2011年9月2日金曜日

「あかねっ娘」のランナー植えかえました。その2

ガーデニングって、作業の適当さが、のちのちの生長度合いにミゴトに反映されちゃいますよね。なので、ココロの「めんどくさい!」度が高いときは、だいたいションボリな結果になったりします。

数えきれないほどの植物を枯らしてしまって、やっと学習したことの一つが「下準備をキッチリやると、すべての作業がいちばん楽にすむ」です。当たり前ですが・・・
例えば、お料理する時でもなんでも、時間がかかるものから先に準備を始めるのは、同じだと思います。不景気な昨今、ガーデニングも費用を抑えるために、資材も「再利用」したいところです。

ハイドロ・システムやポリポットや水受けトレイなどなど、プラッチック製の資材を再利用する時は、前日から準備するとベターです。

食器用洗剤で洗ってざっくり汚れを落とした後に、「オキシドール」を薄めた水を張ったバケツなんかにチャポンと浸しておいて、そのあとよく乾かします。作業直前に「ハッ! 消毒忘れた」となったら、消毒用のウエットタオルで拭いたり、アルコールをスプレーしたあと、しっかり乾かせばセーフです。

ということで、「あかねっ娘」のランナーの植えかえ前にも、まずキチンと下準備しました。今回の作業は、3号鉢に根をはったランナーをマザープラント(親株)から切り離したあと、5号鉢への植えかえ、という段取りです

3株のマザープラントから無事そだった10株のランナーをチョイスして「ココ培地」と「ポッティング・ミックス」で半分ずつ育てることにしました。


















用意したのは、
■5号鉢くらいのサイズのポリポットを10コ。(数えきれないほどの再利用なので、ちゃんと消毒しました)。
■ココ培地と、ポッティング・ミックス培土をそれぞれ約10リットルづつ。
■ココ専用のベース肥料を通常の2倍に希釈したココ培地用の培養液 5Lと、根の活力剤を希釈したソイルレス・ミックス用の培養液5リットルづつ

深さのある大きなトレイを二つ用意して、そのなかで苗をポットから引き出したり、新しいポットへ植え込んだりすると、培養液の水やり時とかグロウスペースへ移動させるときにラクチンですし、こぼれた培地が床を汚さずにすみます。


植えかえが終わってみると、約10リットルのココ培地は、培養液が3リットルほど必要でした。10リットルのポッティングソイル培土は、2リットルの培養液を吸いました。















ピートがベース素材となっているポッティングソイルのほうが、保水力が大きいので、いったん乾くとココ培地よりたくさんの培養液を吸います。

ピートは、鬼のような保水力があるので乾く速度が遅いのですが、含気性も高いので、「乾くのが遅い !」 と不安に負けてパーライトなどを混ぜる必要は、まぁっっったくありません。そのかわり、まだ苗が小さい頃はジャストサイズのポットに植えるのが、とおっっっても大切かと思います。





ところで、5号鉢へ植えかえる前のイチゴのランナーたちの根はり具合を確認してみました。まず、ソイルレス・ミックス培土( CANNA TERRA )の根はりです。

































↓ココ培地( CANNA COCO )の様子です。































根の量が多いor少ないは培地のせいではなく、子株の生長度合いによるものですが、根っこの性質がちょこっとちがいますね。

細かなピートをつかったポッティング・ミックスは、細めの根っこが培地の全体に張りわたって伸びてくかんじです。一方ココ培地の方が、まっすぐで太めな根っこが、しゅっっっと伸びてから、根毛が張っていくかんじです。どちらにしても、健康な根っこが張りました。

ココ培地とポッティンクソイル、それぞれのメリットにつながります。