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2018年12月14日金曜日

在来種大根の収穫と、2019秋冬室内栽培のはじまり

急に寒くなりました。風邪だけでなく、ぎっくり腰や四十肩、五十肩にも気をつけたい寒さです。


木枯らしが吹きっぱなしだった日の夜は、ほっくりと炊いた大根が食べたくなります。
ということで、収穫時期を迎えた無農薬、無肥料の大根をいくつか抜いてみました。

















「カブか???」と思うほどタイニーな左側の大根は、きちんと間引きをしなかったプラントです。
右側のでかい大根は50cmにもなりました。これは小さな苗の時に間引いてもてあまし、その辺にテキトーに植えたプラントです。植えたところは、使いふるしたココ培地だのポッティング培土だのを捨てていた所なので、土が柔らかでした。根菜類は、やわらかな土壌でよく育つことが身にしみてわかりました。





さて、いよいよ今期の秋冬室内栽培を本格的にスタートさせました。

















電気を使わなくても勝手にでっかくおいしく育つ
栽培ガイド冊子、オンラインショップでお買い上げの方にご配布中してま〜す。



2018年12月7日金曜日

バラと底面給水栽培のブルーベリーの植え替え

暖かい日がつづく12月、暖冬はうれしくもあり、ゲリラ豪雪が怖くもあります。

さて、12月になったということで、待ちに待った植え替え解禁シーズンが始まりました。
 まずは今年の3月にスーパールーツ・エアポットに植えてGoGroモジュール自動底面給水で育てたサザンハイブッシュのブルーベリーは・・・








10ヵ月後の現在、こんなにボッサボサにでかく育ちました。GoGroモジュール自動底面給水で育ったブルーベリーは、葉っぱがバカでかく育ちます。 

























GoGroモジュール栽培ではポットの底に、CANNAアクアクレイペブルスを2〜3cmほど底石として必ず敷かなくてはなりません。この底石の層には、水や培養液が常に浸っていることになります。根が水分を吸収して水位が下がると、底石の部分に空気が入り根が酸素を吸収できるので根腐れが起こらない、という仕組みです。そしてGoGroトレイの内の水位が一定以下に下がると、GoGroバルブが自動的に水分を補給してくれます。

GoGroモジュールで使う培地にはキャナ・ココに、パーライトを30%ほどミックスして、通常のココ栽培よりも空気を多く含めるようにしました。植え替えるためにスーパールーツ・エアポットを開いて底石の部分を見てみると根っこがガッチリとアクアクレイペブルスを抱え込んでいるのがわかります。 そしてなによりも、根張りがすばらしくよい!





































大人気のスーパールーツ・エアポットですが、底石のクレイペブルスを多く入れすぎてしまって培地の表面がカラカラに乾きやすかったため、根が浅く張るブルーベリーにはちょっと不向きでした。そこで、毛細管作用が高く根に優しいエアロ・ポットの方が使いやすいのでエアロポット17Lに植えかえることにしました。

まずはGoGroモジュール栽培に欠かせない底石となるCANNAアクアクレイペブルスをよく洗います。新しいCANNAアクアクレイペブルスは、よくよくしっかり洗ってから使わないと、培地内のEC値がオニのように上昇してしまい、苗の生長が遅くなってしまいます。

洗浄完了の目安は、CANNAアクアクレイペブルスをすすいだ水のEC値が、水道水のEC値とほぼ同じになるまでです。↓これは再利用のCANNAアクアクレイペブルスなので、洗濯ネットに入れて、しばらく熱湯に浸してから水道水を流した程度で、EC値は水道水と同じ0.15mS/cmになりました。




































植え替えるためにブルーベリーの古い根っこの表面を薄く削り取りました。




















キレイに洗ったCANNAアクアクレイペブルスを新しいエアロポット17Lの底に2cmほどの厚さでセットし、今回はソイルレスポッティングミックスキャナ・テラ+ココ培地にパーライトを30%ほどミックスしたものを培地にしました。ひとまわり根っこを小さくしたブルーベリーの苗を中央にセットし、ポットいっぱいになるまでキャナ・テラ培土を入れたら表面を軽く押さえ、培土と根っこをなじませます。



















キャナ・テラは、冬の栽培に向いています。なぜならキャナ・テラの主原料であるブラックピートは、気温が低い環境で根っこの生長を促進させる効果が高いからです。


今年の秋に、あらたにGETしたサザンハイブッシュ3品種とともにブルーベリーの植え替え完了です。




















GoGroモジュール栽培での、絶対にはずせない最後のポイントとして、ポット全体に根っこが伸びるまでは、GoGroにはセットしません。ポット全体に根っこが張ると、「あっ、水やりしたほうがいいな」と思うほどポットが軽くなるので、植え替えしてから、しばらく経って水やりのタイミングが来たら、GoGroトレイにセットして底面給水をスタートさせます。

