ラベル 次亜塩素酸水づくり の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 次亜塩素酸水づくり の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年3月9日月曜日

ローメンテナンスでインドア・アウトドアどちらもOKなリーフプランツの寄せ植え

コロナ・ウイルスのせいで、トイレットペーパーが2週間買えずにいます。・・・ウォシュレットでなんとか乗り越えようと思います。一方、消毒用エタノールがなくなったら、炭酸水とミルトンでこしらえた「炭酸次亜水」を使おうと思います。

炭酸水で、除菌消毒液!?


「殺菌効果が高い200ppmの次亜塩素酸水1Lをつくるには、炭酸水0.02%濃度のミルトンをいれればOKなので・・・「 炭酸水980ml + ミルトン 20ml 」で、「次亜塩素酸除菌水200ppm」が1Lできます。」

塩素は抜けやすいので、つくったら冷暗所に置いて、2〜3日以内に使い切った方が良いと思います。あと、口腔内の殺菌には使えません。ちなみに、もっともローコストで場所をとらず、自宅で炭酸水を作る方法はこちらです : 



コロナコロナと騒いでいる間に、すっかり3月です。桃の花が満開になっていました。通勤中に撮りましたが、いつまでもいつまでも眺めていたい景色でした。









「ウチの多肉どもも、衣替えしてあげよう・・・」ということで、リサイクルした木材から作られたエコでリーズナブルなうえ、スタイリッシュなポットたちをめっけました。
Made in おフランス でございあす。







「毎日いそがしくて、植物の植えかえなんてムリムリ・・・でも、買ったままのプラ鉢で飾るのはちょっと虚しい・・・」アーバンガーデニングにありがちなジレンマは、気に入った鉢カバーを見つけておけば、サクッと解消します。








ご年配のお宅にと、春のおとずれを感じさせる寄せ植えを作ることにしました。

寄せ植えは、花の根鉢をかなりコンパクトに切り落としてしまうので、植え替えなどのショックにも、もっとも即効性が高い「スーパースライブ」と「アドバンスド・アミノ」の培養液を使います。両方とも希釈率が非常に高く経済的なのもベリーナイスなおすすめポイントです。水1L に対して、それぞれを0.2-0.3ml ずつ加えて、水やりするか葉っぱにスプレーするだけで十分に効果があります。









「とにかく、ほったらかしでも日当たりが悪くても、青々とした葉っぱが美しく保てる。しかも冬でも出しっぱなしOK!!!」な、インドア・アウトドア両用いけるリーフプランツの寄せ植えは、高齢者のお宅にもおすすめです。
ビカクシダ、クロコダイル・ファーン、グリーンネックレス、そしてリシマキアでこしらえました。ここ川崎で、2年間軒先に出しっぱなしでも枯れなかったシダ系が中心です。冬の間、葉色はやや悪くなりますが秋になるまでにきちんと根張りをさせておいたシダ類は、0℃くらいまで大丈夫でした。むしろ、クーラーのない真夏の室内の方がサバイバル率は低かったです。










植え終わったあとは、「スーパースライブ」と「アドバンスド・アミノ」の培養液を葉っぱ全体にたっぷりとスプレーして仕上げました。







根鉢を小さくしたり、植えかえで葉っぱや根っこがちぎれてしまったら、必ず日陰で24時間以上休ませて、プラントどものストレス・ケアをしてあげましょう。






2015年6月29日月曜日

梅雨の季節はカビの季節。弱酸性の次亜塩素酸水スプレー。

洗濯機の内側やキッチンシンク周りにチラホラとでてくる黒カビ、そして、水まわりの「もわぁっ」と、こもった臭いにウツウツとさせられる季節です。

久しぶりに夏日となった週末の昨日、ここぞとばかりに洗濯物をすませ「さぁ〜、カラッと乾かすぞぉ〜!!!」と、相当はりきってあれやこれやを干しきった夕方を襲った、大迷惑なスコールに、ますます持って行き場のない不完全燃焼感をつのらせたマダムは、私だけではないはずです。

