私の住む川崎では、雨こそはたくさん降らず、風か強く晴れたり曇ったりのムシ暑い週末でした。数年前のゲリラ豪雨で近所のガケが大きく崩れたことがあったので心配してましたが、大きな被害はでませんでしたが・・・
しかし、はっっっと気付けば、「ゴーヤのグリーンカーテン崩落」してました。原因は、はっきりしています。実ったゴーヤの収穫をさぼり全体が重くなりすぎていたので、金具が強風に耐えられなかったのです。
軽いホップのグリーンカーテンは、なんともありません。
ゴーヤのツルを大幅に間引くことにしまた。
「来年のグリーンカーテンは、ゴーヤはやめて絶対ホップだけにしよう」と、心に固く誓いつつ・・・
ふと見れば、カスケードのホップもたわわわわわわに実っています。
ついでにホップの収穫もすませてしまうことにしました。地道に手摘みです。
ホップの花のことを日本では「毬花=きゅうか/まりばな」、欧米では、ホップコーン(Hop Cone)、またはホップ・ペレットに対してリーフホップ(Leaf Hop)と呼ぶようです。
カスケードは香りがよいアロマホップですが、手で摘んでいくと、おどろくほど柑橘系のスキッとしたよい香りがします。顔をつっこんでしまいたくなるほどでした。
今年は地植えして一年目なので、たくさんは穫れませんでした。2年目から徐々にたくさん花をつけるようになるそうなので、来年に期待です。「来年のグリーン・カーテンは、ぜったいホップだけにしよう」と、再度ココロに誓います。
ホップコーンのどアップです。黄色いツブツブが「ルプリン」というアロマ成分です。
ホップのアロマは「テルペン類」という芳香物質で、「メバロン酸経路」という反応の中で作られるそうで、
ものすごくバックリ言うと、「主に光合成でつくられたデンプン」を複雑に反応させていくプロセスのひとつなので、花や果実の香りを引き出すには、光合成量を多くしたり、新陳代謝を活発にする「有機酸」を補ってあげたりが第一歩のようです。
こっちは「チヌーク・ホップ」というビターホップです。カスケードとちがって、苦みの成分がつよいホップです。
チヌーク・ホップの根元です。
カスケードの根元は、ハムシにたべられてスカスカ・ボロボロでしたが、チヌークの根元の葉っぱは、そんなにやられてません。やっぱしアロマホップのほうが、食べられやすいのかもしれません。
そういえば今年の2月、底冷えのする寒い頃に、室内で保管していた鉢植えの「カイコガネ」という日本種ホップのリゾーム(Rhyzome=地下茎)をマンマとネズミに奪われたことがあります。植物は冬期に、根っこが凍ってしまわないように、細胞の糖分濃度を高くして寒さから身を守ります。食べるものが乏しい冬期に、腹ペコなネズミは、試しにかじってみたホップの根っこが甘かった!!! なんてことがあったのかもしれません。
秋の気配がしてからというもの、カスケードには新たに花が咲き始めました。咲き始めの頃の花は、その姿からか「毛花/けばな」というそうです。寒さに強いホップは、秋が深まる頃までコマメに追肥していけば、花が咲きつづけ収穫ができるそうです。
さて、収穫を終えたホップたちは、ただいまドライボックスで、大事に大事に乾燥中です・・・