2011年9月7日水曜日

さぁ、タネをまこう!

来週の月曜日9月12日は、旧暦の8月15日にあたり「中秋の名月」となります。
「十五夜」ともいい、お月見を楽しむ夜になりますが、毎年この日が「満月」にあたるとは限らないそうです。

でも今年の十五夜は、ちょうど「満月」と重なります。満月のころは、成分の吸収がたかまるので、じっくり醸造してつくられた滋養の高いお酒なんかを、しみじみと味わいたいところです。

月暦と農業は、切っても切れない関係です。世界各地で田畑を耕す人たちは、昔から月の満ち欠けで種まきや収穫のタイミングを決めていたそうで、それは現在も受け継がれています。大まかな流れでは、動物も生物も「満月には吸収/生殖」、「新月には排出/成長」といわれてます。

月齢で農作業をする生産者さんは、「満月には、種まき、地上に実る果実の収穫、生育中の苗は丈が伸びにくくなるからチッ素やアミノ酸を多めにあげる」
「新月には、植えかえ、地下に実る根菜類などの収穫、地上部に実る果実は肥大が遅くなるからPK肥料をあげる」などなさっているようです。


・・・ということで、秋冬トマトの室内ガーデニングに向けてミニトマト「千果」の種を撒きました。
















去年の年末に発芽したときは、あまりの寒さで苗の生長がとまり、収穫までこぎ着けたのが5ヶ月後の4月末でした。
http://desktopfarmer.blogspot.com/2010/12/blog-post_29.html
http://desktopfarmer.blogspot.com/2011/04/tomatoes.html
今はまだ十分にあったかいので11月末ごろから収穫できるようになるといいなと思います。

満月の前後一週間くらいに種まきすると、根量がふえてしっかりした苗に育つそうです。
私も、月齢に従ってガーデニング作業をするようにしています。「いつ頃に、タネを撒いたか? / 植えかえしたか? 」などなど、カレンダーに印をつけていかなくても、数ヶ月後になっても月齢カレンダーを見ればカンタンに思い出せるからです。

月の満ち欠けを意識しながら花々の咲き方や害虫の発生を見てると、オモシロイのは満月の前後ではなく、新月のあたりで花を咲かせたり産卵する「あまのじゃく」がいるってことです。どうやらこれも「もしも全員が同じタイミングで生殖活動をして、災害なんかで一斉にやられたら、ダレも残れないよね!」という種の保存の法則が働いてるかららしいです。