2020年2月28日金曜日

アーバンガーデニングは、がんばらずに維持することがプライオリテー。

うちの梅は、遅咲きです。多くの梅の花が散るころになってやっと咲きはじめます。17年前にゴミ捨て場で見つけたので、いまだ品種はわかりませんが、6月頃には大きな大きな梅が実ります。








昨年の秋、「土壌のセンチュウ対策に」と市販のマスタードシードを蒔いたところ、冬の間は黄色い菜の花を咲かせ、冬が終わろうといている今、収穫を迎えています。





マダムにありがちな失敗である「激安業務スーパーで、コリアンダーやマスタードシードなどのスパイスや豆の大袋を買ったものの、使い切れずに賞味期限を迎えてしまった。」というときは、プランターや畑に種まきしてしまえば、わりとちゃんと育ちます。そういうときのために、なるべく冷凍庫で保管しておけば発芽率を保てます。(しかしカルダモンは、まったく発芽しませんでした。)

しかも食材用に流通しているスパイスや豆類は、薬剤殺菌処理をしていないので、水に浸して芽を動かしてスプラウトとして食べられます。ひよこ豆は、エアレーションをした多めの水に浸しておけば、数日で発芽します。発芽したら食べることも蒔くこともできます。9月にエアレーションでプライミング処理したヒヨコ豆は、現在花を咲かせています。









2年ほど前にGETしたチランジア「コットンキャンディ」が花を咲かせています。週に一度ほど、毎朝飲んでいるバナナラッシーをつくったあとのミキサーをすすいだ水をあげてます。











自作のラッシーは、ヨーグルトメーカーでつくった自家製の甘酒とヨーグルトをはじめ、その日にある果物とハチミツでつくってます。飲み終わったコップやミキサーをすすいだ水は、さらに50倍程度に薄めてから、鉢植えのバラやレモンユーカリをはじめ、時々キング・プロテアどもにもあげます。暖冬のおかげもあって、ビニールテントで育てているプロテアに新芽がでてきました。











下界でバケツやホウキ、剪定バサミを両手にたずさえて、せわしなく植物どもの世話やら落ち葉そうじをするワタクシを 優雅に見下ろすことが、彼女たちに課せられた大切な仕事です。家の外から、まどろむ彼女たちを見つけることが、私にとって最高のご褒美だからです。











種まきも施肥もしないのに、毎年春になれば自然と花を咲かせてくれる「オオイヌノフグリ」。早春のキラキラした陽の光がとてもよく似合います。このように、勝手に出てくきてくれる山野草を活かすために、除草剤をつかわずにクローバーなどの緑肥で雑草を抑制しています。

2020年2月21日金曜日

LEDやCMHなど強い光ストレスを解決! Advanced Hydro 新発売

19世紀アメリカが輸出するリーズナブルな農作物に対抗しようとドイツやフランスが鎖国的な農業政策をとったなか、オランダだけは「よ〜し、安いアメリカ産が売れるから輸入してあげるけど、ワシらの国は、もっと安くたくさん農作物つくれるようにするもんねぇ〜!!!」としたたかに、したたかに農業技術の研究、開発、そして教育をシステム化し、「農業大国オランダ」と呼ばれる、現在にいたるとのことです。


そしてご存知の通り、日照時間が短いオランダでは、
Assimilation Light(炭酸同化促進照明)
とよばれる栽培用ランプによる補光栽培がさかんです。










Assimilation Light(炭酸同化促進照明)」??? 光合成効率のよい光を放射する照明のことですが、ようするに「グロウランプ」です。

そしていま「グロウランプ」のメインストリームは、一昔前のHPSから、フルスペクトルな光を放射できるLEDやCMHランプとなりつつあります・・・が、植物にたいして作用が強い光のため、自然光やHPSランプのときにはあまり見られなかった光阻害症状がでやすくもあります。

フルスペクトルなLEDやCMHは、光合成効率が高いので、花付き、実付きはパーフェクト、しかし葉が傷む・・・葉緑素は刺激の強い光で壊れやすいため、とくにLEDの光は、葉っぱを変色、変形させやすいことが知られています。












