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2023年3月6日月曜日

室内栽培のミニトマトの収穫とスクスク育つプロテア


豊後梅が開花しました。実梅品種は、あんずと梅の交配なので、花梅よりも1ヶ月ほど遅く開花します。

捨ててあった苗木を拾って育てているので品種はわからなかったのですが、花色の特徴から「桃園」だろうと思います。




室内栽培のすべてのミニトマトの第一果房が赤く熟しているのを横目で見ながら、収穫をついつい後回しにしていました。




ようやく収穫しました。毎年育てているミニトマト「千果」ですが、とても甘くてオイシイ! 
一粒食べると、伸びる手が止まらなくなります。このおいしさは、品種のすばらしさももちろんありますが、完熟した果実にしかない滋養が満ち満ちているからか、疲れていたり風邪気味のときに食べると、頭がシャキッとしてホントに元気になります。




栽培難易度が高いプロテアたち。特殊な根を持っていて、リン酸を与えすぎると枯れてしまうそうです。かといって生長期に肥料を控えすぎると、あっという間にチッ素欠乏症状が出て葉色が黄色くなります。


リン酸の含有量が少ない生長期専用のワンパート肥料「TERRA VEGA」を与えてみたところ、見事に葉色がもどり、新芽がワサワサでてきました。



肥料に一番力強く反応したのが「スザンナエ」。



「この芽が全部展開したら、どんだけデカくなってしまうのだろう?」と驚異を感じるほどの新芽の数です。



一方で開花した苗を屋外で育てているキング・プロテア。
少しずつ花芽が大きくなってきました。


ということで、同じ植物を室内と屋外で育ててみると、こんなに生長度合いが違いということがよくわかります。






 

2022年11月24日木曜日

CANNA 2023年カレンダー

 今回は、なんと年が明ける前に 日本に届いたのです!

“  CANNA 2023 Calendar



オンラインショップにて、CANNAの肥料BIOCANNAの肥料と活力剤、またはCANNAの活力剤をお買い上げの方に、同封させていただいております。
なお、冊数に限りがございますため、おひとり様一冊までとさせていただきます。




2022年7月20日水曜日

夏のギブ・アウェイ 第一弾はCANNA Tシャツ〜終了しました〜

 今度こそ、ホントに梅雨明けなのかい?

それはそれで、暑すぎるものヤダな。などと身勝手なセリフが頭に浮かぶ今日の暑さです。

線状降水帯は心配だし、酷暑もヤダ。ひとつくらい、ちょっとうれしいことがあっても良いはず。ということで、オンラインショップで、CANNAの肥料または活力剤をお買い上げの方に、 CANNA Tシャツプレゼント中です。





サイズは、ルーズフィットのMサイズのみで、身幅50cm、着丈70cm。昨今のスリムフィットMサイズより、かなりゆったりしています・・・ので、XLが欲しい! というリクエストには、泣く泣くお応えできません。


2022年2月22日火曜日

SANlight EVOシリーズ新発売、CANNA 10の水やりルールと植物の水やりについて

SANlight EVOシリーズ、新発売です。

https://www.daikage.net/home/lighting/evo/


 




CANNA TERRA エコバック・プレゼントキャンペーンにあわせて、CANNA JAPANオフィシャルサイトでは、「10の水やりルール」と「植物の水やりについて

が公開されています。



「水やりで失敗しないためのルールやポイント」


つぎに、難解な文章が多く、やや解説が必要かもしれない「植物の水やりについて」


「生長の四面体」


「生長の四面体」は、植物を育てるとき抑えておくべきポイント、4つの要素が面になってできたピラミッドです。「どれかひとつの要素が欠けても、ピラミッドは崩れてうまく育たないよ。だから、この4つの面はどれも同じくらい重要なんです」ということです。


面ひとつひとつの内容は、そんなに難しいことではなく、「そりゃ、そうだろう」と納得することばかりなのです。





2022年2月1日火曜日

CANNA ECO BAG第4弾はキャナ・テラ。カレンダーと共にプレゼント中です

CANNA TERRA VEGA

または

TERRA FLORES

液体肥料いずれかを

お買い上げで、キャナ・テラのエコバッグご配布しております。

 


たっぷり大きめなA3サイズ。

持ち手とショルダーが両方ついたエコバッグ、ななめ掛けもできます。



さらに、大変にお待たせいたしました。

今年もキャナのオフィシャル・カレンダー2022年

ご配布スタートです!








輸入日程の関係で、毎年入荷が年明けとなるため、

「1月のCHICKが印象うすい!」となってしまいますこと、誠に申し訳ございません!



