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2026年10月21日水曜日

アロカシアの3Lポットへの鉢増し

スクエア・ポットS(0.7L) に植えていたアロカシア・ヴェノムがグングン育ち、根元から新しいシュートがいくつか出てきたので、スクエア・ポットL(3L)に鉢増しをしました。培地はCANNA COCO培地だけを使用しました。CANNA COCO培地には、肥料成分が含まれていないので、水やりには必ずハイドロポニックのベース肥料を希釈した培養液を与えなくてはなりません。



CANNA COCO A/Bベース肥料、またはDutch Formula 3パートベース肥料の培養液のどちらを与えても、しっかり育っています。スクエア・ポットSで管理していた時は、EC値0.8の培養液を与えていてました。

植え替えの時に根の状態を確認したところ画像のようにしっかりと根が増えていたので、スクエア・ポットL(3L)に鉢増し後は、EC値1.2の培養液を毎回与えています。

水やりのタイミングですが、今は根を伸ばしたいので培地の表面が乾いてから排水率20%で培養液を与えています。排水率20%とは、毎回液肥の培養液を与えるファーティゲーションでの基本的な水やりルールです。与えた培養液の20%前後が鉢底から排水されるように培養液量を調節して与えることです。シンプルにポット容量の40%に当たる量(3Lポットなら1.2L)を水やりすれば、排水率を20%ほどにできます。



ポットが大きくなりLEDライトへの距離も10cmほど近づきました。鉢増しから4日後、葉が焼けるなどの障害が出ていないことを確認したので、光強度をさらにやや強めて、トップの葉面でPPFD144µmol/m²/sほどにしました。色調未補正のLEDライトの色はこんな感じです。


見やすい色調に補正してみました。朝一番に観察してみると、葉先から葉つゆが出ていました。葉つゆは、根がしっかり吸水して根圧がかかっている目安です(果菜類は、花や果実がつくと、根が元気でも葉つゆが出ることが少なくなりますが問題ありません)。

2026年4月17日金曜日

ハイドロポニック グロウ・ガイド AIをつくりました。

ハイドロポニック グロウ・ガイド AI

 「ハイドロポニック グロウ・ガイド AI」は、ハイドロポニック栽培に特化したカスタムGPTです。

当店で扱っているメーカー製品の水やり、EC・pH管理、トラブル対応、資材の使い方まで、実際の栽培データとルールをもとに回答します。このAIはWEBなど外部の情報参照に丸投げせず、当店で蓄積してきた情報、データ、技術、知識から作成した資料から回答します。

1mスクエア、1年以内の収穫、ホビーの室内栽培前提でビギナーの「何から始めればいい?」から、上級者の「なぜこの症状が出るのか?」「室温に最適な飽差管理指数」などマニアックな疑問まで対応可能です。また、当店で扱っている資材との相性や使い方も踏まえて案内するため、実際の栽培にそのまま活用できます。

ChatGTPログインのうえ、バージョン : OpenAI o3(有料版) でもっとも精度の高い回答を得られます。

同じチャットで質問をつづけると、それまでの内容に引きずられて回答の精度が落ちることが確認されています。誤回答や不足データを随時チェックして更新していますので、定期的にチャットを新たに開いて質問することをお勧めします。

また、当店にはAIにアクセスしたユーザー情報、質問内容は一切通知されないため保存しておきたい回答は、チャット上でコピペ出力、WordかPDF書式への書き出しクエリをおこない、保存をお勧めいたします。


AIの回答は必ずしも完全ではありません。結果を保証するものではないため、最終判断はご自身の環境に合わせて行ってください。




2026年2月3日火曜日

再循環式ハイドロポニック・システム GEMINIでの管理ポイント

 再循環式ハイドロポニック・システム GEMINI 〜ジェミニ〜 でトマトを栽培しています。

肥料は、ハイドロポニックシステムに最適なDutch Formula を使っています。3パート肥料のDutch Formula は、GROW, BLOOM, MICROの3本で構成されていて、生長期から開花前期はの間は、GROW, BLOOM, MICROの3パートを希釈して培養液を作ります。開花後期は BLOOM, MICROの2パートを希釈して培養液を作ります。

