2024年3月28日木曜日

春の庭とバラの新芽

3月ももうおわりです。例年より早く咲くと思われていた桜でしたが、寒い日がつづいた3月のせいで開花宣言はまだ出ていません。なにかと慌ただしい4月に入ると月日の流れが一気に加速し、気がつけば夏が来て、秋が過ぎ、そして年末・・・なんてことを毎年思っている気がします。

庭のウッドデッキの一部がシロアリにやられてしまったので、これを機にウッドデッキをすべて撤去することにしました。シロアリの被害があった木材をはがしてみると、食害されてフワフワになった箇所で大小の黒アリが何種類か冬越ししていて、シロアリの姿はどこにもありませんでした。黒アリとシロアリは好む環境がかぶっているので黒アリがシロアリを追い出してくれて結果的に家が守られる、という話は本当だったんだなと感動しました。黒アリを駆除せずにいてよかったな、と思いました。


ローダンセマムは一年中見ていたいほど大好きな花です。水切れに弱いのでハンギングや鉢で寄せ植えにすると5月に枯らしてしまう失敗が多く、かといって地植えにすると水切れの失敗はへらせますが、草丈が低く高温多湿に弱いので、他の植物がワラワラ伸びる季節にあっという間に行方不明になり、梅雨の時期に消滅します。ということで、いまが一番見栄えがする時期なのです。



満開になったバラよりも、赤い新芽が伸びているバラの方が何倍もワクワクするのは私だけでしょうか? バラの花は咲いてしまえば散るだけですが、バラの新芽には、これからどんな花がどれだけ咲いてくれるのかという希望と可能性を強く感じるからです。



バラにありがちな失敗のひとつが水切れです。せっかくツボミが上がってきた頃に夏日がやってきて水切れを起こしたバラの葉がすべて落ちてしまった・・・という失敗も経験しました。
かといって水もちの良いプラ鉢にすると根があまり伸びない、咲かない、という負のループパターンもありがちです。



ガーデニング好きなマダムならよくご存知の「OLLA」。スペイン語で「陶器」という意味ですが、なみなみと水をためたテラコッタのツボを土中に埋めて、まわりの土にじわじわと染み出させる水やり方法で、スペイン入植者がアメリカ大陸に導入した自動かん水手法です。水切れを起こしやすいバラの鉢で試さない手はありません。ひとまずOLLAポットをGETする前に、テラコッタ製の支柱カバーをひっくり返して水を溜め、かん水能力をテストしています。



住宅街でガーデニングを楽しむとき大切なルールのひとつが、ご近所への配慮です。築年数がうん十年の戸建てなんかになると、庭木の枝が塀を超えてオトナリの大迷惑に・・・ということがありますが、住宅密集エリアではシンボルツリーを植えられるスペースはおろか、土がない住宅が多いですね。プライバシー保護の目隠しにガッツリした生垣を植栽するのは難しいので、やはり鉢植えが重宝します。オリーブの鉢植えは人気が高いのですが、ガッツリ肥料を与えて実を収穫しょうとすると、ハマキ虫が全ての穂先を食ってしまいやがることもありがちです。



ということで目隠し植栽には、ドドナエア・プルプレアがおすすめです。15cm足らずの苗が1年で1m近くに生長するうえ、病害虫もほぼでることがなく、しかも一年中葉が落ちないので目線をしっかり遮ってれます。なんなら冬には葉が紅葉するので、花が少ない季節の庭を彩ってくれます。放置しておくと、枝がどんどん密になるので、じゃまくさく感じた時に枝をバツバツと剪定してもへっちゃらなので、見通しと草丈をほどよく保つこともできます。



ブルーベリーのつぼみがひらきはじめ、ハナアブたちが集まってくるようになりました。
ウッドデッキを撤収したスペースに花々を植栽した庭には、ヤマバトだのメジロがやってきて、プープー、ピーピーさえずります。


新入りのクロネコの朝は、野鳥たちへのクラッキングからスタートします。
シャムトラ兄猫は、そんなクロネコに影響を受けて最近クラッキングが上達しています。






 

2024年3月13日水曜日

ミニトマトの収穫と咲きはじめた春の花々

 室内LED栽培のミニトマト、やっと収穫できました。やや皮がかためで口に残るものの、やっぱり極上の甘さと旨さです。フルーツ感覚でポイポイ食べられます。



現在では、室内栽培でかかせないLEDライト。冬場のエアプランツやコーデックスなど愛でながら育てるインテリアプランツには、LEDが大活躍です。ウォームホワイトな光を放射するLEDの光に当ててからというもの、冬場だというのにストリクタがぐんぐん育ちました。


耐寒性の低いエアプランツは、冬に室内で育てることになりますが、室内だと蒸れやすくなり腐らせるのが怖くて水やりできない、かといって蒸れないように風を当てていたらカピカピにミイラ化して枯れた・・・というケースが多いと思います。
LEDライトを当てているストリクタは、ほぼ毎日スプレーで水を葉面散布しているうえ、保水のためにガラスドームに入れておりますが、グングン大きく育ってます。



三寒四温とはよくいったもので、凍える冷たい雨が降った翌日はキラキラとした春の日差しが植物の開花を促進します。ミステリアスバニーというビオラは、なんとも不思議でステキな青と紫のニュアンスカラーが魅力なのですが、今年のミステリアスバニーは、はっきりとしたグラデーションになりました。とても気に入っています。



これもまた青みががった紫の花を咲かせるエキウム「ブルーベッダー」。昨年の10月に地植えした苗が2月のはじめから咲きはじめました。エキウムは、蒸れに弱く寒さに強いのだそうですが真冬からツボミをあげはじめ、いちめん枯れ草色の地面でいっそう際立って美しく咲いてくれていました。


エキウムは、本来は4月ごろから咲く花だそうです。やはり暖冬なのでしょうか。
隠れるように咲いているクリスマスローズは、昨年9月に植えたエレガンスです。


「あんず小鞠」も咲きました。クリスマスローズは年々大きな株に拡大し花数も増えます。
耐陰性が高い植物といわれますが、2年前に直射日光が当たらない場所に植えたクリスマスローズは今年になってやっと咲きました。ツボミを上げはじめる早春から春先は、日当たりが良い方が早く、たくさん咲くのだと思います。



50Lの大型ポットに植え増ししたキング・プロテア。昨年の冬に出たツボミは茶色く枯れてダメになってしまいましたが、今年出たツボミは枯れることなく大きく肥大しています。プロテアは中低木の木本植物なので、やはり年月が経つほど木が成熟して、勝手によく咲くようになるのだと思います。