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2024年7月19日金曜日

花をつけたプロテア挿し木苗とジャガイモの実

 なんとなく梅雨が開けました。太陽が雲に隠れた涼しい日々か終わるのかと思うと、晴れた日が恨めしくも感じます。


ラベンダーの花にめずらしいハナアブがやってきました。お尻だけ青いシマシマの「ヘリヒラタアブ」だそうです。全身が青いブルービーほどは珍しくありませんが、このハナアブを目にするとなんとなく良いことがありそうな気がして、うれしくなります。



これも、ちょっと珍しいできごとです。ジャガイモの果実です。紫色のジャガイモ「シャドークィーン」の花が、実をつけました。




2年前にGETした「プロテア・ホワイトレペンス」の苗が、今年初めてツボミを上げました。開花が楽しみです。入手した当時は、ほんの15cm足らずの挿し木苗でした。思ったよりも生長が早く、うれしいかぎりです。


今年3つ目の花をつけたキング・プロテアです。咲き終わったツボミは、早めにカットした方が次の花が早く大きく咲くようです。


2024年5月31日金曜日

キング・プロテアの開花とブルベリーの収穫


 


育てはじめてから今年で3年目のキング・プロテア。今年は主茎が3本になりツボミも3つつきました。一本の茎からはひとつの花しか咲きません。そして生長がとてもおそい植物なので、一年に一本しか茎が増えません・・・いまのところ。


サザンハイブッシュ系のブルーベリーの果実が熟しはじめました。ブルーベリーの果実は、ひとつひとつ甘く熟すタイミングが違うので色づいた実をすべて収穫してしまうと、まだスッパイ果実もあります。触ると簡単にポロッと取れる果実は甘く熟していますが、ひっぱらないと取れない果実は未完熟です。





バラの開花ピークが終われば、次はアジサイの開花シーズンです。毎年咲くたびに花色に見惚れてしまうハイドロランジア「アムステルダム」。秋色アジサイになる品種です。かれこれ3年以上たいした手入れも植えかえもしていませんが、たまに肥料を与えるだけで見事に咲いてくれます。




本当にアジサイが大好きなのですが植える場所がもうないので、これ以上増やさないためにも「最優秀賞受賞のアジサイ」だの「殿堂アジサイ」だの「新品種アジサイ」だの「日本人育種家のアジサイ」などのキーワードを検索しないことにしました。ということで「はじめて育てるならレアで個性的なアジサイ」と思うマダムは、このキーワードで画像検索することをお勧めします。

2024年3月13日水曜日

ミニトマトの収穫と咲きはじめた春の花々

 室内LED栽培のミニトマト、やっと収穫できました。やや皮がかためで口に残るものの、やっぱり極上の甘さと旨さです。フルーツ感覚でポイポイ食べられます。



現在では、室内栽培でかかせないLEDライト。冬場のエアプランツやコーデックスなど愛でながら育てるインテリアプランツには、LEDが大活躍です。ウォームホワイトな光を放射するLEDの光に当ててからというもの、冬場だというのにストリクタがぐんぐん育ちました。


耐寒性の低いエアプランツは、冬に室内で育てることになりますが、室内だと蒸れやすくなり腐らせるのが怖くて水やりできない、かといって蒸れないように風を当てていたらカピカピにミイラ化して枯れた・・・というケースが多いと思います。
LEDライトを当てているストリクタは、ほぼ毎日スプレーで水を葉面散布しているうえ、保水のためにガラスドームに入れておりますが、グングン大きく育ってます。



三寒四温とはよくいったもので、凍える冷たい雨が降った翌日はキラキラとした春の日差しが植物の開花を促進します。ミステリアスバニーというビオラは、なんとも不思議でステキな青と紫のニュアンスカラーが魅力なのですが、今年のミステリアスバニーは、はっきりとしたグラデーションになりました。とても気に入っています。



これもまた青みががった紫の花を咲かせるエキウム「ブルーベッダー」。昨年の10月に地植えした苗が2月のはじめから咲きはじめました。エキウムは、蒸れに弱く寒さに強いのだそうですが真冬からツボミをあげはじめ、いちめん枯れ草色の地面でいっそう際立って美しく咲いてくれていました。