農業大国オランダが、この新たな問題をスルーしたままにするはずがありません。 

ということで、「アドバンスド・アミノ」、アドバンスド・シリカ」、「アドバンスドPK」の3つがアドバンスド・ハイドロポニックスからニューリリースされました。



アドバンスド・アミノは、ひとことでいえば、今話題の「バイオ・スティミュラント」。吸収性がそれはそれはよい水溶性のアミノ酸が、ストレスを受けた植物をすみやかにリカバリーして、内側から元気に健康にします。









アドバンスド・シリカは、ものすごい高濃縮でピュアなケイ酸活力剤なので、10,000倍希釈でOKです。しかもアルカリ処理していない食品グレードの「オルソケイ酸」なので、肥料のバランスを壊したりせず、ものすごく吸収性が高いのです。


ケイ酸活力剤は、ご存知の通り、pHull Spectrum CMH315W」の光に含まれる近紫外線を受けた植物は、紫外線ダメージから細胞を守ろうとしてビタミン類、テルペン類、アントシアニン、フラボノイドなどの抗酸化成分をさかんに生産します。「ケイ酸」がこの働きを促進するので、「アドバンスド・シリカ」は、CMHランプとの相乗効果が非常に非常に高いのです。










葉っぱに光ストレスがでてしまっていたジャンボピーマンに「アドバンスド・アミノ」と「アドバンスド・シリカ」を与えて見たところ、あっというまに効果がでました!!! 
pHull Spectrum CMH315W」の光の作用で、すこし葉っぱが疲れ気味だったジャンボ・ピーマンに昨日与えたところ、茎間がすくっと伸び、葉っぱも元気になりました。











アドバンスド・アミノ」とアドバンスド・シリカを与える前の画像を撮影しておかなかったことが悔やまれます。「ちょっと葉っぱがお疲れぎみだから、試しにあげてるかな〜」くらいの軽い気持ちだったからです。

なので、正直こんなに早く効果がでるとは、思っておりませんでした。 












葉の色が悪くなると、「カルマグが足りない!!!」と思われがちですが、葉緑素のもとはタンパク質・・・つまりアミノ酸なので、植物が葉緑素をたくさん生産できるようにするためには、アミノ酸を補ってあげることが近道なのですねぇ。しかも、アミノ酸ならなんでもいいわけではなく、吸収されやすい低分子化されたアミノ酸がベリーベストなので、「アドバンスド・アミノ」は、LEDやCMHなど、いまどきの栽培効果が高いランプに最適なのです。とはいえ、症状がでている時はカルシウムとマグネシウムも不足するので、カルマグルトなどの、いわゆるカルマグ資材も与えた方がよいです。







そして、つぎに「アドバンスドPK」です。 重金属や軽金属など不純物が入っていないピュアなPK肥料というのは、じつはものすごく少なく、オランダ国以外のメーカーでは、ほとんど見つけられないのが事実です。











ハダニにやられて、伸び悩んでいたイチゴどもに「アドバンスドPK」を与えたのが今週の日曜日のことでした。昨日「あれ?  目に見えて葉が立ってない?」と気がつきました。







花芽も大きく太りました。「不純物が入っていないPK肥料は、すぐ効果がでるんだ!」と再確認できました。






ジャンボ・ピーマンの花がワンサイズ大きくなり、実ったピーマンもサイズアップしてきました。「不要な成分が入っていない=高吸収」 与えてからすぐに目でみて効果を実感できるのは、感動です。













2020年2月19日水曜日

早春の小石川植物園散策

「梅の花が見ごろだけど、水戸の偕楽園は、ちと遠いなぁ〜
・・・そうだ! 小石川植物園にいこう!」

ということで、文京区にある小石川植物園を訪れてみたところ、梅どもがそれはそれは美しく咲きそろっておりました。









趣たっぷりの「 建設ミュージアム 」は植物園のゲートを出たところにあります。ここから植物園の入場ゲートまでは700mもあります。文京区にありながら、なんとダダッぴろい植物園なのでしょうか!







