が、秋分の日をさかいに、やっとのことで秋らしい涼しさがやってきました。
昨日の寒々しい雨のおかげで、通気性バツグン構造のポットからは、キノコが登場してました。
ホントに暑かった今年の夏ですが、去年の冬に芽生えたウバタマ多肉は、目に見えてスクスクとサイズアップしました。
いまさらですが、多肉ってのは光や肥料よりも、35℃くらいの温度がイチバンの生長促進条件なんですね〜。
←は、今年のはじめのころの同一人物です。
水をやっただけで、しょっちゅう土から引っこ抜けていた、なんとも頼りない頃のウバです。
さて、夜間の温度も25℃を下回ってくるようになったので、いよいよ今年の秋冬イチゴたちとトマトたちの室内補光栽培をスタートさせました。
イチゴもまだ花を咲かせてないし、トマトはほぼフタバ段階だし、なにより昼間の室内温度はまだ余裕で28℃以上になってくれるので、まだまだ蛍光灯グロウランプで2万ルクス程度の光量で十分かとおもってます。
「 強い光がたくさん当たれば当たるほど、光合成をイッパイして、早く大きくなって、たくさん花を咲かせて、たくさんおいしい果実が穫れる・・・」
というわけにはいかないのが「光合成運動」の複雑怪奇な部分かと思います。植物それぞれ最適な光量や温度、湿度etcありますが、ほとんどの植物は、気温がだいたい30℃以上になってくると、光が強すぎると逆にストレスになってくるんだそうです。
それは光合成してデンプンを作るにもエネルギーを消耗するし、酸素呼吸するのにもエネルギーを消耗するし、光合成に必要な酵素も温度が高すぎると夏バテして働かなくなっちゃうし、温度があがって湿度が低くなるとやっぱり光合成をストップしてお昼寝をはじめちゃうし・・・などなど一口では言い切れないさまざまざまな要因で、夏場の強光はNGダッタリします。(最低限の日当りは、もちろんゼッタイに必要です。)
ワタシ的には、分かったようで、まるで理解できてない「光合成とは?」くわしく知りたい方は、こちらの本がおすすめです。( 答えがますます遠くなるかもしれませんが、正解を知ることができます。)
http://www.amazon.co.jp/光合成とはなにか―生命システムを支える力-ブルーバックス-園池-公毅/dp/4062576120
ちなみに、ココ培地に植えかえた「あかねっ娘」です。
イチゴについては、もう新しい品種を育てることはやめました。そのほうが、昨年の失敗をふまえて育てることができるかなと思ったからです。
なんにせよイチゴ栽培、奥が深過ぎです・・・
ココ培地の表面がだいぶ乾いてきました。手でもちあげると軽くなってます。でもまだ水やりはガマンします!
乾いたココ培地を軽く指でほじってみると、表土から1cmほど下は、まだ湿っています。このイチゴは、まだ植えかえたばかりで、ポットいっぱいには根っこはまだ張っていません、おそらくポットの底の方はまだタッッップリと湿っています。
ポットの底まで根っこが届いてない時期は、いくら培土の表土が乾いても、1〜2日ほど水やりをしないでおきます。そうすれば根っこが水を求めてポットの底の方まで伸びていきます。(植えかえた後の、はじめての水やりは葉っぱがすこ〜しだけクタッとしおれた時がベストなタイミングかと思います。)
しかし、これから大きく育って花が咲いて実がつく頃には、根っこはもうポット全体に張っていきます。この時は、表土が乾いてポットが軽くなったら、ドンドン水やり(培養液)してOKなのですが、低温障害や肥料やけなどを起こして、根っこのゲンキがなくなったときは、新しい根っこをのばしてあげねばならないので、培土を乾かし気味にしてあげる必要があります。
プラントに、ちっちゃい虫やカビ病などが出てしまったときも、ココ培地やポッティング・ミックス培土を乾かし気味にして、根っこの勢いを取り戻してあげるとGoodかと思います。
さて、今年のトマトたちです・・・