2022年1月24日月曜日

秋冬LEDの室内栽培。有機培地で起こりやすい肥料欠乏の理由

 いよいよ寒さの底となる時期ですが、冬至から一月あまりが経ち、日が長くなるにつれて日差しに眩しさが増してきました。


秋から冬に、あざやかなワインレッドに紅葉する「ドドナエア・プルプレア 」。耐陰性も高く、土も選ばず、水切れにも強いネイティブ・プラント、とても強靭で、鉢植えでも地植えでも、よく育ちます。

葉色が美しいだけでなく、常緑の細ながい葉は一年を通して葉に適度なスキマができるので、密植さえしなければモサッとしすぎる印象になりません。リビングやベランダの目隠しとしても、生垣としても、シンボルツリーとしてもオシャレで管理が楽な植物だと思います。




おなじく紅葉したブルーベリーには、もう花芽がたくさん出てきました。





さて、昨年暮れからスタートさせた秋冬栽培。
ファイナル・ポット(=収穫まで使う鉢)  に定植してすぐに、温度管理をせずに冬休みに入ったため、室温が20℃以下になり、寒過ぎて培地が乾くまで3週間以上かかってしまいました。




6Lサイズのポットに植えたCANNA TERRAポッティング培土と、寒さのせいで3週間培地乾かず培養液を与えられなかった17Lのポットに植えたCANNA COCO 培地では、生長に差がででしまいました。


CANNA TERRAポッティング培土は、6Lサイズのポットに植えたので寒いなりに培土が乾き、何度か培養液を水やりできたため、葉は大きく葉色もよくグングン育っています。




が! COCO A/B肥料とCANNA COCO 培地は、17Lの大きめなポットに植えたこともあり、3週間過ぎても培地が全く乾かないせいで培養液を与えるべきタイミングとならず、根元に近い葉っぱが黄変するという肥料欠乏症状が出てしまいました。寒さのせいで根の生長がとまってしまいました。






冬休みが明けてから、室温を24℃前後に保温して培養液を与えてからは新芽がたくさん展開して、元気になりました。(根元のほうの黄変した葉の色は、もとにもどりません。)

とくに、発熱量が少ないLEDシステムで、ピーマンやパプリカなど寒さが苦手な夏野菜を冬に育てた場合、培地が乾くまでに日数がかかって培養液をあげられないので、このような問題が多く発生します。LEDシステムのまえに使っていたMHランプやHPSランプは発熱量が多いので、400Wですら培地が乾かず肥料不足になるなんてことは起こったことがありませんでした。


一方で、同じ条件で育てているトマトも、室温を高くして培養液を与えてから元気に2段めの花を咲かせています。



ということで、真冬の室内栽培で生長期の苗を肥料欠乏にさせないためには、まず温度管理が大切です。
  • COCOやTERRAなど有機培地では、植えかえてから2週間以内に水やりできるように、やや小さめのサイズのファイナル・ポットをチョイスすることも、ひとつのアイデアです。


    • 最適な温度24℃前後で管理すれば、幼苗からファイナル・ポットを定植してから2週間ほどで培地がほどよく乾き、培養液を与えるべきタイミングとなります。

    • LEDシステムの場合、培地が乾かないからと言って、まちがってもLEDを苗に近づけてはいけません!!!! HPSなどHIDランプの光とは性質が全くちがって、LEDの光は作用がとても強いので、小さな苗に近づけると、光障害で葉が焼けてしまうため逆効果です!!!

    • 培地がほどよく乾く前に、培養液を与えるサイクルをくり返してしまうと、根っこの生長がとまり、大きく育つまでに時間がかかり過ぎてしまいます。コストがかかる室内栽培では、病害虫のリスクを最低限にするためにも生長期は最低限の必要日数にすることがベストです。培地が乾かず肥料が足りない状態が出てしまった場合は、まず室温をあげてから培養液を与えてみます。


    • 培養液を与えてから数日後に、新芽がちゃんと出てきたら、その次の水やりは培地が軽くなるまでしっかり待ってから培養液を与えるサイクルにもどします。


    2021年7月30日金曜日

    NTK ポッティングミックスの再利用 : Ep8 Season1とホップ の収穫

    連日、オリンピックで選手たちの素晴らしい活躍に目を見張ったり、一喜一憂する日々が続く今日この頃です。 無観客試合となった今回のオリンピック、開催国であるメリットは寝不足にならないことでしょうか?


