2014年8月19日火曜日

夏休み。いっしょに暮らせる植物たち。

朝夕には、すこしだけ秋を感じる風が吹くようになりました。それでも「今日は、テクテクと散歩でもしようかな」、とは決して思えない残暑な日々です。


古いタンスからお作りになられたという木の箱を、ご近所のかたからたくさんいただいたので、多肉のウォールデコをつくってみました。ホントならば、木枠からあふれんばかりにニギニギしく多肉たちを植えこみゴージャスにしあげたいところですが、気力と予算がつつかず、ひとまずここでストップ・・・

























「SUCCULENT WALL FRAME」とか、「SUCCULENT WALL ART」などなどのキーワードで検索すると、多肉植物やセダムなどを利用したウォールデコが見つかります。DIYが得意な方なら、時間と気力さえあればカンタンにできるのも魅力です。
英語ではありますが、こちらのサイトで必要な材料と作り方の手順の一例がバックリと把握できます。







さて、台所でみつけてしまった「安納イモ」の食べわすれ。ついうっかり水に浸してみたら、たった数日でこのアリサマです。インテリア感覚で室内にて、めでています。


















たくましく伸びた根っこの先端が、水面から顔を出してます。きっと酸素が吸いたいんだろうと思います。




















ところで、川崎の多摩丘陵の一角には、まだタヌキが健在です。曇りで日射しがやわらかだったこの日は、ふたりの子ダヌキをつれて登場しました。


























「タヌキの親子とは、なんともほほえましい!」とのんきなことを言っていられるのはニンゲンくらいのもので、夜中にガサガサと徘徊するタヌキたちの気配にいらつき、生後3週間の子猫をかかえる母猫は、とっとと寝床を変えてしまいました・・・


























ココで終わってしまっては単なる猫じまんになってしまうので、猫草の紹介です。一度小麦を植えて枯れ終わったココ培地に撒いた小麦の種は、ここまで大きくなりました。



























ちなみに、2週間前の同一人物がこちら↓ 

























枯れた猫草(小麦)をひっこぬいて、培地をざっと洗い、小麦の種を撒いただけです。


2014年8月8日金曜日

ひきつづきチヌークホップの収穫とドリップイリゲーション

今年、ホップのリゾームをお分けした方から、うれしいご報告とお写真をいただきました。ホップはとっても育てやすい植物ですが、それでもやっぱり「植物の気持ちになって大切に手をかける方のもとでは、まちがいなくゲンキに育つんだなぁ・・・」と感動いたしました。大事に大事に育ててくださって、本当にありがとうございます。


























さて、昨日の立秋あたりから、うだるような暑さのなかでも、太陽や風の吹き方に「秋」を感じる気がします。暑いことは暑いのですが、7月のような青白くさわやかな陽の光ではなく、黄昏っぽい色味が強くなってきました。

とはいえ、暑いものは暑い! ホップたちは収穫のベストタイミングを伸ばしてはくれません。先日に引きつづき、今回は「チヌーク・ホップ」の収穫をしました。

















チヌークは、さわやかなシトラスのアロマも魅力ですが、とにかく毬花がでかく伸びます。カスケードよりも少しだけ晩生なようで、ワタシの育てているホップの品種の中では、ツルが伸びだすのがイチバンおそい品種でもあります。アロマも強けりゃビターも強い・・・ようで、以前天ぷらにしてみたら、口の中がしびれるほど苦かったです。

























左側から、チヌーク、真ん中の低いのがセンテニアル、一番奥がカスケードです。

























3品種とも、2株づつ植えていますが、カスケードはもっとも繁殖力が強いです。

























スズランのような花のつきかたをしたカスケード。「BRACT」とよばれる包葉の数がすくないので、残念ながらあまり大きくはならない花だと思います。


















秋に収穫をむかえると思われる毛花が、たくさん咲き始めています。


























水やりは、オーガニック肥料BioCannaの培養液をドリップ・イリゲーションでおこなっています。 フラッグとよばれる形状のPCドリッパー(Pressure Compensating Drippers=水圧を調整してくれる機能がついたドリッパー)で、ポタポタと気長に数時間かけて水やりができます。

























20リットルの培養液が、3〜4時間かけてゆっくりゆっくりとドリップされるので、ホースのじゃぶじゃぶ流水みたいに水がムダにならず、環境汚染の原因にもなってしまう窒素の流出の低減にもつながります。


























屋外に最適な、劣化に強くタフなポリ・パイプ13mmをドリップ・ホースに使いました。
水やりしたい範囲をはかり、それに合わせてホースの長さをカットしていきます。


























ドリップ・イリゲーションでは、植物のまわりにスクエア型にドリップ・ホースを設置したいことが多々多々あります。ホースを90°に折り曲げて設置してしまうと水の通り道が細ぉ〜くなってしまうので、2つのホースを「13mmエルボ」継手でつなげ、水をスムーズに流します。ものすごくあたりまえなことですが、継手のサイズは使用するホースの内径に合わせます。


















