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2017年2月6日月曜日

再循環ハイドロシステムGEMINIのトマト誘引

ここ最近の暖かな日で、沈丁花の花もいよいよほころび始めました。
2月の週末は、庭木の剪定やら、鉢植えたちのリフレッシュ作業がつづきます。

さて、冬の間も室内栽培のトマトたちは、スックスク育ってます。
スタンドアローン型 (連結しない1株栽培用) ハイドロポニック・システムの「エアロス」「ジェミニ」 には、CANNA AQUAのベース肥料がとても向いています。

生長期には Aqua Vega A/B、つぼみがでたらAqua Flores A/B にすれば、植物の生長ステップにあった肥料比率になっているので、スタンドアーロン型システムの少ない培養液でもpH値が安定しやすく、勝手に育つ感が大きいことがその理由です。

サーモヒーターを直接リザーバータンクに入れてしまうと根が傷みやすくなってしまうので、システムの下に超完全防水ヒーター 「スーパー1」を敷いて培養液を加温しています。 室温は夜間に14℃まで下がってしまいますが、根元の温度がキープできれば育ちます。

























ドリップシステムの「ジェミニ」は、ランプ点灯してから2時間後と、ランプ消灯の2時間前の2回だけタイマーON/OFFで、日々ドリップしています。いよいよツルがのびてきたので、市販の誘引具でトマトを誘引しました。日本のホームセンターは園芸資材天国なので、栽培スペースや育てている植物の伸び方に合わせて、さまざまな支柱と誘引具の組み合わせができることが、なによりうれしいです。
























ココ栽培+ポッテング培土栽培のトマトたちは、トップに展開する葉っぱがいじけ始めたので、そろそろ終りにしようと思います。今年も持て余すほどのミニトマトを収穫させてくれて、差し上げた方々から「あまい! うまい!」の大好評をいただきました。
























植物の繊維でできた「CANNA COCO培地」と「CANNA TERRA培土」は、炭素を含む有機培地なので、植物たちはゆっくりと分解される培地から炭素源にありつくことができます。 そのため、勝手においしく育ってくれる感が強いのですが、栽培スペースは保温のため閉めっきりにしてしまうので、炭酸水入りペットボトルをグロウルーム内のファンの前に置いて、炭酸ガスを補っています。

室内の温度があがるほど炭酸水からCO2が抜けやすくなるので、温度が高くなって光合成量が増えるほどCO2濃度と湿度も高くなる・・・というズボラな私にはピッタシなすぎる、オートマチックなうえ安全すぎるCO2添加方法です。

だいたい一週間に一度、2リットルペットボトルに炭酸ガスを入れ直して、CO2が600ppm、という理想的な濃度を保てています。



昔は、CO2レギュレーターに自作のカーボネーターをつなげて5Kgのミドボンで炭酸水を作ってましたが、「ミドボン、掃除のじゃま!」とイラッとくることがおおくなったので、CO2のミニガスカートリッジと専用ミニレギュレーターに自作カーボネーターをつなげで炭酸水を作っています。

























ミニレギュレーターには外径6mmの耐圧チューブが使えます。
自作カーボネーターは、炭酸飲料のペットボトルのフタの穴を開け、

1 : 「チェックバルブ pisco CVC6-01B(Aではありません) ネジ側より自由流が出力」→

2  : 補修Oリングの内径7.8mm→

3 : ペットボトルのフタの穴へ→

4 : ペットボトルフタの内側に補修Oリングの内径7.8mm→

5 : RC1/8 のメネジをもつステレンス製パーツ

フタの穴から貫通させたチェックバルブのネジ部分に、R1/8ナットを工具でシッカリと閉め上げてガスが漏れなければ、できあがりです。
ミニ・レギュレーターは、ガス開閉部分が回りやすいので、使い終わったらシッカリと閉待っていることを確認しないと、気がつけばガスボンベからカラッポになってしまいます。

2014年11月12日水曜日

炭酸水、ホビー室内栽培にとってもナイス!