    さて、一年でいちばん暑い真夏のこの時期に、ホップは一番花の収穫をむかえました。

    今年はチヌークホップのほうがカスケードよりも先に 毬花がグングン玉伸びしてくれました。忙しさを言い訳に、ツルを間引きしてこなかった代わりに、こまめにひたすら追肥しています。北米由来のアロマホップは、とにかく肥料喰いです。あげればあげるほど、毬花がビシバシ大きくなります。



    生長期にあたる春から初夏は、アブラムシにマルガメムシ、時にはイラガの毛虫がたむろしてますが、それでも農薬は使っていません。毬花の収穫を迎える頃には、なぜか虫は気にならないほど少なくなります。




    ころっと話は変わります。真夏でもバテずによく咲くミニバラが最近気に入ってます。

    ミニバラの中でも人気の高いグリーンアイスは、本当に丈夫で農薬いらずでよく咲きます。
    強く主張しないバラですが、手もかからず、レンガのエクステリアやロックガーデンなどアーバンテイストの植栽 にもよく合うのでオススメです。




    白い花つながりで、サザンハイブッシュのブルーベリーに2番花が咲きました。ラビットアイ種よりもサザンハイブッシュの方が、花が早く咲きはじめるからか、よく返り咲くようです。もちろん水と肥料を こまめに与えています。






    名前に「白」という色がつく「ホワイトセージ 」。赤く色づいたミニトマトは、昨年の秋から室内栽培で育てていた「千果」です。外に出した時点でツルが2メートル以上あったので、ひとまずホワイトセージ の支柱にからめておいたのが一ヶ月前です。「冬の間、おいしいトマトをたくさん収穫させてくれたのだから、きちんと誘引しなくては・・・」と横目で見つづけて一ヶ月も経ってしまいました。気がつけば、人懐こいカラスのサラダバーと化してしまいました。





    CANNA Need To Know のシーズン1も、いよいよラストエピソードとなりました。

    今回は、多くの人が興味があるかもしれない「ポッティング・ミックス培土の再利用方法」です。(当然ですが、新しいポッティング・ミックスの方がよく育ち、多収穫、病害虫などのトラブルなく育ちます。)





    2021年3月12日金曜日

    バラ挿木苗の植え増しと、多肉のウォールハンギング

    東日本大震災発生から、昨日で10年。そして福島第一原発の事故発生。


    映画のように直前で爆発をくい止めるスーパーヒーローになれるわけもなく、TVでくりかえし流れる映像をなすすべなく見つめていたことを思い出します。

     




    さて、5年前にこしらえた多肉のウォールハンキング・プランターが、春の嵐がきた先月2月中旬に落下してバラバラになっておりました。こしらえたばかりの5年前のようすですが、この時に植栽された多肉どもの顔ぶれは、枯れたり消え去ったりして、とっくに入れ変わっています。








    ワタシにとって多肉の素晴らしいところは、茎や葉っぱをポキポキ折りとって、水草に置いたり植えちまえばOKなところです。ということで、アイアンのハンギングケージをGETして水草をつめこみ、落下したウッドプランターから多肉を移植しました。





    コンクリ壁面にフックを建材用の接着剤でひっつけて、ワイヤープランターたちをハンギングしてます。




    ゲリラ豪雨が多い近年でも、建材用の接着剤はだいたい3年はほどは落下しませんが、大雨が降りしきった後のある日突然「なんか壁が広くなった気がする・・・」とよく見ると、ハンギングしたものがフックごと地面に落ちていたりします。





    話はガラガラガラリとかわりまして、昨年秋にGETしたバラの挿木苗ども。
    暖房の効いた室内で、ワタシが吐き出すCO2もあいまって、スクスク大きくなりました。ポットの底が根っこが見えてきたので、植えましせねばならなくなりました。



    これが昨年11月にGETしたのときの同一人物たちです。





    もっともナイーブな幼苗期は、いかに安全かつスピーディーに大きく育てることがマスト事項となります。なので、水切れに強く・濃い肥料から根を守る緩衝作用があって・根張りがよいCANNA COCO培地とCANNA A/Bベース肥料を育苗によく使います。栽培難易度が高い多肉やレアプランツなど、栽培方法が日本であまり広まっていない植物も、ひとまずCANNA COCO培地に植えておきますが、ベックラするほどシッカリ早く大きく育つことがほとんどです。





    ワタシの主観ですが、CANNA COCO培地は、どんな栽培方法よりも根の生長が早いだけでなく、健康な根がたくさん育ちます。その理由は、ココ繊維はセルロースやヘミセルロースでできた植物繊維なので、ロックウールやハイドロボールなどの鉱石培地とはちがい、クッション性と通気性が豊かなうえ、緩衝作用があって、濃い肥料やpH値の急激な変化から根を守ってくれることと、根がからみつきやすいこと、有機繊維だから炭素源が豊富だから、だと思います。


