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2022年3月2日水曜日

SANlight EVO 4-100でミニトマト室内栽培

 キラキラとした日差しが届く 3月になりました。

のどかな景色が広がる牧場では、コヤギやコウシが、それはそれはカワイイ姿を見せてくれました。



ところがウクライナでは、恐ろしい出来事が起こっています。今こうしている間にも、寒さと恐怖で怯えている人たちがいること対して、大きな悲しみを感じます。

・・・それにしても、ウクライナ侵攻が開始された、まさにその日からというもの、あれだけしつこかったサーバへのアタックが、ピ・タ・リと止みました。「アタック元は、思った通り あの国からだったか!!! 」と疑惑が確信に変わった日でもありました。



SANlightの最新モデルシリーズ「EVO 4-100」を早速セットしてみました。

SANlight EVO 4-100 は、4つのモジュールがついてて、100cmスクエアに対応。選びやすいモデル名です。PPF効率は、ダントツの3μmol/J。栽培効果の高い、最新のOSRAM UX-3ハイパワーREDとSeoul WHITE LEDは、生産されたLEDチップのうち、品質が高い15%のものだけを使用。さらに最適なビームアングルを持つ2次レンズによって、放射された光がムダに飛び散らず100%植物だけに届きます。




EVOシリーズは、SANlight LEDシステムの栽培効率の高さ、タフネス、長寿命はそのままに、保護等級 IP65 で、さらに優れた防滴、LED防塵。



透過率が高く、傷に強いPMMAアクリル樹脂製カバーで、LEDチップをほぼ完全密封。LEDチップを葉面スプレー、高湿度、薬剤などの進入から遮断し、劣化させません。また、植物の花粉や、ヤニがレンズカバーに付着して汚れた時は、モジュールをマイナスドライバーで外して、ふき取ることができます。



現在は、M-Dimmer EVOで、フェードイン点灯60%調光しています。120㎠にSANlight EVO 4-100 一台設置で、これから様子を見ながら段階的に光を強くしていき100%にします。

カタログ(pdf開きます)によると、SANlight EVO 4-100 100㎠に2台、SANlight EVO5-120 は120㎠に2台、角度を11°傾けて設置が推奨されていますが、2台設置する場合はCO2添加が必須です。100%調光ならば、それぞれ一台だけの設置でも 物足りなさは感じず、高いパフォーマンスを実感できる栽培専用LEDシステムです。



2021年12月10日金曜日

冬のお肌の乾燥対策には、カンタンで効果の高い酒かすパックで。

 日本は、お米と発酵の国と言っても過言ではありません。

これほどに滋養と栄養価が高く、生でフレッシュな発酵食品がふんだんに入手できる国は、そう見当たりません。


ということで、鍋や粕汁などに欠かせない「酒かす」は、肌に良い成分が凝縮しすぎるくらいしているので、最近話題の「酒かすパック」を作って試してみました。



材料はシンプルです。酒かす : 水 = 1:1だけ。とってもリーズナブル。

保湿効果と使いやすさも足したかったので、米油10ccとアロマオイル数滴を足して、よく混ぜたら出来上がりです(フードプロセッサーで混ぜると滑らかになります)。
あまり日持ちしないので、その日に使う分だけ作っています。

洗顔後や入浴中に、乾燥が気になる顔やデコルテ、足のスネなどにベタベタ塗りまくり、数分置いてから洗い流すと、しっとりスッベスベになります。

酒かすのアルコール成分のおかげで、冷えやすい首の後ろやお腹、足首に塗るとポカポカしてきます。

アルコールに敏感な人やお子さんには、向きません。また目の周りなど皮膚が薄い場所には、触れないようパックした方がいいです。




さて、今回の秋冬栽培、苗はまだこんなに小さいのに、ぐっと冷え込むようになりました。




ということで、加温がわりにHIDタイプのグロウランプに変えました。
温度こそが、最大の生長促進要素です。発熱量が多いHPS、MH、そしてCMHなどのHIDランプは、熱と強烈な光の強さを植物に吸収させて、生長を促進するタイプのランプです。
太陽のような熱くてギラギラした強い光は、夏によく育つ植物の大好物であり、好強光植物の葉緑素は、強い光を吸収するのを得意とします。一方で、真夏にはこの発熱量がマイナスにしかならないので、LEDが登場するまでは、世界中で「夏は室内栽培のオフシーズン」が常識でした。