生長段階ごとにGROW, BLOOM, MICROの3本の比率を変えて与えるだけなので、使い方がとてもシンプルでビギナーにとっても簡単です。




Dutch Formula を希釈した培養液を与えると植物はすぐに反応があり、生長が早いのが特徴です。

Dutch Formulaと再循環システムでの培養液の管理

 再循環式ハイドロポニック・システム GEMINI 〜ジェミニ〜  の下段リザーバータンクにDutch Formula を希釈した培養液をセットし、培養液が減ったらDutch Formulaを希釈した培養液を継ぎたします。

培養液のpH値とEC値が大きく外れなくても、1〜2週間に一度は リザーバータンクの培養液をすべて交換します。もしも培養液のEC値が下がっていなくても、それは根から老廃物が排出されているだけで、肥料成分は減っているので必ず定期的に培養液を交換しなくてはなりません。

pH値が上がりやすい生長期は、pH値5.8からスタートし、pH値が下がりやすい開花期は6.0〜6.2からスタートさせます。培養液のpH値は定期的にチェックして必要に応じて調整しますが、培養液を交換する1〜2週間の間のpH調整は、多くても3回までにしてください。

リザーバータンクの培養液を新しく入れ替え リセットすることで、多くの生長トラブルリスクを防ぐことができます。

培養液の温度 :  培養液の水温は、18℃~ 22℃が最適です。培養液の水温が上昇するほど肥料濃度も上がり酸素が欠乏しやすくなります。夏は培養液の水温を25℃以下に保つか、肥料濃度を控えめにします。冬に水温または培地内の温度が15℃以下になると、根がダメージを受け生長が遅くなります。

栽培環境 : 温度や湿度、光の強さが最適値から外れると生長トラブルが発生しやすくなります。環境温度が15℃以下または30℃以上、環境湿度が40% 以下または80% 以上になると病害虫の発生や生長トラブルが発生しやすくなります。最適な湿度は生長段階と室温によって変わります。




CANNA FLUSHでクレイ・ペブルスに集積した残留肥料成分をフラッシングする。

培養液を循環すると、肥料の残留ミネラルがクレイ・ペブルスの表面に残って白く析出します。
白く析出した肥料塩類が根に触れると、生長障害などの原因になります。
定期的に クレイ・ペブルスのフラッシングをします。培地に残留肥料が目立つようになったら、培養液を交換するときにCANNA FLUSHの希釈液でフラッシングすることをおすすめします。




最後に再循環式ハイドロポニック・システムでの管理方法のポイントまとめです。


  1. 1m以上の丈に育つ野菜の栽培では、培養液は一株につき最低でも5Lは必要で、一株につき10L〜20LあるとGoodです。培養液が少なすぎると、植物が肥料不足になります。


  2. 同じ培養液をくりかえし使用する再循環式システムなので、培地は、問答無用で、クレイ・ペブルスの大粒を使用します。 培地の使用量が多いほど、ドリップ回数を少なくすることができ、根の広い面積で空気を豊富に保つことができるので、このシステムのメリットが引き出されます。 


  3. 栽培開始から3〜4週間ごろは、苗のコンディションとグロワーのクセで、問題が起こりやすくなってくる時期です。クレイ・ペブルス培地の表面に肥料が白く結晶化しはじめたら、それは肥料を濃く与えすぎているサインです。 ドリップ部分が詰まりやすくなってもいるので、水か、CANNA Flashなどをシステム全体に回してクリーンにしたあとで、肥料濃度をうすめにして培養液の管理をしましょう。


  4. このシステムで、もっとも大切なポイント、ドリップ回数とドリップ時間、つまり循環ポンプを動かす回数と時間ですが、ドリップする分数と回数を最低限にとどめることが、このシステムの最大のポイントです。


  5. 苗が小さな頃は昼間に1日一回、ほんの数分だけ(培地がすっかり湿る程度の分数)、苗が大きくなるにつれてドリップ回数を増やしていきますが、基本的には、昼間の時間帯(ランプ点灯時間帯)に、1日4回だけ3分間だけのドリップで十分です。


  6. 下段のリザーバータンクに根が届くようになったら、リザーバータンクをエアレーションすることもあります。 エアレーションは培養液のpH値を上げるので、交換した翌日は、必ずpH値をチェックしてください。


  7. 培養液は、7日〜14 日に一度、必ずすべて交換してください。交換する日以外でも、培養液の量がMax時から25%〜50%減ったら、Max時の量になるまで培養液を継ぎ足します。 真夏に水分だけ蒸発してEC値が上がってしまう時は、水だけを継ぎ足します。