盆栽の管理がとても苦手です・・・イキイキと育ってくれると、ついついさらに大きなポットで大きく大きく育ててしまいたい衝動が抑えられなくなります。
そんな理由で、盆栽にしていた蝋梅を大きなポットへ植えかえてしまったので、空いた鉢には「八房杉」を植えました。「色白は七難かくす」と申しますが、「ウツワがいいと、料理と盆栽はよく見える」と、つくづく思います。こちらの鉢は、とってもおススメです。
http://www.sinajina.com/sina.html



























先週から本格的に本格的にスタートさせた室内栽培のトマトです。これから大きなポットへと鉢増ししていきます。




























丈が小さくてすむイチゴは、高さを取らなくてすむので室内栽培で育てやすい果菜類です。栽培期間が長い植物は、とくにココ培地がおススメです。なにより水耕栽培システムほど肥料を浪費しないのに、オイシくなるし、おサイフにやさしくもあります。



























品質がたしかなココ栽培ポッティング培土栽培は、水耕栽培に引けを取らないほど生長が早く、しかもオイシく育つうえ、肥料コストも抑えられます。



























早朝に、葉つゆがでている苗は根っこが元気な証拠なので、たくさん水分と養分を吸収できて、生長が早い優秀な苗でもあります。好きなときに培養液を吸える水耕栽培なら毎朝、乾いてから水やりするココ培地などは水やりしてから数日間、葉つゆが見られると思います。主に生長期間に、新しい葉によく出ます。




















強い肥料をきらうイチゴは、葉つゆが乾いたあと茶色く焼けてないかどうかチェックしています。葉のフチが茶色くなっていたら、培養液の肥料が濃すぎるサインです。肥料が濃いと、いろんな病気が出やすくなります。イチゴの室内栽培をやりはじめてから今まで、炭そ病やウドンコ病を出したことはありませんが、アブラムシは毎年ゲンキに登場させてしまいます。ということで、今年は農家さんの民間農法テクニック、ミカンの皮でアブラムシよけにトライしてます。



























乾燥する季節はグロウルームを閉め切って保湿したいところですが、そうすると室内の炭酸ガス濃度が薄くなってしまいます。今年は加湿器はつかわず、ひっじょ〜にローテクな加湿テクニックを駆使してます。炭酸水を張ったバケツに大判のタオルを浸してぶらさげ、「毛細管現象」による「加湿+加炭酸ガス」作戦です・・・朝に炭酸水をバケツに足しておくだけですが、これがなかなかヨサゲな予感です。

























ランプ点灯からほぼ1時間後、空気中のCO2濃度は理想的な650pmになってます。ここからさらに3時間たち、室内の温度が上がるとCO2の気化がすすみ770ppmにあがってました・・・

















最新の施設栽培の研究では、「日中に添加するCO2濃度は、低く長くがいいらしい・・・」という結果がでてます。

2000ppmの高濃度CO2を午前中の数時間だけトマトのビニールハウスに入れるのが従来の栽培方法だそうですが、それだと葉っぱや茎がよく伸びるけど、果実の収穫量はCO2を入れない場合と大きな差がでなかったとのことです。ところが、朝から夕方まで600ppmのCO2を最適な湿度といっしょにキープした場合、果実の収穫量が、約1.25倍になったそうで、つまり、CO2をたっぷり入れてあげて光合成量をふやしても、果実が増えるとは限らないということのようです。

一方で、挿し木とりでは、1500ppmくらいのCO2を日中に数時間だけ入れてあげると、発根も早く根量も多く、生長も花つきもベストな苗に育つという研究結果が菊栽培ででてます。短時間で高濃度のCO2は生長促進にはたらいて、長時間ほどほどのCO2+湿度は、花や果実を豊かにする生殖促進にはたらく・・・ということになるんでしょうか???