そして、本格的に育つ、高効率の栽培専用LEDが登場すると、その常識は一変しました。
LEDは、青、緑、オレンジ、赤と可視光線のすべてをムラなく放射できます。さらに最も栽培効率の高い光色をアソートできるうえ、ねらった場所にだけ光を飛ばすことができるので、栽培効率の高い波長の光量子を、ムラなく植物に吸収させて生長を促進するタイプのグロウランプです。




ただし、LEDは気温が低くなる冬に注意が必要です。発熱量が少ないので葉の温度が上がりません。すると葉からの水分蒸散が少なくなるので、培養液の吸収量がやや衰えます。生長が遅くなったり、葉に欠乏症状がでやすくなります。だからといって、強いパワーのLEDを植物に近づけすぎると光ストレスで葉が傷んでしまいます。




葉の温度が21℃〜23℃あれば、肥料の吸収量低下を防げるので、ガンタイプの温度計などで葉の温度を測ってみて、加温する工夫をするか、培養液のEC値をやや高めにするとよいです。

まちがっても、LEDを近づけすぎないことが、とても重要です。
光が強すぎるのに温度が低いままだと、様々なトラブルの原因となるからです。

また、LEDは室温があがりにくいので換気を怠りがちになり、CO2不足にもつながります。LEDの最適な設置の高さは、HPSのように温度では判断できないので、植物に近づけすぎることは絶対にせず、生長が遅いなと感じたら、安全な加温をすみやかにおこなうことがベストです。





2021年7月16日金曜日

NTK 室内栽培でのグロウライトの適切な設置方法 : Ep6 Season1とタヌキとホップ

今日いよいよ関東、梅雨明けしました! 

ジメジメした重い空気と、カビとの戦いが終わることはうれしいですが、

7月に入ってから水やりせずに過ごせていたので、梅雨明けとともに水やりの重労働の再開です。


今年誕生した、かわいいかわいいコダヌキの画像からスタートです。

見るものすべてに興味津々で、トレリスやフェンスに果敢にアタックしたりガジガジしたり・・・見ていて飽きません。



コダヌキはぜんぶで3匹、誕生したようです。



お父さんとお母さんのタヌキカップル。どちらがお父さんなのか、お母さんなのか分かりませんが、一方は確実に去年生まれたコダヌキです。顔に見覚えがあります。



さてさて、今年のチヌークホップは、それはそれは調子がいい!

春から生長が早かったおかげか、花付きがものすごく良いです。






今年プランターに植えたホップの根茎は、ツルの分岐が多くよく生長してますが、まだ花芽がついていません。




NTK 室内栽培でのグロウライトの適切な設置方法 : Ep6 Season1











2020年8月7日金曜日

立秋まで平気だったSANlight LED栽培と梅雨明け

やっと晴れました。梅雨明けです。太陽が顔を出したとたん、猛暑とともに、たまっていた仕事がたくさんたくさん戻ってきました。



まずは、なんといっても干せなかった梅どもの天日干し作業です。4日間くらい干しておきました。





そして、長雨でスッカリ香ばしくなったネコどもを風呂に入れました。お日様の下でスッカリ乾いたというのに、目を合わせてくれません。風呂に入れた後は、いつもこうです。


梅雨の間は、毎朝すがたを見せていたコジュケイ、最近はあの独特の鳴き声を耳にするだけです。



さて、8月7日今日は立秋とのことですが、秋らしさを感じさせるものは何ひとつないように思えるほど猛暑となった今日、2019年からの室内秋冬(しゅうとう)栽培がいまだ続いていることに、おどろいています。SANlight Q6W gen2 LED 245W と GoGro自動底面給水システムで育つミニトマトは、いまだ衰え知らずです。