エキウムは、本来は4月ごろから咲く花だそうです。やはり暖冬なのでしょうか。
隠れるように咲いているクリスマスローズは、昨年9月に植えたエレガンスです。


「あんず小鞠」も咲きました。クリスマスローズは年々大きな株に拡大し花数も増えます。
耐陰性が高い植物といわれますが、2年前に直射日光が当たらない場所に植えたクリスマスローズは今年になってやっと咲きました。ツボミを上げはじめる早春から春先は、日当たりが良い方が早く、たくさん咲くのだと思います。



50Lの大型ポットに植え増ししたキング・プロテア。昨年の冬に出たツボミは茶色く枯れてダメになってしまいましたが、今年出たツボミは枯れることなく大きく肥大しています。プロテアは中低木の木本植物なので、やはり年月が経つほど木が成熟して、勝手によく咲くようになるのだと思います。


2023年11月7日火曜日

 やっと暑さとオサラバ・・・と安心していたら、なんと26℃超えの連休となりました。

お出かけ日和に恵まれたのは何よりでしたが、まさか11月になってから蚊に刺されまくるとは思いませんでした。

ビカクシダ・ネザーランドは、新しく展開した貯水葉が美しく広がっています。


雨が降った翌日は貯水葉がベロ〜ンと広がることに気がつき、ほぼ毎日葉水スプレーをしています。シダの一種であるビカクシダは、真夏に起こりやすい蒸れ腐れの心配もなく昼夜の温度差が大きくなる春と秋に目に見えて生長してくれるようです。

管理がやや難しいといわれるリドレイ、グランデ、エレファンティスですら、室内でSANlight LEDの光のもと、日々葉水スプレーしてますが絶好調です。日本でも育てやすいネザーランドやビフルカツムは増えすぎた胞子葉のフサがポロリと取れたのでココ培地に挿したら、数週間で貯水葉が展開して着床しました。


キング・プロテアも主茎が2本となり、新芽がどんどん展開してきたので、思い切って40Lのポットに植えまししました。古い鉢から根鉢を崩さないようにスポッと抜いて、新しい鉢の中央に掘ったクボミにスポッとはめ込んで、水やりをして根鉢をなじませました。酸欠に弱いので、古い根鉢を全部埋没させずに、わざと根鉢を露出させる浅植えにしてみました。


根が移植に弱いレアプランツや、花や野菜の幼苗を大きなポットとか地面に定植するとき、根鉢をぜんぶ埋めてしまわずに、根鉢の半分以上を露出させて植える浅植え定植にハマっています。植えまし直後の完全水切れに注意するだけで、丈夫な根っこがたくさん発生して、新しい土への活着がものすごくよくなります。

浅植えの注意点は、似た性質の培地どうしでないと活着がうまくいかないということです。例えばロックウール培地を土壌やCOCO培地などに浅植えしてしまうと、保水力の違いからロックウールの水分が土に吸われて乾きすぎてしまうので活着がとても悪くなります。


さて、毎年恒例の秋バラをめでてきました。

秋バラにつきものなのがトンボです。



春バラと比べると葉の色が全体的に黄昏色で、品種ごとに開花のタイミングにかなりの差がでますが、乾いた秋の空気のおかげでバラの良い香りが遠くまで運ばれます。


我が家のパッド・オースチンは、今年の猛暑の中でもよく咲いていました。真夏に咲かせてしまったので秋の開花は期待していませんでしたが、ここ最近の昼夜の温度差でツボミがたくさん上がってきました。


今年の春に突然芽生えてきたど根性パパイヤ、ぐんぐん大きくなってます。今年は暖冬になりそうですが、通路のジャマになるので寒さで枯れてくれなくては困ります。かといって除去する勇気もありません。



晩秋を強く思わせるオーナメント・グラス「ペニセタム・パープルファウンテン」。とにかく丈夫です。今年の猛暑のせいで、夏の間にせっかく植えた宿根草の多くが消え去り、ワレモコウですらようやくツボミが見えてきた段階ですが、乾燥につよいグラス系が美しく紅葉してくれたので救われた気分です。