    植えましには、元肥が1週間分はいっているCANNA TERRA Professional培土を使います。培土に元肥が入っているので、植えましの時にベース肥料は使いません。スーパースライブや活力剤だけの培養液を使います。






    植えましや、植えかえの作業に入る前に、培養液を準備しておきましょう。ポットサイズの50%培養液を用意すると、適度に排水されてちょうど良いです。

    例えば、1Lポットが5つなら、培養液は2.5L〜3Lほど必要です。
    水温は18℃〜22℃がよいので、真冬は25℃くらいにしておくと、水やりする段階で適度な水温になります。

    幼苗をひとまわり大きなポットに植え替えるときは、葉っぱと根っこがちぎれたり、傷んだりしないようにマックスで気をつけましょう。幼苗がダメージを受けると生長が遅くなります。



    根鉢を崩したり、根っこを切った方がよいのは、冬超えをして翌年も新芽を伸ば宿根草が成熟して、開花シーズンを終え、休眠期間に植え替えをするときだけです。そして宿根草の場合も、幼苗期には葉っぱや根を傷つけるのはNGです。


    日本不耕起栽培普及会

    岩澤信夫さんは、大豆の苗の新芽と根っこをカットして収量を3倍にする、ものすごい栽培技術を確立していますが、確立するまでにかかった年月はたしか、ウン十年だったと思います。





    ということで、ポットから根鉢を崩さないように苗をスポッと抜いて、あらかじめ培土を3/2ほどセットしておいた、ひとまわり大きなポットにそっと置きます。




    この根鉢のまわりのスキマをうめるように、CANNA TERRA Professional培土を入れていきます。





    ポットを両手で持ち上げて、トントンとやさしく床に落として、培土がポット内で均一にいきわたらせます。最後に両手でバラの根元を挟むようにして、培土の表面を軽く抑えて根っこを培土になじませます。水やりする時も、苗がグラつかないように、根元を指ではさんで、コーヒーのドリップをする要領で、チョロチョロとそっと水やりします。






    バラをはじめ、イチゴやブドウなどのバラ科は、シリカを好んで吸収するので、アドバンスド・シリカの10,000倍希釈(0.1ml : 水1L)を葉面スプレーして、植えましを仕上げました。





    シリカ=ケイ酸は、カルシウム同様に細胞壁を強化したりチッ素の流転を促す効果が高いのですが、反面で他の肥料成分と結合しやすく、根っこから与えるよりも葉面スプレーのほうが吸収がよく効果が高いのです。




























    2020年4月28日火曜日

    たのしく復習!? “The Basics of Hydroponics〜 培地編 その4〜”

    培地について〜腐植した植物繊維でできた有機培地編〜

    その2 : ソイルレス・ポッティングミックス(ピートモス主体の培土) 





    ソイルレス・ポッティングミックスである「 キャナ テラ・プロフェッショナル 」とは、植物由来の泥炭であるピートモスを主体にミックスした培養土のことですが、ピートモスについてもこれまで幾度となく説明してきたことがありますので、リンクでご紹介します。

    1. ピート? ピートモス? その1とその2
      https://desktopfarmer.blogspot.com/2011/05/1.html

      https://desktopfarmer.blogspot.com/2011/06/2.html
    2. CANNA TERRAのオフィシャル動画の日本語字幕バージョン

    《 キャナ テラ・ヴェガと生長期 について》


    《 キャナ テラ・フローレスと開花期〜収穫期について 》








    CANNA TERRA Professionalのメリットをサクッとご紹介


    クリーンで栄養価の高い果菜類が、多収穫できるキャナ・テラ プロフェッショナル


    酸性で無酸素状態のピート層には、そもそも病害菌が住み着けないので、とてもクリーンです。そして、ピート層から採掘したピートモスにカルシウムを加えてpH値を弱酸性にするため、キャナ・テラにはすでに約半年分のカルシウムが補われています。

    複合肥料でネックとなるカルシウムを配合する必要がなくなるので、キャナ・テラの肥料はワンパートですむのです。


    最高品質のポッティング・ミックスであるキャナ・テラのピートモスは、水苔(スパグナム属)のみが堆積した泥炭層から、ブロックカット法で採掘された長繊維質の最高グレードのガーデンピートのみを使用しています。平均的なポッティング・ミックスよりも長期間、保水性、保肥性、通気性を高いまま保つことができます。









