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2024年2月29日木曜日

もうすぐ初収穫! 室内栽培のミニトマトたち

 本日2月29日は 4年に一度の うるう年にだけ訪れる日。

 次回のうるう年となる2028年、そのまた次の2032年、そのまたまた次のうるう年2036年、地球がどんどん健やかになるために必要な知識とスキルがつまった「アグロエコロジー」は工業型農業から、持続可能な有機農法への変換を提唱する書籍です。


「農業を学ぶということは 地球をまるごと学ぶということだったのだ」




生態系がますます豊かになる園芸や農業の在り方について知ることは大切だと思います。明日から まるっとこの本を実践することはかなりハードルが高くとも 咲きはじめた梅にあつまるメジロを愛でたり 沈丁花の香りを胸いっぱいに吸い込んだり という心の余裕を大切にしたいと思います。




人工の光と無機肥料で育てるハイドロポニックは典型的な工業的農法ですが、ガーデニングのビギナーが多いホビーのハイドロポニック栽培者の多くは、経験を積めば積むほどオーガニック栽培や自然農法に移行する人の割合がふえます。




ハイドロポニック栽培は、シンプルなルールさえ守れば誰もが確実に苗の繁殖と収穫ができる農法ですが、コストと手間がかかるのも事実です。植物への理解と育てる知識が深まれば深まるほど、ムダ、ムラ、手間をなくして、よりおいしく、よりカンタンに上手に育てたいと感じるようになり「水より有機培地のほうが根は好きなんだ」とか「いっそ土壌を健康にすればするほど、植物は勝手によく育つんだな」という気づきが生まれるからなんだと思います。



仕事場で毎年育てているハイドロポニカリーな室内秋冬栽培のミニトマトの甘さとおいしさに勝る市販のトマトにはいまだ出会えていませんし、広大な農地をGETして自然循環型農法をすぐに実践できるわけでもありませんが、いつの日か健康な生態系のなかで付加価値の高い野菜や作物をつくれるようになる未来を目指しています。

2023年4月4日火曜日

CANNAマスタークラス・シリーズ「培養液のつくりかた・ パート2」は、BIOCANNAの培養液づくり

 CANNAマスタークラス・シリーズ「培養液のつくりかた・ パート2」

BIOCANNAなど天然のヴィーガン肥料で培養液をつくる時のポイントを紹介しています。



オーガニック肥料の肥料成分は、有機成分とくっついていてイオン化していないので、EC値を計測しても、実際の肥料の濃度ではありません。このビデオでは、水温はきちんと計測していますが、EC値を計測していないことがBIOCANNAでの培養液づくりのポイントです。


さてさて、カラーピーマンたちのライトをSANlight EVO4-100にチェンジしました。
季節が春をむかえ、室内の温度も20℃前後に上がるようになったので、光放射が強くムダなく光が届くSANlight にしてもパプリカどもが光負けしないようになったからです。それでも80cm以上離して、調光100%にしています。LEDの光は植物に対して作用が強いので、寒い時期ほど葉っぱに光阻害が起こりやすく、冬から春にかけての時期は、ライトと植物の距離や調光レベルに、かなり気をつけるようにしています。


冬に夏野菜を育てると、乱形果ができやすいです。中央のピーマンも、ふたつの花がくっついて果実になり、2倍の大きさになってしまいました。



GoGro自動底面給水システム」は、培養液をためて植物に吸収させるので、培養液の保管ができないBIOCANNAは向いていません。COCO培地と無機ミネラル肥料の培養液が最適です。




SANlight EVO4-100調光100%にきりかえてから、プロテアどもは一層元気に大きくなりました。


とくにネリイフォリアは、新芽がどんどん分岐してトップが4つほどに増えました。






2023年3月17日金曜日

咲きはじめた春の花々ととGoGroパプリカ栽培

 日中20℃を超える日に、青空のもと庭仕事をすると背中がジリジリと暑くなります。

まだ桜も満開になっていないのに、今年の春は気が早いようです。

 毎年、桃の花が咲き始めると、「そろそろダウンジャケットを洗ってしまうか・・・」と衣替えのスイッチが入ります。



寒波がきた冬の間も、シルバーリーフをデカデカと広げていたアーティーチョーク。今年はツボミをたくさん上げてくれそうです。



アネモネとハツコイソウのムーンバリモア。大好きな組み合わせです。


パンジーとビオラたちがモリモリと花数を増やしはじめました。



気温が高くなってくると一気に登熟スピードが早くなるパプリカども。



室内の温度が25℃を超えるようになると、培地が乾くサイクルか突然早まるので、「いつもの調子で様子を見てたら葉っぱがダランとしおれてた! 」なんてことは、この時期のアルアルです。週に一度の培養液補給の手間だけで、水切れの心配がない自動底面給水システム GoGroが本当に重宝します。