さて、エルボを使った部分は、↓このように設置できました。


























これまた、ものすごくあたりまえなことで恐縮ですが、ホースは穴があいてます。なのでホースの終わりには「13mmホースエンド」をはめこんで穴を閉じねばなりません。





























最後に、植えてある植物にムラなく水やりできる位置にドリッパーを取りつけていきます。専用パンチでホースに穴を空け、ドリッパーを取りつけました。



















ホースエンドで閉じていない方のドリップホースの一端をリザーバータンク内に置いた循環ポンプにつなげれば、24時間タイマーでポンプ作動をOn/Offにしてオートマチックに水やりできるようになります。

電気を使いたくない場合は、高い場所にアウトドア用の水タンクなどを置いて、タンクの水栓にドリップホースをつなげれば、高低差のおかげで電気なしで水やりができます。これならば、電源がないという場所でもドリップイリゲーションができるので、おススメです。

ちなみに、水タンクなどに雨水などの自然水を溜めてドリップする場合は、砂や葉っぱなどでドリップホースやパーツが詰まりやすくなるので、水栓ちかくのホースにこのようなフィルターを入れ、異物を超しとれるようにします。




文章だけでは、よくわからないと思いますが・・・今日はここまで。

2014年8月6日水曜日

2014年 第一回 カスケードホップの収穫

この季節、ついつい見て見ぬ振りをしがちな、「しなければならない」と「したほうがよい」こと。そのひとつが、Xソ暑さマックスな時期にやってくる「ホップの収穫」です。


いよいよ収穫したくてたまらない大きさへと、ホップが玉のびしていました。



















梅雨をすぎたホップは、かならず茶色く枯れこむものが多くでてくるのですが、今年はそれほど多くありませんでした。

























今年のカスケードホップは、とても大きくなりました。

























地上6メートル付近までのびたホップたちは、一度ネットを窓の高さまで下げて地味に手で摘んでいきました。ツルを切らないので手間はかかりますが、ワンシーズンに何度も収穫することができるホビーガーデニング向きの収穫方法かと思います。

























ラフな手摘み直後です。葉っぱやツル、そしてマルカメムシなどの虫もついた状態です。



























↑から、よぶんなツルと葉っぱ(虫も)地道に取りのぞいていくと、このようにホップ・コーンだけの状態になります。



















今年のホップ栽培につかった肥料と活力剤です。

























コンスタントにBio Flores、Bio Boost、フレバリン、の培養液をドリップ・イリゲーションで水やりして、たまにリン・カリ肥料のPK13/14も加えて与えてました。



























どんな植物でも、開花や着果したあとエネルギー源となるリン酸と、代謝をよくするカリウムが、いつもよりたくさん必要となるので、PK肥料をあげると花や果実が大きく、オイシくなります。
とはいえ、PK肥料をたくさん与えすぎると、肥料バランスがくずれてしまい逆効果なので、適度に与えることが大切なポイントです。











2014年8月1日金曜日

猫草栽培、ココ培地の再利用とゴロゴロカボチャ

今日から8月です。Xソ暑い日がつづきますが、ちまたで次第に夏休みモードが強く漂ってくるこの頃の空気がキライではありません。

連日の暑さにかまけてボ〜ッとしていると、カボチャのまわりで雑草たちがものすごいことになっていたので、シブシブ手でズポズポぬいていくと・・・
「ウワッッッ! バターナッツカボチャが、いつのまにこんなステキなことに!!!」




























あたりまえのようにゴロゴロとカボチャたちが肥大しておりました。まだベストな調理方法を理解できていないバターナッツですが、その一部はまちがいなく出産をおえたばかりの我が家のニャンコのための手作りゴハン具材に活用させていただきます。



















おそらく元飼い主さんのご都合で捨てられてしまい半年ほど放浪していたようです。さっそく不妊手術を、と思いお医者さんに行き診ていただいたところ「もう、妊娠してるよ」と衝撃のヒトコトが。「エエ〜ッ! 」
ちなみに、よくしゃべり、よく子育てをし、育児のあいまには、ブラッシング&マッサージの待遇を受け疲れを癒す、とっても頭の良い子でして、いまではすっかり我が家の宝物です・・・

























先週の木曜日に誕生した子猫たち、今日、はじめて目があきました。無事に出産を終えただけでも感動しましたが、まぁなんとカワイイことでしょう。このコたちには、なにがなんでも幸せになってもらいます。



















出産で右往左往しているまに枯れていた「猫草」。さっそく次の小麦タネを撒きました。




























ひつこくひつこく言っているように、使い終わったココ培地は、茎と大きな根っこを取りのぞいてしまえば、そのまま次の栽培をスタートできます。(3回まで)
↑の枯れた猫草と、目についた根っこをおおざっぱに取りのぞいた後、小麦の種を撒きました。























そのあとは、水、または「キャナザイム」や「ザイム・ザイム」など酵素系活力剤をうすめた培養液でココ培地をざっと洗い流します。

























発芽するまでは、植物の種類にあった発芽条件のもとで管理します。



























この2日後・・・小麦たちが発芽しはじめました。ピートタイプ(細かい)のココ培地は、保水性と保気性がよいのに、すき間がものすごく多いので、このようなズボラな再利用でもゼンゼンOKなのですねぇ〜!!!
再利用しないとモッタイナイ、ということも、ココ培地の大きなメリットでもあります。