20℃以上の気温がつづく季節で野菜なら、植え替えてから1〜2週間でGoGroにセットして自動底面給水栽培を始められますが、今は冬だしこれはブルーベリーなので、3月か4月になってからGoGro栽培をスタートさせることになると思います。



















一方で、今年のGoGro自動底面給水栽培のミニトマトたちは、先週ファイナル・ポットに植えたので来週からGoGroモジュールにセットして自動底面給水スタートとなりそうです。



















さて、いよいよ待ちに待ったツルバラの誘引&植え替えシーズンとなりました。
つるバラなので12月中に葉っぱをすべてむしり取り、バラを休眠期に突入させようと思います。 葉っぱをすべてムシることについては賛否両論あるようですが、今回は植え替えで根っこを小さくするので葉っぱをムシることにしました。

細い枝と古い枝をカットし、ガーデンフォークを使って根っこが抱えていた古いココ培地を優しくすきとって根っこをひとまわり小さくしたら、スーパースライブ1ml/水1Lの割合の希釈液に15分ほど、ドボンと浸しました。

























表面にココチップをマルチングして、ツルを誘引したら、植え替え作業終了です。
「来年はたくさん咲くといいなぁ・・・」と心から思います。



















2018年5月22日火曜日

食わぬから、咲かせてみせた・・・この花は?

5月は、花ざかりです。毎日のように、気がつけば、どこかでなにかが勝手に花ひらく季節です。
さて、たった一輪で大人色ブーケのようなうつくしい花を咲かせるのは、どんな植物でしょうか・・・?


















あっ! ヒラタアブが蜜を吸いに来ました。白くちいさなちいさな花ひとつひとつの中心から、透明な蜜があふれてるからです。
























この花を歩き回るアリンコをよく見ると、蜜を吸うというより、かぶりついてる感じ。


















ということで、正解はニンジンの花でした。

















ニンジンの花が咲く姿は、まるでボタニカルアートのようで、ヴィンテージ感のある美しさがあります。
























花を咲かせる段階になると、とどまることなく天高く伸びていくニンジンとフェンネルども。そのへんにあった木製のフレームで、伸びた茎を支えています。





















ニンジンとフェンネルは「セリ科」植物です。先週、キアゲハがふわふわと飛び回っていましたので「これはもうすぐアゲハ牧場だな・・・」という予想が見事にあたり、あっちでもこっちでもキアゲハの幼虫どもがモリモリと食しています。




















アゲハの幼虫たちは、やわらかく栄養満点なので天敵もたくさんいるのでしょう。指でなで続けていても、モシャモシャと食べることをやめません。まさに「食うか、食われるかは、時間の問題」なのでしょう。まだ若い幼虫は、小さく色が黒っぽいですが、あっというまにハデなビタミンカラーの極彩色へと成長します。



















ニンジンに大量発生したアブラムシをあてにして、テントウムシもたくさん歩き回っています。



















一方、こちらはツボミを4つもつけた「アーティーチョーク」です。去年の秋から育てています。このツボミをどうやって調理するのかが、最大のナゾです。







































アーティーチョークの横で花を咲かせたアマリリス。鉢カバーに入れて、室内で愛でることにしました。


























3月のことです。とある園芸屋さんで「丈夫で育てやすい玉レタスの苗!」という説明書き付きでケース販売されていたので植えてみた玉レタスです。なんとか形になってきました。



















廃材のパレットを再利用してレイズドベッドもどきの土留めをこしらえて、とうもろこしを地植えで育ててます。去年収穫したバケツ稲のワラをマルチングして、すくすく育ってます。




















「早く咲かないかなぁ」と、指折り数えて待っているアジサイ「レッドレゲエ」。エアロポットによるココ栽培で、底面吸水にして育ててますが、地植えしたアジサイよりも、はるかに早く、でかく、花付きよく育ってます。アジサイは、養液栽培に大変向いている植物なんですねぇ・・・



















2018年5月1日火曜日

初夏に強いLEDと横浜フラワー&ガーデンショー

いよいよいよいよ5月に突入しました。初日から暑いです。
ゴールデンウィークといえば、毎年夏日がやってきて留守中の庭をことごとくカラカラにしてしまうタイミングです。

毎年の秋からスタートさせる室内栽培も、例年ならゴールデンウィークで終了させてしまいます。なぜならHPSランプを点灯させていると、ランプ熱と光が暑すぎてウザすぎて仕事に差し支えるからです。