とにかく丈夫、かどうかはわかりませんが、とにかく運動能力が高いのが黒猫の特徴だそうです。加えて、物陰や闇夜にまぎれこめる毛色のおかげで、とにかく警戒心がうすく好奇心旺盛です。室内で大事に育てていた観葉植物たちの葉はことごとくむしり取られ、すでにハゲ山と化しました。



鼻より先に前足が出てしまうクセのせいで先住3兄弟ネコから敬遠されていましたが、最近ようやく鼻チューができるようになり、ボスの娘猫にお尻の匂いを嗅がせる余裕ができてきました。本格的な寒さがくるまでに先住ネコどもと同じ寝床で眠ってくれることを心から祈っています。








2023年6月16日金曜日

梅雨は勝手にいろいろ育つ・咲く季節

やっと晴れた! と思えば、逃れられない蒸し暑さがおそってきます。

雨で植物どもの手入れができない日が、ほんの2、3日続いただけで見て見ぬふりをしたくなるほど雑草どもが生いしげりやがる季節です。


水が好きなバラどもは、つぼみを次々に上げて返り咲きます。

 


ひん死状態だったブラック・ティー。5月にはあまり咲かず、今年初めての開花ピークです。


ブラック・ティーの葉ウラにはハナグモが住み着いてくれました。葉かきをしようと近づくと、葉のウラにシュタッッッッ!と隠れます。


「植えてよかった、植えといてよかった宿根草」のトップ10に入るロシアンセージ。
毎年夏のさかりに茎が茶色く枯死して、蒸れくさったかと思うと、翌年必ずビシバシ伸びて紫色の花を咲かせてくれます。


キング・プロテアの理想的な開花サイクルを今年はじめてよく理解できました。
株自体はわりと耐寒性が高いので、関東以西なら屋外で冬を越せますが、昨年の秋に出たツボミは先月茶色く枯れてしまいました。つい最近出たつぼみはグングン大きく肥大しているので、秋に出たツボミは冬の間に摘蕾(てきらい)しておくべきで、春以降に出たツボミだけ咲かせたほうがいいのだと思います。


西洋アジサイリ品種シティ・ラインシリーズのアムステルダム。肥料ぐいで、肥料をこまめに与えるほど、鮮やかにたくさん咲きます。去年は秋色アジサイを楽しむために晩秋まで咲かせていましたが、よく咲きます。3年以上同じ鉢のまま植え変えせず室内栽培で出る培養液の廃液をたまに薄めてあげているだけです。
鉢植えのアジサイは水切れが早いので、底面給水トレーがわりにラウンドソーサーを敷き、鉢底に水を溜めるようにしています。


「植えっぱなしでもコンパクトにまとまる寄せ植えに最適な宿根草」のトップ10に入ると今年わかった「キャッツテール」「ガウラ」「カレックス」のくみあわせ。なるべく手間もかけず、季節ごとの植えかえもせず、植えっぱなしでもだらしなく見えない寄せ植えこそ、アーバンガーデニングの目指すべき姿だと思います。




一方で、地植えでも放置厳禁だと思い知ったアーティーチョーク。2メートル近くそびえる草丈に咲く、花の群生はすさまじい存在感があります。


ルリタマアザミの花が上がってきました。これの花もあざやかな紫色に変わります。



蜜源植物のブッドレアは、咲きはじめの今時期にもっとも大きくて香りの強い花を咲かせます。晴れた日は、次から次にチョウチョや蜂がやってきます。お盆時期にも、たくさんのチョウチョがやってくるので「帰ってきた ご先祖様はどれかな?」状態になります。




「ひさし をかして おもや を とられる」というコトワザがあります。
親切にした恩を仇で返されるという意味ですが、このホップがまさにそれです。バラのためにセットしたオベリスクでしたが、いつの間にかツルバラは消え去り、チヌーク・ホップ棚にかわりました。



バラの代わりに、たくさん毬花をつけてくれたので、「まぁホップでもいいかな」と言い聞かせています。



2023年6月2日金曜日

SANlight LEDで育つレア・プランツ

 6月になりました。今年の梅雨入りは、いつになるのでしょうか。
梅雨のあいだにあっという間に伸びる雑草に負けて行方不明になったり、溶けてしまったりで毎年ダメになってしまう宿根草が少なからず出てきます。