  8. スタンドアローンタイプのハイドロポニック・システムで頭が痛いのが、真冬の水温管理です。 真冬はサーモヒーターで培養液を温めることが有効ですが、スタントーアローンタイプは、ヒーターが根にダイレクトに触れて傷んでしまうことがあるので、爬虫類用の加温ヒートマットをシステムの下に敷くことがおすすめです。または、以前紹介した連結方法で、外部にリザーバータンク用バケツを設置して、そちらで加温したりpHやECをメンテナンスしたり、ということができます。


  9. 冬に室温を温められない時は、夜間にも、ヒーターや加温マットなどであたためた培養液を1時間に一度数分だけドリップさせて、根と培地をあたためます。このままだと根が酸欠気味になってしまうので、夜明け(ランプ点灯時)から4時間くらい、ドリップを止めて根に酸素を吸収させる工夫が必要です。


ついつい色々やりたくなりますが、栽培管理はポイントを抑えてシンプルかつミニマムにすることが成功の秘訣だと思います。





ミニマムでかっこいいブラスバンドの5年後・・・




2025年11月10日月曜日

再循環式ハイドロポニック・システム「Gemini」に幼苗を植えるステップ



  1. 再循環式ハイドロポニック・システム GEMINI をざっと洗い流します。ホコリなどの汚れは台所の中性洗剤が便利です。GEMINIで使用する培地は、 CANNA AQUAクレイ・ペブルス(ハイドロボール)がベリーベストです。

    再循環式ハイドロポニック・システム GEMINIは内底をセットして使う場合はCANNA AQUAクレイ・ペブルスが10L、内底を使用しない場合はCANNA AQUAクレイ・ペブルスを18L使用します。

    C
    ANNA AQUAクレイ・ペブルス
    の使用量が多いほど、システム本体が重くなりますが培養液のドリップ回数が少なくてすみます。培養液のpHとEC変動を押さえられ、植物の生長も早くなります。栽培システムのサイズにもよりますが、 GEMINIなど一株用の栽培システムで夏野菜など大きく育つ植物にはクレイ・ペブルス15L〜20Lが最適です。


    CANNA AQUAクレイ・ペブルス使用前の重要な前準備
    「プレ・ソーキングとフラッシング」

    初めて使うCANNA AQUAクレイ・ペブルスは、水が透明になりある程度、砂じんがなくなるまで水道水でジャージャーと洗い流します。大きな洗濯ネットに入れると洗いやすいです。
    クレイ・ペブルスは不活性ですが、洗い流した後にpH5.0〜6.0の弱酸性に調整した水に一晩浸すソーキングをしておくと、培養液のpH値の上昇をふせげます。
    再循環式ハイドロポニック・システム は、一日に最多でも5回、一回につき10分以内しか循環ポンプを作動させないので、DWCハイドロポニック・システムと比較すると培養液の水温、EC、pHが変化しにくく培養液の管理がラクなのですが、クレイ・ペブルスはその原料から水に浸るとアルカリ成分が溶け出すので弱酸性に浸すプレ・ソーキングが必要です。

    再利用の CANNA AQUAクレイ・ペブルスは、弱酸性水にソーキングする必要はありませんが、残留塩類を取り除くためにCANNA FLUSHの希釈液でフラッシングしておくと安心です。CANNA FLUSH 40ml : 水10Lの割合でうすめた希釈液に、再利用のクレイ・ペブルス培地全体を24時間すっぽり浸し、翌日に希釈液と同量の水道水でよく洗い流せばOKです。





  2. 再循環式ハイドロポニック・システム GEMINI のプランターに CANNA AQUAクレイ・ペブルスをしき詰めたら、中央にロックウール・ポットが入る程度のくぼみをつくります。






  3. 根の活着をよくするために、ロックウール・ポットを包んであるビニールをはがしてから中央にセットします。




  4.  ロックウール・ポット全体をCANNA AQUAクレイ・ペブルスで隠すように覆います。







  5.  GEMINIに培養液をセットします。再循環式ハイドロポニック・システム 専用に開発された 生長期専用のCANNA AQUA VEGA液体肥料 または 生長から開花までOKのDutch Formula 3パート液体肥料が、確実で、簡単で失敗がなくおすすめです。






    つぎに、
    再循環式ハイドロポニック・システム での栽培管理で、とても重要な設定となる培養液をドリップする時間と回数をセットします。




再循環式ハイドロポニック・システム GEMINI に植えてから根が十分に伸びるまでの1〜2週間は、光が当たっている昼間の時間帯に、1日に1回10分程度ドリップ・タイム(循環ポンプを作動させて培養液を流す)をおこないます。これで十分です。