たった数粒の梅干しづくり、なにげに順調です。梅酢がすっかり上がり、いい感じに。しかし、雑菌たちが増えやすい梅雨は、発酵や熟成にとってもハードな季節です。


























一方、密室状態のグロウルームも油断すると、湿気がたまる部分が黒カビだらけに・・・
























ということで、ウツウツとした気分とともに、雑菌どもも吹き飛ばすべく、安全で殺菌効果が高い「次亜塩素酸水」をつくりました。

以前にご紹介した時は「炭酸水」をつかった「次亜塩素酸水」だったので、まず「炭酸水づくり」自体が、おうちでは若干ハードルが高かったので、今回は「クエン酸」でつくってみました。

次亜塩素酸水ってなに?、とか、どういう仕組み? 的なモロモロは、その時のブログをみてください。
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2012/02/blog-post_08.html

もっとも殺菌効果が高く安全な200ppm濃度、pH5.0〜6.0、の次亜塩素酸水を、数日で使いきれる500ml分量のレシピです。炭酸飲料がはいっていたPETボトル500ml(丈夫なので)、水道水500ml弱にキッチンハイター2mlを加えて200ppm濃度にしました。*キッチンハイターの次亜塩素酸ソーダは6%濃度なので250倍希釈になります。


そして最後に、難しいのはクエン酸の量です。
























約500mlの水に入れるクエン酸の量は、ほんの0.3gだけです。

「めんどくさいから、クエン酸の量は目分量でパラパラ・・・」という、ダンデーなおヒトは、↓のくらい以下にしてください。pHメーターやpHテストペーパーできちっと弱酸性に整えたい、という場合は、必ずハイターを先に入れてからクエン酸を入れてpH値を5.0くらいに調整してください。


























500mlの次亜塩素酸水をつくるには、クエン酸を入れる量が1g以下、とかなり微妙なので、クエン酸1 gがちょうどいい量に増やしてみました。1.5L〜2.0Lだと、クエン酸が1g弱でpH値が5.0くらいになります。


1.5L弱の水道水に、ミルトンを30ml入れ濃度200ppmにしました。*ミルトンは、次亜塩素酸ナトリウム濃度1%なので50倍希釈です。すると、pH値は9.4の弱アルカリ性になりましたが、弱アルカリ性では、安全で殺菌力の高い次亜塩素酸はあまりできません。


























↓これでクエン酸1 g弱です。ただ、ハイターかミルトンの濃度を減らしたり増やしたりすれば、ちょうどいいクエン酸の量も減ったり増えたりします。


























ミルトン希釈液にクエン酸約1gを入れると・・・pH値は4.9になりました。直射日光と高温をさけて、きちっとフタをしめて洗面所の下とかに保管しておけば、一週間くらいはもつと思います。これを使いたいとき、使う量だけ小さなスプレーボトルにいれて、シュッシュッと使ってます。

























作り置きしてから三日後にpH値を測ってみると5.5くらいでした。が、これは温度とか、保管状態とかによって変わると思うので、なるべく少なめに作って早めに使うのがベストだと思います。次亜塩素酸水は、手軽な材料と少しのコストで、簡単に作れてタップリ使えるのが、ウレシいところです。




ただ、この次亜塩素酸水をペットの皮膚のケアとか、頭髪のお手入れに、とか、うがいに、とか、色落ちしやすい衣類なんかにスプレーするのは、オススメしないです。特に目分量でクエン酸を入れて作った場合は、まな板やキッチンシンク、トイレの便座、お風呂、バスタオルや使いかけのタオルなどにスプレーして、雑菌抑制くらいに使うのが無難だと思います。ちなみに、次亜塩素酸水の殺菌効果は、紫外線やオゾンみたいに有機物を酸化させて無機化殺菌するものなので、手の殺菌にスプレーするとパリッと乾燥します。紫外線のように皮膚の奥までとどいてしまう波長ではないので、手にスプレーしたらハンドクリームを塗る程度でOKだと思います。


また、雑菌や汚れが多いと殺菌効果はもちろん低くなるので、あらかじめ目立つ汚れを洗ったり拭き取ったりしてから、この次亜塩素酸水をスプレーしたらいいと思います。


ガーデニングでの活用方法としては、植木鉢や剪定ばさみ、トレーなどなど、雑菌が気になるガーデニング・グッズにスプレーするとGoodです。
畑やビニールハウスでは、葉っぱに出ちゃったウドンコなどカビ病にスプレーして、効果を上げているそうです。直射日光があたる時間や場所を避けて、日陰の場所や曇りの日、夕方にスプレーしたほうがいいと思います。
また、グロウルームの殺菌に使う場合は、使うときの前準備として、または、使った後の片付けのときなどに、カビがでた部分にスプレーして、よく乾かしてから使う、または、しまい込む、という使い方が正解だと思います。グロウルームを使っている最中にスプレーしたい場合は、電化製品にしぶきがかからないよう、くれぐれぐれも注意してください。


