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2015年8月5日水曜日

DIYなドライミストで、打ち水効果。

猛暑日の連続記録更新中だそうです・・・ところが、作業場の窓は、西日が鬼のようにあたり、クーラーが無意味になるほどの赤外線量なので、今年だけがとくに暑すぎるとも、つらすぎるとも感じない悲しさがあります。

とはいえ、夏野菜の代表格であるゴーヤですら、昼下がりには暑さでしおれていきます。



















さらに、以前愛用していたRO水フィルター付属の「加圧ポンプ」がホコリを被って放置されていたので、仕事場の外窓にささやかながら本格的な「ドライミスト」をセッティングしてみました。

おウチで本格的なドライミストを楽しむために一番コストがかかるのが、この「加圧ポンプ(Diaphragm pump)」ですが、窓二つ分くらいのドライミストなら12,000円くらいのもので十分OKです。


























このタイプの「加圧ポンプ」の多くは、外径6mmチューブ対応のようです。
そして、ドライミストには、0.8〜1Mpa(100〜130psi)くらいの圧が必要なので、外径6mmチューブは気体用の耐圧チューブをチョイスしました。
耐圧チューブは20mもあれば十分かと思いますが、お風呂場の残り湯を活用したい場合などは、100mGETしとくと安心かもしれません。


























そして、ドライミストのキモ! 「ミストノズル」は、チューブ外径に合わせて6mm径対応のものをチョイスしました
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のT字型(チーズ)を5コ〜10コくらいまで、
外径6mmのワンタッチ・チューブ継手のL字型(エルボ)が、最低でもひとつ必要です。エルボ型はホースエンド(ホース栓)の役割も果たします。


ちなみに、ROフィルターに付属している加圧ポンプならば、蛇口につなぐことができるアダプターが付いてきている(と思う)ので、水道水からドライミストができます。

でも、近くに蛇口がない場合もありますし、節約好きなニッポン人としては、お風呂の残り湯とか雨水とかを活用したい気持ちがあるので、バケツに溜めた水に、加圧ポンプの吸い上げチューブをつっこんでドライミストすることにしてます。
ところが、チューブをバケツにつっこんだだけだとプッカプッカ浮いてしまってポンプが空回りしてしまったり、バケツに飛び込んだゴミでポンプが詰まってしまうこともあるので、チューブの先には外径6mmチューブがつなげられるレデューサー・フィルターをストレーナー兼おもりがわりにひっつけました。

このように、加圧ポンプの吸い上げ口につなげた6mmチューブをバケツにつっこんだら、次はドライミストノズルのセッティングです。


























耐圧6mmチューブを50cm〜1m間隔でカットして、ドライミストノズルのチーズ継手につなげていき、チューブの最後はエルボ型のドライミストノズルで水を止め、チューブのもう一端は、加圧ポンプまでひっぱっていってポンプの排出口にしっかりとセットしました。

ドライミストノズルでつなげた6mmチューブは、S字フックやヒモなどをつかって、窓の好きな高さにぶらさげたらセッティング終了! 

気になる水の使用量ですが、ドライミストノズルが5個くらいで、一時間に約5〜10L程度です(チューブの長さやポンプの大きさで変わります)。20Lのバケツなら2時間に一度水位をチェックして足すだけですし、もしお風呂まで吸い上げチューブを引っ張ることができれば、50Lくらいの残り湯で、お昼から夕方までシュワワワ〜ッとドライミストができます。


















小型の加圧ポンプでおこなうドライミストは、ノズルのすぐ近くにいればシッカリ濡れる程度の大きさのミストですが、家庭用の蛇口につなぐガーデンミストよりも細かなミストがでてきます。

ポンプ本体は防水仕様ではないことが多いので、水浸しにならないよう設置したほうがいいですし、圧が高いので、チューブをしっかりねじ込まないと、ピシャッと外れてあっという間に辺り一面が水浸しになります。

また、ポンプのスイッチのON/OFFは、もちろん本体についていないので、防水仕様でON/OFF機能がついている電源タップがあると便利だと思います。

24時間タイマーで、加圧ポンプの作動時間を制御して一定時間だけドライミストをすることもできると思いますが、バケツやお風呂の水が空になったらこわいので、タイマー制御する場合は、水道の蛇口から水をとったほうが無難かもしれません。

ドライミストは、海外では「Fog Misting」などと呼ばれているようで、公共施設やプールはもちろん、植物園のガラスハウスなんかでも活用されてるみたいです。日本でも施設栽培などで夏場の生産性アップに一役も二役もかってるようです。
家でもドライミストをおこなってますが、今年の植物たちはイキがちがいます。実際に生長促進効果を実感できていますし、なにより西日がひどい部屋ではドライミストの気化熱のおかげで体感温度がさがりました。