しかし今年は、フルスペクトラムのLEDで育てています。
PLESSY ハイペリオンLED400Wで育つパプリカたち。
























LEDは、HPSランプのように環境温度が上がりすぎないので、植物は呼吸のための糖分の浪費をせずにすみ、従来のHPSランプよりも糖度、栄養価、果肉、重量、すべてのクオリティーがあがります。







SANlight LED S2W(62W)ひとつと、SANlight S4W(140W)で育てているミニトマトの挿し木たちは、現在一番最初に咲いた第一果房が房なりに実り、8段目の花房が咲きはじめました。
























それもこれもフルスペクトラム放射のLEDと、GoGo自動底面吸水システム & エアロポット、という栽培効率がマックスになるコンビネーションのおかげです。








LEDのグロウランプを使うと、グロウルーム内は外の温度とほぼ同じ28℃。必要以上に室温が上がりすぎないし、フルスペクトラムのLED光色は、仕事中に視界に入っても「なんか夏っぽい光だな〜。」と感じるだけで、まあっっったく気にもなりません。なにより、強い光が必須な夏野菜どもを、高品質で高収穫に育てるためのグロウランプは、「フルスペクトラム放射!!!」であることが新常識となりました。






さて、話は変わって「日本フラワー&ガーデンショー2018」に行ってきていました。 はっっっと気がつけば、開催された日から、すでにもう半月も経っています。今年のテーマは「あじさい」。



















「これはまずい、かたっぱしから欲しくなりそうだ」と、ウキウキして会場に向かいましたが、日本有数の観光名所である「ヨコハマ・みなとみらい」をナメきっていたせいで、会場から植木鉢を抱え込んでたどり着ける距離の駐車場はすべて満車に次ぐ満車。アジサイはおろか、花一輪すらGETできず帰るはこびとなりました。どおりで、来場されたマダムたちの多くが、キャリーカートをご持参あそばされるわけです。




水彩画のような色彩を持つガクアジサイに・・・


















やさしいやさしい水色のガクアジサイ「空色のしずく・ブルー」




















「イチゴが、さっぱり育たないぞ〜!!!」という叫びが聞こえてくるほど、栽培の難易度がをあげてしまう「ストロベリーポット」。下段の小さなポケット部分だけが、先にカラカラに乾いてしまうのに、水やりすると滝のように流れ出す水とともに土も流れてしまいます。
「ああ、そうか!!! 多肉の寄せ植えなら、水やりもそんなにいらないから、ストロベリーポットがステキにデコレーションできるなぁ!!!」と納得。























ちなみに、私のストロベリーポットのイチゴたちですが、先週末から1日で水切れを起こすようになったので、受け皿を下に置いて水をためておき、底面吸水にすることで大正解となりました。1日でしおれてしまうような陽気になったら、ポットの下に「スクエアソーサー」や「ラウンドソーサー」のような底が深めな受け皿たちをしいて水を溜め、底面吸水すると安心です(1日ですぐに乾くような状態でないと、底面吸水は根腐れの原因になります)。























毎年新しい発見がある「日本フラワー&ガーデンショー」、来年も訪れたいと思います。



















2018年4月24日火曜日

ミツバチがくる庭。無農薬or減農薬で育てつづけたい。

桜の開花が例年よりも1週間以上も早かった今年の春、バラのツボミも早めに開きそうです。 今年はスーパースライブを葉面スプレー中心で与え続けているおかげか、庭の花々の調子がことごとくベストです。


















 そんな庭先に毎日やってくるキジバトを、家の中からバラごしに熱心に見つめているウチの次男ネコです。「ゼッタイいつか、あいつをつかまえてやる・・・オレの縄張りででかいツラしやがって!!!」という意気込みは感じますが、直接対決する時には、おそらく一目散に逃げ出すことになるでしょう。






ウサギになるとポーズを決めてくれるムスメネコ。何ヶ月ものあいだ、ガチャガチャをさがしまくり、最近になってやっとこのウサギ耳をGETしました。




















長男ネコは、マイペースなトッピングハンターです(全員分のご飯のトッピングを食べてまわる)。

















オモチャ箱のなかにしまっておいてあるマタタビの実をかぎつけた母ネコ。植物にもネコにも一番すごしやすい季節になり、朝起きてから仕事に出かけるまで、寝坊して一度も顔を見せないときもあります。























新芽がでて葉が展開するこの季節は、害虫も動き出すので、できるだけ農薬のお世話にならないためにも、いかに根っこをたくさん伸ばして丈夫に育てるかが、とても大切ですよね。

