そして最後に、ちなみに、今回は次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.02%=200ppmになるようにつくりましたが、数字がものすごく苦手な私は見事迷路に入りました。200ppmになる分量を各メーカーさんで紹介してくださってるので、メーカーさんのサイトを見たほうが早いです。

キッチンハイター
http://www.kao.co.jp/pro/product/detail/qa/1600_qa.html

ミルトン
http://milton.jp/ekitai/faq_answer012.html


・・・ということで、あまくでも自己責任でトライなすってください。

2012年2月8日水曜日

炭酸水で、除菌消毒液!?

ふと気がつけば、インフルエンザの感染がものすごいイキオイで広がってます。そして、もうひとつコワいのが「冬の食中毒」といわれるノロウイルスだったりもします。

この恐るべきウイルスどもは、薬用ハンドソープやアルコールをつかっても、カンペキな殺菌がムズカしいそうで「だったら、どうしたらいいんだ!!!」と気が遠くなってしまいます。



そこで、ひつこく紹介してる自作カーボネーターを活用して、安心・安全性の高いお手軽殺菌水を作ってみました!!!
材料は、

炭酸水(CO2+水だけの)



ミルトン(次亜塩素炭酸ソーダ1%の消毒剤)

のみです。

こ・れ・だ・け。






除菌剤「ミルトン」は、哺乳瓶などベビー用品の殺菌剤としてメジャーなので、ママたちは、よくご存知ですよね。ミルトンには、「次亜塩素酸ソーダ(=次亜塩素酸ナトリウム)」が1%入ってるので、水道水で薄めただけでも、除菌効果はモチロンあるんです。

が、昨今の炭酸水ブームで、ワタシのようにイキオイあまって「自作カーボネーター」をつくってしまったおヒトには、ミルトンを炭酸水で薄めた「安心・安全・除菌効果もマックスで消臭効果もある次亜塩素酸除菌水」がおススメだったりします。(自己責任で・・・という「お願い」つきです。)


いままでは、次亜塩素酸ソーダに「塩酸」を加えた除菌水が、わりとメジャーで、このふたつを混ぜてできる除菌水は効果が高くて、食材を加工する工場などで除菌水として使われているようですが、塩酸 だとpH値が下がりすぎて、有毒なガスも発生する心配があるそうで・・・

そこで、近頃話題なのが、「塩酸」のかわりに「炭酸」で次亜塩素酸ソーダをうすめてできる、安全性・殺菌力・消臭力が高い次亜塩素酸水=HOCL」だそうです。この次亜塩素酸は、炭酸の弱酸性のpH範囲4〜6でできる除菌成分なんだそうです。

なので、pH値が4〜6の範囲にあれば、殺菌効果が変わりにくいので、「炭酸+ミルトン」で除菌水をつくったら、炭酸飲料が入っていた耐圧性のペットボトルなどに密閉しておけば、pH値がはずれるまでは保存ができてしまいそうですね。
この除菌水で、外出先から帰ってきたときに手を拭いたり、インフルエンザやノロウイルスにやられちゃった人の洗濯物とかを浸けたりしたら、しっかり除菌できるってことのようです。
(歯医者さんなどでは、口の中の除菌にも次亜塩素酸水が使われてますが、それは電解水で つくる次亜塩素酸水なので、ミルトンは食用ではないので、ウガイに使うのは、モチロンおすすめできません。)


ということで、使い古した「苔」だらけの「ハイドロボール」を「炭酸+ミルトン」の殺菌水で洗ってみました。














ミルトンの除菌成分の次亜塩素酸ソーダは、pH値で殺菌力のレベルが変わるそうで、pH値がだいたい4.5〜6.5の弱酸性にすると、殺菌パワーが6倍になるんだそうです。そのおかげでカビ・酵母・細菌・ウイルスなど幅広い雑菌の除菌効果があるそうです。