肥料も光もCO2も、トゥーマッチに与えればいい結果が出るとは限らないところが、やっぱり植物のオモシロさだなぁ、と思います・・・高濃度のCO2添加は、ムダが多いうえに、やっぱりとっても危ないと思います。




2014年10月6日月曜日

野菜が高い! そこからのキッチンガーデニング。

アワタダしい月曜日の朝なのに、台風が上陸。そんな朝、サボテンのヨコから唐突にたっていた黄色いキノコ「コガネキヌカラカサタケ」。1年に一度くらいのペースで室内のプランターに出現します。


























先日、グリーンカーテンにしていたゴーヤを撤収しました。根っこを抜いてみると根っこにタクサンのツブツブが・・・「おっっっ! これは植物の強い味方、根粒菌か???」
いえいえ、トホホの「根こぶセンチュウ」が出でしまいました。ゴーヤにはつきやすいそうで、これは厄介です。

























化学農薬をつかってセンチュウ対策をすると、有用微生物も死んでしまい、結果的にセンチュウが繁殖してしまう! ということもあるそうで、家庭菜園ならば無農薬栽培でがんばりたいところです。「カラシナを植えてすきこむと、カラミ成分であるグルコシノレートがセンチュウを抑える」という農家のかたの貴重なお知恵を拝借することといたしました。カラシナを育てている暇はないので、今回はおウチでカッピカピになっていたチューブ練りガラシを水でといて、プランターの土にたっぷりと水やりしてみました。




ところで昨今は、買い物に行くたびに、野菜のお値段の高さに思わずのけぞります。
肉中心の食生活には欠かせないレタスをはじめ、青物の野菜が値上がりしているので、先月からプランターでサラダ菜やらバジルやらワサビ菜を育てはじめました、が、やはり屋外栽培は育つのがスロウリィー!!!

ということで、お台所に「AeroGarden Pro200」をもちこんで、葉もの野菜のキッチン・ガーデニングをスタートさせました。レタスは庭のプランターでとっくに育てはじめていたので、かぶってしまわないように「AeroGarden Pro200」では、ルッコラとエゴマを育ててみます。
エゴマの種は蒔いたほぼ翌日にワラワラと発芽し、ルッコラは2〜3日してからボチボチと発芽しはじめました。




















ネコ草が枯れたので、あらたに種まきした「小麦」。「AeroGarden Pro200」のグロウランプのおかげておいしそうに育ってます。
U-Groのココ培地に、かれこれ5回目の種まきですが、ゼンゼン余裕で生長します。
枯れた小麦の根っこが、U-Groグロウバッグの底まで張っていても、へっちゃら。さすがココ培地。


























仕事場では5Kgのミドボンとビール用レギュレーターで、家では小さなCO2カートリッジ用レギュレーターでカーボネーターをつくって、炭酸水をこさえています。夏バテ気味の時や、胃がモタレ気味の時に炭酸水でレモネードを作ったりして飲んでます。
炭酸水は植物にとって光合成するための炭素源になったり、カルシウムをはじめとした必須肥料の吸収促進もしてくれます。

























葉もの野菜は花を咲かせるまえに収穫する生長期だけの栽培となります。そのうえ、水耕栽培は、どうしても窒素がたまりやすい傾向があります。なので葉もの野菜を収穫する一週間前から炭酸水を葉面スプレーしたり、トラッキン'の培養液に少し加えると、葉っぱにため込まれていた窒素を効果的に減らせるのでおいしくなるし、栄養価もアップしてGoodです。





ところで、夢のようにカワイイ子猫たちですが、ぬいぐるみのようにはいかず、食べた分だけ飲んだ分だけ出します。それは、トイレだけでなくカーペットの上はもちろん、最近では布団の上で・・・

























そこで、炭酸水を家でつくれれば、除菌・消臭効果と安全性も高い「炭酸水でつくる次亜塩素酸水」も、つくることができるので、コヤツらがトイレとまちがえた場所を掃除する仕上げに自家製の次亜塩素酸水スプレーをかけて消臭してます。
次亜塩素酸とはいえ、100%パーフェクトに消臭はムリですが、ニオイが気にならない程度にできます。
炭酸水で作る次亜塩素酸水は安全性が高いのですが、炭酸が残っている短時間だけの効果だし、水圧のせいでスプレーからチョロチョロと漏れだしてしまうので、必要最低限だけ作って、使い切らねばなりません。