    ハイドロポニックにはないメリットで、勝手においしく育つキャナ・テラ プロフェッショナル

    1. 「炭素は肥料!!!」
      燃料としても使われるピートモスは炭素を多く含みます。ロックウールなどハイドロポニック用の培地とちがい、植物は培土から炭素を吸収することができます。植物の体をつくるタンパク質の約50%は炭素(C)なので、キャナ・テラで育つ植物は、空気中の二酸化炭素以外にも、キャナ・テラ培土からも炭素を豊富に得ることができます。
      炭素が豊富ならばチッソ過多にならないので、がっしりとコンパクトで丈夫に、さらに果実の糖度が高まります。
    2. 水溶性の腐植酸が、野菜の栄養価を高める
      抗酸化作用が高い腐植酸は、美容や健康食品の業界でも高い注目を集めています。
      キャナ・テラ培土で育てると、腐植酸の含有量が高い高機能で付加価値の高い野菜を手軽に育てることができます。この点も、ハイドロポニック栽培にはないメリットです。

    CANNA TERRA Professional のデメリット?


    湿地帯のピート・ボグには、大量のCO2が貯蔵されているうえ、生態系の宝庫といわれるほど数多くの種類の動植物が生息しているので、ピートモスを採掘しすぎることは、大気中のCO2を増加させ、湿地帯の貴重な生態系を破壊してしまうことが指摘されています。





    近年の異常気象、山火事の多発、酷暑や台風被害を思えば、あらゆる天然資源の過剰な採掘、伐採、乱獲は、思っていたよりもすぐさま人々の生活を脅かすことを身にしみて感じています。一方で、農業や園芸で消費されるピートモスの年間使用量は、新たに堆積するピート層の量よりも少ないという調査結果も出されてます。問題は、燃料用に採掘されるピートモスの消費量だとのことです :


    CANNA TERRA Professional栽培のポイント




    1. キャナ・テラ培土には、保水性と保肥性があります。そして、養液土耕栽培にカテゴライズされます。そのため「再循環システム」や「DWCシステム」のような、培養液を再循環させるハイドロポニックの栽培システムには向かない培土です。キャナ・ココ培地とおなじく、Run-to-Wasteといった掛け流し式の栽培方法のみが可能です。
    2. 有機培地である キャナ・テラ培土 にはpHの緩衝作用があるため、ハイドロポニックほど、培養液のpH値に神経をとがらせる必要はありません。
      しかし、
      キャナ・テラ培土専用肥料のテラ・ヴェガとテラ・フローレスを多めに与える場合、培養液のpH値が下がりすぎてしまうので、クリスタル・アップのようなpHを上げる活力剤などで5.8に調整してから与えます。

      オーガニック肥料であるバイオ・ヴェガとバイオ・フローレス
      キャナ・テラ培土で使うことができますが、こらちはpH調整の必要はありません。
    3. キャナ・テラ培土でも、水の与え過ぎは根の生長を妨げます。生長期は、やや乾かし気味で管理し、開花期以降には少しずつ水やりを多くしていきます。
      ピートモスは、カラカラに乾かしてしまうと固くなりすぎてしまうので、目安としては与えた水を50%吸収したときに水やりをします。水やり前と水やり後の重さを測っておくと、与えた水の重量を簡単に知ることができます。
    4. PK肥料の与え過ぎに気をつけましょう。キャナ・テラ培土の主体であるピートモスには、カルシウムがふくまれています。カルシウムはリン酸と結合しやすいため、PK肥料を与えすぎると、根が吸収できないリン酸カルシウムに変わってしまい、カルシウム不足になってしまいます。また、培土のEC濃度が上がり根が傷みやすくなってもしまいます。
      植物に肥料過剰などの症状が出てしまったら、水、または肥料を加えず活力剤のみの培養液でよく洗い流し、それ以降しばらくは、薄めの肥料培養液で管理します。
    5. レタスなど葉もの野菜や、穀類などの一斉に収穫する場合は、好みによって収穫前にキャナ・テラ培土をフラッシングすることができます。収穫の1〜2週間前にポットの底から排水される水のEC値が、水道水とおなじくらい低くなるまで、キャナ・テラ培土をジャージャーと洗い流してください。
      フラッシングのときに根を傷めないために、水温が15℃以下、30℃以上の極端な冷水、温水は使わないようしてください。
    6. ピートモスを主体としたキャナ・テラ培土は、再利用には向きません。しかし、お庭の菜園スペースや土壌の表面にまくと、土壌改良に役立つほか菜園で育つ花や野菜のCO2源にもなります。