとウンでもスンでも生えてこなかったキクラゲ菌床栽培キット。収穫をすっかりあきらめてカピカピに乾いた頃に、菌床ごと屋外追放して雨ざらしにしたらワサワサと生えてきた思い出があります。



天然のテラリウム。マイナスイオンを感じます。


浮世絵のようなカワラタケ。サルノコシカケ科のキノコ類は抗癌作用などが有名ですが、このエキスには植物の免疫力を高めるパワーも秘めています。このエキスには、真菌類が侵入してきたと誤解させる成分が含まれるからなんですねぇ。バラの免疫力も強化されるかテストしてみたいと思います。




キノコ展を堪能したので、温室に足を踏み入れてみました。

「おいおい、これはビカクシダかい?そうのなかい?」
と思わずつぶやいた巨大なビカクシダ。



ニポンジンは、ほんの数年でビカクシダ栽培をすっかり習得いたしましたね。
早く大きく育てるには、おもいのほか光が必要ですよね。おうちでビカクシダを確実に大きく美しく育てようとするならば、胞子をたくさん採取したいのならば、100W前後の栽培用LEDはマストアイテムですね。


「しゅみえん」にも出演なすったらしいビカクシダ。
「プラティケリウム・コロナリウム」






植物園でいま、本当によく目にするのがコイヤーマットを土留めとして活用している様子です。
巨大にそだつ植物は、大きくなればなるほど移植が大変になるし、頭でっかちに育つと根元がグラグラ不安定になり倒れやすくなってしまいます。さらに、鉢植えにしてしまうと、ゲリラ豪雨での流出や、植物自体が土を吸収してしまい、土がどんどん減るんですよねぇ。



このようにコイヤーマットを根のまわりにグルリと巻いけば、土を足して根元を安定させて倒伏を防いだり、根の保護もできるってわけです。

ユッカ、アガベ、オージープランツなどスタイリッシュな植栽やアジサイなどの花木類を鉢植えで育てている方も多いと思います。植えっぱなしの鉢植えは、土が減ってきたと感じたら、根元に土を足してあげると不定根が新たに伸びて安定するし、よいコンディションをずっとキープできるし、真夏でも土の乾きがゆるやかになり水やりに追われることも減るし、大きな鉢に植え増ししてあげなくてもよくなります。仕上げとして表土に市販のココチップをギッチギチにマルチングしてあげると保水効果がアップするだけでなく、見た目がリフレッシュできるのでおすすめです。無機用土の化粧砂よりも有機質のマルチング資材のほうがじっくりと土に還るので微生物層も豊かになって理想的だと感じています。



訪れるたびに新たな発見と感動がある筑波実験植物園。おすすめです。




 

2021年10月18日月曜日

秋の実りとキノコの世界

 先週まで、夏が戻ってきたような陽気でしたが、週が明けて今週は一気に季節が秋へと進みました。草丈が大きく、ジャマくさかった雑草「センダングサ」。カマでバッサバッサ刈ろうとすると、ミツバチがセンダングサの花の蜜を吸っていました。日に日に花が少なくなる時期であることを思うとミツバチがかわいそうになり、刈るのをやめました。


固定種のとうがらし「万願寺」がタワワに実りました。昼夜の寒暖差が大きな時期は、甘みと風味がいっそう強まります。



ホワイトセージ は真夏に花が咲き終わった頃、背が高くゴツゴツとした主茎だけが残った状態になり「ついに枯れてしまったか!」と残念に思っていましたが、気温が下がるにつれ根元のほうから新芽がたくさん出てきました。



秋に芽吹いたホワイトセージ の新芽たちは、冬を越して春になるまで大きく草丈を伸ばしつづけ、約半年後の初夏にまた花を咲かせることになります。




ヒメツルソバがいっせいに開花してピンクのカーペット状態になると、いよいよ秋が深まってきたな、と感じます。





さて、秋の味覚のひとつが「キノコ」ですが、私は最近「舞茸」を欠かさず食べて、「太陽のビタミン」とも言われるビタミンDで免疫を強化し、食物繊維で腸内善玉を増やすことで、秋バテを防いでます。「舞茸」は天ぷらが最高に美味しいのです。

しかし、整腸作用を期待するなら油で調理せず鍋物にするのが最も効果が高いと思いますし、一番簡単なのは、酒、醤油、バターを適量振りかけて、しんなりするまで電子レンジでチンするだけで、ご飯も酒もすすみます。


そして、現在上映中の映画「素晴らしき きのこの世界」では、きのこの驚くべき能力、環境汚染の浄化や病気の治癒力など、その魅力を余すことなく堪能できます。



動物でも植物でもないキノコという生き物は、地下に張った菌糸で地球全体にネットワークを形成し、地球資源を把握しているとも言われます。毎年秋には、キノコ狩りで毒性のある種を間違って食した人がエラい目にあったり、不思議な世界を見せてくれる一方で、強力な抗生物質を生合成したり、心の病を癒す効果もあるそうです。







2021年8月6日金曜日

NTK 健康な根の育て方 : Ep1 Season2 ホップ のグリーンカーテン

 連日の酷暑のなか、東京オリンピック2020はニッポンのメダルラッシュとなりました。メダルの有無にかかわらず、TOKYOに集まってくれた世界中のトップアスリートたちに、心から拍手を贈りたいと思います!
パチパチパチ!

ものの10秒でやる気が根こぞき奪われる真夏の空ですが、真冬になればこの青い空と白い雲がきっと、とても、非常に懐かしくなります。



ホップのグリーンカーテンは、2番花が大きくなりはじめました。






絶滅危惧種「ミシマサイコ 」です。いただいた種子を発芽させ、ここまで大きく育ちました。現在、満開です。ミシマサイコ は発芽こそ難易度が高いものの、いったん大きく育ってしまえば、水切れにも害虫にも非常に強く、薬効効果が高いだけある「枯れ知らず」的な生命力を感じます。たくさん種子が取れたらいいなと思います。






一方、いまだ室内栽培しているミニトマトの根もとに、ある日キノコがたちました。








さて、CANNA Need To Knowはシーズン2に突入。
今回は、水の与え方次第で根の健康が左右されてしまうメカニズムを解説してます。