以前は、蛇口につなげられるガーデンミストも活用していましたが、加圧ポンプでのドライミストならば、電源さえあればポータブルにできるし、好きな場所で炭酸水のドライミストも可能です(培養液はノズルがつまるのでNGデス)。

そして、気になる予算ですが加圧ポンプの価格をいれてもズバリ3万円以下で、ノズル10コまでを揃えることができました。

2015年7月28日火曜日

ブルーベリーの収穫と夏の水やり対策いろいろ

朝晩の水やりが、それはそれは忙しい夏本番です。
4株のブルーベリーは、不作の去年とはうってかわって、今年は豊作となりました。
ぱちぱちぱち・・・



























ハイドロ用のベース肥料やらPK肥料やら活力剤のおかげで、バルドウィンもティフブルーもたくさん実をつけたのはうれしいのですが、水やりのたびにポロッポロッポロッポロッと果実が落ちるので、拾い集めるのが大変です。

さらに、4株のブルーベリーすべてが収穫タイミングが同時なので、モテあますほど一度にたくさん獲れてしまいます。生色で食べきれない分やら、いまいち甘くない分は自家製ジェラートの具材として活用いたしております。



























一方、我が家で獲れたわずかな梅の実からの梅干し作りは、いよいよ最終ステップです。
梅酢からていねいに梅の実を引き出して、三日間ほどの天日干しで自家製梅干しの出来上がり。「100%国産手作り梅干しなんて、これだけの量でも1,000円くらいするもんな〜。こんなに手軽につくれるのになぁ・・・」と、欲の皮がぱっつんぱっつんに。

















↑ちなみに右側の茶色く枯れ果てたような物体は、キダチアロエジュース作りの残り、アロエのしぼりカスです。

何年もほったらかしだったキダチアロエから、今年はアロエジュースをつくりました。アロエジュースは、脳みそが痺れるほどめちゃくちゃ苦いですが夏バテが吹っ飛ぶので、胃腸にガタがきやすいミドルエイジのマダムにおすすめです。
こちらのサイトの作り方を参考にさせていただきました。
http://aloe100.jp/riyou1jyusu.htm



水やり作業すらが夏バテに直結するようになるお年頃・・・ということで、今年はブルーベリーだのバラだの合計6株の水やりは、水中ポンプをつかってオートドリップ・イリジーョン化することにしました。

噴水のように360度水が吹き出るドリッパースティックをチョイスしました。このドリッパー本体には4mmチューブジョイントがくっついてくるので、それをハサミなどでカットして、メインのドリップホースにホースパンチで穴を開けたら、その穴に4mmチューブジョイントをとりつけ、6mmチューブでドリッパースティックとつなげました。


























メインのドリップラインを13mmホースにして、水圧をなるべく落とさないようにしましたが、そもそも吐水量の低い水中ポンプだと水圧が低くなりすぎて、きれいにドリップできません。


























そこで、冬の間グロウルームの保湿のために活用していた炭酸水ドライミスト用加圧ポンプをひっぱりだし、バケツに溜めた培養液を吸い取り、ドリップしています。





















そして、これまたグロウルーム保湿用のドライミストノズルのセットをなにげにフェンスにつたわせて、庭でのドライミストもスタートさせました。これはブルーベリーとバラ以外、その他大勢植物たちへの水やりもかねてます。細かなミストは、思いのほか土への浸透力が強く、20分〜30分もすればジョウロでの水やりは必要ないくらいです。

















大きなバケツに水道水をためて、そこから吸い上げチューブをつっこんで加圧ポンプでドライミストにしていますが、吸い上げチューブを風呂場までひっぱっていけるので、風呂の残り湯でドライミストができてます。風呂の残り湯を活用できるのは、大変気分がいいのですが、ヨソ様の洗濯物や、ご通行の方々に降りかからない場所限定でドライミストする配慮が必要だと思います。
*このようなタイプの加圧ポンプは、分解できないので異物がつまると命取りです。培養液やお風呂の残り湯を使う場合は、吸い上げチューブ口にフィルターをかますなど工夫が必要だと思います。







そして最後に夏ならではのアラワザです。放置して伸びきってしまったトマトのわき芽をポキポキ折って土に挿してみたところ、一日目でぺったり萎れはしたものの、翌日ムクッと起き上がり、とうとう発根した様子です。この程度のケアで挿し木が成功するなんて、トマトってホントに園芸資材ショップ泣かせです。