ちなみに、↑の「AeroGarden Pro200」は、数年間使っていなかったので、使いはじめる前に「炭酸水でつくる次亜塩素酸水」をタンクに注いで、30分ほどシステム内で循環させたあと、しっかり乾かして消毒しました。システムの消毒は、オキシドールがあれば、オキシドールでももちろん消毒OKですが、塩素系漂白剤を水道水で薄めただけだと炭酸ガスが少ないので塩素が残りやすく、しばらくの間は塩素が残ってしまいがちです。



さて、今週は満月です。吸収性が高まる満月にやるとよい作業は、種まき、収穫、害虫防除そして発酵・・・ということで、今週は手作り味噌を仕込もうと思います。


2013年12月16日月曜日

フラッド&ドレイン・システム栽培のトマト

エジプトでは100年ぶりの雪がふるほどの寒波が襲来した週末でした。「プラプラと、どこへでも半袖で歩けていた夏がなつかしい・・・」と、なんとも身勝手な気持ちで寒そうに歩く人々を見つめてしまいます。

さて先週はビッグサイトで恒例の「エコプロダクツ」が開催されていました。年をかさねるごとに名だたる大企業のブース面積が増えている気がするなかで、各都道府県や大学によるマニアックにエコロジカルな出展ブースで、ついつい時間を費やしてしまいます。


















日本土壌肥料学会さんのブースでめっけた、ステキなステキな土壌の断面図の展示です・・・右端の川崎でもよく見かける黒ぼく土(=くろぼくど)の地層断面図は、縄文時代に降りつもった火山灰に植物などが枯れて、ものすごい数の昆虫、そして微生物が分解して堆積し、ながぁ〜い年月をかけて黒く腐植がすすんだ土壌です、と教えてくださいました。
虫は健康な土の友達!


























さて、身近な土壌をきちんと知ってしっかり活かして、肥料も農薬もなるべく使わないエコな循環型ガーデニングが、ワタシの理想でありゴールでもありますが・・・

欲をはらず、今はハイドロポニック・システムで楽しくガーデニングです。


















MHランプで育てていたミニトマト「千果」たちでしたが、昼間の室温が20℃をこえなくなってしまったので、光量が大きいHPSランプへとチェンジして40cmくらいまで近づけたら、あっというまに2段目の葉っぱが展開しグイグイ大きくなってます。

フラッド&ドレイン・システムの「タイタン・S」と、ワンプラント栽培用の再循環式システム「ジェミニ」で育ててますが、いまのところ生長スピードはおなじです。





フラッド&ドレイン・システムはリザーバータンクにサーモヒーターを入れて培養液を加温しています。ランプ点灯30分ほどまえに一回、ランプ消灯前に一回、そして夜中に一回、というように、一日に計3回培養液をフラッドさせてます。

ポットの底から根っこがはみだしてきたので、そろそろフラッド回数をもう一回増やすころだと考えています。ランプ点灯時間帯に増やします。
培養液をフラッドさせる水位は、培地のトップから1cm以下までが限界で、その水位よりも上まで培養液を溜めてしまうと、トマトの苗たちが横だおしになり、ぷっかぷっかと漂流し、培養液が排水された後はまるで台風の後の田んぼのようになってしまいます。

























ちなみに、フラッド&ドレイン・システムは培養液のフラッド側(IN)よりも、ドレイン側(OUT)のほうの径を大きくするとGOODです。

ドレイン口のスクリーンが、ちぎれた根っこや培地などで目づまりを起こして排水スピードが遅くなり栽培テーブルから培養液があふれてしまうトラブルがなきにしもあらずなので、ドレイン口を19mmや25mmの大きめな径にしておくとよい、ってぇことです。

※あたりまえですが、ポンプがとまったあと栽培トレイにたまった培養液がゼンブ排水されるのは「フラッドぐち」からとなります。なのでリザーバータンクにもどってくる培養液中の異物をことしるインライン・フィルターは、ポンプのすぐ上=フラッドぐちのほうにつけておきます。

























つぎに、フラッド時に使う循環ポンプの大きさですが、「リザーバータンク」から「栽培トレイのフラッドぐち」までの高さを汲み上げられればOKなので、揚程の高さでポンプのサイズを選びます(基本的には)。