ストロベリーポットに何年も植えっぱなしのイチゴどもも・・・生態系にいっさいの悪影響を与えることなく、植物の根を伸ばして養分吸収量豊富なプラントに育ててくれるスーパースライブを葉面スプレーしてます。




























天気のよい日には、イチゴの近くで満開になっている蜜源植物のひとつ「ボリジ」に、ハナバチたちがたくさんやってきます。すばしっこく飛び回るヒゲナガバチと・・・



















すきあらば、人の指先に止まって毛づくろいを始める、ひとなつっこい西洋ミツバチは常連の顔ぶれです。



















ラビットアイ系のブルーベリーも、大量に咲いた花がことごとく受粉しています。
























それもこれも、毎年ここに蜜を吸いにやってきてくれるクマバチのおかげです。蜂たちのためにも、イチゴやブルーベリーには農薬をつかっていません。




















新苗や大苗でGETしたバラたちも、3年目を迎え、そろそろ「農薬必須」な段階をすぎました。


















バラだけでなく、すべての植物は水やりのタイミングをまちがえないことが大切です。 土の乾きが遅い気温だった3月までは、水やりでスーパースライブを与えるチャンスがとても少なかったので、3日に一度のペースでスーパースライブを葉面スプレーしていました・・・なるほど、プランター内でひろく根が伸びるからチッ素以外の肥料もバランスよく吸収できるようになるようです。テリのある厚い葉がでるだけでなく、ガッシリした茎が育つようになりました。



























しかしツボミを出し始めてからは、バラに大きなストレスがかかるのと同時に、害虫たちの活動もますます活発になる時期です。
























風通しの悪い場所に展開していた葉に、ウドンコがでました。カビ病には、まずはあせらず55℃温湯をスプレーしながらカビ菌を指でこそげおとしてから、病気がでた葉を中心に、クリスタルアップ1000倍希釈液をスプレーすると、葉中のpH値をあげることができるので、カビ病の原因となっている亜硝酸チッ素が流転されやすくなり、葉の細胞壁を丈夫にできます。
























そして、グングン育てたい新芽に不足しやすい肥料が「カルシウム」と「マグネシウム」、そして「微量要素」です。これらの肥料成分は根から吸収されても新芽まで届きにくいので、「カルシウムとマグネシウム」が不足してもウドンコなどカビ病が出やすくなったり、害虫に食べられやすくなったり・・・と、さまざまざまなトラブルが出やすくなります。

カルシウムとマグネシウムを効果的に補うことができるのが「カルマグルト」、そして吸収率が高い微量ミネラル資材が、「トラッキン'」です。 日本の水道水は欧米諸国と比較すると「カルシウムとマグネシウム」の含有量が低いので、普段の水やりにはカルマグルトをコンスタントに1000倍希釈で与えてます。


























新芽に不足しやすいこれらの成分を、速攻で吸収させるには、葉面スプレーがベリーベストです。「カルマグルト」と「トラッキン'」は、それぞれを1000倍希釈で、朝か夕方の直射日光が当たらない時間や場所で、3日に一度ほど新芽の葉ウラを中心にスプレーしています。クロロシスやカビ病などが出ている場合は、もちろん「スーパースライブ」もプラスするとベターです。(1000倍希釈は厳守です。)





















ところで、今年も咲かなかったロウバイの根元に違和感を感じて目を移すと・・・リーフレタスが育ってます!!! 「葉もの野菜は、毎年欠かさず花を咲かせるまで放置してきたかいがあったなぁ。」とズボラな性格を反省することもなく、ラッキーな気持ちになりました。



























さて、庭の花々や果樹がGWまでせっかくいい感じで育ってきたのに、夏日の水切れでダメにしてしまった経験が少なからずあります。 そこで、エアロポットで育てているブルーベリーは、底が深く水が張りやすいスクエアソーサーで底面吸水栽培にチェンジしました。ブルーベリーは水が大好きなので、受粉してから夏日の暑さで水切れをおこして果実がしぼんでダメになってしまうということが多いからです。

























ブルーベリーの花々は、大部分が受粉してしまったので、せっかくクマバチたちが蜜を吸いにきても、開いた花が少なくなってきてしまいました。

























そんなタイミングで、去年の秋に蒔いた「クリムゾン・クローバー」が赤くかわいらしい花を咲かせ始めてくれました。これで蜂たちをガッカリさせずにすみそうです。緑地全体に一面に咲きそろった赤いクローバーの花は、みごとです。




















「クリムゾン・クローバー」は、マメ科で緑肥になります。よぶんな肥料や農薬をばらまかなくても、自然と花木が健康に育つ土壌になるといいなと思います。