肥料切れを起こしていたプロテアたち。肥料が苦手な植物とはいえ、根の生長と吸収がもっともさかんな生長期なので、リン酸含有量が少ないTerra Vegaの培養液を与えたら、葉っぱがグングンと勢いを取り戻しました。




肥料を与えた後、一番みちがえるように元気になったのが「レペンスホワイト」。肥料切れを起こして生長がストップしていた時はレペンスの細長い葉先がすべて黄色くなっていましたが、肥料を与えた後は新葉がワッサワッサと展開し、青々とした大きな葉がノビノビと風に揺れています。


植物が元気に育ってくれる景色を眺めているとき、なんともいえない充実感というか満足感というか、平和な豊かさを感じられて日々の活力になります。



2022年12月14日水曜日

2023年室内秋冬栽培、はじめました。

今年も室内栽培をスタートする時期となりました。

栽培方法は、冬休みで長期不在にしても水切れの心配がいらないGoGro自動底面給水システムと、ハイエンドな栽培専用LEDシステムSANlight EVO4の定番コンビネーションです。



SANlight EVO4を設置する高さは、最初から最後まで天井から25cm下です。はじめて苗に光を当てる時と、苗がまだ小さい時は調光モード100%にすると、光ストレスが強すぎて苗が弱ってしまうので、M-Dimmer EVOで調光モード60%からスタートさせます。





その後、苗が順調に育っていることを確認しながら、段階ごとに調光モード80% →さらに苗の様子を見ながら調光モード100%、とゆっくりゆっくり光強度を上げていきます。草丈の伸長が早い苗でれば、茎頂部が光に向かってぐんぐん伸びていくので、急いで光を強くする必要はありません。




さて、ハナシはガラッと変わりまして・・・先月に横須賀美術館で開催中の「スカジャン展」に行ってきました。思いつくまま足を運んでみたら、なんと開催初日でした!



撮影OKエリアには、現在購入可能なスカジャンがズラリ。一番高いスカジャンで12万円ほど。横振りししゅう職人の熟練したワザが要求されるスカジャンは、日本を代表するアルチザン系ファッションと呼んで差し支えないでしょう。



米軍アラスカ基地設立を記念してデザインされたアラスカ・スカジャン。略して「アラスカジャン」。あたたかみのある別珍生地と、メインボディにあしらわれたシロクマのエンブロイダリーがアラスカらしさを強く感じさせますが・・・


なによりココロをワシづかみにされたのが、両袖をまっしぐらに駆け抜ける犬ぞりのモチーフ!  これは、たまりません!・・・もし万が一GETできたとしたら、ソデを通さずに壁につるしてニヤニヤとながめつづけていることでしょう。  





そして「横ふり刺繍ミシン」つながりで、スカジャンと同時開催されていた「nuico's DOLL STUDIO」さんの作品。刺繍なのに、こんなに美しいグラデーションと、細かな模様が表現できるとは! 横ふり刺繍ミシンの無限大の可能性を感じました。





さて、そんな横須賀美術館のウラ手斜面をてくてく登っていくと、観音崎公園とつながります。ツワブキが咲いていました。ツワブキをはじめとした日陰でもよく育ち、みごとな花を咲かせる山野草は、明治時代シーボルトなどによって欧米に紹介されたことをきっかけに世界的な大ブームを引き起こしました。


18世紀から19世紀、世界の園芸大国として日本と肩を並べていたエゲレスは植物相が乏しく、日陰でよく育ち、よく咲く植物がほとんど存在しなかったため、日本の山野草が大ブームとなりました。そして21世紀になった現在でも、日本発の固有種たちが世界中の街を彩っています。欧州、米国、オーストラリア、南アフリカの街路樹や花壇に植えられている花木のツバキ、ツツジ、ウメ、モモやモミジなどの樹木や、アジサイ、ユリなどのほとんどが日本原産であるそうです。


そして江戸時代には東京湾を守る要塞の役目があった観音崎公園には、今もなお砲台跡が残っています。日没後にひとりで歩くには、なかなかの勇気がいると感じました。







「花の広場」に咲きそろうのは、みごとな皇帝ダリア畑。よそ様のお庭で、よく目にするのは、ひときわ背が高くそびえる1〜2本の皇帝ダリアが、支柱で支えられながら咲いている様子ですが、ヒマワリ畑のごとく群生で咲く様子は、はじめて見ました。