しかし、SANlight LEDで育てている室内栽培の植物たちには、梅雨や日照不足なんてことには関係なく、来る日も来る日もスクスク・スクスク育ったり伸びたり咲いたりしてます。



初挑戦のプロテア室内LED栽培。特殊な根っこを保つため肥料をあまり与えない方が良いプロテアたちですが、光合成効率のよいLEDで育てると生長スピードが早すぎて、思いのほか肥料不足になります。


とあるショップさんでGETしたビカクシダども、みるみる面白いほどデカく育ちます。


あまり大きな声では言いたくない気もしますが、リドレイですら貯水葉と胞子葉がバシバシでてきます。


200mmのネットポットに定植したグランデ。この貯水葉が金型にセットしたパイ生地に見えて仕方ありません。


そしてリドレイの貯水葉は・・・


↓キャベツにそっくり!

アウトドアでは、バラの開花がひと段落するとアーティチョークのツボミがひどい有様になってきました。株分けするか、摘蕾(てきらい)しないと大きなツボミにならないんですねぇ。来年はがんばります。



育てはじめてかれこれ10年近くになるチヌークホップ。

毛花がでてきました。




根っこが強いホップは、病害虫で枯れてしまうことはほとんどありませんが、だいたい6月いっぱいまで甲虫の「ハムシ」に葉っぱを穴だらけにされます。気温が30℃を超えるようになるとハムシの食害は見られなくなりますが、わずらわしく感じていました。
とある農業雑誌で「高菜を植えるとハムシがこない」という記事を発見し、4月ごろにホップのまわりに高菜のタネを蒔いておきました・・・

高菜は、さすが害虫の忌避効果があるだけあって、いつのまにか大きく育ってました。



高菜の効果ですが、ホップへのハムシの食害はゼロにはなりませんでした。しかし例年と比較すると食害がかなり減ったことを実感しています。



一方で、今年も天高くのびて咲いたホワイトセージの花。アブラムシだらけでアップではお見せできません。



この季節、多くのおウチの植栽で日に日に色鮮やかに大きく開くアジサイたち。「玄関先で咲く鉢植えのアジサイは、きっと母の日のギフトなんだろうな。今年はこんな色目のアジサイをよくみるな」、と毎年ニヤニヤして眺めています。


毎年それはそれは魅力的なアジサイ品種を見つけるのですが、もう植える場所がありません。なにしろ今までGETしたアジサイたちが 年々大きくなるのです。



こぼれダネで発芽して、あっという間に花が咲いたネメシア。
うれしいハプニングです。

宿根草のジギタリスが今年も咲いてくれました。



7年前に苗を植えてから、今年はじめて開花した「キンリョウヘン」。たしかミツバチを呼ぶために植えたと記憶してますが、それからクローバーだのブッドレアだの蜜源植物をたくさん植えたので、ミツバチ、アシナガバチ、クマバチ、ハバチ、そしてスズメバチが毎年やってくるようになり、ハチ不足を感じたことは一度もありません。


5月の連休スタート2日目で脱走して、死ぬほど心配させられたムスメ猫。
彼女がいる毎日がうれしくてしかたありませんが・・・

本人は、そんなことお構いなしです。「おいで!」と呼ぶとゴロンゴロンと床を転がりダダッとロケットダッシュで去っていくのがお約束。

彼女が緑地で迷子になり帰ってこなかった間中、ずっと心配そうに落ち込んで隠れていた兄弟ネコ。



シャム系のミックスネコはオシャベリが多い特徴があると聞きますが、どちらかというと遠吠えのような雄叫びを上げながら家中を歩き回る兄弟ネコ。


この子の雄叫びが偶然スマホに入っていたので、くり返しその声を再生しながら緑地で迷子になったムスメ猫を探すと、秒殺で「ミャア! ミャア!」とヤブの中から返事を返してくれて、見つかりました。

もっともこの子自身も、再生された自分の声に反応して「オゥワァ! オゥワァ! 」と叫んでいたので誰の声でも反応するようです。

室内飼いのネコちゃんがもし迷子になってしまったら、Youtubeなどにアップされているネコの声を再生しながら探せば、居場所を見つけられるかもしれません。