「 建設ミュージアム 」の常設を見学させていただきました。展示の見せ方がおしゃれで、「こんなカフェがあったら、さぞかしいいだろうな」と思いました。








所蔵の薬草標本の棚にも、歴史を感じます。








一方の小石川植物園内では、ヒマラヤ杉とメタセコイヤを見つけました。都内で、こんな大きな大木たちを見られるとは、とても感動です。






「すきあらば、虫かなんかに進化しようとしてる?」まだまだ花がすくない2月に、こんな得体の知れない花をさかせるソテツや花芽に、否が応でも目が止まります。






2020年2月10日月曜日

無農薬栽培の救世主と、LEDが引きおこすカルマグ欠乏

例年なみの冷えこみとなった週末でしたが、暖冬の今年は寒さがひときわ身にしみました。

やっつけ栽培のヒヨコマメに花が咲いていました。「まさに豆の花」という感じの、白くごくシンプルな花たちです。










ところで、果菜類などの室内栽培では、病気や害虫の発生や生長障害などのトラブルはつきものです。 イチゴたちの苗にハダニが再発生したので、ひとまず55℃温水スプレーで葉っぱをきれいに洗い流しました。 そして、病気の防除のために「プロポリス」を100倍に希釈してスプレーしてみました。










「プロポリス」は、殺菌作用や抗ウイルス効果がとてもとてもとても高く、ミツバチが樹液などを集めてつくるペタペタとした樹脂のような物質で、このプロポリスで巣のすきまを埋めてカビやバイキンから巣を守っていると言われています。








インフルエンザが流行りだす季節になると、プロポリスを肩身はなさず所持する栄養オタクなマダムどもには、すっかりおなじみかと思いますが、「ノドがイガらっぽい!」と感じたら、すかさずプロポリスのキャンディーやドロップを口にすれば、インフルエンザはもちろんノロも、コロナも、怖くないんですねぇ(多分)。


天然で人畜無害でありながら、最高に強い殺菌効果をもつのですが、唯一の問題は「Xソ、まずいこと」。口に落とすたびに「うえぇぇええぇぇ!!!」と叫ぶことになります。

市販の「プロポリスのリキッド」を100倍ほどに希釈して、イチゴの葉っぱにまんべんなくスプレーして、イチゴの消毒を完了しました。










それから4日後の今日、ハダニはまだ見当たりません。培養液にはシリカ資材の「クリスタル・アップ」を加えて様子を見ています。 プロポリスのスプレーは、炭そ病やカビ病など細菌、ウイルス、カビが起こす病気に効果があるのか、など試していこうと思います。










そして、もうひとつのトラブル「栽培専用LEDは、カルマグ不足になりやすい?」ということです。 







LEDで育てるとカルシウムとマグネシウムの欠乏が起こりやすいという問題は、「どこのLED?」とか、「どの光の色?」・・はあまり関係がないように感じていますが、とくに室温が下がる冬に起こりやすいように思います。低温障害の症状にも似ています。







茶色く変色してしまった葉っぱは、もう緑色にはならないので、ひとまず培養液に「カルマグルト」をプラスしたりしています。



葉っぱに障害が出てしまっている一方で、花のつき方が尋常ではないのです。「オンシジウムみたいな花房がたくさんだ!!!」と感動すら覚えます。SANlight Q6のような、PPF放射効率が高いLEDは、光合成の効率が高すぎて、葉緑素のダメージが大きいのかもしれません。











一方、セラミック・メタルハライドCMH315Wの3000K-R「フルスペクトラム」で育てているジャンボピーマンは、順調そのもの!









摘花しなくても、大きな大きな花がたくさん咲きました。英国ジャイアント・ベジの強い味方「GoGro自動底面吸水システム」で育てているということも大きいと思います。









ということで、昨日は満月でした。虫たちは満月や新月に産卵して、その3日後ぐらいに孵化すると言われています。 

農薬の使用を最低限に抑えたいのなら、害虫のタマゴが孵化するその頃に使うのが一番効果的、と言われていますので、今年は、温湯スプレーとプロポリスのスプレーで、どれくらい病害虫が抑えられるか実験していきます。
ちなみにプロポリスのリキッド自体は、決して高額なものではありませんが、コロナ・ウイルスが大問題となっている現在、どこの通販サイトでも売り切れ状態になってます。