 

2022年6月22日水曜日

初夏の実りと収穫

昨年秋からの室内栽培ミニトマトたちは、「もうイラネー!」と罰当たりな気持ちになるほど、どんどん収穫できます。そしてこの頃になると、草丈が伸びすぎたせいで、きちんと誘引しててもボサボサに見えます。




今年もサザンハイブッシュ系ブルーベリーが、たくさん実をつけました・・・となると、完熟した実をねらって鳥たちが襲来しますので、防鳥ネットをかけました。



ブルーベリーに張ったネットに入り込んだハナアブやシジミチョウが、出られなくなったところを待ちかまえている益虫のハナグモ。入れ食い状態です。


ブルーベリーの果実は、同じ房に実っても完熟するタイミングがバラバラです。
手でさわってみて、ポロッと取れた果実が食べごろで、ものすごく甘くなっています。




益虫つながりで、軒先に巣をつくったアシナガバチ。春先からずっと観察していましたが、女王蜂は、ひとりでひたすら巣をつくりエサを運び、健気にがんばっていました。しかし先日、スズメバチの襲来にあい、巣ごと消え去ってしまいました・・・残念!



5月に雨の日が多かったおかげで、水切れを起こす失敗もせずにすみ、大玉白桃と黄桃が、順調に大きくなってきました。近づくと、桃のよい香りが漂います。




桃たちの横で、じゃまくさいほど高くそびえて咲くホワイトセージ の花茎です。
桃に水やりをするときに、背中や肩がホワイトセージにちょっと触れただけで、一日中香りが残るほど、強烈なアロマを放っています。


見た目は地味ですが、すばらしい香りがします。気分をリフレッシュしたいときに、手で花房や葉っぱにシュルッと触れて香りを嗅ぐと、自然に口元がほころびます。

 

ふと気がつけば、とっくに梅雨入り。シティーライン・シリーズ「アムステルダム」が鮮やかに咲きそろいました。秋色アジサイになる品種が好きで、そればかり集めてしまうものの、秋色に変化する前に、来年の花つきを気にして、つい花を剪定してしまうんですよネェ〜。花好きなマダムの、あるある、だと思います。




宿根草のアーティチョークが大きく育ち花をつけました。アーティチョークは、花が咲き終わると地上部が腐れて枯れてしまいます。いつ植えたのか忘れてしまった株が、無事に年を越して大きく育ちました。植えっぱなしでもキチンと咲いてくれることが宿根草の大きな魅力です。




グリーンカーテンのカスケードホップ、毛花がつきはじめました。



日々お茶がらを捨てているせいで、どこまでも支柱がささるほど柔らかくなっている土のところに、今年株分けしたホップの根茎を植えてみましたが、親株のホップたちよりも毛花をたくさんつけました。植えて一年目のホップ根茎でも、根が張りやすい土壌に植えると、生長がめちゃめちゃ早くなることを再確認。




「もしかしたら一人前に育つかな?」と何年か前に、自然薯(じねんじょ)のムカゴをテキトーにポンポン投げてみたら、毎年ツルを伸ばすようになりました。

放置しておいたら、自然薯栽培に詳しいご近所さまが、いつのまにか枝打ちをしていないササダケを何本か支柱に立ててくれていました。「ササダケを支柱にするときは、わざと枝を落とさないほうが、ツルがよくからんで誘引しやすいですよ。」「その手があったか! 目からウロコですね!」と貴重なガーデニングハック情報をいただき感謝しました。




先月5月。関東に激しい雨がふった翌日に、宮ヶ瀬ダムに足を伸ばしたところ、ダムの下から過剰にたまった水をものすごい勢いで放流してしました。



水しぶきで景色が白くかすむ橋まで近づいてみると、ダブルどこからトリプルの虹がかかっていました。





いつもはチョロチョロと糸のように細く流れる滝も、見応えのある大滝に。



ダムから下ったところにある「愛川第2発電所」は、さらに絶景な眺めに。




この発電所のすぐ横の岩場の立ち入り禁止エリアで、ルリビタキの親鳥が、3羽のひな鳥たちの飛行訓練を見守っていました。来園者が立ち入らず、見通しもよいので、きっと安心・安全に巣づくりができる穴場なのだろうと思いました。