2014年9月19日金曜日

プロパゲーター活用「葉ざしの季節」

「絵や写真もいいけど、壁に飾れる植物があったらいいな・・・」というおヒトは、タクサンいらっさるようで多肉植物やセダムをつかった「succulent wall garden」というものがポピュラーになっています。



























問題は、「チリも積もればヤマとなる、ご予算!」です。小さな多肉の方がやりやすいのでお値段はお手ごろですが、何十個もGETしてニギニギしく多肉を植えこもうとすれば、なかなかよいお値段になってしまいます。
そ・こ・で・・・「ならば、自分で増やしてみよう!」ということで多肉植物を「葉ざし」でクローニングしてみることにしました!!!


抗酸化作用が大きな食べられる多肉植物・・・うっかり食べずにいたら、新芽があふれんばかりになってしまいました。
葉っぱを切り離し、葉ざしにしていきます。



























市販のセルトレイにココ培地をタップリとしきつめ、そこに葉ざししていきます。ココ培地は水や活力剤の培養液で湿らせてから、セルトレイに敷きつめた方が、底穴からこぼれにくくなり扱いやすくなると思います。
プロパゲーターにセルトレイをセットしてから、葉を挿していきました。

挿した葉がぐらぐらして切り口に空気が入り込まないよう、指で培地を軽く押さえて固定するとGoodです。葉を挿し終わったら、最後にスプレーで水やりをして、ココ培地の表面を落ち着かせました。プロパゲータートレイに水が溜まっていると、空気が少なくなり雑菌が入りやすくなるので、トレイの水はしっかり排水しておきました。


今回は、ついでにお気に入りの多肉植物やバニラも葉ざししてみました。


















今ごろの季節は、22℃前後をカンタンにキープできるので、挿し木や葉ざしなどで植物を増やしやすい季節です。

あとは、弱い光があたる場所で、湿度を高めに保つだけです。挿し木や葉ざしなどのクローニングでは、湿度を80%〜85%ほどと高く保ちますが、毎日カバーを外して空気を入れかえなくてはなりません。
プロパゲーターのカバーをかぶせて保湿をします。多肉は葉っぱに水分をたっぷりと含んでいるので、葉ざしだけでなく、子株をそっくり切り取って挿す「子株分け」でも増やしやすい植物です。
















「葉ざし」は、多肉植物だけでなく、トマトやサツマイモなどでも、よく使われるクローニング方法だそうです。