まだまだおいしく、あまく実ります。












ミニトマトの新芽を摘んだり誘引するときに、髪が傷むんじゃないかと思うほど灼熱のランプ熱を放射してたHPSランプとちがい、SANlight Q6W gen2 LED 245Wの光は、ガーデナーがストレスなく植物のメンテナンスができます。


LEDの熱放射が少ないのは、ご存知の通り、従来の照明よりもはるかに効率よく、電力を光エネルギーに変換できるからなのですが、可視光線全てのエリアを放射するSANlight LED M30の光は、栽培難易度が高い多肉の育成効果も大きいと感じています。

2mmくらいの大きさで届いたブルゲリたち、最近は毎朝水をスプレーしてSANlight LED M30に当ててピチピチと育っています。 2週間ほどたち、4mmくらいになりました。






今年のカスケードホップたちは、実った毬花がいよいよ玉延びしはじめました。実は忙しさをいいわけに、肥料をきちんとあげるのを忘れていましたが、肥料が足りなければ自分で根っこを伸ばして取りに行く、プランター栽培では決して味わえない「勝手に育つ感」が地植えのいちばんの魅力です。そこかしこでホップの毬花がタワワに肥大しています。


咲きはじめたばかりの毛花と収穫まぢかの毬花。
そろそろ2回目の収穫タイミングです。




理不尽なほど長い梅雨があけてもなお、コロナ禍はつづきます。
「海行きたい V.S. ステイホーム」の板バサミな今年の夏は、
このダンスを習得して過ごすことに決めました。




2020年7月20日月曜日

SANlight Qシリーズ Gen2 世界一育つ、確かなLED


SANlight Qシリーズ Gen2が、いよいよ日本でリリースされました。 

QシリーズGen1 よりも大きな2mmLEDレンズ を採用し、
最高PPF効率2.7μmol/Jを実現。


Gen1モデルよりも、さらに省エネ、長寿命設計で、光合成に有効な光量子を長期間
確実に栽培エリアのみに放射しつづけることができます。


実際、ガーデニング市場で流通している、PPF効率が同レベルの高効率栽培専用LEDのほとんどが、ワイドビームアングルやLEDレンズの汚れが原因で、放射する光量子の半分しか栽培エリアに届いていなかったり、放射される光量子の数が数ヶ月で激減してしまいます。




重量が約3KgのQ3WL Gen2 120W






重量が約5KgのQ4WL Gen2 165W





重量が約6KgのQ6WL Gen2 245W




この表では、各モデルの有効栽培面積と設置台数を参照できますが、生長サイクルによっては、やや光が強すぎる印象があるので、ディミング必須です。





左 : Q6W Gen2 そして右側がQ6W Gen1です。
可視光線領域すべての光波長を放射する広帯域スペクトラムという点は、Gen1から変わりませんが、Gen2は、白色の印象が強いランプ光です。







スペクトラムと色温度を測ってみると、いままでのQ6W Gen1 は2100Kと、
HPSランプや電球色に近い色温度でした。







ニューリリースのQ6W Gen2 を測ってみると 全生長期間で使える3300Kほどで
CMHランプに近い青色波長がめの色温度になっていることがわかりました。
(あくまでも簡易測定メータによる独自の数値でオフィシャル発表ではありません。)







そして、Gen2で進化したポイントはもうひとつ。
オプションで、世界で一番シンプルで使いやすい調光デバイス
M-DIMMER
を使えることです。







使い方はとにかくシンプル。QシリーズGen2全モデルに搭載されている
M-DIMMER 取り付け口専用コネクタにとりつけて、付属のマグネット・スティックの白い面をかざすと 調光レベルを 80%、60%、40% にセット。

マグネット・スティックの黒い面をかざすと、サンライズのように
少しずつ明るく点灯するフェードイン調光モードにセットできます。
くわしくは こちらでサクッと説明してます。 