根がまだプランター全体に張り広がっていない幼苗の段階では、ドライ・タイム(培養液がドリップされていない時間)に根がさかんに生長します。苗が大きく生長するのにあわせてドリップ・タイムの回数を段階的に増やしていきます。

デジタル・タイマーで循環ポンプを作動させれば、培養液をドリップさせる「ドリップ・タイム」と培養液をドリップさせない「ドライ・タイム」のコントロールが簡単です。

再循環ハイドロポニック・システムについてさらに詳しく説明した記事はこちらです。
季節にあわせて選ぶ、使う。ハイドロポニック・システムその3 再循環式ドリップシステム







2025年3月19日水曜日

循環式ハイドロポニック・システム GEMINI開花期の管理

 前回の、CANNA ROOTPLUGS→ロックウールポット→循環ハイドロ・システムに植えるステップでは、ロックウール・ポットから発根した挿木苗を再循環式ハイドロポニック・システムGEMINIに植えたわけですが、GEMINIに定植したあとは根を伸ばすために培養液をドリップするフロウ・タイムは1日一回だけで管理します。

生長期(苗が小さく花芽が出てくるまで)のフロウ・タイムは、1日1〜2回 (循環ポンプを動かす分数は、ポンプの吐水量、培地の量、根のコンディションによりますが、だいたい10分)光が当たっている昼間におこないます。夜間はおこないません。

その後、根が伸びるにつれて培養液を吸収する量が増えると、クレイ・ペブルス培地の乾きが早くなるので、培地がカラカラに乾く前に培養液がドリップできるように、フロウ・タイムの間隔や回数を増やしていきます。 再循環式ハイドロポニック・システムで、もっとも大切なポイントとなるドリップ回数とドリップ時間、つまり循環ポンプを動かす回数と時間ですが、ドリップする分数と回数を最低限にとどめることが、このシステムの最大のポイントです。


同じく培養液を再循環させるNFTシステムとよばれる薄膜式ハイドロポニックシステムの場合は、培地を使わず根がダイレクトに培養液に触れているので、1日24時間ずっとポンプを作動させないと、苗がすぐに萎れてしまいますが、再循環式ハイドロポニック・システムは、クレイ・ペブルス培地の使用量が多く保水時間が長いので、培地がすっかり乾く前に培養液をドリップする、という管理をします。循環式システムの概要、使い方について詳しくはこちら


 さて、再循環式ハイドロポニック・システムGEMINIに定植したトマトの挿木苗には一段目の花がついたので、開花期の管理に変わります。



再循環式ハイドロポニック・システムでは、乾きつつあるクレイ・ペブルスに根がたくさん張ります。このように、根がさかんに伸びるのはクレイ・ペブルスがほどよく乾いている間なので、培養液をドリップする時間と回数は最低限にしたほうがいいのです。



開花期移行のサインと培養液

花芽が出てきたら開花期の培養液に変えます。または、生長期用の培養液を与えた翌日にpH値が下がるようになったら開花期に移ったサインです。

2パート肥料 CANNA AQUA の場合

生長期用の液体肥料CANNA Aqua Vega から 開花期用の液体肥料CANNA Aqua Flores に変えます。2パートの液体肥料 CANNA Aqua Flores A/B各パート=1:1の割合で水で希釈します。10cc以下の少量だけ必要な場合は、Aパートか、Bパートのどちらかが多くなると肥料バランスが崩れてしまうので、小さな計量カップかスポイトを使うのがおオススメです。




3パート肥料 Dutch Formula の場合

3パート液体肥料 Dutch Formulaは、各パートの分量を調整するとすべての生長段階に対応できます。

水道水 1リットルに対して




どちらの肥料も、品質が非常に高いうえに使いやすく失敗が少ないのでオススメですが、CANNA AQUAは、培養液のpH値が外れにくい肥料比率で、非常に吸収性が高い原材料を使用し、手間なく生長が早いのが特徴で、Dutch Formulaは3本だけで全てのライフサイクルをカバーできシンプルで、ココ培地やソイル栽培にも使える汎用性の高さがあります。