リザーバータンクの大きさは、最低でも栽培テーブル体積の1.5倍以上の培養液量が入れられるサイズが必要で、既製品のフラッド&ドレイン・システムはそのへんの計算がいらないことと、排水がスムーズにできることが最大のメリットです。





発芽したホワイトセージたちも、すこしずつ「ホワイトセージらしく」なってきました。
























ココ栽培のイチゴたち。ココ培地の表面はすっかり乾いてますが、持ち上げてみるとずっしりと重いので、まだ水やりはしません。

























6リットルのポットにココ培地とイチゴの苗をうえ水やりした直後は、重さが3.4Kgくらいありました。葉っぱがまだ小さいので、大きな葉っぱがでてくるまでは、もうしばらく根っこを伸ばしたいところです。なので重量が1Kgを切るまで水やりを待ちます。

左側のイチゴにツボミがつきましたがまだ葉っぱが小さいので、たいした実にはなりません。葉っぱが小さいうちについたツボミはプチプチと摘花しています。
右側の葉っぱが大きい苗だけツボミを取らずに咲かせるつもりです。




















今年は室内栽培のスタートが遅れたので、このイチゴたちは先月まで屋外で管理していました。室内にいれて急に春のような暖かさになったので、葉っぱの裏で「アブラムシ」たちがビッシリと目をさましはじめてしまいました・・・んがっ!

↓ぷう〜ん、ぷう〜んっっっと飛び交うハムシが!!!  去年アブラムシ対策にGETした天敵農薬「アブラバチ」たちも復活してくれました! 
焦ってケミカルな農薬をまき散らかさなくて、ホントによかったと思いました。





















そして今年は、もうひとつ「ギークでおバカ」なヒミツ兵器が!
















ドライミスト・ノズルを利用した「炭酸水のドライ・ミスト」で保湿作戦です。
炭酸水ミストの生長促進効果のほどは、この寒さでハッキリしませんが、炭酸水ミストを入れた日には、低温に強いレタスの苗が一日でギュンッッッと大きくなってビックリしたことがあります。

※室内でおこなう場合は電化製品が濡れないようにしないといけないので、おススメはしません。

2013年1月29日火曜日

室内トマトたちの食べくらべ。

イチゴたちのためにグロウルーム内に放った「アブラムシ」の天敵である「アブラバチ」。グロウランプの上でかたまってお亡くなりになってるのを見て悲しい気分になってましたが、最近は黄色く色づいたイエローミミの果実で、羽を休めています。

オモシロイのは、「アブラバチ」たちがいるのは黄色いイエローミミばかりで、赤く色づくレッドオーレやアイコの果実にとまってるところは見たことありません。「虫は黄色い色によくあつまる」ってのは、ホントだったんですねぇ〜。













さてさて今朝は、ほぼゼンブのトマトたちから収穫することができたので「これはナイスなチャンス!」と、食べくらべをしてみました。次の3種類で栽培してます。

「TERRA+BioCANNA肥料」

「炭酸ガス+循環ハイドロシステム+CANNA AQUA肥料」

「COCO+COCO A/B肥料」











まず、TERRA培土のトマトたち。中玉トマトの「レッド・オーレ」があるので、たくさん収穫できたように見えます。












TERRAで育てたトマトの味は・・・なんてったってイエローミミがウマい、そして畑でとれたトマトっぽい「あとあじ」がします。
そして、ミニトマトのアイコと中玉のレッド・オーレは「リコピンたっぷり! チョ〜トマト味」ってかんじです。甘さよりトマトの風味のほうを強く感じます。




つぎに「COCO」のトマトたち。アイコとイエローミミが穫れました。












COCO培地のイエローミミは、TERRAよりもシャープな味がします。甘みはTERRAほどではなかっですが、そのまま食べられる甘さです。「アイコ」も、クドい甘さではなくスッキリたべられますが、トマトの風味がすごく強いです。その昔、はじめて育てたアイコは、皮がパツッとあつくて味が濃くて甘くベッタリ肥料の味がしましたが、このアイコは皮も厚くないし風味もスッキリです。




