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2021年4月2日金曜日

春の陽気。室内栽培はCMHからLEDヘ。

 まだ、お花見らしいことは、なにひとつできていません。

週末が来るたびに、天気が悪くなることも理由のひとつです。

今年は、桜が咲きはじめてから5月並みの陽気がつづいたため、ふと気がつけば葉桜が目立つようになってきてしまいました。


「意地でも桜を見てやろう」と、仕事の移動中になんとか収めた桜の写真は、たったの二枚。





室内栽培は、温度がグングン上昇してしまう季節です。pHull Spectrum CMHランプシステムからSANlight Q6W LEDヘチェンジしました。25℃前後のちょうど良い室温になりました。




花が乏しかった冬の間は、ドライフラワーやインドアグリーンで花不足を補っていました。



ほぼ放置していたネメシアにふと目をやれば、こぼれんばかりに咲きはじめ・・・




アジュガも花茎をたくさん伸ばして、かわいらしい紫色の花を咲かせていました。

この季節は、ほんの数日だけ目を離したスキに、同じ株とは思えないほど様子が変わります。




ギョウリンバイも開花しました。大好きなこの花から取れるハチミツは、マヌカハニーになるそうです。




フランネル・フラワーは、どんなによいコンディションの株をGETしても、夏には必ず枯らしてしまいます。

朝晩まだ肌寒いこの季節なら、根域環境に病害菌が少なく酸素も豊富でアンモニアガスも発生しないので、根に活力があって養水分をたくさん吸収します。見切り品50円で売られていたこの株は、少し傷んだコンデションでしたが、ハイドロポニック用の液肥を与えてみたところ、みるみるミルミル回復して花芽がたくさん上がりました。まさに植物は根が命!です。






実生から育てているホワイトセージ 、新しい茎がたくさん立ち伸びてきました。不織布の50Lバッグに種まきをしてから、かれこれ3年ほど経ちます。種まきをした年は、ミッシリと5〜6株ほどが同居してましたが、2年目で一株だけになりました。





高温多湿で根が傷みやすいホワイトセージ は、日本で大株に育ちにくいイメージがあり、水やりのタイミングにとても気を使います。40L以上の布製ポットなら、真夏でもすぐ水切れを起こしたり、多湿による酸素不足の両方が起こりにくので、夏に蒸れ死にやすいセージ類は大きめな布ポットに植えると長持ちすると思います。




サザンハイブッシュのブルーベリーが、スズランのような花をたくさんつけました。
それはそれは甘いブルーベリーを毎年スズナリに実らせてくれるのですが、食べごろに熟した果実の半分は、ヒヨドリのファミリーが無断でブルーベリー狩りをしていきます。



2021年3月19日金曜日

実桃の開花とSANlight LEDの光阻害

 強い風が吹いた翌日は、鉢植えの花たちが水切れでしおれるようになりました。

日ごとに太陽の日差しが眩しくなる3月、少し肌寒くても、意地でもウールやダウンのジャケットをはおる気になりません。


関東の桜開花は、今週末と予想されていますが、白桃と黄桃の花が一足早く開きました。




梅だろうが桃だろうが桜だろうが、冬の後に咲く花々を心ゆくまでじっくり愛でることができることは、この上なく贅沢に思えます。




室内栽培GoGro栽培のパプリカども、ちょっと目を離したスキについた花がすべて結実していました。そのせいか果実のサイズは小ぶりです。






そしてSANlight Qシリーズ Gen.2で育てているミニトマトども、。あわただしさにかまけて、誘引することを忘れてていると、葉に光阻害障害を出してしまいました。





放置していたミニトマトのトップは、調光なしのSANlight Qシリーズ Gen.2 から5cmほどまでニョキニョキと伸びていて、新芽に強い光ストレス症状がでてしまいました。葉緑素が破壊され、耐光ストレスの色素であるアントシアンが強くでています。



カラーリーフの多肉ではありません、トマトの新芽です。とほほ・・・






ところが、ここ最近の春の陽気が続くようになってから展開した新芽は、誘引もきちんとしていないのに、ノビノビ、青々と気持ちよさそうに葉を広げています。






発熱量が多く、ほぼ暖房機器といっても過言ではないHPSランプ600Wで育てていた時は、このような光ストレスが葉っぱに出たことなど、一度もありませんでした。ということで、LEDの強い光による葉やけは、環境温度が15℃以下の低温時とかさなると、発生しやすいことを改めて納得です。



さて、今週末で、いよいよ東京、神奈川、千葉、埼玉の一都4県でも緊急事態宣言が解除されます・・・が、不要不急の外出制限は続くということで、おウチで各国をバーチャルトリップした気分に浸れるYoutube動画をご紹介します。

インドカレーをテイクアウトした日はバラナシやリシケーシュの街角、ネパール料理的な時はポカラ、タイ料理ならバンコック。

ハワイ、サンフランシスコ、バンクーバー、バルセロナ、プラハ、パリ・・・日替わりで好きな街角を歩いている気分に浸ることができます。


ぜひ、おウチにあるなかで一番大きな画面で、ご覧ください!