そしてSANlightの高い技術を知れば知るほど、「 LED製品の良し悪しをスペックだけで判断するのは、大変もったいない!」と感じます。

その理由は、どんなに高いスペックを謳っていても、問題はその数値が使い始めてからどのくらい持続するのか? ということだからです。なぜならLEDの光が弱くなる一番大きな原因となるのは、LEDレンズカバーの汚れだからなんですねぇ。


SANlight QシリーズGen2 は、植物があますことなく光合成に使うことができる広帯域スペクトラムの光量子を豊富に放射できるだけでなく、光量子の放射量を長期間落とさないSANlightならではのテクノロジー

PMMA〜アクリル樹脂二次レンズ

を採用しています。






PMMAとは、ガラスよりも透過率が高く 過酷な使用環境でも劣化しない耐久性をもつアクリル樹脂で、日本では水族館の巨大水槽にも使われています。
もしレンズが汚れてしまっても、布でやさしく拭き取るだけで汚れを落とすことができます。







LEDの光損失を起こす、大きな要因はレンズカバーだけではありません。
高熱によるLED素子の劣化です。SANlight が栽培専用LEDに起こした革命のひとつ
「受動式ヒートシンク」が、LED素子を70℃以下にキープして、
劣化の原因となる高熱から素子を守ります。







そしてSANlight が起こしたもうひとつの革命、90°のビームアングルなら、
放射されたすべての光量子を余すことなく栽培スペースに反射できます。
ワット数が高いパネル式栽培専用LEDのように、ビームアングルがワイドな150°では放射された光量子の約50%ほどしか、栽培スペースに放射されません。








例えば、Q6W Gen2 245Wならば、PPF効率2.5μmol/Jクラスの高効率600WのワイドビームアングルLEDと比較したとき、数ヶ月後にはさらに多い光量子を植物に与え続けることができるということです・・・しかも10万時間光損失なしで!



ちなみに、光合成運動は光の強さだけでなく温度にも比例するので、
熱放射の少ないLEDは、夏を中心に単独で使えば栽培効果が非常に高くベリーベストで、

寒くなる冬はHPSランプやCMHランプとの併用で加温効果をプラスすると、
ベリーベストです。

このように季節によって、すでに持っているグロウランプの組み合わせを変えることも 四季の温度差が大きな日本では とてもとてもとてもとても有効です。






2020年1月28日火曜日

花が咲いたら3000K-R !!!

室内秋冬(しゅうとう)栽培のジャンボピーマンに、いよいよ花芽がつきましたので、開花期スタートです。 開花期に最適な pHull sPectrum 3000K-Rランプに、さっそくチェンジしようと思います。










年間で、日差しに紫外線がもっとも多くなる春先にかけて生長期をむかえる夏野菜は、近紫外線から青色光の エネルギーが高い光の波長を多く受けると、ガッシリとコンパクトに、そして元気な苗に育ちます。そのため、春から夏に活動する植物の生長期には、景色が白色光に見える pHull sPectrum 4200Kランプ の光がベストです。







花芽が見えて開花期がスタートしたら、赤色波長を多く放射するpHull sPectrum 3000K-Rランプが最適です。CMHランプの中では、最も多くの赤色波長を放射するpHull sPectrum 3000K-Rランプのフルスペクトルな光は、pHull sPectrum 4200Kランプ よりも光量子がはるかに多く含まれるので、光合成運動を促進させることができます。







光の質を変えて光合成量をふやせれば、ピーマンは糖分を多くつくることができるので、大きな果実を実らすためには欠かせない条件となる、大きな花を咲かせることができます。糖分が増えると、体内のチッ素を減らすこともできるため、天然の花なりホルモンも多くなり、受粉作業や合成ホルモンの助けをかりなくても、花が落ちずに勝手に実ってくれます。


光の質は、あくもでも栽培環境のひとつの要因にしかすぎませんが、近紫外線から赤外線までの範囲をすべて放射するフルスペクトルな光は、植物にとって光合成効率のみならず、免疫力を引き出したりなどの、それはそれは多くのメリットがあります。