最後に炭酸ガスでpH調整をしている「循環式ハイドロシステム」でそだててる「イエロー・ミミ」。つまんで食べようとしたら「アブラバチ」くんがひっついてました。
試行錯誤の「SODAPONICS」の初物トマトです。

イチバンあまくて、味がしっかりしてました。
イエローミミは、収穫のタイミンクでずいぶんと味が変わるように思うので、まだ何ともいえませんがイチバンあまさが乗ってました。

しかしそこはハイドロのトマト。肥料っぽい後味がイチバン強かったです。







ということで、室内秋冬トマト栽培ですが、

まだまだ、穫れます。がんばります。













最後に、おまけのイチゴです。
ポツポツと収穫できてます。「あかねっ娘」だけあって味も悪くないです。
最近やっと苗のコンディションがよくなってきました。

葉っぱに「黒スス病」がでてしまっていて、50℃温水もイマイチ効果がないので、あの手この手でなんとか激減させようとトライしています・・・が・・・こんなはずじゃなかったとトホホな気分です。

2013年1月21日月曜日

トマトの室内栽培、COCOとTERRAが好調。

昨年9月から続いているトマトの室内栽培。なんとか「房取りトマト」の収穫までたどり着いたイエローミミです。イチバン最初のトマトが黄色く色づきはじめてから1ヶ月もかかってしまい・・・はじめに色づいたトマトは、もう果肉がボケてました。「房取りは夏しか無理かな?」とイマサラ理解しました。




目標は10段どりですが、なかなかどうして、そう思いどおりにはさせてくれそうもありません。とにもかくにも、今の時点での結果を栽培記録メモ代わりに残しておこうと思いました。





まず、Sodaponics循環システムで育てているトマトたちです。

肥料はCANNA AQUAとTama Plantfoodの活力剤4種類をあげてます。1ヶ月遅くスタートしたので、果実はまだ少なめです。

水耕栽培ならではの安定感があります。新しくトップにしたわき芽がドンドン伸びてます。
これからもうすこし花が咲きそうです。









Sodaponics : レッドオーレ3段で35コ+α(花が咲いてます)

1段目:9
2段目:14
3段目:12←この花がつく頃からEC値を3〜4mS/cmくらいに濃くしました。
わき芽をトップにチェンジしてから4段目の花房がでてきてます。


Sodaponics : イエローミミ4段で48コ+α

1段目:14
2段目:12
3段目:12←この花がつく頃からEC値を3〜4mS/cmくらいに濃くしました。
4段目:10
わき芽をトップにチェンジしてから5段目の花房がでてきてます。


「培養液の管理がすべて!」のハイドロ・システムですが、肥料を濃くするタイミングが遅かったかな?と感じました。とにもかくにも、まだ味見できてないし、ハイドロ栽培はなが〜い期間安定した収穫が楽しめるのが最大のメリットなので、今後に期待です。





次に、COCO培地のトマトたち、4株あります。

肥料はCANNA COCO A/B
活力剤はTama Plantfoodです。
(炭酸水で培養液をつくってます。)













COCO:イエローミミ : 3段で50コ+α

1段目:13
2段目:14
3段目:23←この花がつく頃からEC値を3〜3.5mS/cmくらいに濃くしました。
わき芽をトップにチェンジしてから4段目の花房がでてきてます。


COCO:イエローミミ : 4段で42コ+α

1段目:14
2段目:15
3段目:13←この花がつく頃からEC値を3〜3.5mS/cmくらいに濃くしました。
わき芽をトップにチェンジしてから4段目の花房がでてきてます。


COCO:レッドオーレ : 3段で17コ+α

1段目:8
2段目:9
3段目:花←この花がつく頃からEC値を3〜3.5mS/cmくらいに濃くしました。
わき芽をトップにチェンジしてから4段目の花房がでてきてます。


COCO:アイコ : 3段で30コ(これで打ち止めです!)

1段目:11
2段目:10
3段目:11←この花がつく頃からEC値を3〜3.5mS/cmくらいに濃くしました。
(わき芽なしで打ち止め!)