WAIKIKI BEACH HAWAII


GOLDEN BEACH AUSTRALIA


ZURICH SWITZERLAND




AMSTERDAM NETHERLANDS



ROME ITALY




BARCELONA SPAIN




VARANASHI INDIA 




RISHIKESH INDIA 




POKHARA NEPAL 




DALI YUNNAN CHINA




BANGKOK THAILAND




2020年12月22日火曜日

冬至に咲く花々とパパイヤの終わり・・・

今週は冬至でスタートしました。
そして昨夜から今日にかけて400年ぶり、800年ぶりともいわれる天体ショーがくり広げられました・・・が気がつけば肉眼で観察できるという日没直後はスッカリ見逃してしまいました。12月22日より「風の時代」がスタートするそうです。「風」といえば「カラカラに乾燥」を連想してしまうお年頃ですので、季節がら肌とお部屋にいっそうの保湿を心がけたいと思いました。


それにしても先週末から今週にかけてベックラするほど冷え込む日がつづきました・・・「耐寒性」といえどもパパイヤには酷すぎる寒さだったようです、かわいそうに。



パパイヤが春に復活することを心から願うばかりですが、一方で寒さなんてヘッチャラに花を咲かせたボリジ。何年も前に植えたボリジの苗の こぼれ種が咲かせた花の、さらに こぼれ種 の こぼれ種・・・もう一世代くらいいくかもしれません。ホントに丈夫なハーブです。




可能なかぎり放ったらかしで、その辺にテキトーに花を咲かせたいマダムには、ボリジはマックスでおすすめしたいハーブです。

そしてズボラさんにはチョット敷居が高いイメージがつよいバラですが、「フラワーカーペット・ローズ」は、そんなマダムにも大変におすすめです。日当たりさえ良ければ、横に広く長く生え広がるカーペットローズで、さらに枯れる気がしない丈夫なバラです。「フラワーカーペット・ローズ」の頑丈さは、「モッコウバラ」の手入れ入らずで満開に咲く丈夫さを連想させますが、「モッコウバラ」とはちがい春だけでなく秋にも花を咲かせます。
赤いバラは、オレンジ系のバラなどに比べると丈夫なイメージがありますが、「フラワーカーペット・ローズ」も、この「スカーレット」という赤い品種が一番よく枝が伸びて丈夫なようです。





これから花を咲かせる予定の育苗中のビオラども。ビオラは咲いてナンボですので、即効性の高いハイドロポニック用の液肥で主に育てています。



寒さのせいか、葉がロゼット状になってきました。どんな色の花を咲かせるのかがわかるのは、来年の早春ごろかなと思います。




じつは、「サクラソウ」にはやや苦手意識があります。「ゼンゼンちがうよ!」と言われそうですが多摩川の河川敷にたくさん咲く「ハマダイコン」に見えて仕方ないからなのですが、そんなサクラソウの一種「プリムラ・ジュリアン」は大好きです。





pHull Spectrum CMH315W 4200Kで育てている「カラーピーマン」が、一番花を咲かせました。カラーピーマンは赤とオレンジを育てたことがありますが、バラとおなじく赤いカラーピーマンの方が丈夫で実つきがとても良かったな、という記憶があります。







ミニトマト「千果」の一段目の花房がいくつか実り始めるころは、グロウ・ヨーヨーで誘引をしなくては倒れてしまうほどの丈になります。






SANlight  Q6W Gen.2は、天井から10cmの位置に固定点灯でOKなので、それはそれは楽ちんです。ディミングレベルはいまも60%のままですが、これからはミニトマトのほうがドンドン勝手にグロウランプに近づいてくれるので、トマトのツルがもっと伸びた時に床面が暗くなったと感じるようになるまでは、光を強くするつもりはありません。






さてシイタケは二度目の収穫を迎えました。ここで菌床をドボンと水に浸して十分に吸水させてからビニール袋にいれておくと、またニョキッとシイタケが育ちます。ほぼ360°ワサワサと収穫できる一度目とちがい、すくない数がポツポツと生長した方が質の良い肉厚で大きなシイタケが収穫できます。







2020年11月26日木曜日

秋の花菜ガーデンと秋冬室内栽培

 思い起こせば今年の春、公共の場所はどこも軒並み自粛、自粛で、バラ園で満開のバラの香りを貪るようにかぎまわって歩く、という貴重な楽しみを失いました。


ということで、今週末ひさしぶりに平塚の「花菜(かな)ガーデン」に足を運びました。11月も中旬にさしかかり、咲いているバラの花数は多くはありませんでしたが、来園者の数も少なく、それはそれは心ゆくまで写真を撮ったり、バラの匂いをかぎまくったりできました。






花菜(かな)ガーデン」の好きなところは咲きほこるバラたちだけでなく、園内全体がポタジェガーデンのようなコンセプトになっていて、水田の稲やビニールハウスの施設栽培をはじめ、ハーブや野菜、キウイ、ブドウ、梨などの果樹類や、クルミをはじめとした種実類などなど神奈川で育てられるあらゆる農産物の栽培風景が見られることです。