2025年2月28日金曜日

CANNA ROOTPLUGS→ロックウールポット→循環ハイドロ・システムに植えるステップ

 前回は、CANNA ルートプラグで発根させたトマトの挿し木苗をロックウール・ポットに植えました。
ロックウール・ポットに挿し木苗を植えた前回の様子 



前回、CANNA ルートプラグで発根させたトマトの挿し木苗をロックウール・ポットに植えましたが、今回はロックウール・ポットの底から根が伸びだしたので 循環式ハイドロポニック・システム GEMINI に定植するステップにすすみます。




  1. まずは前準備です。

    循環式ハイドロポニック・システム GEMINI にセットする培地 Aqua クレイペブルス (内底あり=10L 内底なし=18L)を水で洗い流します。洗濯ネットに入れて水道水で洗い流すとあつかいが楽です。目安はある程度水が透明になるまでです。

    初めて使うAqua クレイペブルス やハイドロトンなどもロックウールと同じく、プレ・ソーキングが必要です。その方法はこちら

    たのしく復習!? “The Basics of Hydroponics〜 培地編 その2

    再利用のAqua クレイペブルス を使う場合は、ハイドロ・システムにセットした状態で、CANNA FLUSHの希釈液でフラッシングすることもできます。CANNA FLUSH 40ml : 水10Lの割合の希釈液に培地を24時間浸し、翌日に希釈液と同量の水道水でよく洗い流せばOKです。

    ただ、基本的に循環式ハイドロポニック・システムは、根っこと培養液が接する時間が少なく、AerosをはじめとしたDWCシステムほど培養液のpHやECが大きく変動しないので、あまり神経質にならなくて良いシステムです。


  2. ハイドロ・システム専用の液体肥料CANNA Aqua Vega やDutch Formula の培養液を用意します。





  3. ロックウール・ポットを包んでいるビニールを剥がし、Aqua クレイペブルス の中央にロックウール・ポット全体がすっぽりと入る程度にくぼみをつくります。




  4.   ロックウールをセットできたら、Aqua クレイペブルス を戻して、かぶせます。








  5. 培養液をドリップする時間をセットします。
    循環式ハイドロポニック・システムでは、循環ポンプをONにして培養液をドリップさせる時間をフロウ・タイム、循環ポンプがOFFになり培養液がドリップしていない時間をドライ・タイム、などとよびます。

    循環式ハイドロポニック・システム GEMINI に植えたあと、根が十分に伸びるまでは1日に1回(10分程度)フロウ・タイムを昼間におこないます。これで十分です。まだ根が発達していない苗は、ドライ・タイム(培養液がドリップされていない時間)に根が生長します。苗が大きく生長するにつれてフロウ・タイム回数を増やします。

    デジタル・タイマーで循環ポンプを作動させれば、培養液をドリップさせる「フロウ・タイム」と培養液をドリップさせない「ドライ・タイム」のコントロールが簡単です。


循環式ハイドロポニック・システムの概要や使い方につしてさらに詳しくは、こちら:


2025年2月19日水曜日

CANNA ROOTPLUGSは ロックウールポットへの定植も簡単!

CANNAルート・プラグで発根させたトマトの挿し木をロックウール・ポットに定植するステップを紹介します。

エアロス(DWC)や、ジェミニ(再循環式)など既製品をはじめ、フラッド&ドレイン・システムなどDIYハイドロポニック・システムでの栽培のスタートにも最適です。 また、挿し木の段階で発根する根が多ければ多いほど早く大きく生長するので、結果的にたくさん収穫できる苗に育つだけでなく、時間とコストを節約できます。なので、一本でも根が多く出る挿し木培地を選ぶことは、ものすごく重要なのです。


CANNAルート・プラグのサイズはロックウールポットGrodan DELTA 6.5G のホールにピッタリサイズでなので移植した時に活着がスムーズです。



ロックウールに挿し木苗を定植する場合、その1日前に前準備がはじまるのでバックリとした手順を紹介します。

  1. すべてのロックウールはアルカリ性なので、使う前にプレ・ソーキングが必要です。もしそのまま使うと、とくにDWCシステムで培養液のpH値が上がりすぎてクヨクヨ悩むことになります。悩みやトラブルを防ぐためにも、使用する1日前にロックウールを水道水で洗い流してからpH5.5に調整した水に一晩浸しておきます。さらに詳しい情報はこちら

  2. ロックウール・ポットのプレ・ソーキングをすませて成分調整ができた翌日以降、まず培養液を用意します。CANNA Start(幼苗専用肥料)とCANNA Rhizotonic(根の有機活力剤)を希釈した培養液をロックウール・ポット全体にいきわたらせます。