COCO培地で穫れたトマトたちは、すっきりあまい!ウマい!
TERRA培土にくらべるとプラントが徒長ぎみになりました。生長期にもう少し肥料濃度を濃くしていれば、よかったのかな?と感じました。
ただ、TERRA培土とくらべると、毎回濃いめの培養液をあげていても肥料やけの症状がゼンゼンでません。COCO栽培は、去年の「千果」よりも収穫量がふえてくれそうですが、奥ぶかく、これからもスキルアップにトライします。







最後に、TERRA培土のトマトたち、これも4株育ててます。

肥料はBIO CANNAで、活力剤はTama Plantfoodです。
(炭酸水で培養液をつくってます。)


たくさん実りましたが、育つのも色づくのも、そしてプラントが老化するのも早いようです!  










TERRA : レッドオーレ : 4段で32コ+α
1段目:10
2段目:9
3段目:10←この花がつく頃からBioFloresを200倍濃度にしました。
4段目:3
わき芽をトップにチェンジしてから5段目の花房がでてきてます。

TERRA : レッドオーレ : 5段で39コ+α

1段目:8
2段目:9
3段目:9←この花がつく頃からBioFloresを200倍濃度にしました。
4段目:6
5段目:7
わき芽をトップにチェンジしてから6段目の花房がでてきてます。


TERRA : アイコ : 4段で48コ

1段目:12
2段目:12
3段目:10←この花がつく頃からBioFloresを200倍濃度にしました。
4段目:14

(わき芽なしで打ち止め!)

TERRA : イエローミミ : 5段で67コ

1段目:12
2段目:16
3段目:15←この花がつく頃からBioFloresを200倍濃度にしました。
4段目:11
5段目:13

(わき芽なしで打ち止め!)


TERRA培土でとれたトマトたちは、アマくって味が濃い! ちょっとエグ味もあります。

今のところは、TERRA培土のトマトたちがイチバン果実が多く実っています。BioFloresの200倍希釈培養液を2週間に3回のペースで与えつづけて約一ヶ月。
葉っぱに肥料やけの症状がでてきたので、その兆候を見逃さず活力剤だけでつくった培養液で培土をフラッシングしています。



※トマトはカクベツに根っこが強い植物なので、培養液の肥料濃度EC値を3mS/cmとかベラボーな濃度にできます。現在おウチで室内ハイドロ・ガーデニングを楽しんでる方はゼヒ植物の種類ごとの限界EC値をご参考にしてください。また、肥料濃度を濃くするほど、こまめに葉っぱの状態をチェックしたり、光から離したり、湿度を高くする必要があります。




2013年1月8日火曜日

Keep on Growing. Keep on truckin' 2013

あっっっというまに新年あけた1月も一週目をすぎました。
川崎あたりの今年の三が日は、一日にカラッと晴れて二日と三日が雲が多い日となりました。初詣で列に並んでるとき、日射しがとっても恋しくなったおヒトが、たくさんいらっしゃったのではないでしょうか?

今回の秋冬室内栽培は、「シークレット・ジャルディンDR240」のグロウルームで、トマト10株にHPSランプひとつ、イチゴ10株にMHランプ400Wひとつ、で育ててました。
背丈がひくいイチゴはともかく、トマト10株にHPSランプ400Wひとつは、いくらなんでも足らんのじゃないか? と思ってましたが、案外スクスク育ちました。

が、MHランプ400Wでは室内の温度がなかなか上がらず昼間になっても17℃どまりなので、仕方なく・・・仕方なく!!! トマト10株のHPS4ランプ00WをHPSの600Wへ、イチゴもMHランプからHPSランプ400Wへチェンジしました。
同じワット数でも、MHランプよりHPSランプのほうが光量がつよくて熱も出します。
花や果実が咲きざかりなプラントや、底冷えする寒い冬には、HPSランプは強い味方です。












しかし植物が生長期のあいだにHPSランプをつかうと、強い光と熱のせいで、トップのほうの葉っぱがねじれたり葉っぱが黄色くなってしまったりすることが多々多々あります。
これは、HPSランプの熱ストレスで葉が奇形になってしまったり、強い光で葉っぱの葉緑素がたりなくなって「マグネシウム不足」になったりするからです。