花の色が少なくなる秋口から、存在感のある鮮やかなパープルの花を群生で咲かせてくれる「アメジスト・セージ」。とても丈夫な宿根草ですが、満開時期にはデカくデカく育って倒伏しやすいので、どこのオタクでもヒモでくくったり支柱を立てたりと、甲斐甲斐しくお世話されているのをよく見ます。



アメジスト・セージと同じくらい草丈が大きく存在感がある黄色いサルビア、マドレンシス。初めて知った、恐ろしい事実がありました。




粘着質の樹脂をまとった茎から生えたうぶ毛には、ひっついて逃れられなくなった数えきれないハムシどもの墓場と化していました。トマトと同じく、こやつもうぶ毛で虫をとらえて吸収し、養分にしてしまうのです。食虫植物というのは、思いがけず身近にいるものなのですね。





かわいらしい顔をもつ「ハナグモ」は、バラの無農薬栽培愛好家のなかに、
熱いファンをたくさん持っていると思います。



秋の夕日の中でピンクゴールドに輝き、それはそれは美しかった「ミューレンべルギア」の群生。ミューレンべルギア・・・この名前を正確に思い出せたことも、かまずに言えたことも一度たりとてありません。

それにしても、今年はグラス類の宿根草の魅力にハマりまくった一年でした。しまいには、道端に生えているエノコログサ(ねこじゃらし)やススキを移植して植栽しようかと、真剣に考えたほどです。パンパスグラスをはじめ、グラス類の魅力がひときわ光るのは、なんといっても晩秋ですね。





一方、室内秋冬栽培のミニトマト、パプリカ、そしてミシマサイコ ども。大きく育ってきました。




SANlight Q6W Gen.2 245ワットは、いまだ60%ディミングのままですが、光スペクトラムのバランスが大変良いので、このくらいの光強度で十分です。
光の質にうるさそうな印象があるセリ科のミシマサイコ ですら、スクスク育ってくれています。



パプリカどもには、CMH315Wの「pHull Spectrum」の下に置きました。
CMHランプは青い波長領域を多く放出する「4200K」の、一番弱い190W(=60%ディミング)で、徒長を防ぎコンパクトでがっしりしたパプリカに育てます。





ちなみに、いわゆるフィクスチャーとよばれるバラスト一体型のグロウランプは、バラストが手前にくるように設置すれば、まぶしい光をバラストが遮ってくれるので植物のメンテナンスがしやすくなります。


2020年3月27日金曜日

咲きみだれる3月の果樹たちと、室内栽培のジャンボピーマン。

東京オリンピック2020の延期が決定したものの、新型コロナの影響がおもいのほか長引きそうで、収束どころか封じ込めすら、できる気がしなくなってきました。

毎朝メールをひらけば、「新型コロナの影響にともなう業務の遅延につきまして」的なお知らせが多々届きます。中国の港でコンテナが止まっているため、ヨーロッパ各港では、深刻なコンテナ不足が起こっているとのこと。

「荷物の発送が遅れそうだし、後回しにしてきたことを今月中にやっつけてしまおう!!!」ということで、オンラインショップのサーバOSのアップグレードをおこないました。ご不便をおかけしまして、申し訳ございませんでした。


さて、桃の木のおふたりが満開になりました。昨年届いたときは、2年苗だったので今年で3年苗となります。花粉が多く、自家受粉しやすい「白鳳」と「あかつき」です。






「あ! ミツバチが来た!!! 受粉してくれるかな!!!」と喜んでいたら、あっというまに飛び去ってしまいました・・・なぜ?








ミツバチたちは、めでたく満開を迎えた「ミヤマコカブ」の菜の花に夢中になっていました。

 





ミヤマコカブは自家採種できる固定種なので、もちろん種がとれたらうれしいのですが、ミツバチたちにおかれましては、できれば桃の花の受粉をまっさきにしていただきたい気持ちでいっぱいです。







こちらも満開をむかえているブルーベリーたち。サザンハイブッシュ系のブルーリッジです。「こんなに咲かせちまって、大丈夫なのか?」と不安な気持ちになるほど、たくさんの白い花を咲かせています。







おなじくサザンハイブッシュ系の「サンシャイン・ブルー」の花は、ピンク色をしています。今年こそ、ヒヨドリどもに横取りされる前に、収穫していこうと思います。







秋冬(しゅうとう)室内栽培では、ジャンボピーマン「とんがりパワー」が収穫をむかえています。まったく摘花をしなくても、大人の手のひらほどの大きさのピーマンが収穫できました。開花初期(ツボミが見えたとき)にTama PK、そして後半にはトップ・ブルーマーであるアドバンスドPKで仕上げました。






普通のピーマンよりも苦味が少ないので、生で食べてもおいしいです。千切りにして塩もみしてから、ヌクマム+お酢+砂糖+チューブのにんにく少々とあえ、刻んだピーナッツをほおりこんだソムタム的なサラダにすることにハマっています。
トマトやパプリカなど完熟させて収穫する夏野菜は、一般的なグロウ・スケジュールの通り開花から5〜8週間ほどですが、ピーマンやキュウリのように青いまま収穫する夏野菜は開花から1〜3週間ほどになります。