2023年6月16日金曜日

梅雨は勝手にいろいろ育つ・咲く季節

やっと晴れた! と思えば、逃れられない蒸し暑さがおそってきます。

雨で植物どもの手入れができない日が、ほんの2、3日続いただけで見て見ぬふりをしたくなるほど雑草どもが生いしげりやがる季節です。


水が好きなバラどもは、つぼみを次々に上げて返り咲きます。

 


ひん死状態だったブラック・ティー。5月にはあまり咲かず、今年初めての開花ピークです。


ブラック・ティーの葉ウラにはハナグモが住み着いてくれました。葉かきをしようと近づくと、葉のウラにシュタッッッッ!と隠れます。


「植えてよかった、植えといてよかった宿根草」のトップ10に入るロシアンセージ。
毎年夏のさかりに茎が茶色く枯死して、蒸れくさったかと思うと、翌年必ずビシバシ伸びて紫色の花を咲かせてくれます。


キング・プロテアの理想的な開花サイクルを今年はじめてよく理解できました。
株自体はわりと耐寒性が高いので、関東以西なら屋外で冬を越せますが、昨年の秋に出たツボミは先月茶色く枯れてしまいました。つい最近出たつぼみはグングン大きく肥大しているので、秋に出たツボミは冬の間に摘蕾(てきらい)しておくべきで、春以降に出たツボミだけ咲かせたほうがいいのだと思います。


西洋アジサイリ品種シティ・ラインシリーズのアムステルダム。肥料ぐいで、肥料をこまめに与えるほど、鮮やかにたくさん咲きます。去年は秋色アジサイを楽しむために晩秋まで咲かせていましたが、よく咲きます。3年以上同じ鉢のまま植え変えせず室内栽培で出る培養液の廃液をたまに薄めてあげているだけです。
鉢植えのアジサイは水切れが早いので、底面給水トレーがわりにラウンドソーサーを敷き、鉢底に水を溜めるようにしています。


「植えっぱなしでもコンパクトにまとまる寄せ植えに最適な宿根草」のトップ10に入ると今年わかった「キャッツテール」「ガウラ」「カレックス」のくみあわせ。なるべく手間もかけず、季節ごとの植えかえもせず、植えっぱなしでもだらしなく見えない寄せ植えこそ、アーバンガーデニングの目指すべき姿だと思います。




一方で、地植えでも放置厳禁だと思い知ったアーティーチョーク。2メートル近くそびえる草丈に咲く、花の群生はすさまじい存在感があります。


ルリタマアザミの花が上がってきました。これの花もあざやかな紫色に変わります。



蜜源植物のブッドレアは、咲きはじめの今時期にもっとも大きくて香りの強い花を咲かせます。晴れた日は、次から次にチョウチョや蜂がやってきます。お盆時期にも、たくさんのチョウチョがやってくるので「帰ってきた ご先祖様はどれかな?」状態になります。




「ひさし をかして おもや を とられる」というコトワザがあります。
親切にした恩を仇で返されるという意味ですが、このホップがまさにそれです。バラのためにセットしたオベリスクでしたが、いつの間にかツルバラは消え去り、チヌーク・ホップ棚にかわりました。



バラの代わりに、たくさん毬花をつけてくれたので、「まぁホップでもいいかな」と言い聞かせています。