肥料のせいではありませんよ〜。


(マグネシウムは葉緑素のもとだから光が強すぎると不足しやすくなりま〜す。)





なので生長期はなるべくMHランプがベストですが、HPSランプを生長期に使う場合は、50cm以上離したほうがベターです。







ところでトマト10株たちは、CANNA TERRA培土で4株、CANNA COCO培地で4株、そして循環式システムのSodaponicsで2株そだててます。

一番生長が早かったのは、CANNA TERRA培土の「イエローミミ」です。

←1段目と2段目の果房がだいぶ色づいてきました。










このイエロー・ミミの4段目の果房は、果実の数がすこし減りましたが、このくらい実りました。












CANNA TERRA培土で育てている「レッド・オーレ」は、中玉サイズのミディトマトです。

一房につく果実の数は、ミニトマトよりも少なめになりましたが、これも生長が早かったです。











んがっ、一番上の4段目の果房は実らなかった花がでてしまいました・・・












ということで「CANNA TERRA培土」は、生長がもっとも早いのですが、それだけに開花期は肥料切れしやすくなるということが、はっきりと理解できました。3段目の花が咲いた頃に、培養液の肥料濃度を徐々に・・・でもしっかりと濃くしていかないと収穫量が少なめになってしまいます。







CANNA TERRA培土とおなじく培養液の肥料濃度を濃くするタイミングを見逃してはならないのが「CANNA COCO培地」です。
COCO培地は、生長期のあいだ生長スピートがややスローペースなので「はやく水やりしたい、もっと肥料あげたい!!!」と手足をバタバタしてしまいがちですが、

←COCO培地の培養液を与えるタイミングは、たっぷりと培養液を含んだ状態よりも20%〜30%軽くなった時です。(または、表面が乾く直前です。ココ培地は表面にも根が張るので、完全に表面を乾かしてしまってはなりません。)







CANNA COOC培地でそだててるトマトたちは、生長がもっともスローペースだったので、本当にハラハラ&イライラしましたが、果房が3段ほどついた頃からCANNA COCO A/Bベース肥料の培養液濃度を思い切って3.5mS/cm〜4mS/cmほどにあげてみました。

するとすると・・・

その後でてきたイエローミミの4段目の果房は、ぬわんと一番果実の数が多く、果こう(実がなってる茎)がフタマタに分かれました。

COCO培地は肥料濃度をガツンと濃くするタイミングを見逃さずに、しっかり管理すれば、水耕栽培と同じか、それ以上に果実が実ります。

このCOCO培地のイエロー・ミミはランプの真下にあって、夜間冷たくなってしまう壁面にも接していないので、10株のトマトのなかでも、一番環境に恵まれています。

ということで、ランプ点灯時と消灯時の室内の気温差もなるべく小さくしたほうがいい! ということが言えるかと思います。














そしてラストが、Sodaponics循環システムのトマトたちです。TERRAやCOCOとちがい、水耕栽培は培養液の肥料濃度をはじめ、水温や酸素量、そしてpH値管理がキモとなります。肥料はCANNA AQUAをあげてます。
なぜこの循環システムがSodaponicsかといえば、その培養液のpH値管理を炭酸ガスで行ってるからです。
(培養液に炭酸ガスを吹き込んでpH値を下げてます。)

さて、その効果ですが、1段目、2段目・・・







そして4段目の果房まで、ついた果実の数がほぼ同じで安定感があります。















・・・ということで以上をバックリまとめますと、CANNA TERRA培土は生長期の展開が早いので、花が咲きはじめたらキチンと培養液の肥料濃度をすこしずつ濃くしていくと、ほかのどのシステムで育てるよりもオイシい果実がたくさん穫れるのでGoodですね。

CANNA COCO培地は、生長期にはあせらずゆっくりペースで見守ってあげて、濃すぎる肥料や、培養液のあたえすぎ、そして強い光を与えたい気持ちをグッッッとこらえますが、いよいよい花が咲きはじめたら、日々ナメルように観察して少しずつ肥料と光を強くしていくと、オモシロイように果実が増えます。