  3. あらかじめ CANNAルート・プラグで発根したトマトの挿し木苗を差し込みました。

  4. 定植直後の挿し木苗はかならず弱光、湿度高めの環境で管理し、翌日に葉がピンとして元気であれば幼苗期間に適した光の強さで管理します。


数日後、CANNAルート・プラグからロックウール・ポットに根が伸び出して無事活着しました。



ロックウール・ポットの表面に根が張っていることが確認できます。


ロックウール・ポットの底からも、根がしっかりと伸び出しています。



CANNAルート・プラグは、不活性な無機培地であるロックウールとも相性がよく、今回のようにロックウール・ポットに定植した後にすばやく活着し、根の生長が早いうえに扱いやすくカンタンなステップですみます。

ロックウール・ポットの苗をハイドロポニック・システムで育てていく場合、ハイドロ・システム専用に開発された肥料CANNA Aqua Vega やDutch Formula がおすすめです。















2024年12月24日火曜日

Advanced CalMagがあれば、Dutch FormulaでのCOCO栽培がワンランクアップ

3本で全ての生長サイクルをカバーできる3パート肥料のDutch Formulaは、高濃縮でリーズナブルなうえ、失敗が少ないビギナーフレンドリーなベース肥料です。

Dutch Formulaは、DWCシステムや再循環システムなどのハイドロポニック・システム栽培に最適ですが、CANNA COCO培地栽培でも使う場合は、Advanced CalMagをプラスすると、植物がより元気に生長します。


ココ培地は一般的に、水やロックウールなどのハイドロポニック培地よりもカルシウムとマグネシウムが欠乏しやすいため、Dutch Formulaとカル・マグ活力剤 Advanced CalMagを一緒に与えると、植物は肥料をバランスよく吸収できるよりになるので、丈夫ですばやく生長するだけでなく、寒い時期に発生しやすいLEDの強いスポット光による葉緑素のダメージやカルシウム欠乏症を防ぎ、葉の細胞壁が厚くなるのでウドンコ病やハダニなどへの耐病性が高まります。



とはいえ「過ぎたるは、及ばざるがごとし」と言われるようにハイドロポニック・ビギナーが起こしやすい生長トラブルの原因の多くが「やりすぎ、与えすぎ」です。Advanced CalMagのベストな使用量は、使用する水の硬度で変わります。ということで使用している水道水のEC値を測定してみると 0.17(mS/cm) でした。


日本各地で水道水のEC値は変わります。お住まいの水道局でデータを確認するか、ECメーターで測ることをお勧めします。


EC値0.17の水道水1LにAdvanced CalMag を0.5ml (2,000倍希釈)を加えたところ、EC値が 0.42 に上昇して「ノーマルウォーター」のEC値にすることができました。


硬度や水質に大きなバラツキがある欧米では、ほとんどの肥料が「ノーマルウォーター」での使用を前提として製造されています。「ノーマルウォーター」とはEC値0.4~0.5の水のことで、そのEC値にあわせて各肥料成分が配合されます。

日本の水道水はEC値が平均で0.2前後の超軟水なので、Advanced CalMag 0.5ml (2,000倍希釈)加えると「ノーマルウォーター」にできます。


もちろん肥料メーカーによっては、製品を硬水専用、軟水専用に作り分けてくれていることもありますが、地質、地形、降水量など多くの要因で地域ごとに水質がまるでかわるため、昨今ではRO逆浸透膜フィルターでEC値をゼロにしたRO水を使うユーザーが増加しました。RO水とLED栽培が要因で、植物にカル・マグ欠乏症が出るケースが激増したことからAdvanced CalMag をはじめとしたカル・マグ活力剤のニーズが高まりました。


つぎに、EC値0.17の水道水1LにAdvanced CalMag を1ml (1,000倍希釈)を加えてみました。するとEC値は0.65 になりました。

ということで、Advanced CalMag の適量ですが、使用する水道水のEC値が0.2前後でしたら2,000倍希釈がおすすめ、

冬の低温環境でのLED栽培、粗悪なココ培地を使っている、などの要因で植物にカルマグ欠乏症がでてしまったときなど、とくにカルシウムとマグネシウムを多めに与えたい特別な理由がある時はAdvanced CalMag 1,000倍希釈がおすすめです。