まずは、いつもの自作カーボネーターで、


炭酸水をつくりました。


水道水に炭酸ガスを入れただけの炭酸水のpH値は4でした。



・・・炭酸水のEC値は、0.1mS/cmでした。
次亜塩素酸ソーダを炭酸水に、どのくらい入れたらいいのか? ですが、50ppm〜200ppmの範囲になるようにしたらいいんだそうです。
除菌したいモノの汚れ度で、濃度を選んだらいいんだと思いますが、確実な除菌効果をねらって、ミルトン200ppmほどにします。





日常の手の消毒とか なら、50ppmでもOKかな?と思います。


ちなみに、このpH/ECメーターのEC値をppmに換算するにはEC値に500をかければ、完全にイコールではないそうですが、バックリOKだそうです。
↑の場合は、EC値 0.1 X 500 = 炭酸水は約50ppm

ミルトンは、次亜塩素酸ソーダ1%含有なので、200ppmの次亜塩素酸水1Lをつくるには、炭酸水0.02%濃度のミルトンをいれればOKなので・・・
「 炭酸水980ml + ミルトン 20ml 」で、「次亜塩素酸除菌水200ppm」が1Lできます。

とくに汚れがひどくないモノの除菌や、消臭、普段の手洗い用の「50ppm濃度の次亜塩素酸水」を作る場合は・・・「炭酸水995ml + ミルトン5ml 」 ですね。


ということで、炭酸水にミルトン200ppmを入れてみました。pH値が4.9くらいと、すこしあがりました。















そして、EC値は約0.57mS/cmに上がりました。もともとの炭酸水のEC値0.1を引くと0.57-0.1 =0.47 ←これに500をかけてppm値にしてみます。・・・約235ppmの次亜塩素酸水ができました。











そして苔だらけのハイドロボールを浸して、だいたい半日置いてみました。


正直、塩素臭はします。でも指でさわっても、ヌルヌルしなくて、数分で肌の塩素臭は消えてしまうように思いました。









半日後、ハイドロボールに生えていた青いコケは、キレイさっぱりいなくなりました。










ちなみに塩素臭は、まだ残っていて、このまますぐに使うのはデンジャラスかもしれません。

この次亜塩素酸水で、収穫後のハイドロシステムやポット、カビてしまったスポイト、剪定用バサミなどを消毒する場合は、念のため、塩素臭がしなくなるまで乾かすか、水道水でシッカリとゆすいでから使った方が、ベターだと思います。










翌日、ハイドロボールが乾いてきました。このハイドロボールも数日間しっかり乾かしてから使おうと思います・・・が、ハイドロボールの再利用は2〜3回が限度かな?と思います。















今回の炭酸水+ミルトンでつくる次亜塩素酸除菌水は、安心・安全性が高いそうですが、炭酸水をつくるのも、ミルトンを扱うのも、お子様には危険なので、自己責任がとれる大人のかた限定でおすすめです。

ちなみに、次亜塩素酸ソーダを炭酸で薄めると「有毒な塩素ガス=Cl2」を発生させなくてすむメリットもあるんだそうです。
「次亜塩素酸自体が安全!!!」といわれる理由は、人間は病原菌やウイルスから細胞を守るために、体内で次亜塩素酸を作ってるからだそうで、その上、短時間で消え去ってしまうので、金属への腐食性もほとんどないんだそうです。

「次亜塩素酸水」は、酪農業の現場でも「ウドンコ病や炭疽病、ベト病などカビ菌による病気や、家畜の感染菌駆除に使われています・・・が、植物の有用菌もいっしょに除菌してしまうので、病気が発生したときにのみ、次亜塩素酸水で消毒して、乾いた後に有用微生物資材を葉面スプレーしたほうがヨサゲですよね。

なによりカビ菌による病気の発生は、植物の栄養バランスが崩れている時に起こるので、植物がゲンキなら発生することはほとんどないと言われてます。 根っこを健康に保ったり、水やりの水温を18℃〜22℃くらいにしたり、湿度を40%〜70%にキープしたり、培養液を濃くしすぎないなどなど、最適な環境で管理していれば、ウドンコ病やハダニさえも発生しにくいです。

ということで、「自作カーボネーターを活用した安全なミルトン除菌水」のご紹介でした。
もっとキッチリした理屈が知りたいおヒトは、「次亜塩素炭酸水」とか「炭酸次亜水」とかで、ググってみてください。